クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-09 No.22-1

2006年09月20日 18時00分16秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4776384 \1850
ロシアン・アルバム
1.チャイコフスキー:
「悲しい涙など知らずに過ごした日々」(歌劇「イオランタ」)
2.ラフマニノフ:「ここは素晴らしい場所」(12の歌 作品21-7)
3.ラフマニノフ:「美しい人よ、私のために歌わないで」(6つの歌 作品4-4)
4.R.コルサコフ:「汝、皇太子、わが救済者よ」(歌劇「皇帝サルタンの物語」)
5.R.コルサコフ:「ああ、可愛そうなはにかみ屋の雪娘よ!」?「女友達とイ
チゴ摘みに行き」(歌劇「雪娘」)
6.R.コルサコフ:「偉大なる皇帝よ!私に百回尋ねよ」(歌劇「雪娘」)
7.R.コルサコフ:
「イヴァン・セルゲーイチ、庭に行きましょう」(歌劇「皇帝の花嫁」)
8.チャイコフスキー:
「ピンピネッラ、フィレンツェの歌」(6つのロマンス 作品38-6)
9.グリンカ:「清らかな野原を私は見る」(歌劇「イワン・スサーニン」)
10.プロコフィエフ:
「奇跡だ、なんと彼女は素晴らしい」(歌劇「戦争と平和」)
11.ラフマニノフ:
「おお、泣かないで、私のパウロ」(歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」)
12.チャイコフスキー:手紙の場面「私は破滅してもいい」
(歌劇「エフゲニー・オネーギン」)
アンナ・ネトレプコ(Sp)
ズラータ・ブリチェワ(Ms)、ディミトリ・ヴォロパエフ(T)、
ヴラディーミル・モロズ(Br)、イリヤ・バンニク(Bs)、
アレクサンドル・モロゾフ(Bs)
マリインスキー劇場合唱団(合唱指揮:アンドレイ・ペトレンコ)
マリインスキー劇場管弦楽団
指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
2005年12月、2006年1,5,6月 マリインスキー劇場での録音
「ずっとロシアのオペラ・アリアと歌曲を録音したいと思っていました」と語
るネトレプコ。美しい容姿と豊かな表現力で、今やスーパー・スターの位置を
確固たるものにし、ヨーロッパの音楽チャートではどの国でも常にベスト3には
過去のアルバムがランクインし続けているという驚愕のブレイクぶり。そんな
中での新録音は、自身のルーツとも言えるロシアのオペラ・アリアと歌曲集で
す。しかも、伴奏を務めるのはネトレプコを見出したゲルギエフ。そしてゲル
ギエフ率いるマリインスキー劇場管。南ロシア出身のネトレプコは、93年にグ
リンカ声楽コンクールに優勝後マリインスキー劇場に所属、ゲルギエフの下で
オペラの研鑽を積みます。その後の活躍ぶりはご存知の通り。ですが、今まで
お国物の録音がほとんどなく、プロコフィエフの「3つのオレンジへの恋」全曲
(ゲルギエフ指揮)での端役がある程度でした。そして今回ようやくロシア作
品の録音がついに実現!古巣であるゲルギエフ&マリインスキー劇場の伴奏に
加え、気心知れたマリインスキーの歌手達との共演で歌えることは、彼女にと
ってもこの上ない喜びのようです。DVDリリースされたヴェルディの「椿姫」
や、MET来日公演で見せた「ドン・ジョヴァンニ」での彼女も素晴らしかった
ですが、ロシア物での彼女も今でとは違った魅力があり、ネトレプコ本来の姿
でありながら、今までは見ることのできなかった新たな一面をかいま見る気が
します。アルバムには彼女がアメリカでブレイクするきっかけとなったプロコ
フィエフの「戦争と平和」はもちろん、今までCDになっていないようなレアな
作品も収録。さらにはふだんピアノ伴奏でしか歌われない作品もオーケストラ
伴奏で収録されており、ロシア・オペラ、ロシア歌曲ファンにとっても聴き逃
せないアルバムになっています。

