五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 「お気に入り」4コマ漫画 1巻作品いろいろ

2014年11月15日 | ◆「お気に入り」  4コマ漫画

以前書きましたように、ブログ記事の縮小を考えております。

そこで、「お気に入り」に関しても、今まで通りには書けなくなるかもしれず、

具体的には作品数が少なくなってしまう可能性があります。(予定は未定ですが)

ご容赦いただければ幸いです。

 

 

 

『水瀬まりんの航海日誌』1巻 (フクハラマサヤ 先生)

 Minase_marins_logbook_01 Minase_marins_logbook_01_p039

 異世界で、軍艦生活を送る少女の物語。

 ごく普通の女子高生・水瀬まりん。

 彼女が迷い込んだ世界「海球」は、海の世界で、移動手段は船が主。

 まりんは、彼女を助けた艦艇「陽炎」にいた4人の少女たちと共に、旅を続けることに・・・

 

 といったお話なわけですが、まりんたち少女の個性はもちろんのこと、

 「船」「軍艦」といった海の世界を感じさせる要素も、大きな面白味となっています。

 まりん以外の少女たちに、軍艦関連の名前がついているのも、

 知らなくとも問題ありませんが、知っていれば一層楽しめるポイントでしょうね。

 また、まりんが乗りこむ「陽炎」は、かつての大戦時、日本海軍が使っていた艦であり、

 作中には「陽炎」以外にも有名な艦が登場して、ミリタリ要素好きの心をつかみます。

 

 そして、まりんが普通の女子高生なら、「陽炎」に乗っているのは、普通の少女ではない?

 雪風舞(艦長)は、“遭難”したまりんを温かく迎え入れてくれた優しい少女。

 大村時雨(副艦長)は、沈着冷静な頼れるお姉さん・・・ ですが、1つだけ欠点が・・・

 霧島由花(砲雷長)は、武器に通じた少女で頼もしいものの、鼻血流すほどの百合好き。

 山城あおば(機関長)は、小柄で天真爛漫、機械のことならお任せのエキスパート。

 といった特殊な面々ですが、中身は普通の少女といえるほど、

 まりんさんと打ちとける様子が楽しいですね。

 

 「軍艦」が出てくるので、殺伐としたイメージがあるかもしれませんが、

 こうした少女たちの華やかさも、また本作の魅力となっていて、

 むしろ「軍艦」+「少女」という味わいが、これまた格別だったりするから面白いものです。

 はたして、まりんは元の世界へ帰ることができるのか?

 その方法をさがすべく、海をゆく4コマ物語・・・ 今後も注目です!

 

 

 

『先生ロックオン!』1巻 (神堂あらし 先生)

 Lock_on_the_teacher_01 Lock_on_the_teacher_01_p013

 「 先生と元教え子、年の差恋愛進行中!」 (オビ文より)

 門倉京子さん(33)は、現役の小学校教師。

 大和一樹くん(20)は、元教え子の大学生。

 そんな年の差13歳の2人が、お付き合いすることになって・・・ というお話。

 

 小学生の頃から、先生にぞっこんだった一樹くん。

 もちろん、京子さんの方は、彼のことを生徒としか見ていなかったものの、

 10年後に再会し、交際を申し込まれたことから、お付き合いすることに!

 けれど、33歳で独身だった京子さんは、恋愛に関してはまるで初心者なため、

 ストレートに愛情表現をぶつけてくる一樹くんに対して、今一つ素直になりきれない、

 そんな姿が可愛らしかったりするわけです。

 

 また京子さんは、たまに「先生」の顔を見せることがあって、

 そのときは毅然とした態度で接する所が、頼もしくも可笑しかったり、

 一樹くんからの好意への、初々しい反応との対比で、楽しませてくれますね。

 また、一樹くんの方は年の差をまったく気にしていないのに、

 京子さんの方は気にしまくりで、そんな2人の意識のギャップも面白味になっています。

 

 33歳という年齢ながら、「可愛い」と感じさせる魅力をもつ京子さん。

 その個性を軸に展開する、年の差カップルコメディ4コマ。

 面白おかしく描かれつつも、誠実で真面目な内面が、

 しっかりとしたお付き合いを感じさせてくれるのも、また美点でしょう。

 などなど、2人の交際の行方、今後も楽しみです!

 

 

 

『私設花野女子怪館』1巻 (ももせたまみ 先生)

 Shisetsu_hanano_jyoshikaikan_01  Shisetsu_hanano_jyoshikaikan_01_p_2

 妖怪少女が盛りだくさんの4コマ作品!

 花野みずきさん、高校1年生。

 彼女自身は人間ですが、祖母が河童で、2人して寮を切り盛り。

 ところがその寮、じつは妖怪選女子専門で、そこには様々な妖怪が!?

 

 といった感じに、「少女」と「妖怪」という要素の組み合わせが面白味の基本・・・

 ではあるのですが、そこはさすが、ももせたまみ先生ということで、

 可愛い(?)下ネタがてんこ盛りなものだから、より一層楽しめちゃう作品になっています。

 みずきさんの祖母はカッパ系で、祖母と言いつつも外見は若く、

 さらに体つきがグラマラスで、“エロガッパ”な雰囲気をむんむん漂わせていて面白い!

