クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-04 No.5-1

2009年04月06日 15時23分41秒 | Weblog
<Linn>
CKD332(SACD-Hybrid) \2580
パーセル:4声のソナタ集 ――
4声のソナタ第1番ロ短調/同第2番変ホ長調/同第3番イ短調/同第4番ニ短調/
同第5番ト短調/同第6番ト短調/同第7番ハ長調/同第8番ト短調/
同第9番ヘ長調《黄金のソナタ》/第10番ニ長調
レトロスペクト・トリオ
〔ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)、マシュー・トラスコット(ヴァイオリ
ン)、ジョナサン・マンソン(バス・ヴィオール)、マシュー・ホールズ(チェ
ンバロ&オルガン)〕
ハイペリオンに録音された数々の名演で知られるイギリスの名門古楽演奏団
体"キングズ・コンソート"が生まれ変わり、"レトロスペクト・アンサンブル"
として新たに始動!
アンサンブルのリニューアルと時を同じくして"レトロスペクト・アンサンブ
ル"は、超優秀録音で定評のある"リン(Linn)"に移籍。早速登場となる"Linn"
からのリリース第1弾はパーセルの生誕350年記念盤となる「4声のソナタ集」
「黄金のソナタ」の名で知られる「ソナタ第9番ヘ長調」を含む「4声のソナ
タ集」で、現音楽監督マシュー・ホールズ、チェロ&ヴィオールの名手ジョ
ナサン・マンソンなど、レトロスペクト・アンサンブルが誇る世界的名手4人
が創意あふれる演奏を展開。




<Timpani>
1C1172 \2300
フォーレ:協奏的小品集 ――
ピアノと管弦楽のための《バラード》Op.19/ヴァイオリンと管弦楽のため
《子守歌》Op.16/チェロと管弦楽のための《エレジー》Op.24/ヴァイオリ
ン協奏曲Op.14/チェロと管弦楽のための《ロマンス》Op.69/フルートと管
弦楽のための《幻想曲》Op.79/ピアノと管弦楽のための《幻想曲》Op.111
ジャン=マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(ヴァイオリン)、
アンリ・ドゥマルケット(チェロ)、ジュリエット・ユレル(フルート)、
ジェローム・デュクロス(ピアノ)、
モーシェ・アツモン(指揮)、ブルターニュ管弦楽団
クセナキスに始まり、ロパルツ、ピエルネ、ダンディなどクラシック界に多く
のブームを巻き起こしてきた"ティンパニ(Timpani)"の最新盤は意外(!?)にも
フォーレ。
しかしただのフォーレ名曲集や室内楽曲集にしないところはさすが"Timpani"。
ピアノ伴奏版ではなく、敢えてオーケストラ伴奏版のみを取り上げたこだわ
りのフォーレなのである。
"トリオ・ワンダラー"のフィリップス=ヴァリャベディアンや、ロッテルダ
ム・フィルの美しきフルーティスト、ジュリエット・ユレルなどソリストも
名手がズラリと揃う。しかも指揮者は懐かしのモーシェ・アツモン!




<Caprice>
CAP21786 \2300
ピアノによるインプロヴィゼーショナルIII ――
ラヴェルをテーマとした即興曲-前奏曲/古風なメヌエット/絞首台/自由な
即興II/高貴で感傷的なワルツ/ボレロ/道化師の朝の踊り/自由な即興IV
/自由な即興III/ハイドンの名によるメヌエット
ヤコブ・カールソン(ピアノ)
スウェーデンの"カプリース(Caprice)"が発信する、即興の真髄を徹底的に追
求する驚異のシリーズ「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」。
(1)インプロヴィゼーション(即興)であること。
(2)10 タイトル全てで同一のコンサートホール、同一のピアノを使用
(ピアニストは各タイトルで変更となる)。
(3)レコーディングの直前(ホールに入ってから)にテーマが提示される。
事前提示は一切なし。
(4)セッションは全て真夜中に行われる(人間の脳の活動時間に着目)。
この4項目を共通項目とするシリーズの最新作で設定されたテーマは、フラン
スの巨匠"ラヴェル"の旋律。
日本でも人気の高いスウェディッシュ・ジャズの天才ピアニスト、ヤコブ・
カールソンが"ラヴェル"と"即興"の融合に挑んだ衝撃作。ラヴェルの旋律が
次々と進化する ――。
2007年5月16日-18日、ニーブローカイエン(ストックホルム)での録音。