4776229 \1850
ドラゴン・ソング-中国作品集
1.中国中央楽団創作:ピアノ協奏曲 「黄河」
2.呂分成:平湖秋月
3.賀緑汀:牧童短笛
4.民謡:対花
5.孫以強:春舞
6.杜鳴心:草帽舞
7.?雨賢:望春風
8.朱踐耳:翻身的日子
9.民謡:春江花月夜
10.趙李平:亀茲舞(組曲 「シルクロード」 第5楽章)
11.王建民:楓橋夜泊
ラン・ラン(Pf)
ファン・ウェイ(ピパ)(9)、ザン・ジャリ(ダブル・リードの笛)(10)、
ジ・ウェイ(ツィター)(11)
チャイナ・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ロン・ユー
2006年1月北京での録音
母国の最高傑作と珠玉の小品を弾く!同タイトルのDVD&ハードカバーBook仕様
限定盤も同時リリース!
子供時代に弾いた作品を集めた前作「メモリー」に続き、ラン・ランの新作は
母国中国の作品集です。2008年の北京オリンピック開催を前にして、世界中の
視線が集まる中国。そこで、音楽を通して中国と欧米社会との架け橋になるべ
く、ラン・ランが温めてきた企画がこの「ドラゴン・ソング」です。1曲目の
「黄河」は、中国で最も有名なクラシック作品として今まで何度も録音されて
いる名曲。中国の民謡と西欧の伝統的なクラシック音楽が融合した色彩的な響
きが印象的なこの作品は、ソリストに高度なテクニックを要求しますが、ヴィ
ルトゥオーゾ・ピアニストのラン・ランにとってはお手の物。母国生まれの難
曲を見事に弾きこなしています。伴奏のチャイナ・フィルの演奏も素晴らしく、
中国におけるクラシック音楽のレヴェルの高さに驚きます。カップリングには
7曲のピアノ小品と3曲の室内楽を収録。どれも中国人作曲家による作品(一部
は民謡からの編曲)で、ラン・ランが少年時代を過ごした中国の原風景が目前
に広がるような美しい作品ばかり。わたしたち日本人にとっても、どこか相通
ずる雰囲気があり、思わず郷愁感に誘われてしまいます。3種類の民俗楽器を
演奏するのはラン・ランと気心の知れた仲間たち。もちろん演奏の息もぴった
りです。そして今回は同タイトルのDVDも同時リリース!DVDには最近の中国ツ
アーの模様や、ドラゴン・ソングの録音風景などが収録されています。

4776403 \1850
オッフェンバック・ロマンティーク
喜歌劇「天国と地獄」 序曲
チェロと管弦楽のための大協奏曲
喜歌劇「ライン川の水の精」より 序曲、バレエとグランド・ワルツ
喜歌劇「月世界旅行」より バレエ音楽
ジェローム・ペルノー(Vc)
ルーヴル音楽隊/指揮:マルク・ミンコフスキ
初のモーツァルト・アルバム(477 5798)が大ヒット中のミンコフスキ。このア
ルバムはレコ芸吉田秀和氏の「之を楽しむ者に如かず」に2ヶ月連続して取り
上げられ、大変高い評価を得ています。最新盤は彼がデビュー当初から手がけ
てきたオッフェンバックの作品集。フランス・バロックのスペシャリストとし
ての地位を確立してきたミンコフスキですが、同時にオッフェンバックにも傾
倒し、早い時期から彼の作品を採り上げてきました。特に2001年にオッターを
フィーチャーして行われたパリ・シャトレ座でのオッフェンバック・ガラ・コ
ンサートは圧巻で、この時の映像はDVDでもリリースされています。さらには
喜歌劇「美しきエレーヌ」や「天国と地獄」はCDとDVDがあり、オッターとは
オッフェンバックのアリア集でも共演しています。今の時代にこれだけオッ
フェンバックを採り上げている指揮者は珍しく、ミンコフスキの取り組みは
「オッフェンバック・ルネッサンス」と呼ばれひとつのムーヴメントとしてと
らえられるまでになっています。今回は、楽しい喜歌劇の序曲やバレエ曲をは
じめ、オペラ・コミック座のチェロ奏者でもあったオッフェンバックの貴重な
チェロ協奏曲も収録。オッフェンバックの魅力が満載された好企画です。協奏
曲でソロを務めるペルノーは1994年のチャイコフスキー・コンクールに入賞し、
現在はイギリス王立音楽院教授としてバロック、モダン両方のチェロを教えて
おり、Ligia Digitalレーベルからバッハの無伴奏組曲のライヴ盤も出してい
るフランスの俊英チェリストです。

4775725 \1850
Noel-ノエル
1.「Jul, jul stralande jul」
2.ウィデーン:「湖と岸辺の上で輝け」
3.民謡:「われらの神を讃えよ」
4.グロンダール:「メロディ」
5.リャプノフ:「Chanteurs de Noels」
6.シベリウス:「クリスマスがやってくる」(5つのクリスマスの歌 作品1-2)
7.シベリウス:「栄誉はいらない」(5つのクリスマスの歌 作品1-4)
8.シベリウス:「もみの木」(ピアノのための5つの小品 作品75-5)
9.グリーグ:「クリスマスの子守歌」
10.「幸福な鐘の音」
11.クィルター:「ベツレヘムのゆりかご」
12.ヘッド:「3人の仮装行列」
13.グレインジャー:「サセックスの仮装行列によるクリスマス・キャロル」
14.民謡:「So Blest a Sight」
15.シャミナード:「鳥のクリスマス」
16.グノー:「クリスマス」
17.シベリウス:「冬の情景」(ピアノのための5つのスケッチ 作品114-2)
18.「マリアのゆりかごの歌」
19.コーネリウス:「キリストの木」(6つのクリスマスの歌 作品8)
20.コーネリウス:「Die Hirten」(6つのクリスマスの歌 作品8)
21.コーネリウス:「王」(6つのクリスマスの歌 作品8)
22.バッハ:「主よ人の望みの喜びよ」 BWV147
23.カステリャノス:
「ガリシアのクリスマス・キャロル」(スペインのクリスマス・キャロル集)
24.カステリャノス:
「バスクのクリスマス・キャロル」(スペインのクリスマス・キャロル集)
25.カステリャノス:
「カスティーリャのクリスマス・キャロル」
(スペインのクリスマス・キャロル集)
26.カステリャノス:
「コルドバのクリスマス・キャロル」(スペインのクリスマス・キャロル集)
27.カステリャノス:
「アンダルシアのクリスマス・キャロル」(スペインのクリスマス・キャロル集)
28.バッハ:「われは今汝の飼い葉桶の傍らに立ち」 BWV469
29.バッハ:「異教徒の救い主よ」BWV659
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
ベンクト・フォシュベリ(Pf)
2005年8月 ミュンヘン・ヘラクレス・ザールでの録音
北欧のクリスマス・キャロルを歌った「Home for Christmas」から7年。今度
は世界のクリスマス・キャロルを集めたアルバムが登場です。前回はわりと知
られている作品が多かったですが、今回のアルバムには伝統的なクリスマス・
キャロルやバッハ、グノーなどの作品に加え、ロシアやスペインの珍しい作品
も収録。オッターが世界中から見つけてきた素敵なクリスマス・キャロルが満
載の充実した内容になっています。オッターのパートナーを務めるのはピアノ
のフォシュベリ。すでに長年コンビを組んでいる二人だけに、それぞれの作品
からより親密な雰囲気を感じさせてくれます。前作ベニー・アンダーソン作品
集も好調なオッター。彼女の優しい歌声で世界中のクリスマスが心温まるもの
になることは間違いないでしょう。

