クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-03 No.13

2006年03月17日 15時38分58秒 | Weblog
<BIS>
BIS SA 1449(SACD-Hybrid) 2250
グバイドゥーリナ:
希望と絶望の偽りの顔(フルート協奏曲)(2005)
7つの言葉?チェロ、バヤンと弦楽オーケストラのための(1982)
シャロン・ベザリー(Fl)
トーレイヴ・テデーン(Vc)、御喜美江(Acc)
マリオ・ヴェンサーゴ(指)エーテボリSO
グバイドゥーリナがシャロン・ベザリーのために書き下ろした2005年の新作
協奏曲が聴きもの。タイトルはT.S.エリオットの詩「聖灰水曜日」の一節。
通常、アルト、バスの3本のフルートを駆使して、超大編成のオーケストラ
と極彩色の絵巻物を繰り広げます。「7つの言葉」はアコーディオンの女王
・御喜美江がソロを務めているのが豪華です。

BIS 1592 2080
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタ Op.134
同:(ミハイル・グルズマン編曲):ジャズ組曲第1番
レーラ・アウエルバッハ:孤独の組曲 Op.70 (2002)
同:ヴァイオリンソナタ第2番「9月11日」Op.63 (2001)
ワジム・グルズマン(Vn)、アンジェラ・ヨッフェ(Pf)
弊社たまゆらレーベルのアーチストでもある天才レーラ・アウエルバッハ待
望の作品集。ロシア出身ながらニューヨーク在住の彼女は、2001年9月11日の
同時多発テロを間近で体験、その義憤をソナタ第2番に込めました。2002年
2月に諏訪内晶子とボリス・ベレゾフスキーが大阪で世界初演を予定しながら
中止した因縁作、ようやくの日本登場となります。今年が生誕百年ショスタ
コーヴィチの機知にあふれる「ジャズ組曲」は演奏者の実父による編曲。

BIS 1565 2080
シベリウス:大気の精
序曲 ホ長調 JS145
バレエの情景 JS163
クレルヴォの嘆き-クレルヴォ交響曲Op.7より
セレナード JS168-BrとOrch
夜に Op.38の3-BrとOrch版
即興曲 Op.19?女声ChoとOrch(オリジナル版&改訂版2種の演奏)
パンとエコー Op.53
秋の夕べ Op.38の1?SopとOrch版
マグヌス大公 Op.57の6?SopとOrch版
大気の精 Op.70
ヴァイノ賛歌 Op.110?ChoとOrch
ユルキ・コルホネン(Bs)、トムミ・ハカラ(Br)、
ヘレナ・ユントゥネン(Sop)
ドミナンテCho、
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
シベリウスのかなり珍しい作品集。「序曲」と「バレエの情景」はまるでグ
ラズノフのようなロシアのバレエ音楽的世界で夢にあふれています。その他
は声楽とオーケストラの作品集で、自身による歌曲の管弦楽伴奏化をはじめ、
清新で澄み切った独特の世界を堪能できます。

BIS 1319 2080
ユーセフ・マルティン・クラウス:ピアノ曲全集
ソナタ ホ長調 (VB196) 
ソナタ 変ホ長調 (VB195) 
ロンド ヘ長調 (VB191) 
スケルツォと変奏 (VB193) 
スウェーデン舞曲 (VB192) 
2つの興味深いメヌエット (VB190) 
ラルゲット (VB194)
ロナルド・ブラウティハム (フォルテピアノ)
モーツァルトとほぼ生涯が重なるスウェーデンの作曲家ユーセフ・マルティ
ン・クラウス (1756-1792)。やはり今年が生誕250年となります。古典派的
作風ながら、ロマン派の要素の萌芽がみられ興味津々です。ブラウティハム
がまた巧いのなんのって。絶妙です。

BIS SA 1512(SACD-Hybrid) 2250
ウーラヴ・アントン・トメセン:
ブルの眼-Vnと2群のOrch (2003)
私の耳を受け入れてよ-VnとPf (1981)
カンタービレ(エチュード=カデンツァ)-Vn独奏 (1995)
ペーテル・ヘレスタール(Vn)、
ロルフ・グプタ(指)オスロ・フィル、ゴンサロ・モレーノ (Pf)
現代ノルウェーの作曲家ウーラヴ・アントン・トメセン (1946-)。「ブルの
眼」は、同郷の大ヴァイオリニストで作曲家だったオーレ・ブル (1810-1880)
のヴァイオリン協奏曲第1番の失われた独奏パートの復元を試みたもの。巨
匠性とイタリア風の伸びやかなメロディが魅力です。

