<Linn>
CKD 275(SACD-Hybrid) \2580
J・S・バッハ:ソナタとコラール集 ――
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039/コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》
BWV.645/トリオ・ソナタ第4番ト短調BWV.528(原曲ホ短調)/コラール《イ
エスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて》BWV.650/ヴァイオリン・ソナタ
ト長調BWV.1021/トリオ《いと高きところにまします神にのみ栄光あれ》
BWV.664/コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/トリオ《主イエス・キ
リストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.632/トリオ・ソナタ第2番ホ短調
BWV.526(原曲ト短調)
パラディアン・アンサンブル
パメラ・トービー、ロドルフォ・リヒターら名手を擁するヴィルトゥオーソ集
団、パラディアン・アンサンブル久々の新譜がリリース。
大バッハのソナタからコラールまでを一糸乱れぬ演奏で聴かせてくれるバッハ
・ファン注目のアルバム。ハイレベルの演奏の中でも特にパメラ・トービーの
リコーダーの音色は群を抜いている。
<APR>
APR 5572 \1750
アルフレッド・コルトー-後期録音集Vol.2 ――
1948年録音“アンコール”-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
F・シューベルト(コルトー編曲):リタニア、
R・シューマン:予言の鳥、
J・ブラームス(コルトー):子守歌
1947年録音-
C・フランク:前奏曲、アリアとフィナーレ
1949年録音-
C・ドビュッシー:前奏曲集第1巻
1948年録音“アンコール”(LPヴァージョン)-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
R・シューマン:予言の鳥
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ヒストリカル・ファンに根強い人気を持つAPRの新譜はコルトーが1947年から
1949年にかけて行った後期録音集。バッハ、パーセル、シューマンの3作品は
“LPヴァージョン”として別テイクも収録。
<Gala>
GL 100.763 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》(録音:1972年7月16日)
ホセ・カレーラス(テノール)、
ピエール=ミシェル・ルコント(指揮)、ORTFオペラ管弦楽団、他
GL 100.765 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(ロシア語版)
ザラ・ドルハノワ(メゾ・ソプラノ)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他
GL 100.766 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》(録音:1978年11月9日)
レリ・グリスト(ソプラノ)、
ブルーノ・マルティノッティ(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団、大劇場合唱団、他
GL 100.768 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》(ロシア語版/録音:1953年)
イヴァン・コズロフスキ(テノール)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他
GL 100.770 2枚組 \2300
L・ドリーブ:歌劇《ラクメ》(ロシア語版/録音:1946年)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、
アレクサンドル・オルロフ(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他
GL 100.771 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《アイーダ》(ロシア語版/録音:1953年)
ナタリア・ソコロヴァ(ソプラノ)、
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)、
ボリショイ歌劇場管弦楽団&合唱団
GL 100.773 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《エルナーニ》(英語版/録音:1967年)
ポーリン・ティンズリー(ソプラノ)、
ブライアン・ボークウィル(指揮)、
サドラーズ・ウェールズ管弦楽団&合唱団、他
<Golden Stars>
GSS 5410 3枚組 \6240
K・ワイル:
《三文オペラ》/《マハゴニー市の興亡》/《ハッピーエンド》/《銀の湖》
より/歌曲集(録音:1928年-1944年)
ロッテ・レーニャ(ヴォーカル)、クルト・ワイル(ピアノ)、
ハラルド・パウルゼン(指揮)、
オトマール・スウィトナー(指揮)、
ベルリン州立歌劇場管弦楽団管楽器セクション、他
GSS 5408 3枚組 \6240
ナポリ民謡集 ――
彼女に告げてよ/4月/勝利だ、我が心よ/カタリ、カタリ/フニクリ・フニ
クラ/帰れ、ソレントへ/オ・ソレ・ミオ/朝の歌/ヴェネツィアの幻影/イ
デアーレ/サンタ・ルチア/他 全42曲
マリオ・デル・モナコ(テノール)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
プラシド・ドミンゴ(テノール)、
ホセ・カレーラス(テノール)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、他
<Remember>
RMB 75116 \1150
ホーリー・ホーリー・ホーリー ――