CAP22064 2枚組 \4600
ノアゴー:無伴奏ギターのための作品全集 ――
リブラ(世界初録音)/リターンズ/パパラギ(ヴァージョン♭)/早朝/追憶
に/パンディーノ・アモリーノ(世界初録音)/パパラギ(ギターと時計)/テ
イルズ・フロム・ア・ハンド
ステファン・オステルシェー(ギター)
Nダウスゴーによる「交響曲第6番」や「テラン・ヴァーグ」の演奏が注目を
集めたデンマーク楽壇の重鎮ペア・ノアゴー(1932-)の無伴奏ギター作品全集。
6弦と10弦、2台のギターを携えてノアゴーの作品と向かい合ったステファン
・オステルシェーは、デビュー作がスウェーデン・グラミー1997に輝いたス
ウェーデンのトップ・ギタリスト。北欧音楽ファン、ギター・ファンにとっ
て意義深いリリースとなりそうだ。

CAP21447 \2300
失われた手品-エードルンド:作品集 ――
ヴァイオリンのための《ひとり》/打楽器アンサンブルのための《大地》/
ピアノ三重奏のための《青の庭園》/二つの木管五重奏のための音楽/失わ
れた手品
マッツ・セッテルクヴィスト(ヴァイオリン)、
クロウマータ、トリオ・マッツ、
ボー・ホルテン(指揮)、ウィンド・アンサンブル、
ベール・アードレル(メゾ・ソプラノ)、アンデシュ・ルーグイン(打楽器)、
アンデシュ・ホルダル(打楽器)、マッツ・ヴィードルンド(ピアノ)、
クリカン・ラーション(チェロ)
ミカエル・エードルンド(1950-)は、ストックホルム王立音楽大学でリードホ
ルムとメルネスに作曲法を教わり、ロックとポップにも精通する異色の作曲
家。型にはまらず、即興的要素を持ち、印象主義とも言われるエードルンド
の音楽がスウェーデンに新しい可能性をもたらしている。




<PentaTone>
PTC5186090(SACD-Hybrid) \2850
ボリショイ・エクスペリエンスVol.2 ――
ムソルグスキー:
歌劇《ホヴァンシチナ》(リムスキー=コルサコフ補筆完成版)より 第1幕の
前奏曲、神秘の力よ
リムスキー=コリサコフ:
歌劇《見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語》より 自然を讃える
歌、ケルジェネツの戦い、歌劇《サトコ》より ヴァイキングの歌、インド人
の歌、ヴェネツィアの商人の歌
チャイコフスキー:
歌劇《エフゲニー・オネーギン》より ポロネーズ、青春は遠く過ぎ去り
ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》より プロローグ
エレーナ・マニスティナ(メゾ・ソプラノ)、
ミハイル・グブスキー(テノール)、ウラディミール・クラソフ(バリトン)、
ウラディーミル・マトーリン(バス)、ヴァディム・リンコフスキー(バス)、
マクシム・パステル(テノール)、アントン・グリゴリエフ(バリトン)、
アンドレイ・ドゥナーエフ(テノール)、ミハイル・カザコフ(バス)、
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
巨匠のDNAを継承するヴェデルニコフ体制下、すなわち21世紀のボリショイ劇
場の姿を収めた「ボリショイ・エクスペリエンス」の第2弾もオール・ロシア
ン・プログラム!
ハイライトが収録されたムソルグスキーやリムスキー=コルサコフなど5つの
オペラも本場ロシアならではのプログラム。名門ボリショイ劇場の屋台骨を
支える音楽家たちの"現在"を聴ける。

