クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-08 No.25-1

2006年08月26日 22時36分01秒 | Weblog
<AVI-MUSIC>
4260085 530106 \2250
ブルッフ(1838-1920):
クラリネット,ヴィオラとピアノのための小品より Op.83-1、2、4、5、6&7
シューマン(1810-1856):
3つのロマンスOp.94 、おとぎ話 Op.132、
練習曲(6つのカノン風小品) Op.56、幻想小曲集Op.73
トリオ・ディ・クラローネ[ザビーネ・マイヤー、ウォルフガング・マイヤー、
ライナー・ヴェーレ]カレ・ランダル(P)
クラリネットの新しい音楽を提示し続けている、ザビーネ・マイヤーが率いる
トリオ・ディ・クラローネのAVIレーベルからの2枚目のアルバム。今回は、ブ
ルッフとシューマンといったロマン派の作品を取り上げています。ブルッフの
隠れた名曲「8つの小品」は、思わず感傷的になってしまう悲痛なメロディーが
印象に残ります。ヴァイオリン協奏曲だけではない!と思わせるブルッフの魅
力が溢れる演奏です。またシューマンのクラリネット三重奏曲「おとぎ話」や
「幻想小曲集」など珠玉のクラリネット作品を収録。クラリネットの魅力をと
ことん掘り下げた濃い内容です。

4260085 530229 \2250
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421(417b)
弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387「春」、
弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」
カルミナ四重奏団
録音:2005年10月26-28日
スイスを本拠地とするカルミナ四重奏団のAVIレーベルからのリリースです。モ
ーツァルトの弦楽四重奏団の傑作として親しまれている「ハイドン・セット」
から3曲を収録。弦楽四重奏とは思えない幅広い表現力と精緻な音楽性、完璧な
アンサンブルは必聴です。




<IMU IMU / ALBA>
IMUIMU 061 \2080
多彩なカンテレ-フィンランド・カンテレ音楽パレード
ユッカ・リンコラ(1955-):
テラコッタ・レディ/エヴァ・アルクラ(カンテレ)
ジャン・シベリウス(1865-1957):
即興曲 作品5-5/ウッラ・ホンコネン(カンテレ)
アンナ=カーリン・コルホネン:
オカピ/インプロバトゥル・カンテレデュオ
ヴィルマ・ティモネン:
ぎくしゃくしたプレー/ヴィルマ・ティモネン(カンテレ)
民謡(アンティ・ラントネン):
伯爵のポルスカ/オウティ・リンナランタ(カンテレ)
アスコ・ヒュヴァリネン(1963-):
きしむ音のワルツ/エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ)
ティモ・ヴァーナネン(1970-):
ネーレム/ティモ・ヴァーナネン(エレキカンテレ)
レッド・スチュアート/P・W・キング:テネシーワルツ/カンテレ・トリオ
民謡(カンテレ・トリオ 編曲):
トゥリカリ・マズルカ/カンテレ・トリオ
マルッティ・ポケラ(1948-):
リョンロット幻想曲/マルッティ・ポケラ(カンテレ)
民謡(ヘッリ・シュルヤニエミ 編曲):
鳥のように歌えたなら/ヘッリ・シュルヤニエミ(カンテレ)
マルッティ・シュルヤニエミエ(ヘッリ・シュルヤニエミ 編曲):
結婚の歌/ヘッリ・シュルヤニエミ(カンテレ)
民謡(ヴィルマ・ティモネン 編曲):
宝石のポルスカ/ヴィルマ・ティモネン(カンテレ)
民謡(オウティ・リンナランタ 編曲):
ケリマキ・ポルスカ/オウティ・リンナランタ(カンテレ)
フィンランド伝統の楽器カンテレには、弦の数と半音を弾くためのメカニズム
の違いにより、さまざまな種類があります。演奏される曲もいろいろ。古くか
らの伝承曲と民謡だけでなく、現在はクラシック、ジャズ、ポップスの分野の
曲もカバーする新しいカンテレ音楽も盛んになってきました。トッププレーヤ
ーによる演奏を集めたアルバム。ジャズミュージシャンで作曲家のユッカ・リ
ンコラと、打楽器奏者で作曲も手がけるアスコ・ヒュヴァリネンが書いた、民
俗楽器の枠を超える作品も演奏され、“今に生きる” カンテレの多彩な音と表
現を聴くことができます。エレキカンテレのユニークな響きを活かした曲、思
わずステップを踏んでしまう曲。「カンテレって?」という聴き手だけでなく、
この楽器に親しんでいる人たちにとっても新しい発見のあるアルバムです。