BIS 1633/4 10枚組 8320
モールァルト:ピアノソナタ&変奏曲全集
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ロナルド・ブラウティハムのモーツァルト・ソナタと変奏曲全曲。最新録音
10枚組が、何と4枚価格で手に入ってしまうという驚きのセット。フォルテピ
アノによるオーセンティックなモーツァルトがこの価格ですべて手元に置け
ます。一家に1セットは欲しいと申せましょう。





<ZIG-ZAG Territoires>
●ZEBRA COLLECTION
ZIG-ZAG Territoiresが立ち上げられて約7年、100タイトルに及ぶ魅力的なア
ルバムをリリースし、アーティストを大切にしたアルバム作りによって
ZIG-ZAG Territoiresは大きな成功を収めています。そして、新シリーズ
ZEBRA COLLECTIONはこれからのZIG-ZAGの注目企画。
以前発売されたアイテムの中から10タイトルを選定。価格、装丁を一新した
(一部内容の変更もございます。)*期間限定ミッド・プライスでのご案内で
す。
*レーベル在庫なくなり次第終了

ZZT 2990701 2枚組 2450
「ジャヌカン男爵家での夕べ、1787年4月24日-バセット・ホルン他による伴
奏の重唱曲を中心に」
モーツァルト:
バセット・ホルン協奏曲ト長調断章K.621b
(クラリネット協奏曲K.622第1楽章と同一)、
「愛らしい2つの瞳が」K.439、アダージョ ヘ長調K.580a、
「愛しい光よ、麗しい光よ」K.346(439a)、
アレグロ・アッサイ 変ロ長調断片K.484b、
アダージョ 変ロ長調K.411(484a)、「数多くの恋人たちの間にも」K.549、 
ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調K.498、
「ああ、われらが人生のあまりに短くて」K.228、
「いとしのマンデル、リボンはどこなの?」K.441、
「黙して嘆こう」K.437、「いとしい人よ、おまえが遠くにいると」K.438、
アダージョ ヘ長調K.410(484d)、ピアノ連弾ソナタ ハ長調K.521、
「今こそあのむごい時が来た」K.436、アレグロ ヘ長調断片K.484e、
「おやすみ、おまえはほんとのおばかさん」K.561
ジル・トーメ(音楽監督,バセットHrn,Cl) ラルモニー・ボエミエンヌ
アルトゥール・ショーンヴェルト(Hf) サンドリーヌ・ピオ(S) 
ヴァレリー・ギャベイユ(S) フレデリク・キャトン(Br) 
トピ・レーティプー(合唱指) 
キアラ・バンキーニ(指)アンサンブル415
ジャヌカン男爵家は、モーツァルトが夕べの催しによく通って、バセット・
ホルンとクラリネットの名手、シュタットラーと親交を深めた場所です。
1787年4月24日に催された演奏会の曲目を中心に、シュタットラーとの親交
が生み出した作品を集めた録音です。モーツァルト・イヤーをとことん味わ
いたい人や、根っからのモーツァルト・ファンも絶対必聴のアイテムです。

ZZT 2030501 1650
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調 K.550&交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
ヨス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ(古楽器)
美しい演奏で定評のあるインマゼール&アニマ・エテルナのモーツァルト。
古楽器のモーツァルトの交響曲も今や随分ありますが、これ以上の快演はな
しといった具合の素晴らしいさ。しっとりとした音色の弦、深みのある木管、
自然で表情豊か音楽には感動。

ZZT 2020901 1650
J.S.バッハ:組曲BWV1010-1012パスカル・モンテイエ(テオルボ)
録音:2001年9月10-12,14日パリ(7区)、サル・アデャール
名手モンテイエがバッハの名曲、無伴奏チェロ組曲後半3曲をテオルボ演奏
にて聴かせてくれます。
音量、音色とも豊かで力強いチェロとはまた一味違う、テオルボの優しく落
ち着いた独特の音は、静謐な世界にいざなってくれます。

ZZT 2020401 1650
J.S.バッハ:
フランス組曲第4番BWV812、トッカータBWV913、イギリス組曲第6番BWV811
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb)
ZIG-ZAGの数々の録音で多彩な才能を見せてくれるランヌー。清新さ溢れる
演奏によってバッハのこの名曲にのびのびとした健やかな風を吹き込み、作
品の新しい次元を垣間見させてくれます。驚くほど生き生きとし、そして優
雅。バッハの世界にどっぷり心酔出来ます。