 

 また、みずきさんの友達である長井さんはろくろ首系、天野さんはあまのじゃく系と、

 それぞれ個性的な妖怪の特徴をもった少女たちも登場して、

 キャラクターのバリエーションに富んだ面白味を感じさせてくれますね。

 それに加えて、人間であるみずきさんも、カッパの祖母と相撲をとっていたためか、

 感情が高ぶると、四股を踏みたがるクセがあって、そのあたりも愉快だったりします。

 

 他にも、犬だと思いきや、イヌガミ系の妖怪であるわこちゃんや、

 オバリヨンに雪女と、多くの妖怪さんが登場して、お話を盛り上げてくれるのが楽しいです。

 妖怪、たとえば「ろくろ首」であれば、ときめいたりすると首が伸びたり、

 「あまのじゃく」であれば、言いたいこととは逆の言葉が出てきたりなど、

 そうした特徴が少女の個性と合わさって、さらに「萌え」や「下ネタ」まで加わるという面白さ。

 まったり穏やかな雰囲気が嘘のように、笑いを誘う4コマ作品になっています。

 

 

コメント

◆ 「お気に入り」4コマ漫画 1巻作品いろいろ(続)

2014年09月15日 | ◆「お気に入り」  4コマ漫画

「お気に入り」4コマ漫画の1巻作品つづきです。

『MEDIGIRL』については、だいぶ遅れての紹介となりましたけど、

9月17日に2巻が出るという事で、このタイミングに。

他にも、紹介しきれなかった作品が色々あるのですよね・・・

 

 

 

『アリノス☆ワンダーランド』1巻 (枕辺しょーま 先生)

 Arinosu_wonder_land_01 Arinosu_wonder_land_01_p020

 【試し読み可】 「アリの巣の奥に、彼女と彼女。」 (オビ文より)

 予備校生・ルリと、大学生・みか。

 ルリは家事手伝いとして、みかの部屋にルームシェアしているものの、ぐーたらしてばかり。

 でも、かつてのルリは活発で、そんな彼女にみかは憧れていたのですが・・・・・・

 

 そんな2人の共同生活4コマ物語。

 子供の頃のみかさんは、ルリさんのことを「結婚する」なんて言っていたくらい大好きで、

 そうした関係から、百合風味を感じられるところも、魅力となっている作品ですね。

 一緒に暮らす2人の仲良しっぷり、「彼女と彼女」の親密なやりとりが、

 コメディ調だったり、百合な雰囲気だったりで、楽しさを感じさせます。

 

 昔は、2人の立場が逆で、ルリさんがみかさんを引っ張っていたものの、

 いつの間にやら、ぐーたらなルリさんを、みかさんが世話するように。

 みかさんは昔のようなルリさんに戻ってほしいと願っていますが、

 時折スイッチが入ると、テキパキし始めるルリさんの「働きアリ」な活躍ぶりなども、

 なかなか面白味となっていますね。

 

 また、隣の部屋に住む高見さんが、ことあるごとに2人の関係を勘ぐって(間違ってない?)、

 百合妄想してしまうあたりも愉快ですし、この高見さんと親友・仲間さんの関係も、

 これまた親密っぽくて、ダブル百合を楽しめてしまったりも?

 などなど、全体的に百合ペアな空気が漂うコメディ4コマ。

 この1巻で、物語に一区切りついてますので、満足度も高い作品かと思います!

 

 

 

『兄がライバル!』1巻 (原作:かさまひろゆき 先生/漫画:宮月もそこ 先生)

 Ani_ga_raibaru_01 Ani_ga_raibaru_01_p011

 【特設サイト】 兄が「男の娘」な4コマ作品。

 鈴木真琴さんは、共学の高校に通う1年生。

 そしてその姉・晶さんは、名門女子高に通う高校2年生・・・なのですが、

 じつは彼女、本当は「兄」で、性別を隠しながら学校生活を送っているというから驚き。

 そんな「兄」が、真琴さんの“恋のライバル”になってしまい・・・ というお話です。

 

 真琴さんの同級生で、想い人の司くん。

 晶さんまで彼のことを好きになってしまって、ライバル関係に?

 とはいえ、基本は仲良しな2人、司くんをはさむ場面以外では、

 仲睦まじい“姉妹”なので、そんな様子が楽しかったりします。

 

 ただし、「姉」は「兄」なので、そのあたりの性差ネタも面白味。

 晶さんが女子トイレで用を足した後、便座を上げたままにしてしまうのは、

 “彼女”の「男」の面が出ている証で、外見は美少女なのに「男」を感じさせますし、

 それでいて普段は女子力が高かったりするから、可笑しなもの。

 また、真琴さんと一緒にお風呂に入ろうとしたり、遠慮なく胸を触ったりと、

 ナチュラルに“女子”としてふるまうのも、セクハラめいていてヤバいです。

 

 そして、晶さんの性別の秘密を知っている親友・樋口翠さんや、

 晶さんが「男」だった頃しか知らない幼馴染・利賀朱音さんなども登場し、

 “彼女”をめぐる恋模様についても気になる展開があるなど、様々な面白味のある作品。

 基本は4コマ漫画ですが、ストーリーパートも含まれていて、両方楽しめるのも良い点です。

 じつは本作品、まんがライフオリジナルでゲスト掲載されていたのですが、

 連載にはならなかったのですよね・・・ それがウェブ連載を経てコミックス化するとは。

 それだけ力のある作品ということですので、注目です!

