クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-06 No.8-1

2007年06月12日 19時17分35秒 | Weblog
<SONY BMG Spai>
88697071172 \1980
アルベニス:「イベリア組曲」(全曲)【2台のギター編曲版)
カニサレス(g) 【多重録音】
ギターの聖地アンダルシアの粋を凝縮した、スペインを代表する作曲家アルベ
ニスが祖国に捧げた頌歌、組曲「イベリア」。このピアノの大作をフラメンコ
・ギターに果敢にアレンジ。フアン・マヌエル・カニサレスの新たな伝説は、
ここからはじまる。この演奏は、たとえ一人で多重録音したとしても、かなり
の超絶技巧も必要とするはずなのだが実際に聞いてみると、いとも易々と演奏
しているとしか思えない。もちろん2人の息は完璧に合っていて(あたり前だ
が)危ういところは何一つない。物憂げな午後の昼下がりにトロピカルドリン
クを片手にして、プールのそばで寛いでいるような極上のひとときを体験でき
ることは間違いない。
90年代、パコ・デ・ルシアとの活動歴をもつ、現在のスペイン/フラメンコ・
ギター界の期待を一身に背負っているフラメンコ・ギタリスト、作曲家のフア
ン・マヌエル・カニサレス4枚目のアルバム。
(SONYBMGスペイン第1弾)




<OEHMS CLASSICS>
OC700 10枚組 \7750
メルビッシュ音楽祭50周年記念スペシャルBOX
オッフェンバック:「パリの生活」
J・シュトラウス:「こうもり」「ヴェネツィアの一夜」「ジプシー男爵」
カール・ツィーラー:「小鳥売り」
レハール:「メリー・ウィドゥ」「ルクセンブルク伯爵」「微笑みの国」
カールマン:「チャルダッシュの女王」「マリッツァ伯爵令
(各ハイライト)
ルドルフ・ビーブル(指揮)メルビッシュ祝祭管弦楽団と合唱団
毎年夏ウィーン近郊で行われている恒例のメルビッシュ湖上音楽祭。この音楽
祭も年を追う毎に認知度が高まり、最近はBS放送で放映されたり、DVDも入手
しやすくなったりと、着実に人気も高まっています。今年で50周年を迎える
この音楽祭を記念して、ここ10年間の演目をお買い得BOXセットを発売(分売
商品は、既発売済み)。このアルバムはご存知の通り、音楽祭が開催される際
に現地での即売用としてあらかじめ出演者たちにより録音されたもの。台詞な
どは省略してあるため、音楽部分のみを収録してあり、長いお話も各オペレッ
タが各1枚のCDに収まってしまうというすぐれものです。(こまかいやり取り
は実演で!ということでしょうね)いつものことながら、今年も芸達者たちの
饗宴!ちょっと淫靡なジャケット通り、お洒落で妖艶な舞台が想像できるお買
い得なセットです。
※BOXの大きさは、縦横12cmx12cm 厚さ2.5cm で RCAコンプリートBOXのような
コンパクトな紙製。歌詞対訳は付いておりません。簡単なドイツ語による曲目
のみとなります。

OC592 \1450
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタOp.94a
ヴィエニャフスキ:創作主題による華麗なる変奏曲 Op.15
フォスター(クライスラー編曲):故郷の人々(スワニー川)
フォスター(ハイフェッツ編曲):金髪のジェニー
アレクサンダー・ギルマン(Vn)
マリーナ・ゼルテンライヒ(p)
ギルマンのヴァイオリンは音色も表現もとてもシャープ。叙情的なブラームス
では、少々評価も分かれるかもしれない。(最近出たズナイダーのようなタイ
プとは全く異なる表現である) しかし、プロコフィエフでの諧謔性と技巧性
に関しては文句のつけようがないだろう。それに続くヴィエニャフスキも、そ
の鮮やかさに快感を覚えてしまうはず。そして、最後に置かれた歌心にあふれ
たフォスターは泣きたくなるほど切ない。やはり全体を通して聴いてみると、
そのバランス感覚のよさには脱帽せざるを得ない。
【アレクサンダー・ギルマン】
現在23歳のヴァイオリニスト。6歳よりヴァイオリンを学び始め、7歳でミュン
ヘン・ガスタイクにデビュー。12歳でミュンヘンの「Jungend Musiziert」で
優勝。イツァーク・パールマン及びブロン教授のマスター・クラスに参加。
15歳でニューヨーク国際サミット・コンクール優勝した。現在はケルン音楽大
学にて、ブロン教授に学んでいる。使用楽器は1684年製ストラディバリ
「ExCroall」
【録音:2007年1月11-13日、バイエルン放送第2スタジオ】