J・ニュートン:アメージング・グレース
A・H・マロット:主の祈り
F・シューベルト:アヴェ・マリア
伝承曲:父祖の信仰
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》より ハレルヤ/他 全22曲
パット・ブーン(ヴォーカル)、ビング・クロスビー(ヴォーカル)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、他
<harmonia mundi france>
HMC 901900 \2080
オリヴィエ・グレフ(1950-2000):
ソナタ・ダ・レクイエム op.283
ピアノ三重奏曲(1. 深き淵より 2.ジャヴァ 3.ロマンツェ 4.アッラ・ブレ
ーヴェ)
エマニュエル・ベルトラン(Vc) パスカル・アモワイヤル(Pf)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
1950年から2000年、音楽の世界が無調、アヴァンギャルドと様々な方向に向か
っていく中で、それらの流れと無関係な独自の音世界を守り続けたオリヴィエ
・グレフ。メータ、ミシェル・ダルベルトといった名だたる演奏家たちから高
く評価を受け、オリヴィエ・グレフ財団及びアパックス社が設立され、様々な
作品が出版されています。「私はこれまでにそんなにたくさんの作品をつくっ
たつもりはない。もし私がこの多作ぶりについて自分自身にたずねるとしたら、
私の人生は音楽そのものであるからだ、と答えるであろう。作曲することをや
めたら、私は死ぬ。」1998年、このCDに収録されているピアノ・トリオを書
き終えたときの言葉です。一曲目は死を・喪失・旅・魂の黙想の三つの観点か
ら見つめた、死者への優しいなぐさめの音楽。二曲目のトリオは、ショスタコ
ーヴィチを思わせる味付けのちょっとアクセントのきいた曲想です。
HMC 905265 \2080
コダーイ:チェロ・ソナタop.8、二重奏op.7
クサヴィエ・フィリップス(Vc)
ジャン・マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(Vn)
甘く切ない音色が魅力的なクサヴィエ・フィリップスが、チェロの金字塔的作
品、2曲を収録しました。ソナタの第一楽章は、深く濃厚な歌を、曲にふりまわ
されることなく見事に歌いきっています。第三楽章の舞曲風の楽章も、自由闊
達に弾ききっています。トリオ・ヴァンダラーの名ヴァイオリニスト、ヴァ
リャベディアンを迎え、二重奏も最高の出来栄えです。これでムンディにはケ
ラス、ベルトラン、そしてフィリップスと、秀でたチェロ奏者が三人揃ったこ
とになります。
★2006年カタログ付CD★
HMX 2991683 \1350
パーセル(1659-1695):ディドーとエネアス
リン・ドーソン(S、ディドー)ローズマリー・ジョシュア(S、ベリンダ)
ジェラルド・フィンレイ(Br、エネアス)
ドミニク・ヴィス(C‐T、第一の魔女)、
マリア・クリスティーヌ・キール(S)他
ルネ・ヤーコプス(指)エイジ・オブ・エンライトゥンメントO.
クラレ・カレッジ・チャペルCho. ジョン・トール(Cemb)
ナイジェル・ノース(テオルボ) ポーラ・シャートーヌフ(G)
英国バロックのみならず、音楽史上の金字塔オペラのひとつ、パーセルの「ディ
ドーとエネアス」。17世紀英国の劇場の活気と喧騒、当時の人々を驚かせたで
あろう美しい旋律など、ヤーコプスの演奏の見事さにはあらためて圧倒されま
す。歌手陣も皆演技も巧みな立ち回りです。大詰めで瀕死のディドーが歌う嘆
きのアリア『私が土の中に横たえられる時』はこの曲の白眉ですが、リン・ド
ーソンは情感に流されることなく、切々と訴えかけてきます。ドーソンを支え
るヤーコプスの通奏低音の音作りも、歌を邪魔することは決してありませんが、
色彩豊か。色褪せることのない不朽の名演です。
★ハルモニア・ムンディ-モーツァルト・エディション第2弾
HMX 2961818 3枚組 \4750
モーツァルト:「フィガロの結婚」K.492
サイモン・キーンリサイド(アルマヴィーヴァ伯爵)、
ヴェロニク・ジャンス(伯爵夫人)
、パトリツィア・チオーフィ(スザンナ)、
ロレンツォ・レガッツォ(フィガロ)、
アンジェリカ・キルヒシュラーガー(ケルビーノ)、
マリー・マクローリン(マルチェッリーナ)、
コビー・ヴァン・レンズブルク(ドン・バジーリオ)、
アントーニオ・アベーテ(バルトロ,アントーニオ)
ニコラウ・デ・フィゲイレド(Pf)
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ケルン、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
グラミー賞受賞、グラモフォン誌上でも絶賛の嵐だった、フィガロの結婚も豪
華装丁で再登場です。あらためて豪華キャスト陣にうっとり、フィゲイレドの
絶妙なレチタティーヴォの合いの手に思わず膝を打ってしまいます。序曲から
聴くものを惹きつけて離さないヤーコプスの音楽作りは実に見事です。
HMX 2967033 2枚組 \3380
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集
ザ・モーツァルティアン・プレイヤーズ【スティーヴン・ルービン(フォルテ
ピアノ)、マイロン・ルツケ(Vc)、スタンリー・リッチ(Vn)】
長らく廃盤となっていた、ピアノトリオ全曲集名盤の復活です!今年のフォル
・ジュルネ音楽祭でも多数の曲が演奏されるピアノトリオ、ここであらためて
復習も兼ねて聴いてみるのもよいかもしれません。ピアノフォルテの美しい音、
ヴァイオリンのルツケの名手ぶり、ぴったりと寄り添うチェロのリッチ、完璧
なアンサンブルは今聴いても新鮮です。
HMX 2961393 \1850
モーツァルト:
ミサ曲ハ短調K.427
フリーメーソンのための葬送音楽K.477
Ch.エルゼ(S)、J.ラーモア(S)、S.ワイア(T)、P.コーイ(B)
ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、ラ・シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼO.