IMUIMU 054 \2080
木作りの心-カンテレ・トリオと踊ろう
ヴィネタの鐘 山の朝 結婚前夜のコッキラの踊り リパブリック賛歌 
ティリトンバ 道に迷って フィンテレスカ トゥリカリ・マズルカ 
オペラ・ワルツ 短調のフォックストロット・メドレー 木作りの心 
三角の帽子 すみれ 悪魔のポルカ 昔のワルツ やあ、マンタ 
アルプスのばら ナポレオン行進曲 テネシーワルツ 蛍の光
カンテレ・トリオ
トイヴォ・アラスパー(カンテレ) マッティ・コンティオ(カンテレ) 
ティモ・ヴァーナネン(カンテレ)
オストロボスニアのペルホ川渓谷出身のベテラン奏者、トイヴォ・アラスパー
(1929-)。フォークとジャズのフュージョングループ “カレリア” にも参加
したフィンランドでもっとも有名なミュージシャン、マッティ・コンティオ
(1948-)。1997年最優秀若手アーティストを受賞、グループ “ロイトゥマ”
のメンバーでもあるティモ・ヴァーナネン (1970-)。世代の違う名手3人が集
まったトリオが、伝承の曲、民謡、オリジナル曲に加え、懐かしい曲も演奏し
ます。アルバム名になった〈木作りの心〉はドイツ民謡の〈別れ〉 (ムシ・デ
ン) が原曲です。




<Simax>
PSC 1830 \2280
R.シュトラウス:セレナード 作品17-2、献呈 作品10-1
ワーグナー:
オペラ「タンホイザー」-エリーザベトの挨拶の歌「おごそかなこの広間よ」
ヴェルディ:オペラ「トロヴァトーレ」-炎は燃えて 彼女は足枷をされて
シーグル・レ(1871-1904):ノルウェー舞曲第2番
エルガー:セレナード 
ファリャ:オペラ「はかない人生」-スペイン舞曲第1番
クライスラー:ジプシーの女 
モシュコフスキ:
ギター 作品45-2 (サラサーテ編)、わらの中の七面鳥(アメリカ民謡)
ルードヴィーグ・マティアス・リンデマン:
コラール「ただ愛する神の摂理にまかす者」による変奏曲
ヨハン・クヴァンダール:フルートと弦楽のための協奏曲 作品22(1963)
モシュコフスキ:エチュード・カプリース
J.S.バッハ:
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903、
シチリアーナ (フルートとハープシコードのためのソナタ 変ホ長調 BWV1031
から)
マーリト・イセネ(S)
オスロ・フィルハーモニック管 ベルゲン・フィルハーモニック管
エルンスト・グラーセル(Vn) アーリル・サンヴォル(Org)
オルヌルフ・グルブランセン(Fl)
スヴェッレ・ブルーラン(指) ロベルト・リフリング(P)
桧舞台に立っている間は喝采を浴びながら、時とともに名前も音楽も忘れられ
かけてきたノルウェーの偉大な音楽家たち。国際的に活躍するきっかけを手に
しながら、フラグスタートに乞われノルウェー国立オペラの創設に加わったソ
プラノ歌手、マーリト・イセネ (1923-2003)。長年に渡りオスロ・フィルハー
モニック管弦楽団のコンサートマスターを務めたエルンスト・グラーセル
(1904-1974)。ノルウェー教会音楽の発展に貢献したアーリル・サンヴォル
(1895-1984)。オスロ・フィルハーモニックに30年以上在籍し、マールボロ音
楽祭ではゼルキンやカザルスとも共演したフルート奏者、オルヌルフ・グルブ
ランセン (1916-2004)。ロベルト・リフリング (1911-1988) は、ノルウェー
で初めてバッハの〈平均律クラヴィーア曲集〉全曲をコンサートで弾いたピア
ニスト。洗練された明晰な演奏が愛され、“真のノルウェー紳士”と言われま
した。放送録音と個人のアーカイヴ録音により彼らの芸術を偲ぶシリーズが始
まります。