 

 

 

『さんきゃくイーゼル』1巻 (永井道紀 先生)

 Tripod_easel_01 Tripod_easel_01_p015_2

 ちょっと?可笑しな美術部を描いた4コマ作品。

 小鳥遊ひなこさんは、人物画が“ちょっと”苦手な普通の女の子。

 彼女の所属する美術部には、才能はあるけど奇行の目立つ部長さんや、

 美術は初心者ながらも空手は強い市村たまきさんといった、個性的な面々が・・・

 

 そんな部員たちのそろった、可笑しな美術部。

 彼女たちの繰り広げる破天荒な「美術」の日々が、面白おかしい!

 物の絵であれば問題ないものの、生き物の絵となると地獄絵図となってしまう小鳥遊さん。

 彼女を中心に、クール変人の部長さんや、元気いっぱい市村さんの織り成す

 美術を軸にしたギャグが愉快な4コマ作品ですね・・・ 必ずしも美術とは限りませんけど。

 

 はじめは、美術の技法などの解説といった興味深いネタもあるのですが、

 だいたいは登場人物の個性の方が面白味になっている印象です。

 メインの3名以外にも、顧問の先生や、小鳥遊さんの弟くん、部長の家の少年執事くん

 といった人々が、これまた個性派ぞろいなのだから楽しさ満点!

 

 そして驚いたのは、まさかの「目力」さん!

 出版社が違うと思うのですけど、永井先生の別作品に関連したキャラクターまで登場!?

 コラボまんがで、猛威をふるう姿が見れたのは、そちらの作品も楽しんだ私には嬉しい所。

 などなど、美術部を舞台にした個性派部員たちの日常4コマ。

 今後が楽しみです!

 

 

 

MEDIGIRL』1巻 (道端千揺 先生/原案・監修:有好從桜 先生)

 Medigirl_01 Medigirl_01_p068

 【試し読み可(登録要)】 「本格 医学部女子大生4コマ」 (オビ文より)

 医学部へ入った相沢きょうこさん。

 彼女を中心にした医学部女子大生(男子もいます)の生活を、

 医学部あるあるネタを軸に、面白おかしく描いた4コマ作品です。

 

 きょうこさんをはじめ、ボーイッシュで空手が得意な愛川しほさん、

 小柄ながらも天才である矢野のりえさんといった、

 個性的な女子大生が繰り広げる医学部での日々は、

 普通の学生と大差ない日常4コマとして楽しめます。

 

 と同時に、オビ文にも「これが医学部リアリティ」とあるように、

 「医学部」という舞台の特徴を捉えたネタの数々が、興味深くて面白かったりも。

 1年生時には、実習ではなく一般教養を含めた膨大な量の勉学に励むとか、

 2年生時には、いよいよ実習ということで、白衣を着て様々な実験にふれたりするなど、

 学部外からでは見えない「実際何をしているのか?」という部分を、

 マンガで読ませてくれるのが良いです。

 

 そして、医学部といっても堅苦しさはなく、そこにいる学生たちは

 よその学生と大して変わらないということも、作品からだけではなく、

 原案・監修の有好從桜先生による医学部コラムからも感じられます。

 本作に登場するキャラクターの愉快な個性を見ていると、

 肩の力を抜いて楽しめる雰囲気ですね。

 

 だいぶ以前に発売した作品ですが、

 2巻が9月17日に発売とのことで、今回紹介させていただきました。

 次の巻では、実習も本格的になり、ラストの話では「医学を学ぶ」ということに対する

 学生の心情についても真摯に描かれると思います。

 そうした点でも、個人的にお気に入り度が高く、興味深い作品です!

 

 

 

『信長の忍び外伝 尾張統一記』1巻 (重野なおき 先生)

 Owari_touitsuki_01 Owari_touitsuki_01_p013

 【試し読み可】 『信長の忍び』外伝! 織田信長の若き頃を描いた4コマ作品です。

 織田信長13歳、尾張の国を我が物にせんと野望を燃やす。

 大うつけと悪評を受けつつも、戦国の世へ飛び出さんとする若者の

 燃えるような情熱が頼もしくありながら、コメディ要素も含んだ物語。

 

 『信長の忍び』を読んでいる方であれば、

 信長のキャラクターなど把握しているので、わかりやすいと思われますし、

 そうでなくとも、信長の初陣などが描かれる本作は、所見の方にも入りやすい

 作品になっているかと思います。

 

 信長の父・信秀をはじめ、親族も登場し、

 尾張も一枚岩ではないことがわかりますので、

 尾張の統一という段階で、すでに信長が苦労することが察せられますね。

 そして、14歳での「初陣」から、人質の竹千代(後の徳川家康)との交流、

 今川家との戦い、帰蝶さまの輿入れ、森可成をはじめ、様々な武将たちとの出会いなど、

 信長の草創期におけるエピソードの数々が、ふんだんに語られていて、楽しいです。

 

 基本、歴史通りの流れで描かれますし、

 それなりにシリアスな内容ではあるのですが、

 そこはさすが重野先生、ギャグ4コマとしての面白味もしっかりしていて、

 たとえば安祥城を守る織田信広(信長の兄)の、城を守る姿勢の変化が、

 彼の個性をうまく活かしたギャグになっていて、感服してしまいましたよ。

 などなど、歴史の流れをつかみつつ、笑いながら楽しめる4コマ作品です!

