クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-09 no.4

2009年09月03日 14時51分13秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-Rのお知らせ★
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約200タイトルを発売
する事ができましたが、3月よりマスター制作にDSD録音を採用する事にいた
しました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るようにな
りましたのでご期待下さい。

DSD録音の商品番号は78CDR-3000番を使用します。また今後、これまで発売し
ました78CDR-1000番台のタイトルを随時DSD録音の新マスターで再発売を行な
う予定です。商品番号は下3桁は共通で使用いたします。従来の78CDR-1000番
台の商品は、当面は販売を継続いたします。

DSD録音のサンプラーも販売を開始いたしましたので、ご利用下さい。

■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オリ
ジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜から
DSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP復刻
からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに到達し
たと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にかけての
音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にならない強
大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管フォノイコラ
イザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り一切
のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。(新 忠篤)

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●2009年9月現在での店頭取り扱い店

富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768

プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306

ワルティ堂島
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1-B100 大阪駅前第1ビルB1F
TEL.06-6344-3940 FAX.06-6344-7967

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2009年9月新譜 5点発売★
発売予定:2009年9月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3214
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
(カデンツァ:E.フィッシャー)
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
ローランス・コリングウッド指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(1937年3月5日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのピアニスト。バーゼル音楽院
で学んだ後、ベルリンに出てリスト(1811-1886)の高弟マルティン・クラウゼ
(1853-1918)についた。1930年ベルリン高等音楽院の教授に就任、また演奏家と
しても活躍した。このモーツァルトはフィッシャーが51歳の時の録音。弟子に
レーヌ・ジャノーリ(1915-1979)、パウル・バドゥラ=スコダ(1927-)、アルフ
レッド・ブレンデル(1931-)らがいる。指揮者のローランス・コリングウッド
(1887-1982)はイギリスの指揮者。ロンドンのギルドホール音楽学校で学んだ後、
オックフォード大学に進んだ。1912年ロシアのペテルブルク音楽院に留学、グ
ラズノフ、チェレプニン等に指導を受けた。1918年イギリスに戻り指揮者とし
て活躍、1931年から1941年サドラーズ・ウェルズ・オペラの首席指揮者、1941
年から47年音楽監督を務めた。フィッシャーはこのシリーズでモーツァルト:ピ
アノ・ソナタ第10番 K.330(78CDR-3036)、モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番
「トルコ行進曲つき」(78CDR-1096)、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
作品110(78CDR-1106)、ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調(78CDR-1129)、J.S.バッ
ハ:平均律クラヴィーア曲集全曲(78CDR-1142-1146分売)、ブラームス:ピアノ
四重奏曲第1番作品25(78CDR-1160)、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲
愴」(78CDR-3202)が出ている。

78CDR-3215
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
マックス・シュトループ(ヴァイオリン)
カール・ベーム指揮
ザクセン国立歌劇場管弦楽団
独 ELECTROLA DB5516/21S
(1939年6月29-30日ドレスデン録音)
マックス・シュトループ(1900-1966)はドイツのヴァイオリン奏者。1922年、当
時ザクセン国立歌劇場の音楽監督だったフリッツ・ブッシュ(1890-1951)の招き
でコンサート・マスターに就任。1924年から1928年にワイマール音楽学校のヴァ
イオリン教授になり、一方オットー・クレンペラーの要請でベルリン国立歌劇
場のコンサートマスターも務めた。1934年にはピアニストのエリー・ナイ(1882
-1968)、チェリストのルートヴィヒ・ヘルシャー(1907-1996)とピアノ三重奏団
を組織した。カール・ベーム(1894-1981)はオーストリアのグラーツ生まれの大
指揮者。グラーツ大学で法律を専攻した法学博士でもある。1917年グラーツ市
立歌劇場で指揮者としてデビュー、1921年ブルーノ・ワルター(1876-1962)に招
かれバイエルン国立歌劇場の指揮者になった。その後ダルムシュタット、ハン
ブルクの歌劇場の指揮者を歴任、1934年にフリッツ・ブッシュの後任としてザ
クセン国立歌劇場の音楽監督に就任、1943年にウィーン国立歌劇場に転出する
までその地位にあった。これは第2次世界大戦勃発三ヵ月前の録音である。当時
ベームは45歳だった。第6面のカデンツァが聴き物。

78CDR-3216
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
コレッリ(ブッシュ編):ソナタヘ長調作品5-10よりプレリュード
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ブッシュ室内合奏団
米 COLUMBIA 119146/6-D(Set M-MM-530)
(1941年10月3日バッハ、1942年 5月27日コレッリ、ニューヨーク録音)
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツのヴァイオリニスト。1922年からピア
ニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とデュオを組んで活躍した。1936年ゼ
ルキンはブッシュの娘イレーネと結婚したが、ゼルキンはナチのユダヤ人迫害
を避けてアメリカに移住した。その後ブッシュもドイツを去ってスイスに移住、
1939年実弟でチェリストのヘルマン・ブュッシュと共にアメリカに定住した。
この録音はブッシュがアメリカでの最初の録音にあたる。ブッシュの演奏はこ
のシリーズでモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番 K.377(78CDR-3038)、
シューベルト:幻想曲ハ長調(78CDR-1172)が出ている。ピアノはいずれもゼルキ
ン。

78CDR-3217
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
ジークフリート・シュルツェ(ピアノ)
独 TELEFINKEN E3124/6
(1940年6月15日ベルリン録音)
ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)はドイツのヴァイオリニスト。第2次世界
大戦中はソリストとしてドイツを代表する演奏家だった。またベルリン高等音楽
院のヴァイリン科教授も務めた。この録音は1940年ドイツ・テレフンケン社への
録音。クーレンカンプは1944年にスイスのルツェルン音楽院の教授になり、ピア
ノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ
(1897-1976)とのトリオでも活躍した。彼は1948年50歳を迎えて間もなく急逝し
た。ピアノのジークフリート・シュルツェは経歴不明。ポーランド出身の大ヴァ
イオリニスト、ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)と多くの録音をしてい
た。クーレンカンプは本シリーズでブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(シュー
リヒト指揮チューリッヒ・トンハレ管弦楽団、1947年録音)(78CDR-1123)が出て
いる。

78CDR-3218
ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調作品40
オーブリー・ブレイン(ホルン)
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
米 VICTOR 17112/5 (英 HIS MASTER'S VOICE DB2105/8と同一録音)
(1933年11月13日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
オーブリー・ブレイン(1893-1955)は20世紀の前半に活躍したイギリスの名ホル
ン奏者、デニス・ブレイン(1921-1957)の父親にあたる。1911年王立アカデミー
で奨学金を受け、同年、新交響楽団の首席奏者に就任。翌1912年には大指揮者ア
ルトゥール・ニキシュ指揮ロンドン交響楽団の北米楽旅に参加した。1923年から
母校の王立アカデミーでホルン教え始めた。ずっと後になるが、生徒の一人が
息子のデニス・ブレインだった。アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの
ヴァイオリニスト。1922年からピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)と
デュオを組んで活躍した。このブラームスは3人の名人によるブラームスの濃厚
なロマンティシズムが表出した名演奏。

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