ZZT 2010801 1650
エネスコ:
ヴィオリン・ソナタ第3番イ短調、「ルーマニアの民俗風で」Op.25/「子供
の印象」Op.28
ラヴェル:
ヴァイオリンとリュテアルのための「ツィガーヌ」(演奏会用狂詩曲) 
パトリック・ビスミュート(Vn) 
アン・ゲイルズ(ラヴェル:リュテアルエネスコ:P)
リュテアルは1920年頃ベルギー出身のオルガン建造家ジョルジュ・クレタン
スによって発明された、4本のストップの操作による音色調節のメカニズムを
グランド・ピアノの中に組み込んだ楽器。短命に終わった楽器ですが、ラヴェ
ルは「ツィガーヌ」で用いた為、歴史に名を残しています。録音で使われた
楽器は、ブリュッセル楽器博物館に残されていたオリジナル楽器を修復した
もの。ストップの組み合わせで様々な音色を奏で、新たな「ツィガーヌ」の
魅力を発見できます。ヴァイオリンのビスミュートは古楽から現代まで広い
レパートリーを誇っており、各作品の性格を的確に捉えた演奏をしています。

ZZT 2030201 1650
ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
ジャン=ピエール・ニコラ(Bfl)
アンサンブル・フィッツウィリアム〔ミシェル・デヴェリテ(Cemb)ブリュノ
・コセ(Vc)パスカル・モンテイエ(テオルボ)〕
録音:2002年4月15-19日、
ヴェルサイユ、サント・ジュヌヴィエーヴ校礼拝堂。
ヘンデルの作曲したリコーダー・ソナタは6曲とも真作であることが確認され
ており、音楽史的重要性も広く認められています。HWV.371はヴァイオリンの
ために作曲されたが、当時からリコーダーで演奏されていました。これらの
作品を長年演奏してきたアンサンブル・フィッツウィリアムの表現は自然体
で好感が持て、独奏を務めるニコラの技術と音楽性も冴えわたっています。

ZZT 2990901 1650
ハイドン:ソナタ集
ソナタ ロ短調Hob.XVI-32, ソナタ ト短調Hob.XVI-44, 
ソナタ ハ長調Hob.XVI-48, ソナタ ハ短調Hob.XVI-20, 
ソナタ変ロ長調Hob.XVI-41, ソナタ ニ長調Hob.XVI-42
マーシャ・ハジマーコス(Cemb;1772年のフーベルト製に基づくT.シュタ
イナー製クラヴィコード)
オレゴン生まれのハジマーコスは、フォルテピアノをインマゼールに師事し、
その後ルネサンス音楽の中心地であったブルゴーニュ地方に住みついて研鑽
をつんでいる鍵盤奏者です。ハイドンのソナタそれぞれの曲に適した楽器を
使って、1995年に全曲演奏会を催した実績のある彼女の演奏は、当時高く評
価されており、このアルバムでもその実力が遺憾なく発揮されています。

ZZT 2010701 1650
ヤナーチェク:
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」,同第2番「内緒の手紙」
ベルセア四重奏団〔コリーナ・ベルセア(Vn) ラウラ・サミュエル(Vn) 
クシシュトフ・ホジェルスキ(Va) アラスデール・テイト(Vc)〕
録音:2001年3月5-9日パリ/ボンセクール教会
ウィグモア・ホールのレジデント・カルテットであるベルセア四重奏団は、
1994年イギリスで結成された若い世代の弦楽四重奏団です。アルバン・ベル
ク四重奏団のもと、なおも研鑽を積みつつイギリスを本拠にヨーロッパで活
動しています。数々のコンクールでの入賞経験を持ち、高い音楽性を評価さ
れています。

ZZT 2020402 1650
アントン・ルビンシテイン: チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ニ長調Op.18,
同第2番ト長調Op.39,メロディーOp.3-1(F.リンデン編曲)
アントニー・ルロワ(Vc) サンドラ・ムバラク(P)
録音:2001年12月3-7日パリ、ボン・セクール寺院(11区)
ドイツ系ユダヤ人としてロシアで生まれたルビンシテインは、ロシアの民族
主義的な語法よりはドイツ・ロマン主義の色合いが濃く、その点で美しい作
品を数多く残しています。3曲目のメロディーはルビンシテインの作品の中で
も最も人気の高い作品。ピアノ独奏が原曲ですが、人気曲の宿命で様々な楽
器のために編曲されています。