 

 

コメント

◆ 「お気に入り」4コマ漫画 1巻作品いろいろ

2014年09月14日 | ◆「お気に入り」  4コマ漫画

「お気に入り」4コマ漫画1巻作品いろいろです。  

他にも数点ありましたが、数が多いので、紹介は次の機会に・・・

 

 

 

『鉄仮面のイブキさん』1巻 (市川和馬 先生)

 Ibuki_san_in_the_iron_mask_01 Ibuki_san_in_the_iron_mask_01_p01_3

 【試し読み可】 「無表情≠無愛想」 (オビ文より)

 まったく表情が変わらない少女・イブキさん。

 そんな彼女に興味をもった隣の席の喜多くん。

 2人の交流を中心に、繰り広げられるコメディ4コマ作品です。

 

 無表情なイブキさん。

 一見、何事にも動じず、冷たいように見えるものの、表情が変わらないだけ。

 内面は感情豊かでお茶目な普通の少女であり、

 その表情と内面のギャップが面白味につながっています。

 

 そして、彼女を観察しているのが、隣の席の喜多くん。

 彼の視点と干渉が、イブキさんの個性を魅力的に感じさせていますね。

 たとえば、表情からは彼女の感情を読み取れないので、

 ジェスチャーで表現してみたらどうだろう、と提案した所、

 スキップで喜びを表現するイブキさんなのですが、無表情なので妙に可笑しかったり、

 ハデに転んでも表情は変わらなかったりと、行動と表情の食い違いが楽しいです。

 

 本来であれば、キャラクターの表情はマンガの記号として、

 その人物の感情を表す大切なファクターかと思うのですが、

 それを封じてしまい、感情を読み取りづらくすることで、

 むしろ面白さを増している作品だと思えます。

 

 また、イブキさんの感情を読み取ることができる親友・相楽さんや、

 笑顔を作ることにかけては芸術的なまでの先輩・哀原さんなど、周囲の人たちも個性的。

 イブキさんの無表情が、読んでいるうちに可愛く思えてくるのも良いですね。

 ワタシ的注目作であります!

 

 

 

『ポイズンガール』1巻 (瀬野反人 先生)

 Poison_girl_01 Poison_girl_01_p043

 【試し読み】 心優しいのに毒舌な少女が繰り広げるポイズン4コマ!?

 心優しき優等生でありながら、ひょんなことから毒舌体質となってしまった少女・薬丸桃子。

 そんな彼女の毒舌が、周囲を巻き込み爆発しまくる様子に、面白味のある4コマ作品です。

 

 たとえば、人から挨拶されて、本音は「おはよう!いい朝だね」と思っていたとしても、

 口から出るのは「あなたの挨拶さえなければ、いい朝だったのに」となってしまう薬丸さん。

 そうした毒舌が他人に突き刺さりつつも、何だかんだで受け入れられている彼女。

 【いさぎよいバカ】ツン子さん、【クラス一の喪女】委員長、【存在感のないマゾ】麻曽谷くん

 といった友人たちの、毒舌への反応が愉快ですね。

 

 ツン子さんへは、「金髪でツインテ生やせば萌えキャラ気取れると思うなよ!」、

 委員長へは、「ありがとう、ガリ勉ぼっちメガネ!」、

 麻曽谷くんへは、「脳に食べる方のミソ入ってるの?」などなど、

 もうヒドイ言葉の洗礼が、次々襲いかかる様子が面白おかしいのですけども、

 それでも皆は、薬丸さんをむげには扱わないあたり、良い友人たちです。

 元の薬丸さんの性格を熟知しているゆえ、でしょうね。

 

 毒舌を中心にしてはいますが、気軽にコミカルに楽しめる4コマ作品となっています。

 薬丸さんの毒舌が“ボケ”の役割、友人たちの反応が“ツッコミ”となっているため、

 ギャグとして成立しているのだと感じる内容。

 やがて、「一見美少女な沢田さん」も参加して広がる毒舌空間。

 その刺激がクセになりそうな面白さがあります!

 

 

 

『うしろのご先祖さま』1巻 (勇人 先生)

 Ushiro_no_gosenzosama_01 Ushiro_no_gosenzosama_01_p021

 【試し読み可】 「不思議でほっこり ユーレイコメディー開幕!!!!!!!!!!」 (オビ文より)

 OLの遊佐菜々緒さん(23)が、お盆にご先祖さまをお迎えしたところ、

 帰れなくなってしまった3人のご先祖さまが、部屋へ居ついてしまうことに・・・

 そこから始まる可愛らしくて温かい、コメディ4コマ作品です。

 

 ご先祖さまと言いながら、外見は子供のようで、

 精神年齢まで、その姿にふさわしくなってしまった3名。

 菜々緒さんの祖父・正宗さん、明治時代の梅さん、そして石器時代のハナさんと、

 時代ごとの違った個性をもつ面々が、菜々緒さんと共同生活することに。

 子孫である彼女を見守りつつ・・・ と思いきや、比較的まともなのは正宗さんだけで、

 あとの2人は子供のようにはしゃぎながら、現世での生活を楽しいでいる様子。

 

 そうしたにぎやかな日々が、心温まる楽しさに包まれているお話です。

 ほとんどの登場人物が純粋なので、ピュアな空気感が魅力になっていますね。

 これは勇人先生作品にみられる特徴で、『はなまる幼稚園』などを楽しめた方であれば、

 じゅうぶん期待に応えられる作品かと思います。

 

 まんがくらぶオリジナルにて連載中!