6月にコレギウム・ヴォカーレと来日し、1度きりのロ短調ミサ曲のコンサート
を行うヘレヴェッヘの伝説の名盤の豪華装丁版です。あらためて、名演、美音
におどろかされます。
HMX 2961815 \1850
W.A.モーツァルト:ピアノ作品集
組曲ハ長調K.399(385i)、ジーグ(小さなジーグ)ト長調K.574、
ソナタ第4番変ホ長調K.282、グルックの歌劇『メッカの巡礼』の「われら愚か
な民の思うは」による10の変奏曲ト長調K.455、幻想曲ハ短調K.475、
ソナタ第14番ハ短調K.457
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
人気沸騰中、シュタイアーのムンディリリース第1弾も豪華装丁で再登場です。
シュタイアーは、5月のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日するほか、トッパ
ンホールや水戸芸術館でも演奏します。このCDに収録されている曲も演奏され
る予定。ますますシュタイアーには目が離せません!
HMX 2961809 \1850
モーツァルト:
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
ディヴェルティメント ニ長調K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調K.137
ディヴェルティメント ヘ長調K.138
ペトラ・ミュレヤンス(指)フライブルク・バロックO.
名曲セレナータ・ノットゥルナ。豪華装丁で気分も一新の再登場です。フライ
ブルク・バロック・オーケストラは、ヤーコプスのリナルドなどでもその名人
ぶりで世を驚かせています。あらためて実にうまい!と驚くばかりの名演奏
です。
<HUNGAROTON>
HCD 32343 \1980
モーツァルト:3つのソナタ集K.Anh.166-
イグナツ・プレイエルによる弦楽四重奏用編曲
弦楽四重奏曲変ロ長調(-ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570)
弦楽四重奏曲ト長調(-ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526)
弦楽四重奏曲変ホ長調(-ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481)
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2004年10月20-24日ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会
18世紀末葉のヨーロッパ。多くの中産階級と貴族がハウスムジークに興じた時
代に、弦楽四重奏のジャンルに最初のブームが訪れました。湧きに湧く楽譜出
版ビジネスにこぞって各社が乗り出す中にいたのが、有力な音楽出版者ヨハン
(ジャン)・アンドレ(1741-99)。作曲家&指揮者でもあった彼が、「モー
ツァルト作曲、3つの新しい弦楽四重奏曲Op.64、プレイエルによる復活蘇演」
と銘打って1798年に出版したのがこちら。
編曲者プレイエル(1757-1831)は作曲家ですぐれたピアニスト、指揮者。そ
してまた音楽出版社とピアノ工房の経営者として大成功を収めたことでも有名。
さすがは当時絶大な人気を誇っていたプレイエル。並みの作曲家とは仕事の出
来栄えが違います。編曲の過程でシンプルな各パートの再編だけでなく、さり
げなく声部の追加・形式の変更(おもに省略)を行っています。天才モーツァ
ルトの魅力はそのままに、作品に新たな生命を吹き込んだプレイエルの名編曲。
どこが変わったかは聞き比べてのお楽しみ?
<CALLIOPE>
CALX 3317 \1350
カタログ付特価CD
モーツァルト:
セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361 / 370a
エリック・ボド(指)アンサンブル・フィリドール(ピリオド楽器使用)
ア・ハッピー・モーツァルト・イヤー!カリオペから、アンサンブル・フィリ
ドールによるかの名演、グラン・パルティータがカタログ付特価CDで再登場
です!ピリオド楽器使用による、あたたかなアンサンブルに、うっとりしてし
まいます。
<BIS>
BIS SA 1436(SACD-Hybrid) \2250
ヘンデル:オラトリオ・二重唱曲集
これら労働は終わり(エフタより)
おお、無比の娘;我らが澄んだ流れ(ヨシュアより)
偉大なる勝者、あなたの足元に跪きます(ベルシャザルより)
汝、芸術よ近くへ;私の貞節なスザンナを称えよ(スザンナより)
汝、輝かしき富の息子;喜びの流れは永久に(テオドラより)
夜明けよ、ようこそ;賢者が知るあらゆる喜び(ソロモンより)
親切な健康は降ち(アン王女の誕生日のための頌歌)
一万のけがれなさうち、最たるもの;私は笑って迫害を受けよう(サウルより)
あなたの熱意はどこに私を育てますか;微笑ましい自由、すてきな客人(デボ
ラより)
夫婦愛ばんざい(アレクサンダー・バルスより)
彼女を真似よう(アレクサンダーの饗宴より)
誰が私の離れた心を(エステルより)
キャロリン・サンプソン(Sop)、ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)、
ニコラス・クレーマー(指)エイジ・オブ・エンライトンメント管
BCJのソリストとしてもおなじみのイギリス人歌手ふたりによるヘンデルのデュ
エット集。テーマはずばり「愛」。ほとんどが宗教作品中のものですが、開放
的で甘口な作風のヘンデルらしく、まるでオペラのような愉悦感に満ちていま
す。サンプソンとブレイスが魅力たっぷりに演じています。
BIS 1330 \2080