ZZT 2010401 1650
シューマン: ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集
「おとぎ話の挿絵」Op.113,「おとぎ話」Op.132,幻想小曲集Op.73,3つのロマ
ンスOp.94,アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(Va) フロラン・エオ(Cl) 
アンヌ=リーズ・ガスタルディ(P)
録音:2000年7月3?7日パリ/ボン・セクール教会
ピアノ作品の延長線上に独自の世界を繰り広げるシューマンの室内楽作品。
若々しい3人の演奏者たちが奏でる音楽世界は、瑞々しさに溢れていて、これ
まで気付かなかったシューマンの魅力を引き出しています。彼らの若さ溢れ
る思い切りのよさが、自在に作曲を行っていたシューマンの若き日を思い起
こさせてくれます。




<GRAND SLAM>
GS 2010 2250
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
交響曲第7番イ長調Op.92
ポール・パレー(指)デトロイトSO.
録音:1954年11月26日デトロイト、旧オーケストラ・ホール
1953年2月13-20日デトロイト、メイソニック・テンプル
復刻に使用したLP:Mercury (U.S.A.)MG 50045
Mercury (U.S.A.)MG 50022
■制作者より
ポール・パレーがモノーラル時代にマーキュリー・レーベルに録音したベー
トーヴェンの交響曲第6番「田園」は、その尋常ならざる快速テンポで有名
でした。しかし、この演奏は初出以降はLPの片面に詰め込まれた疑似ステ
レオで再登場するなど、オリジナルとはほど遠い音質で流布し、間もなく世
界中で廃盤となっていました。しかしながら、オリジナルのLPはモノーラル
としては最上の音質であり、演奏もパレーの棒が冴え渡った、実に素晴らし
い演奏です。
2曲とも非常に保存状態の米マーキュリーのLPからの復刻です。
(平林 直哉)
■解説書の内容
解説は沼辺信一氏による渾身の力作で、日本語で読めるパレーの文献として
は最も詳しいものです。





<BISCOITO FINO>
BC 216 2枚組 3960
(CD1)
バーバー:弦楽のためのアダージョop.11 
ブラームス:大学祝典序曲op.80 
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 ホ短調op.72-2
(CD2)
ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」 
カルロス・ゴメス:歌劇「グァラニ(ワラニー)族」序曲 
アルメイダ・プラード:交響的変奏曲
(CD1)クルト・マズア(指)オルケストラ・アカデミーカ
(CD2)ロベルト・ミンチュク(指)オルケストラ・アカデミーカ
録音:2005年8月/7月
サン・パウロで催された「ヨルダン広場の冬国際音楽祭」2005年の最新ライ
ブ。ちなみにブラジルは南半球なのでコンサートが行われた7月、8月は冬に
あたります。マズアの素っ気ないようでいて味わいにあふれたマーラー、そ
してミンチェクのラテン出身というイメージとは意外にも対称的に緻密に描
きこんだ「展覧会の絵」など、マズアという独墺系の巨匠と、いまやブラジ
ルから世界へと活動領域を広めつつあるミンチュクそれぞれの持ち味が発揮
された演奏を楽しめます。19世紀にヨーロッパで絶賛されたゴメス、ブーラ
ンジェやメシアンの薫陶を受けたプラードと、ご当地ブラジルの作曲家の魅
力ある作品が収録されている点も見逃せません。





<PREISER>
PRCD 93447 1780
ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕
+ボーナス 「神々の黄昏」-ハーゲンの呼び声
セト・スヴァンホルム(T ジークムント),
ビルギット・ニルソン(S ジークリンデ),
ヨゼフ・グラインドル(Bs フンディング)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NDR交響楽団
録音:1953年10月
+ボーナス:ヨゼフ・グラインドル(Bs ハーゲン)
フリッツ・リーガー(指)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団,
バイエルン国立歌劇場合唱団
録音:1952年
豪華キャストによる「ワルキューレ」第1幕の放送録音です。スヴァンホルム
とグラインドルという二大ワーグナー歌手の間で歌うは、国際的活躍を始め
て間もなくのニルソン。翌年にはバイロイト音楽祭にも初出演すると言う頃
です。そして何といってもシュミット=イッセルシュテットの見事な指揮ぶ
り、ほとんどワーグナーの録音を残さなかった人だけに、貴重な記録です。