 隣の住人・静さんなども加えて、外の世界へも広がりを見せるご先祖さまワールド。

 一般的な4コマ漫画のコミックスとは、サイズが異なっていますので、探す際はご注意を。

 気楽に読めて、温かな作風が心地よい4コマ作品です!

 

  

 

青春過剰Sisters』1巻 (ぼるぴっか 先生)

 Too_much_youth_passion_sisters_01 Too_much_youth_passion_sisters_01_p

 【試し読み可】 「めくるめく5人姉妹の恋と欲望の青春絵巻。」 (オビ文より)

 七草桔梗さん(高校2年)は、5人姉妹の3女。

 長女(社会人2年)、次女(大学2年)、4女(中学2年)、5女(小学2年)と、

 さまざまな2年生のそろった姉妹たちの、過剰なる青春の日々を描いた4コマ作品です。

 

 一般的には、中2病なんてものが有名ですが、

 この5人姉妹は、それぞれ「〇2病」をわずらったような性格をしていて、

 そうした言動が面白味になりつつ、恋模様=百合要素を加えた内容となっています。

 中心となる主人公・桔梗さんは、重度の中2病だったこともあって、

 コミュニケーション力が不足しており、ぼっち生活に突入してしまいますが、

 憧れの「川崎さん」への恋心や、姉妹たちとの交流を軸に、物語が展開します。

 

 その中で繰り広げられるあれやこれやが、ハイテンションなコメディ作品。

 自慢げでウザさ満点の社会人・萩野さん、根拠なき女子力を誇る大学生・尾花さん、

 現役中2病の中学生・葛葉さん、ぬいぐるみのフランソワを友とする小学生・撫子さんと、

 それぞれ強烈な個性をもつ姉妹たちのやりとりは、かなり可笑しな空気を醸し出すのです。

 

 桔梗さんの恋を応援する5人姉妹との交流から、

 やがて桔梗さんの想い人「川崎さん」を交えつつ、しだいに百合要素が色濃くなります。

 むしろ、ぼるぴっか先生の作風としては、これこそが真骨頂!

 そこから本番が始まると言っても、過言ではないでしょう。(物語の本番という意味ですよ?)

 まんがタイムきららミラクにて連載中!

 何度かのゲストを経て、ようやくコミックスとなった作品ですので、

 雑誌読者としては感慨深かったりも・・・ なので、今後が楽しみです!

 

 

 

『ゆずりはコーポレーション』1巻 (しんと 先生)

 Yuzurihas_corporation_01 Yuzurihas_corporation_01_p035

 【試し読み可】 女子高生による起業4コマ物語!

 大企業の令嬢・ゆずりはさん。

 ある日、父親から1000万円を渡されて、それを10倍にするまで

 帰って来てはならないと言われたため、友人たちの協力を得つつ、起業をめざすことに・・・

 

 といった感じの作品で、「女子高生の起業」を主軸に、

 少女たちの交流が面白おかしく描かれる4コマ作品になっています。

 主人公であるゆずりはさんは、元手を持っている以外は大した取り柄もなく、

 前途多難ではあるものの、面倒見がよく金銭の計算が得意な薫さんや、

 手先が器用でマスコット作りが趣味の彩音さんなど、友人たちの助力が頼みの綱。

 そんな女子高生たちが、いかにして事業をつくりあげてゆくのかが見所となっています。

 

 起業に必要なあれこれについての解説や、

 どのような手続きをするのか、そして具体的にどう動くのかなど、

 なかなか興味深い内容ではありますが、お話としては難しくないので、

 これといった気構えなどなく楽しめるかと思います。

 

 基本は、夢見がちで頼りないゆずりはさんを中心にした

 女子高生たちのやりとりが、可愛らしくて愉快といった風味ですので、

 その延長線上で起業物語を堪能する感じですかね。

 やや現実的でないかな? と思われる部分もあって、

 必ずしも起業モデルとして成り立つわけではないですけども、

 それでも起業をめざすための流れのようなものは、じっくり楽しむことができます。

 まんがタイムきららミラクにて連載中! 彼女たちの先行きに、注目ですね!