OC703 \1450
プッチーニ&ヴェルディ・オペラ・アリア集
ヴェルディ:
「勝ちて帰れ!」「おおわが故郷」(アイーダより)、「ここがあの恐ろしい
場所」「死ぬ前にお慈悲だから」(仮面舞踏会より)、「神よ平和を与え賜
え」(運命の力より)、「穏やかな夜」(トロヴァトーレより)、
「Liberamente Or Piangi」(アッティラより)
プッチーニ:
「この柔らかなレースの中で」「ひとり捨てられて」(マノン・レスコーより)
「ある,晴れた日に」「私の坊や」(蝶々夫人より)、「歌に生き、恋に生き」
(トスカより)、「ご主人様、お聞きください!」「「氷のような姫君の心も」
(トゥーランドットより)
ホイ・ヘー(Sp)
イヴァン・アンゲロフ(指揮) スロヴァキア放送交響楽団
ずらりと並んだヴェルディとプッチーニの名アリア集。将来を嘱望されている
歌手ならではの自信に満ちた選曲と言えるだろう。全ての曲に共通するのは、
女の切なる願いと言ったところか。彼女の声は若干細めだが、全てに凛とした
佇まいが漂い表現力も申し分ない。例えば冒頭のアイーダ“勝ちて帰れ”。囚
われの身であるばかりに、父と恋人両方の無事を祈る彼女の切ない胸の内が手
に取るようにわかる名唱である。
【ホイ・ヘー】
1972年上海生まれ。1995年に上海で「コシ・ファン・トゥッテ」でデビュー。
その後「蝶々夫人」「トスカ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」で絶賛を浴
びた。2000年ドミンゴ国際声楽コンクールで2位を受賞。その後ドミンゴの助
言により、ロサンゼルス・オペラで「アイーダ」を、ワシントン・オペラで
「トゥーランドット」に出演。「トスカ」でイタリア・デビューを果たす。そ
の後2002年第42回ヴェルディの声国際コンクールで優勝。その後イタリア、
ヨーロッパを中心に、ヴェルディ、プッチーニのタイトルロールとして絶賛を
浴びている。今年のヴェローナ野外音楽祭にて、アイーダ役での出演が決まっ
ている。
【録音:2006年9月25-29日、スロヴァキア放送コンサート・ホール】

OC804 \1550
ワーグナー:「ヴェーゼンドンクの5つの歌」
リスト:
「ラインの美しき流れのほとり」「ローレライ」「私は死にたいのです」
「ぼくの歌には毒がある」「ゆれよ、青い眼」「花と香り」「御身、天から
来たり(1843)」「御身、天から来たり(1860)」「風がざわめく」「おお、夢に
来ませ」「ペトラルカの3つのソネット」
コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(p)
ある日本のプロモーターが彼の声に一目惚れ(一聴き惚れ?)して即座に招聘
を決めたという話があるくらいジャーノットの声は美しい。しかしながら、今
までのリリースを例にするまでもなく、彼のレパートリーはとても特殊なもの
ばかりである。それは、モーツァルト三代の歌曲のような「知られざる名曲」
の場合もあるが、どちらかというと「普段女声によって歌われる曲」が多いの
である。今までにも、ラヴェルのシェエラザードやマーラーの“大地の歌”を
歌い、聴き手を驚かせた。そして忘れてはならないのがR・シュトラウスの
“4つの最後の歌”。素晴らしいのだけど、どこか拭えない違和感がくせになっ
た人も多いはず。そんなジャーノットが今回選んだのは、ワーグナーの“ヴェ
ーゼンドンクの5つの歌”。これも女声用の曲のはずだが。ちなみにリストの
“ペトラルカのソネット”のバリトン・ヴァージョンのリリースもあまり多く
ない。
【コンラッド・ジャーノット】
1972年イギリスに生まれ、その後ドイツに移り、フィッシャー=ディースカウ
やH.リリンクに学ぶ。1996年キャスリン・フェリア・アワードでDecca賞を受
賞。さらにいくつかのコンクールで優勝し、以来幅広い活動をしている。 最
近ではヘレヴェッヘ指揮のコンサートのソリストとして、バッハ宗教曲歌いと
しても活躍を深めている。
【録音:2006年10月30日-11月2日、 バイエルン放送第2スタジオ】