ケンプ・プレイズ・バッハ
J. S. バッハ:
パルティータ第4番ニ長調 BWV828
同第6番ホ短調 BWV830
フレディ・ケンプ(Pf)
人気者フレディ・ケンプのソロ第9弾はバッハ。それもパルティータの4番と
6番というこだわりを見せています。彼ならではの超絶技巧と颯爽とした解釈
が新鮮です。
BIS 1296 \2080
ラロ:オーケストラ作品集
チェロ協奏曲ニ短調
交響曲ト短調
バレエ音楽「ナムナ」より
トーレイヴ・テデーン(Vc)
キース・バケルス(指)マレーシア・フィル
有名な割りに「スペイン交響曲」以外あまり聴く機会のないラロ作品ですが、
豊富なメロディと独特のエキゾチックな色彩が魅力です。マレーシア・フィル
の予想外な巧さが驚きです。
BIS 1375 \2080
ファン・エイク:「笛の楽園」ベスト
英国のナイチンゲール、麗しのアマリリ、最も美しい少女ダフネが、人は夜何
をする、道化師、ファンタジアとエコー、彼女は許してくれるだろうか、フラ
ンスのエア、ブラヴァーデ、聖母マリアへの賛歌、戻っておいで、私から消え
た喜び、ガブリエルは私に語った、他全16曲
ダン・ラウリン(Rec)
ダン・ラウリンの吹く「笛の楽園」といえば、リコーダー界のノーベル賞的偉
業と申せましょうが、なにぶん全9枚・10時間半もかかる大作なのが難でした。
そこで「麗しのアマリリ」や「英国のナイチンゲール」など人気の高いものを
16曲厳選、一枚にまとめたベスト盤ができました。入門盤としても最適。ラウ
リンの至芸を楽しめます。
BIS 1524 \2080
ヴァイス:リュート作品集
前奏曲 変ホ長調、チャコーナ 変ホ長調、ソナタ ハ短調、ソナタ 変ロ長調
前奏曲 ニ短調、フーガ ニ短調、ソナタ イ短調
ヤコブ・リンドベルイ(lute)
ヤコブ・リンドベルイが15年前に入手したというシクストゥス・ラウヴォルフ
制作(1590年頃)のリュート。マンドリンのような形をしたこのリュートは、
おそらく唯一現存するされる超珍品楽器。これを用いてヴァイス (1687-1750)
を奏でています。
<Simax>
※以前ご案内していますが、内容に変更があり再度のご案内です。
PSC 1294 \2180
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757):ソナタ集
ホ長調K531 嬰ヘ長調K318 イ長調K533 ロ短調K87 ホ長調K380 ト長調K427
ト短調K476 ヘ長調K44ヘ短調K481
フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847):ピアノソナタ第1番ホ長調作品6
スヴァイヌング・ビェラン (P)
録音:2005年5月24日-27日 Teldex スタジオ (ベルリン)
スヴァイヌング・ビェラン (1970-) はノルウェーのピアニスト。ハンス・ライ
グラフや、アンスネスの師でもあるイジー・フリンカにも学びました。初のソ
ロアルバムは、スカルラッティのソナタ10曲と、メンデルスゾーンが10代に作
曲したソナタを途中にはさむプログラム。スカルラッティからクレメンティや
フンメルを経てメンデルスゾーンに至る様式と語法の変化、それを意識しなが
ら、そこに共通する輝かしさ、優雅さ、そしてピアニスティックな表現を追求
した、とビェランは語ります。メンデルスゾーンの第3楽章レチタティーヴォ、
アダージョ・エ・センツァ・テンポ。その独白のクラシカルな佇まいがスカル
ラッティの時代を想い起こさせ、クラシックとロマンが美しく融け合っていま
す。
<ZIG ZAG Territoires>
ZZT 051103 \2180
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV1007-1009(ヴィオラ版)
[18のライプツィヒ・コラール集 より]*
バビロン川のほとりで BWV653,
主イエス・キリストわれらを顧みたまえBWV655,
いざ来たれ異教徒の救い主よBWV659
ジャン・マルク・アパップ(Va)
*テルプシコルド四重奏団〔ジローラモ・ボッティリェーリ(Vn) ラヤ・ライ
チェヴァ(Vn) カロリーネ・ハース(Va) フランソワ・グリン(Vc)〕
ジャン=マルク・アパップは、幅広い音楽を取り入れた革新的なヴィオラ奏者。
このアルバムでは、ヴィオラ演奏によるバッハの無伴奏組曲を収録しています。
自由なアプローチでバッハの音楽の普遍性に挑んでいます。チェロよりオクタ
ーブ高いヴィオラの音楽に艶が加わり、豊かな響きを感じさせてくれる演奏。
また、無伴奏組曲の合間に収録されたライプツィヒ・コラール集の編曲は、こ
のアルバムに絶妙なコントラストを描き出しています。テルプシコルド四重奏
団は2001年ジュネーブ国際音楽コンクールで第一位を獲得したカルテット。
(シューマン:弦楽四重奏曲集-CLAVES-50.2404)
CKD 275(SACD-Hybrid) \2580
J・S・バッハ:ソナタとコラール集 ――
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039/コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》
BWV.645/トリオ・ソナタ第4番ト短調BWV.528(原曲ホ短調)/コラール《イ
エスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて》BWV.650/ヴァイオリン・ソナタ
ト長調BWV.1021/トリオ《いと高きところにまします神にのみ栄光あれ》
BWV.664/コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/トリオ《主イエス・キ
リストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.632/トリオ・ソナタ第2番ホ短調
BWV.526(原曲ト短調)
パラディアン・アンサンブル
パメラ・トービー、ロドルフォ・リヒターら名手を擁するヴィルトゥオーソ集
団、パラディアン・アンサンブル久々の新譜がリリース。
大バッハのソナタからコラールまでを一糸乱れぬ演奏で聴かせてくれるバッハ
・ファン注目のアルバム。ハイレベルの演奏の中でも特にパメラ・トービーの
リコーダーの音色は群を抜いている。
<APR>
APR 5572 \1750
アルフレッド・コルトー-後期録音集Vol.2 ――
1948年録音“アンコール”-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
F・シューベルト(コルトー編曲):リタニア、
R・シューマン:予言の鳥、
J・ブラームス(コルトー):子守歌
1947年録音-
C・フランク:前奏曲、アリアとフィナーレ
1949年録音-
C・ドビュッシー:前奏曲集第1巻
1948年録音“アンコール”(LPヴァージョン)-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
R・シューマン:予言の鳥
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ヒストリカル・ファンに根強い人気を持つAPRの新譜はコルトーが1947年から
1949年にかけて行った後期録音集。バッハ、パーセル、シューマンの3作品は
“LPヴァージョン”として別テイクも収録。
<Gala>
GL 100.763 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》(録音:1972年7月16日)
ホセ・カレーラス(テノール)、
ピエール=ミシェル・ルコント(指揮)、ORTFオペラ管弦楽団、他
GL 100.765 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(ロシア語版)
ザラ・ドルハノワ(メゾ・ソプラノ)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他
GL 100.766 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》(録音:1978年11月9日)
レリ・グリスト(ソプラノ)、
ブルーノ・マルティノッティ(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団、大劇場合唱団、他
GL 100.768 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》(ロシア語版/録音:1953年)
イヴァン・コズロフスキ(テノール)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他
GL 100.770 2枚組 \2300
L・ドリーブ:歌劇《ラクメ》(ロシア語版/録音:1946年)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、
アレクサンドル・オルロフ(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他
GL 100.771 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《アイーダ》(ロシア語版/録音:1953年)
ナタリア・ソコロヴァ(ソプラノ)、
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)、
ボリショイ歌劇場管弦楽団&合唱団
GL 100.773 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《エルナーニ》(英語版/録音:1967年)
ポーリン・ティンズリー(ソプラノ)、
ブライアン・ボークウィル(指揮)、
サドラーズ・ウェールズ管弦楽団&合唱団、他
<Golden Stars>
GSS 5410 3枚組 \6240
K・ワイル:
《三文オペラ》/《マハゴニー市の興亡》/《ハッピーエンド》/《銀の湖》
より/歌曲集(録音:1928年-1944年)
ロッテ・レーニャ(ヴォーカル)、クルト・ワイル(ピアノ)、
ハラルド・パウルゼン(指揮)、
オトマール・スウィトナー(指揮)、
ベルリン州立歌劇場管弦楽団管楽器セクション、他
GSS 5408 3枚組 \6240
ナポリ民謡集 ――
彼女に告げてよ/4月/勝利だ、我が心よ/カタリ、カタリ/フニクリ・フニ
クラ/帰れ、ソレントへ/オ・ソレ・ミオ/朝の歌/ヴェネツィアの幻影/イ
デアーレ/サンタ・ルチア/他 全42曲
マリオ・デル・モナコ(テノール)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
プラシド・ドミンゴ(テノール)、
ホセ・カレーラス(テノール)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、他
<Remember>
RMB 75116 \1150
ホーリー・ホーリー・ホーリー ――
J・ニュートン:アメージング・グレース
A・H・マロット:主の祈り
F・シューベルト:アヴェ・マリア
伝承曲:父祖の信仰
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》より ハレルヤ/他 全22曲
パット・ブーン(ヴォーカル)、ビング・クロスビー(ヴォーカル)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、他