 

 

コメント

◆ 「お気に入り」4コマ漫画 1巻作品いろいろ

2014年07月21日 | ◆「お気に入り」  4コマ漫画

「お気に入り」4コマ漫画の1巻作品いろいろです。

『アンネッタの散歩道』は、単独で記事書きたかったのですが、

ちょっと最近、余裕がなくて・・・(言い訳)

 

 

『アンネッタの散歩道』1巻 (清瀬赤目 先生)

 The_of_annetta_01_2 The_of_annetta_01_p032

 「ケルトの世界を鮮やかに描き出す、スタイリッシュ・ファンタジー開幕!!」 (オビ文より)

 【試し読み可】 小さな妖精メイヴは、人間の少女アンネッタと文通をしていましたが、

 ある日、彼女に会うため、アイルランドの都ダブリンへと向かうことに・・・・・・

 幼なじみのモリー、靴職人ディンク、3人で行く旅の様子が描かれる4コマ物語です。

 

 アンネッタは体が弱く、ほとんど外に出ることができないため、

 メイドのメアに世話されながら、日々を過ごしています。

 そんな退屈な日々に憩いとなるのが、メイヴとの手紙のやりとり。

 物語は、まずメイヴたちの旅の様子が描かれ、その内容を

 手紙を通じてアンネッタが知る、という形で、それぞれ進行します。

 

 メイヴたちの旅パートでは、小さな体の妖精たちが、大きな自然の中で悪戦苦闘。

 この自然=草木など背景の描かれ方が、とても繊細かつ緻密で、

 まさに“ファンタジー”といった趣を感じさせてくれて、魅惑的。

 また、アンネッタが手紙を読む(書く)場面では、言葉の使い方が丁寧で、

 機知に富んだ物言いが魅力あふれる文章となってますし、

 手紙を読んだアンネッタの行動・心情も、大きな見所となっています。

 

 本作は、「まんがタイムきららミラク」にて連載中!

 この雰囲気、ぜひ実際に読んでみて確かめてほしい良作だと感じます。

 そして、いつしかメイヴとアンネッタが出会うことにも期待しつつ、

 今後の展開を楽しみにしておきたい所です!

 

 

 

『ののかノート』1巻 (水乃ミナト 先生)

 Nonoka_note_01  Nonoka_note_01_p079

 元・天使の少女が、天使に戻るための試練とは?

 【試し読み可】 花咲ののかは、天使の生まれ変わり。

 天使に戻るためには、人間として成長し、神様からもらったノートに描かれた木に、

 花を咲かせなければならず、そのために日々、成長しようとするのですが・・・・・・

 

 といった感じのお話。

 しかし、もともとマイペースすぎてダメ天使だったののかは、

 人間になってもダメダメで、身の回りの世話を、妹を溺愛する姉・あやかに任せっきり。

 そんなことでは成長なんてできるはずもなく、高校生になっても、咲いてる花は1つだけ。

 けれど、友達を増やすことで花が咲くかも? と気付いた所から、

 様々な人々との交流を深めることで、少しずつ成長してゆくことになります。

 

 マイペースすぎるうえに、甘やかされてきたため、

 今一つ頼りないののかさんですが、それでも純粋(天然)で友達思い。

 そんな所が可愛らしい魅力となっていて、不快にはさせません。

 姉あやかの他にも、幼なじみ、隣の席の少女、元気少女と、

 それぞれ個性ある登場人物との交流が、楽しかったり、しみじみだったりするお話。

 

 「まんがタイムきららキャラット」にて連載中!

 天使時代に約束を交わした少女のことも気になりますし、

 ののかさんがどのように成長してゆくのか・・・ 今後が楽しみな作品です!

 

 

 

『シロクマと不明局』1巻 (あfろ 先生)

 Shirokuma_and_unknown_post_office_0  Shirokuma_and_unknown_post_office_2

 少女は、煉獄にて、配達人となる・・・?

 【試し読み可】 これから始まる高校生活に、期待を膨らませる少女・熊本チエコ。

 ところが、いきなり死んでしまって、辿り着いたのは・・・ 煉獄!?

 そこで“生きてゆく”には、何らかの仕事につかねばならず、やがて配達人となることに。

 

 といった感じのお話。

 あfろ先生らしい、シュールかつ意味不明な世界や登場人物たちが、

 読者を混乱に叩き落としつつも、楽しませてくれる4コマ作品になっていますけど、

 前作『月曜日と空飛ぶオレンジ。』に比べれば、舞台が「煉獄」と設定されているためか、

 唐突でデタラメな出来事も、すんなり受け入れられる雰囲気です。

 

 配達人は、天国や地獄から来る手紙を届けるのが仕事。

 その中でも、チエコさんの仕事先である「不明局」は、

 転居先が分からなくなった人に手紙を届けるわけですが、

 この受取人たちが一筋縄ではいかないような人々で、そのあたりの顛末も面白味。

 

 また、チエコさんが同居している樋口一葉やマリーさんなど

 レギュラーにも面白い人々がいて、妙なノリで盛り上げてくるのも、

 あfろ先生作品らしい魅力となっています。

 「死後の世界ってどうなの? 実際どうなのよ?」

 といった感じで描かれたという本作品。

 そのあたりに注目しつつ、今後も楽しみです!

 

 

 

『ボク恋コンダクター』1巻 (坂巻あきむ 先生)

 Bokukoi_conductor_01 Bokukoi_conductor_01_p018

 「幼馴染の恋を応援すると決めた・・・ な の に ・・・」 (オビ文より)

 中村コウタは、女性が苦手な高校生。

 幼馴染の向上歌恋に、女子力アップの協力を頼まれるも、

 1人称は「ボク」で、怪力な歌恋さんに悪戦苦闘!

 そんな様子が面白おかしく描かれる4コマ作品・・・ でしたが、途中から方向転換!?