<RCA RED SEAL RCA RED SEAL>
88697095852 2枚組 \2400
エッセンシャル・ヴァン・クライバーン
「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番より第1楽章」「ラフマニノフ/ピア
ノ協奏曲第2番より第2楽章」「ブラームス/ピアノ協奏曲第2番より第3楽章」
「ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番より第3楽章」「ラフマニノフ/ピアノ
協奏曲第3番より第3楽章」「ショパン/英雄ポロネーズ、幻想小曲集より第2番」
「リスト/愛の夢 第3番、ため息」「ドビュッシー/月の光、花火」「ラフマニ
ノフ/音の絵 第5番、メフィスト・ワルツ」「ブラームス/ラプソディー第2番」
「シューマン(リスト編)/君に捧ぐ」「ショパン/ノクターン Op.62-1,
幻想曲Op.49」
クライバーン初めてのベスト盤です。一番輝かしかった当時の録音の中から、
最も彼らしい力強い演奏のものが選曲されています。
Disk1は協奏曲。Disk2はソロの作品を収録。

88697108132 2枚組 \2960
ドニゼッティ:歌劇「アデリア」(全曲)
Adelia: Michela Sburlati (Sp), Odetta: Hermine Haselbock(Ms),
Oliviero: David Sotgiu(T), Comino: Xavier Rouillon(T),
Uno scudiero: Giorgio Valenta(T),
Carlo: Giulio Mastrototaro(Br), Arnoldo: Andrea Silvestrelli(Bs)
グスタフ・クーン(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
1841年にローマで初演された「アデリア」は、ほとんど演奏される機会もなく、
CDとしてもデヴィーアのライブ盤(1998年)のものが存在した(現在は入手不
可能)、とても珍しいオペラなのです。
この作品は、後年ヴェルディの2番目の妻となった名ソプラノ、ジュゼッピー
ナ・ストレッポーニのために書かれた典型的なヒロイン・オペラ・・・のはず
だったのですが、本来悲劇的な結末を迎えるはずだった内容が、当時の流行で
ハッピーエンドに変えられてしまったためか、ドニゼッティは作曲するモチベ
ーションを失ってしまい、第3幕は他の作品の転用が多く、完成度の面でもイ
マイチになってしまいました。とはいえ、ドニゼッティの晩年の作品らしく、
美しいメロディにあふれた聴きどころの多いアリアもたくさん含まれていま
す。 ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の音楽監督グスタフ・クー
ンは、今までの大味のイタリア・オペラではなく、小編成のオーケストラを使
いながら当時の演奏法も取り入れた演奏を試みています。歌手もたちも、グス
タフ・クーンが「世界オペラ歌唱コンクール:新しい声」で発掘した若いメン
バー。日本ではまだ知られていない方々ばかりですが、既にヨーロッパの有名
歌劇場に出演しているメンバーを起用し、彼のこの作品への新しい解釈がふん
だんに散りばめられています。
【録音:2006年12月11-16日 ボルツァーノ・オーディトリアム 演奏会形式ラ
イヴ】
※リブレットは冊子としては付属しておりません。エンハンスド機能により、
パソコンにてPDFファイルとして閲覧、印刷可能です。
(日本語対訳はございません)


<DHM (ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697126102 \1980
モーツァルト:ディヴェルティメント集
『ディヴェルティメント第2番 ニ長調K.131』、『行進曲 K.290』、
『ディヴェルティメント第7番 ニ長調K.205』、
『ディヴェルティメント第11番 ニ長調K.251』
アンサンブル・ゼフィロ
あまり演奏・録音される機会の無いK.131と205。 『K.131』は、フルート、オ
ーボエ、4つのホルン、2つのヴァイオリン、2つのヴィオラ、バス(fg&Cb)
の少し変わった編成の作品。何らかの特別な機会のために書かれたものと思わ
れるが、セレナード風の大きなスケールを持ち第1メヌエットは3つのトリオを
含んでいる。『K.205』は、メスマー博士の庭園音楽会用、あるいはアントレ
ッターの結婚式用に行進曲K.290と共に作曲されたと言われている。弦は3部で
ヴァイオリンが主導的な役割。『K.251』は、姉の霊名祝日のために演奏され
たことから「ナンネル七重奏」とも愛称される。フランス風ギャラント様式に
貫かれた作品。ここに収録された作品は、モーツァルトがザルツブルク時代に
書いた作品で、K.131の前年までイタリア旅行から帰ったすぐのものであり、
モーツァルトはイタリアの演奏法を考えて作曲したのではないかと思われる。
アンサンブル・ゼフィロのイタリア的なバロック奏法は、はじくような弦、粗
野なホルン音色、軽快で速いテンポなど、その要素を十分満たしている。また
様々にちりばめられている即興的な装飾音などは、他の演奏で聴きなれない、
くせになってしまう演奏です。ここでは各パート1人による演奏で、チェロを
使用せず、激うまのファゴットのA・グラッツィとコントラバスがバス・パー
トを受け持っている。
Stefano Rossi, Cecilia Bernardini(Vn), johanna Gamerith,
Ayako Matsunaga(Va) Roberto Sensi(Cb), Mercello Gatti(Fl-tr),
Alfredo Bernardini(Ob), Alfred Grazzi(Fg), Dileno Baldin,
Francesco Meucci, Brunello Gorla, Gabriele Rocchetti(Hr)
【録音:2006年2月22-26日 Villa San Fermo, Lonigo (Vicenza)】