<harmonia mundi france>
HMC 901900 \2080
オリヴィエ・グレフ(1950-2000):
ソナタ・ダ・レクイエム op.283
ピアノ三重奏曲(1. 深き淵より 2.ジャヴァ 3.ロマンツェ 4.アッラ・ブレ
ーヴェ)
エマニュエル・ベルトラン(Vc) パスカル・アモワイヤル(Pf)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
1950年から2000年、音楽の世界が無調、アヴァンギャルドと様々な方向に向か
っていく中で、それらの流れと無関係な独自の音世界を守り続けたオリヴィエ
・グレフ。メータ、ミシェル・ダルベルトといった名だたる演奏家たちから高
く評価を受け、オリヴィエ・グレフ財団及びアパックス社が設立され、様々な
作品が出版されています。「私はこれまでにそんなにたくさんの作品をつくっ
たつもりはない。もし私がこの多作ぶりについて自分自身にたずねるとしたら、
私の人生は音楽そのものであるからだ、と答えるであろう。作曲することをや
めたら、私は死ぬ。」1998年、このCDに収録されているピアノ・トリオを書
き終えたときの言葉です。一曲目は死を・喪失・旅・魂の黙想の三つの観点か
ら見つめた、死者への優しいなぐさめの音楽。二曲目のトリオは、ショスタコ
ーヴィチを思わせる味付けのちょっとアクセントのきいた曲想です。
HMC 905265 \2080
コダーイ:チェロ・ソナタop.8、二重奏op.7
クサヴィエ・フィリップス(Vc)
ジャン・マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(Vn)
甘く切ない音色が魅力的なクサヴィエ・フィリップスが、チェロの金字塔的作
品、2曲を収録しました。ソナタの第一楽章は、深く濃厚な歌を、曲にふりまわ
されることなく見事に歌いきっています。第三楽章の舞曲風の楽章も、自由闊
達に弾ききっています。トリオ・ヴァンダラーの名ヴァイオリニスト、ヴァ
リャベディアンを迎え、二重奏も最高の出来栄えです。これでムンディにはケ
ラス、ベルトラン、そしてフィリップスと、秀でたチェロ奏者が三人揃ったこ
とになります。
★2006年カタログ付CD★
HMX 2991683 \1350
パーセル(1659-1695):ディドーとエネアス
リン・ドーソン(S、ディドー)ローズマリー・ジョシュア(S、ベリンダ)
ジェラルド・フィンレイ(Br、エネアス)
ドミニク・ヴィス(C‐T、第一の魔女)、
マリア・クリスティーヌ・キール(S)他
ルネ・ヤーコプス(指)エイジ・オブ・エンライトゥンメントO.
クラレ・カレッジ・チャペルCho. ジョン・トール(Cemb)
ナイジェル・ノース(テオルボ) ポーラ・シャートーヌフ(G)
英国バロックのみならず、音楽史上の金字塔オペラのひとつ、パーセルの「ディ
ドーとエネアス」。17世紀英国の劇場の活気と喧騒、当時の人々を驚かせたで
あろう美しい旋律など、ヤーコプスの演奏の見事さにはあらためて圧倒されま
す。歌手陣も皆演技も巧みな立ち回りです。大詰めで瀕死のディドーが歌う嘆
きのアリア『私が土の中に横たえられる時』はこの曲の白眉ですが、リン・ド
ーソンは情感に流されることなく、切々と訴えかけてきます。ドーソンを支え
るヤーコプスの通奏低音の音作りも、歌を邪魔することは決してありませんが、
色彩豊か。色褪せることのない不朽の名演です。
★ハルモニア・ムンディ-モーツァルト・エディション第2弾
HMX 2961818 3枚組 \4750
モーツァルト:「フィガロの結婚」K.492
サイモン・キーンリサイド(アルマヴィーヴァ伯爵)、
ヴェロニク・ジャンス(伯爵夫人)
、パトリツィア・チオーフィ(スザンナ)、
ロレンツォ・レガッツォ(フィガロ)、
アンジェリカ・キルヒシュラーガー(ケルビーノ)、
マリー・マクローリン(マルチェッリーナ)、
コビー・ヴァン・レンズブルク(ドン・バジーリオ)、
アントーニオ・アベーテ(バルトロ,アントーニオ)
ニコラウ・デ・フィゲイレド(Pf)
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ケルン、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
グラミー賞受賞、グラモフォン誌上でも絶賛の嵐だった、フィガロの結婚も豪
華装丁で再登場です。あらためて豪華キャスト陣にうっとり、フィゲイレドの
絶妙なレチタティーヴォの合いの手に思わず膝を打ってしまいます。序曲から
聴くものを惹きつけて離さないヤーコプスの音楽作りは実に見事です。
HMX 2967033 2枚組 \3380
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集
ザ・モーツァルティアン・プレイヤーズ【スティーヴン・ルービン(フォルテ
ピアノ)、マイロン・ルツケ(Vc)、スタンリー・リッチ(Vn)】
長らく廃盤となっていた、ピアノトリオ全曲集名盤の復活です!今年のフォル
・ジュルネ音楽祭でも多数の曲が演奏されるピアノトリオ、ここであらためて
復習も兼ねて聴いてみるのもよいかもしれません。ピアノフォルテの美しい音、
ヴァイオリンのルツケの名手ぶり、ぴったりと寄り添うチェロのリッチ、完璧
なアンサンブルは今聴いても新鮮です。
HMX 2961393 \1850
モーツァルト:
ミサ曲ハ短調K.427
フリーメーソンのための葬送音楽K.477
Ch.エルゼ(S)、J.ラーモア(S)、S.ワイア(T)、P.コーイ(B)
ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、ラ・シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼO.