PTC5186099(SACD-Hybrid) \2850
アメリカの作曲家による歌曲集 ――
ボルコム:4つのキャバレー・ソング
ゲッティー:プアー・ピーター
ヘギー:4つの歌曲
コリリアーノ:2つのキャバレー・ソング
パール・ウルフ:オード・デ・トド・エル・ムンド
リサ・デラン(ソプラノ)、スザンヌ・メンツァー(メゾ・ソプラノ)、
マット・ハイモヴィツ(チェロ)、クリスティン・パンコニン(ピアノ)
リサ・デランは、石油で巨額の富を築いたゲッティー家の一員であり作曲家
でもあるゴードン・ゲッティーのカンタータ「ジョーンと鐘」の世界初演で
もソリストを務めたアメリカのソプラノ歌手。
ボルコムやコリリアーノなど現役で活躍中のアメリカ人作曲家による作品の
みでプログラムを組んだ型にはまらない歌曲集は、これぞ"自由の国アメリ
カ"!ボルコムとヘギー以外の作品は世界初録音となる。

PTC5186124(SACD-Hybrid) \2850
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
ミッシャ・ディヒター(ピアノ)、
クルト・マズア(指揮)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
フィリップスの名盤を"SACD Hybrid"として復刻するクァドラフォニック(RQR
/4チャンネル録音)シリーズの最新作。
上海でユダヤ系ポーランド人の両親の下に生まれたミッシャ・ディヒター。
名門ジュリアードで学び、チャイコフスキー・コンクールで準優勝を勝ち取っ
たディヒターのブラームスは「ピアノ協奏曲第2番」(PTC5186125)が復刻され
ており、今回のリリースで2つの協奏曲がSACD Hybridで揃う。
1977年6月、ライプツィヒでの録音。




<Sterling>
CDS1080-2 \2300
クルーセル:管楽器のための作品集 ――
ベートーヴェン(クルーセル編):七重奏曲変ホ長調Op.20(木管楽器版)
クルーセル:スウェーデンの旋律による幻想曲
オーロフ・ブーマン(指揮)、
オーショッタ・シンフォニック・ウィンド・アンサンブル
当時はスウェーデン領だったフィンランドで生を受け、クラリネットの名手、
作曲家として音楽の世界を生きたベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775
-1838)の作品集は、「シンフォニア・コンチェルタンテ」(CDS1072-2)に続い
て2作目。
管楽器のみの編成にアレンジした楽聖ベートーヴェンの「七重奏曲」と、ス
ウェーデンの旋律を題材としたクルーセル自作の「幻想曲」は、いずれもク
ルーセルの管楽器奏者としての経験が反映された優れた作品である。
オーショッタ・シンフォニック・ウィンド・アンサンブルのレベルの高さも
特筆もの。北欧の管楽器の充実振りには改めて感服!




<Globe>
GLO5232 \2300
シューベルト:ピアノ作品集Vol.5 ――
最後のワルツD.146/エコセーズ集(D.145-1/D.145-2/D.816-2/D.145-3/
D.145-3/D.783-1/D.783-2/D.816-1/D.734-2/D.734-1/D.816-3)/
メヌエットD.41
トゥルーデリーズ・レオンハルト(フォルテピアノ)
オランダのベテラン女流鍵盤奏者であり、巨匠グスタフ・レオンハルトの妹、
トゥルーデリーズ・レオンハルトがフォルテピアノで弾くシューベルト作品
集も第5集。
第1集からレオンハルトが愛用している"1815年-1820年頃にウィーンのベニグ
ヌス・ザイドナーによって製作されたフォルテピアノ"の音色は、ここでも優
しく温かい。
作曲者の存命中に製作された銘器で、ほぼ同時期に作曲された音楽を聴く貴
重な機会を与えてくれる。レオンハルトが弾くフォルテピアノが優しく語り
かけてくるような、ぬくもりを感じる演奏である。

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