88697126112 \1980
ベートーヴェン:ハーモニームジーク集
『管楽八重奏曲(パルティータ) 変ホ長調 Op.103』、『モーツァルトの「ド
ン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 ハ長調 WoO.28』、『行
進曲 ハ長調「帰営譜」 WoO.20』、『管楽五重奏曲 変ホ長調Hess.19』、『管
楽三重奏曲 ハ長調Op.87』、『エコセーズ ニ長調 WoO.22』、『ポロネーズ
ニ長調 WoO.21』、『ロンディーノ 変ホ長調 WoO.25』
アンサンブル・ゼフィロ
ベートーヴェンの管楽器のみによる大小編成による珍しい作品を集めたアルバ
ム。『八重奏曲Op103』は、最初期のものとしては最も重要な作品で、随所に
ベートーヴェン的な特徴が顔を出し、食卓の音楽として作曲されたものだが喜
遊性を脱している。全ての管楽器に名人芸を必要とする作品。『ロンディーノ』
は、管楽八重奏が醸し出す喜遊的な雰囲気と親しみやすい楽想によって、ベー
トーヴェンのこれらの作品群では最も有名な作品。 『行進曲』『エコセーズ』
『ポロネーズ』の3曲は、打楽器も含め17人の奏者で演奏。当時のトルコ音楽、
スコットランド民謡の流行を基にして、当時の打楽器をも使用して、盛り上げ
ています。
Alfredo Bernardini, Paolo Grazzi, Emiliano Rodolfi(Ob),
Lorenzo Coppola, Daniele Latini(Cl), Dileno Baldin, Francesco Meucci,
Emes Pecchinini(Hr), Alberto Grazzi, Giorgio Mandolesi(Fg),
Marcello Gatti(Piccolo), Maurizio Barigione(Ct-Fg), Gabriele Cassone,
Luca Marzana(Tp), Massimo Monti(Bass-Deum),
Renato Meucci(Turkish-Crescent), Riccardo Baldinutti(Side-drum),
Nicola Campanella(Triangle), Edoardo Giachino(Cymbals),
2005年12月12-15日 Teatro Mauro Pagano, Canneto sull'Oglio】
【アンサンブル・ゼフィロ】
1989年、ヨーロッパ屈指のバロック・オーケストラのメンバーとして活動して
いたバロック・オーボエ奏者アルフレード・ベルナルディーニとパオロ・グラ
ッツィ、バロック・ファゴット奏者アルベルト・グラッツィの3人は、ピリオ
ド木管楽器を中心とした音楽集団を結成し、神の名前にちなんでゼフィロと名
づけた。 以来、ゼフィロはヨーロッパの主要な音楽祭をはじめ各国で演奏を
続け、聴衆からもマスコミからも高評を得ている。また、ゼレンカのソナタ全
曲、モーツァルトの木管合奏曲(アストレ・レーベル)のレコーディングでグラ
ン・プリ・デュ・ディスク(ディアパゾン)など数々の国際賞を受賞し、世界一
の古楽器管楽器演奏団体と評価されている。2005年初来日しており、その演奏
は今までに無い遊び心たっぷりなものだった。メンバーのホルンのディレノ・
バルディンは、鈴木秀美の「オーケストラ・リベラ・クラシカ」の常連。ロレ
ンツォ・コッポラは、2008年2月「オーケストラ・リベラ・クラシカ」にて、
モーツァルトのクラリネット協奏曲のソリストとして迎えられる。

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