6月にコレギウム・ヴォカーレと来日し、1度きりのロ短調ミサ曲のコンサート
を行うヘレヴェッヘの伝説の名盤の豪華装丁版です。あらためて、名演、美音
におどろかされます。
HMX 2961815 \1850
W.A.モーツァルト:ピアノ作品集
組曲ハ長調K.399(385i)、ジーグ(小さなジーグ)ト長調K.574、
ソナタ第4番変ホ長調K.282、グルックの歌劇『メッカの巡礼』の「われら愚か
な民の思うは」による10の変奏曲ト長調K.455、幻想曲ハ短調K.475、
ソナタ第14番ハ短調K.457
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
人気沸騰中、シュタイアーのムンディリリース第1弾も豪華装丁で再登場です。
シュタイアーは、5月のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日するほか、トッパ
ンホールや水戸芸術館でも演奏します。このCDに収録されている曲も演奏され
る予定。ますますシュタイアーには目が離せません!
HMX 2961809 \1850
モーツァルト:
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
ディヴェルティメント ニ長調K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調K.137
ディヴェルティメント ヘ長調K.138
ペトラ・ミュレヤンス(指)フライブルク・バロックO.
名曲セレナータ・ノットゥルナ。豪華装丁で気分も一新の再登場です。フライ
ブルク・バロック・オーケストラは、ヤーコプスのリナルドなどでもその名人
ぶりで世を驚かせています。あらためて実にうまい!と驚くばかりの名演奏
です。
<HUNGAROTON>
HCD 32343 \1980
モーツァルト:3つのソナタ集K.Anh.166-
イグナツ・プレイエルによる弦楽四重奏用編曲
弦楽四重奏曲変ロ長調(-ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570)
弦楽四重奏曲ト長調(-ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526)
弦楽四重奏曲変ホ長調(-ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481)
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2004年10月20-24日ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会
18世紀末葉のヨーロッパ。多くの中産階級と貴族がハウスムジークに興じた時
代に、弦楽四重奏のジャンルに最初のブームが訪れました。湧きに湧く楽譜出
版ビジネスにこぞって各社が乗り出す中にいたのが、有力な音楽出版者ヨハン
(ジャン)・アンドレ(1741-99)。作曲家&指揮者でもあった彼が、「モー
ツァルト作曲、3つの新しい弦楽四重奏曲Op.64、プレイエルによる復活蘇演」
と銘打って1798年に出版したのがこちら。
編曲者プレイエル(1757-1831)は作曲家ですぐれたピアニスト、指揮者。そ
してまた音楽出版社とピアノ工房の経営者として大成功を収めたことでも有名。
さすがは当時絶大な人気を誇っていたプレイエル。並みの作曲家とは仕事の出
来栄えが違います。編曲の過程でシンプルな各パートの再編だけでなく、さり
げなく声部の追加・形式の変更(おもに省略)を行っています。天才モーツァ
ルトの魅力はそのままに、作品に新たな生命を吹き込んだプレイエルの名編曲。
どこが変わったかは聞き比べてのお楽しみ?
<CALLIOPE>
CALX 3317 \1350
カタログ付特価CD
モーツァルト:
セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361 / 370a
エリック・ボド(指)アンサンブル・フィリドール(ピリオド楽器使用)
ア・ハッピー・モーツァルト・イヤー!カリオペから、アンサンブル・フィリ
ドールによるかの名演、グラン・パルティータがカタログ付特価CDで再登場
です!ピリオド楽器使用による、あたたかなアンサンブルに、うっとりしてし
まいます。
<BIS>
BIS SA 1436(SACD-Hybrid) \2250
ヘンデル:オラトリオ・二重唱曲集
これら労働は終わり(エフタより)
おお、無比の娘;我らが澄んだ流れ(ヨシュアより)
偉大なる勝者、あなたの足元に跪きます(ベルシャザルより)
汝、芸術よ近くへ;私の貞節なスザンナを称えよ(スザンナより)
汝、輝かしき富の息子;喜びの流れは永久に(テオドラより)
夜明けよ、ようこそ;賢者が知るあらゆる喜び(ソロモンより)
親切な健康は降ち(アン王女の誕生日のための頌歌)
一万のけがれなさうち、最たるもの;私は笑って迫害を受けよう(サウルより)
あなたの熱意はどこに私を育てますか;微笑ましい自由、すてきな客人(デボ
ラより)
夫婦愛ばんざい(アレクサンダー・バルスより)
彼女を真似よう(アレクサンダーの饗宴より)
誰が私の離れた心を(エステルより)
キャロリン・サンプソン(Sop)、ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)、