4776360 9枚組 \8100
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ選集
CD1
第2番 イ長調 作品2-2、第3番 ハ長調 作品2-3、
3つの選帝侯ソナタ WoO.47
CD2
第4番 変ホ長調 作品7、第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」、
第10番 ト長調 作品14-2
CD3
第5番 ハ短調 作品10-1、第6番 ヘ長調 作品10-2、
第7番 ニ長調 作品10-3
CD4
第11番 変ロ長調 作品22、第12番 変イ長調 作品26、
「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 作品35
CD5
第13番 変ホ長調 作品27-1、第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」、
第15番 ニ長調 作品28 「田園」
CD6
第16番 ト長調 作品31-1、第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」、
第18番 変ホ長調 作品31-3
CD7
第19番 ト短調 作品49-1、第20番 ト長調 作品49-2、
第21番 ハ長調 作品53 「ワルトシュタイン」、
第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」、
第25番 ト長調 作品79
CD8
第26番 変ホ長調 作品81-a 「告別」、第27番 ホ短調 作品90、
第30番 ホ長調 作品109、第31番 変イ長調 作品110
CD9
第28番 イ長調 作品101、第29番 変ロ長調 作品106 「ハンマークラヴィーア」
エミール・ギレリス(Pf)
録音:1972-1985年
今年10月26日はギレリス90回目の誕生日。1985年に亡くなってからすでに20年
以上の歳月が過ぎていますが、未だに人気の高いピアニストです。DGでは彼の
功績を讃えて、ベートーヴェン、モーツァルト、初期録音集の3種類をリリース
します。ベートーヴェンのソナタ集は1972年に録音がスタートし、1985年に彼
の突然の死によって5曲が録音されずに終わってしまったものですが、今でも
世界中で売れ続けており、未完の全集ながら彼のベートーヴェンが高い支持を
得ていることをあらわしています。力強いタッチ、正確無比なテクニックに加
え、晩年の自信に満ちあふれた演奏が聴くものを圧倒します。彼の男性的な演
奏は「ミスター・ベートーヴェン」と呼ばれるほどで、多くの名手を輩出した
ロシア・ピアニストの中でも、ベートーヴェンに関しては彼の右に出る者はい
ませんでした。今回の再発売でケースもスリム化。

4776373 2枚組 \1850
モーツァルト・レコーディングス
CD1
1.ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K.281
2.パイジェロの「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲
ヘ長調 K.398
3.幻想曲 ニ短調 K.397
4.ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
CD2
1.2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
2.ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
エミール・ギレリス(Pf)
エレーナ・ギレリス(Pf)(CD2-1)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:カール・ベーム
CD1;1970年1月28日ザルツブルクでのライヴ録音
CD2:1973年のスタジオ録音
ギレリス生誕90周年記念リリースのモーツァルトは2枚組で、CD1はギレリス初
のDG録音となった1970年1月のザルツブルク・ライヴ。長らく廃盤になってい
た音源で、今回久々の復活です(一部は9月発売のスタインウェイ・レジェンド
・シリーズにも収録されています)。CD2は今でもオリジナルス・シリーズでロ
ングセラーを続けている協奏曲。ベーム&ウィーン・フィルの好サポートも光
る名盤。ギレリスはデビュー当初は技巧派で情熱的な演奏を好んでいましたが、
1970年代の彼は音楽と他の芸術や哲学との深い関係を重要視し、テクニックだ
けではなく作品の本質を追い求めるようになっていました。特に、モーツァル
トにおける彼の演奏は、ロシア物やベートーヴェンなどで見せる力強さとは違
って典雅な雰囲気に満ちあふれており、発売当初から高い評価を得ていました。

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