 

 歌恋さんが女子力を向上させたい目的は、片想いの相手がいるため。

 はじめは、彼女の恋を応援するつもりでいたコウタくんだったものの、

 やがて自分の気持ちに気付き始め・・・ といった感じのお話に。

 そのあたりから、序盤はコメディ調だった内容に

 切なさがプラスされて、雰囲気のある恋物語になっています。

 

 歌恋さんの想い人・樹さん、妹・愛ちゃん、

 親友コンビ・みのり&亮介など、2人の周囲の人々との交流も面白味。

 序盤は、姉の女子力向上に協力する愛ちゃんの出番が多いものの、

 途中からは、親友コンビを含めた青春成分が増えていて、

 そのあたりで物語の違いを感じたりも・・・

 

 幼馴染への恋心を、胸に秘めた少年。

 けれど、彼は彼女の恋を応援すると決め、そのために努力する。

 そんな恋模様に、ほろ苦さを感じつつ、今後の展開がどうなるのか気になる作品。

 「まんがくらぶオリジナル」で連載中。 注目です!

 

 

 

『小杉センセイはコドモ好き』1巻 (やまもとまも 先生)

 Kosugi_teacher_loves_a_child_01 Kosugi_teacher_loves_a_child_01_p01

 「好きは好きでも、LIKEではなくLOVEの方!?」 (オビ文より)

 保育士の小杉先生は、タイトル通り、子供好き!

 そんな姿に、園児も保護者も信頼を寄せていますが、

 くるみちゃんだけは、先生の本性に気付いていて・・・?

 

 といった感じの4コマ作品。

 要するに、小杉先生はロリコンで、園児たちを不純な目で見ている人。

 でも女性なので、そうした意味での警戒はされておらず、

 ただ1人、一番の“被害者”であるくるみちゃんだけは抵抗しまくるという、

 そうしたやりとりがコミカルに描かれています。

 

 ジャンルとしては、「おねロリ」という分野。

 先生と幼女という組み合わせで、百合っぽいところがそうらしいのですが、

 そんなジャンルがあること、私はまるで存じ上げなかったため、

 ちょっと新鮮に楽しむことができました。

 

 小杉先生は幼女好きですけども、害を及ぼすわけではなく、

 とにかく好きで好き仕方ないといった風に、過剰な愛を注ぐところが面白味。

 しだいにエスカレートしてゆくのはご愛嬌ですが、くるみちゃんというツッコミ役が、

 歯止めとなってくれているので、安心感あります・・・ 園児なので頼りないですけども(^^;

 また、「百合女子に恋するフビン男子」のポジションである山田先生や、

 小杉先生を好きなくるみちゃんの母上、小杉先生の幼なじみ・佐野先生なども登場し、

 いろいろ楽しい4コマ作品になっています!

 

 

 

『となりのエロチカちゃん』1巻 (後藤羽矢子 先生)

 Tonari_no_erotica_chan_01 Tonari_no_erotica_chan_01_p092_2

 「ぜんぜん健全。」 (オビ文より)

 何やらアヤシイ雰囲気の表紙ですが、

 草むしりをしているだけの江口チカさんに、恩納ミサオくん。

 それなのに、なんだかイヤらしく見えてしまうのは、江口さんが原因!?

 

 性格はとてもマジメなのに、その外見としぐさから誤解されてしまう

 エロチカこと江口チカさんと、女性嫌い(3次元限定)の恩納くんを中心にした

 フェロモンたっぷり、だけど健全?な4コマ物語です。

 あだ名が「エロチカ」になってしまうほど、いかがわしい雰囲気の江口さん。

 まず、その挙動の妖しすぎるところが面白味になっています。

 

 しかし、当人はいたって地味な性格で、おっとり真面目。

 そんなギャップがありつつ、女性嫌いな恩納くんが彼女に振り回されたり、

 ツッコミ役になったりする様子が、これまた楽しいわけです。

 その恩納くんも、極端なオタク的言動が愉快で、かわったキャラクター。

 3次元女性を嫌いつつも、何だかんだでエロチカさんのことを気にかける姿が、

 微笑ましいというか、苦笑してしまうというか・・・

 

 そんな、お色気むんむんコメディ4コマ!

 イヤらしく見えても、健全(たぶん)なので安心安心。

 見る人間の意識こそが、試される作品かもしれませんね。

 「まんがライフ」にて連載中! ますます今後も、楽しみです!

  

 

コメント

◆ 「お気に入り」4コマ 1巻作品・続

2014年04月22日 | ◆「お気に入り」  4コマ漫画

「お気に入り」4コマ漫画の1巻作品、つづきです。

さすがに半年以上も間が空いていると、ど忘れ手していた作品もありますね。

2巻以降も出ている作品も紹介したいのですが、どうなることか・・・・・・

 

 

『夢からさめても』1巻 (王嶋環 先生)

 Yumekara_sametemo_01 Yumekara_sametemo_01_p005

 「予知夢系男子と年上の地味系女子のほのぼの(?)職場ラブコメ」 (オビ文より)

 予知夢を見ることができる公務員・星幸久くんが、

 ある日、堅物の先輩・筒井美弥さんと、恋仲になる夢を見たことで始まる4コマ物語。

 