ニコラス・クレーマー(指)エイジ・オブ・エンライトンメント管
BCJのソリストとしてもおなじみのイギリス人歌手ふたりによるヘンデルのデュ
エット集。テーマはずばり「愛」。ほとんどが宗教作品中のものですが、開放
的で甘口な作風のヘンデルらしく、まるでオペラのような愉悦感に満ちていま
す。サンプソンとブレイスが魅力たっぷりに演じています。
BIS 1330 \2080
ケンプ・プレイズ・バッハ
J. S. バッハ:
パルティータ第4番ニ長調 BWV828
同第6番ホ短調 BWV830
フレディ・ケンプ(Pf)
人気者フレディ・ケンプのソロ第9弾はバッハ。それもパルティータの4番と
6番というこだわりを見せています。彼ならではの超絶技巧と颯爽とした解釈
が新鮮です。
BIS 1296 \2080
ラロ:オーケストラ作品集
チェロ協奏曲ニ短調
交響曲ト短調
バレエ音楽「ナムナ」より
トーレイヴ・テデーン(Vc)
キース・バケルス(指)マレーシア・フィル
有名な割りに「スペイン交響曲」以外あまり聴く機会のないラロ作品ですが、
豊富なメロディと独特のエキゾチックな色彩が魅力です。マレーシア・フィル
の予想外な巧さが驚きです。
BIS 1375 \2080
ファン・エイク:「笛の楽園」ベスト
英国のナイチンゲール、麗しのアマリリ、最も美しい少女ダフネが、人は夜何
をする、道化師、ファンタジアとエコー、彼女は許してくれるだろうか、フラ
ンスのエア、ブラヴァーデ、聖母マリアへの賛歌、戻っておいで、私から消え
た喜び、ガブリエルは私に語った、他全16曲
ダン・ラウリン(Rec)
ダン・ラウリンの吹く「笛の楽園」といえば、リコーダー界のノーベル賞的偉
業と申せましょうが、なにぶん全9枚・10時間半もかかる大作なのが難でした。
そこで「麗しのアマリリ」や「英国のナイチンゲール」など人気の高いものを
16曲厳選、一枚にまとめたベスト盤ができました。入門盤としても最適。ラウ
リンの至芸を楽しめます。
BIS 1524 \2080
ヴァイス:リュート作品集
前奏曲 変ホ長調、チャコーナ 変ホ長調、ソナタ ハ短調、ソナタ 変ロ長調
前奏曲 ニ短調、フーガ ニ短調、ソナタ イ短調
ヤコブ・リンドベルイ(lute)
ヤコブ・リンドベルイが15年前に入手したというシクストゥス・ラウヴォルフ
制作(1590年頃)のリュート。マンドリンのような形をしたこのリュートは、
おそらく唯一現存するされる超珍品楽器。これを用いてヴァイス (1687-1750)
を奏でています。
<Simax>
※以前ご案内していますが、内容に変更があり再度のご案内です。
PSC 1294 \2180
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757):ソナタ集
ホ長調K531 嬰ヘ長調K318 イ長調K533 ロ短調K87 ホ長調K380 ト長調K427
ト短調K476 ヘ長調K44ヘ短調K481
フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847):ピアノソナタ第1番ホ長調作品6
スヴァイヌング・ビェラン (P)
録音:2005年5月24日-27日 Teldex スタジオ (ベルリン)
スヴァイヌング・ビェラン (1970-) はノルウェーのピアニスト。ハンス・ライ
グラフや、アンスネスの師でもあるイジー・フリンカにも学びました。初のソ
ロアルバムは、スカルラッティのソナタ10曲と、メンデルスゾーンが10代に作
曲したソナタを途中にはさむプログラム。スカルラッティからクレメンティや
フンメルを経てメンデルスゾーンに至る様式と語法の変化、それを意識しなが
ら、そこに共通する輝かしさ、優雅さ、そしてピアニスティックな表現を追求
した、とビェランは語ります。メンデルスゾーンの第3楽章レチタティーヴォ、
アダージョ・エ・センツァ・テンポ。その独白のクラシカルな佇まいがスカル
ラッティの時代を想い起こさせ、クラシックとロマンが美しく融け合っていま
す。
<ZIG ZAG Territoires>
ZZT 051103 \2180
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV1007-1009(ヴィオラ版)
[18のライプツィヒ・コラール集 より]*
バビロン川のほとりで BWV653,
主イエス・キリストわれらを顧みたまえBWV655,
いざ来たれ異教徒の救い主よBWV659
ジャン・マルク・アパップ(Va)
*テルプシコルド四重奏団〔ジローラモ・ボッティリェーリ(Vn) ラヤ・ライ
チェヴァ(Vn) カロリーネ・ハース(Va) フランソワ・グリン(Vc)〕
ジャン=マルク・アパップは、幅広い音楽を取り入れた革新的なヴィオラ奏者。
このアルバムでは、ヴィオラ演奏によるバッハの無伴奏組曲を収録しています。
自由なアプローチでバッハの音楽の普遍性に挑んでいます。チェロよりオクタ
ーブ高いヴィオラの音楽に艶が加わり、豊かな響きを感じさせてくれる演奏。
また、無伴奏組曲の合間に収録されたライプツィヒ・コラール集の編曲は、こ
のアルバムに絶妙なコントラストを描き出しています。テルプシコルド四重奏
団は2001年ジュネーブ国際音楽コンクールで第一位を獲得したカルテット。
(シューマン:弦楽四重奏曲集-CLAVES-50.2404)