PRCD 90694 2枚組 3560
ヴェルディ:「仮面舞踏会」(ドイツ語)
+ボーナス ヴェルディ:「運命の力」から2場面
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T リヒャルト),
ハンス・ラインマール(Br レネー),
ヒルデガルデ・ランツァク(S アメーリア),
マルガレーテ・アルント=オベール(A ウルリカ)
ハインリヒ・シュタイナー(指)ベルリン国立放送管弦楽団,合唱団
録音:1938年11月14日
+ボーナス:ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T アルヴァーロ),
ハンス・ヴォッケ(Br カルロ)
アルトゥーロ・ローター(指)ベルリン放送管弦楽団
録音:1942年3月
これが初出と思われる1938年の放送用録音。雑音は入りますが、当時として
は良好な音です。ロスヴェンゲとラインマールという、当時を代表する歌手
もさることながら、ランツァクの楚々としたアメーリアも聞きもの。またア
ルント=オベールは1888年生まれ、1913年にはメトに招かれていたという伝
説的メッツォです。全34面の原盤のうち、4面が紛失してしまい、別音源で
補っています。

PRCD 90690 3枚組 3560
“往年のモーツァルト歌手”
CD1:イタリア語のモーツァルト
「フィガロの結婚」
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ビドゥ・サヤン(S)
イタロ・ターヨ(Bs)
エレ・ア・スティーバー(S)
タンクレーディ・パセロ(Bs)
ティアーナ・レムニツ(S)
ルクレツィア・ボリ(S)
「ドン・ジョヴァンニ」
サルヴァトーレ・バッカローニ(Bs)
トーティ・ダル・モンテ(S)
フリーダ・ライダー(S)
ベニヤミーノ・ジーリ(T)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
エリーザベト・シューマン(S)
リヒャルト・タウバー(T)
「コジ・ファン・トゥッテ」
イーナ・スエズ(Ms)
コロマン・フォン・パタキ(T)
「イドメネオ」
リア・ギンスター
「羊飼いの王」
エリーザベト・シュワルツコップ(S)
CD2:ドイツ語のモーツァルト
「後宮からの逃走」
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
マルゲリータ・ペラス(S)
ユリウス・パツァーク(T)
「フィガロの結婚」
アレクサンダー・キプニス(Bs)
ルイーゼ・ヘレツグルーバー(S)
ヴィリ・ドムグラーフ=ファスベンダー(Br)
ロッテ・レーマン(S)
ゲルハルト・ヒュッシュ(Br)
マルガレーテ・テシェマッハー(S)
「ドン・ジョヴァンニ」
エルナ・ベルガー(S)
ハインリヒ・シュルスヌス(Br)
ペーター・アンダース(T)
カール・シュミット=ワルター(Br)
「コジ・ファン・トゥッテ」
ユリウス・パツァーク(T)
ロッテ・シェーネ(S)
ゲルハルト・ヒュッシュ(Br)
「魔笛」
アルノ・シェレンベルク(Br)
リヒャルト・タウバー(T)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
ミリツァ・コルユス(S)
ヴィルヘルム・ティッシュ(Bs)
CD3:ウィーンのモーツァルト・アンサンブル
「後宮からの逃走」
エミー・ローゼ(S)
ワルター・ルートヴィヒ(T)
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs)
「フィガロの結婚」
パウル・シェフラー(Br)
ヒルデ・ギューデン(S)
エーリヒ・クンツ(Br)
マリア・ライニング(S)
セーナ・ユリナッチ(S)
マリア・チェボタリ(S)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
「ドン・ジョヴァンニ」
エーリヒ・クンツ(Br)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
パウル・シェフラー(Br)
ヒルデ・ギューデン(S)
アントン・デルモータ(T)
ヒルデ・コネツニ(S)
「魔笛」
エーリヒ・クンツ(Br)
アントン・デルモータ(T)
ヴィルマ・リップ(S)
録音:1927-1950年
PREISERお得意のあれこれ集めたCD。ここでのお題は<往年のモーツァルト
歌手>。そして、CD1にはイタリア語のオペラを、CD2にはドイツ語のオペラ
とドイツ語訳で歌われたものを、さらにCD3にはウィーンの歌手とウィーン
の指揮者による演奏をあつめています。昨今の時代楽器演奏による颯爽とし
たモーツァルトも素敵ですが、こうした昔風情の情緒面々たる歌もよいもの
です。何より、次から次へと登場する名歌手の素晴らしいこと!のんびりお
楽しみいただきたい3枚です。

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