 大抵のことは予知夢で先読みしているため、

 ある程度、余裕をもっているはずの星くんですが、実際は予知していても、

 その場面を誤解していたり、タイミングを勘違いしていたりで、

 必ずしも対処できることばかりではない所が、面白いです。

 

 とはいえ、予知自体は正確なので、

 美弥さんと付き合う夢を見たことにより、やたらと彼女を意識してしまう星くんと、

 そのため彼の急激なアプローチに、戸惑いつつも心を開いてゆく美弥さんとの関係が、

 気になってしまうラブコメ風のお話になっています。

 言ってしまえば、未来を約束された関係なのですけども、

 それでも本当にうまくいくのかどうか、微妙に揺れ動くあたりが、良いさじ加減ですね。

 

 ラブコメといえば、くっつきそうな2人がどのようにくっつくのかの過程を

 面白おかしく、時に危機的状況が演出されるのを楽しむものですし、

 将来恋仲になることがわかっていても、いや、むしろだからこそ、

 安心して眺めていられるのだと思えます。

 何より、ヒロインの美弥さんが地味系とはいえ、可愛らしいのがポイント高め!

 今後が楽しみな作品です。

 

 

 

『はるまち・ダンス』1巻 (佐藤両々 先生)

 Harumachi_dance_01 Harumachi_dance_01_p021

 「“みんなちがって みんないい” だから楽しいんです♪」 (オビ文より)

 栃木乙女(トメ)さんと長崎幸香(さっちん)さんが、女子校を受験する場面から始まるお話。

 やがて高校生となった2人を中心に、いろんな女子高生が登場しておりなす、

 女子高生な日々を描いた4コマ作品です。

 

 本作には、とんでもない数のキャラクターが出てくるのですが、そのほとんどが女子高生。

 一応、トメ&さっちんのコンビが引っ張ってゆくのですが、

 1人1人の個性がきちんと描かれる内容なため、この2人の話をベースにしながらも、

 「女子高生を描く」ということに主眼が置かれていると感じられますね。

 そんな花のある楽しい4コマ作品になっています。

 

 連載時には、それぞれ独立した話になっているので、

 なかなか把握しづらかった登場人物も、コミックスで読むとわかりやすい印象。

 さらに、佐藤先生の別作品『天使のお仕事』のキャラクターもいたりして、

 ご存じの読者であれば、楽しみも倍になるというもの。

 もちろん知らずとも、じゅうぶんに楽しめますので、安心です。

 

 

 

『たばたちゃん派』1巻 (みずしな孝之 先生)

 Tabatachanha_01  Tabatachanha_01_p014

 「たばたちゃんの毎日はたのしい。」 (オビ文より)

 幼い少女・たばたちゃん。

 そんな彼女の日常が、ゆるやかに描かれる4コマ作品です。

 

 おりがみを折って「はし」を作ったり、猫のミヤビと遊んだり、

 そういったごく普通の時間をすごす少女の姿が、面白おかしく感じられてしまうお話。

 というのも、たばたちゃんがごく普通の「こども」であることが、

 「こども」ではない読者に、意外な視点を見せてくれたり、

 子供の頃ってこういったことあったな~、と思わせてくれる要素になっています。

 

 大人の常識でとらえていると、思わぬ方向から不意打ちをくらうような感覚。

 特別なことをしているわけではなく、「こども」だからこその行動が、

 そうした意外性で楽しませてくれるように思えます。

 そんなたばたちゃんの毎日が、シンプルに描かれていて心地よい作品です。

 

 

 

『メェ~探偵フワロ』 (ナントカ 先生)

 Detective_foirot_is_a_sheep Detective_foirot_is_a_sheep_p005

 「ふわもこ(ひつじ)紳士参上!」 (オビ文より)

 ヒツジのフワロさんは、自身を「名探偵」と称する資産家。

 しかし、引っ越してきた村は平和で、事件らしい事件がほとんど起きない!?

 そんな自称「名探偵」フワロさんの活躍(?)を描いた4コマ作品です。

 

 灰色の脳細胞を駆使して名推理を披露する、本物の名探偵をモデルにしているようで、

 甥のアーサーさん、メイドのミスレモンなど、聞いたことのある名前がちらほら。

 フワロという名前も、かの名探偵っぽいですものね。

 しかし、フワロさんは名探偵というよりは、「迷」探偵の方のように思えるキャラクターで、

 お茶目だけど偏屈なおじさんだったりするのが、面白味になっています。

 

 そんなフワロさんを中心に、ギャグのノリが冴えわたる4コマネタの数々が楽しいですし、

 何より事件(と呼べるものは少ないですが)を解決へ導く過程に、引き込まれることも・・・

 一見、たよりなさげなおじさん探偵のフワロさん。

 実は能ある鷹は爪隠すな感じで、「名」探偵な一面も、持っているのかいないのか、

 滑稽な面がユーモアになりつつも、締める所はきちんと締めたりもするので、

 侮れないところも魅力になっています。

 

 登場するキャラクターが、動物というのもなごみ要素でしょうか。

 ゆる~く楽しめる推理コメディ4コマです!

 しかし、連載は続いているのに1巻表記がないのは気になりますね。

 とはいえ、ナントカ先生の『ヒツジの執事』も同様でしたが続刊ありましたので、

 一応「1巻」作品として紹介させていただきました。

 

 

コメント