<Ondine>
ODE 1079 2枚組 \2080
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):
鳥と管弦楽のための協奏曲-カントゥス・アルクティクス「極北の歌」(1972)
秋の庭 (1999)第3楽章《ジョコーゾ・エ・レッジェーロ》
ピアノ協奏曲第1番 (1969)第3楽章《モルト・ヴィヴァーチェ》
クラリネット協奏曲 (2001)第2楽章《アダージョ・アッサイ》
交響曲第7番《光の天使》 (1994)第3楽章《コメ・ウン・ソーニョ》
洗礼者聖ヨハネ追悼の徹夜の祈り-ヴィジリア-(1971-72 rev.1996) (全4曲)
アポテオシス(1992 rev.1999)
弦楽オーケストラのためのアダージョ・チェレステ(2000)
フルート協奏曲-風と踊る-作品63(1975)
真実と偽りの一角獣座(1971 rev.2000) (3曲)
ディヨメーヌ(アフロディーテ礼賛) (1968)
ピアノ協奏曲第3番《夢の贈り物》(1998)第3楽章《エネルジーコ》
交響曲第1番(1956 rev.1988/2003)
柳の木陰で(1998)?リスの歌、わが心の歌
天使たちの訪れ(1978)
セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管
ラルフ・ゴトーニ(P) マックス・ポンマー(指)ライプツィヒ放送響
リチャード・ストルツマン(Cl) 
ミッコ・フランク(指)スウェーデン放送響
ミッコ・フランク(指)ベルギー国立管
パトリック・ガロワ(Fl) 
ティモ・ヌオランネ(指)フィンランド放送響、フィンランド放送室内合唱団
アシュケナージ(P&指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管
いろいろな夢を見た。至福の夢、悪夢…。ラウタヴァーラにとって夢は、自分
だけのための隠れ家だった。はるか昔、子どものころから変わらず…。シベリ
ウスの後、もっとも国際的な成功を収めたフィンランドの作曲家、ラウタヴァ
ーラの作品は、彼の音楽を敬愛するレイヨ・キールネンの Ondine レーベルで
体系的に紹介されてきました。世界のオーケストラで演奏されるようになった、
鳥と管弦楽のための協奏曲〈カントゥス・アルクティクス〉 から、受胎告知だ
けでなく災禍をもたらす“天使”を示す〈天使たちの訪れ〉 まで。テーマ、
そして時代によりスタイルの異なる作品をあらためて構成。ラウタヴァーラの
聖と俗の世界を再訪する旅に誘います。





<Zig-Zag Territoires>
ZZT 060901 \2280
ラヴェル:
ボレロ、亡き王女のためのパヴァーヌ、ラ・ヴァルス、
左手のためのピアノ協奏曲、スペイン狂詩曲
クレール・シュヴァリエ(P) 使用楽器:1905年エラール製
アニマ・エテルナ、ジョス・ファン・インマゼール(指)
コンサートでロマン派の作品を取り上げセンセーショナルな演奏で聴き手を魅了
しているインマゼール&アニマ・エテルナですが、今回はラヴェルの作品。イン
マゼールのボレロと聞いただけで興味が湧きますが、その期待を裏切ることのな
い極めて個性的な演奏が繰り広げられています。色彩美、弾力のある音色、演奏
が進むにつれて新鮮な驚きを覚え、これまでに体験したことのないようなボレロ
に出会うことが出来ます。また左手のためのピアノ協奏曲では、「2台ピアノの
ための作品集(ZZT030903)」でインマゼールと息の合った演奏を聴かせたクレ
ール・シュヴァリエが好演。彼女の際立った魅力的な音彩と精緻な技巧を聴かせ
てくれています。
アニマ・エテルナとインマゼールは2008年にはベートーヴェンの交響曲のリリー
ス予定があり、今後の活躍にますます期待が膨らみます。

ZZT 060902 \2280
J.J.ヴァルター(1650-1717):
セレナーデ、組曲第8.9.14&20番、パッサカリア第7番
レ・プレジール・デュ・パルナッス
ダヴィッド・プランティエ(Vn&指)
ヨハン・ヤーコプ・ヴァルターは同時代のビーバーとヴェストフ(ヴァイオリン
と通奏低音のためのソナタ集ZZT 050201)と並んで17世紀後半のドイツ語圏を代
表するヴァイオリン奏者であり、ドレスデンの宮廷ヴァイオリン奏者も務めて
いました。ヴァルターの作品は当時のヴァイオリン演奏技術の最高峰を行くも
のでした。プランティエによってまた時代に埋もれた偉大な作曲家の貴重な作
品を最高のかたちで私たちのもとに届けられます。





<HARMONIA MUNDI>
HMU 907401 \2250
HMU 807401(SACD-Hybrid) \2300
アルヴォ・ペルト:ダ・パーチェム
ダ・パーチェム・ノミネ(2004) 
ヌンク・ディミティス「今こそ主よ、僕を去らせたまわん」(2001) 
Littlemore Tractus(もう少し長くのばした)(2000) 
Dopo la vittoria(勝利のあとに)(1996/1998) 
マニフィカト(1989) 
2つのスラヴ詩篇(1984/1997)
An den Wassern zu Babel(バビロン川のほとりに)(1976/1984/1996)
ポール・ヒリヤー(指)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
クリストファー・バウアーズ=ブロードベント(Org)
「もはやこれ以上のものはありえない絶対的な解釈」とグラモフォン誌でも絶賛
された、ヒリヤーによるペルト作品集です。どこまでも澄み切った響きは、太陽
の光を受けたプリズムのように刻一刻とその表情を変えながら、聴くものの心に
響き渡ります。「聖なるミニマリズム」と評されるペルトの音楽のエッセンスを
じっくりと味わえます。今回参加しているオルガンのクリストファー・バウアー
ズ=ブロードベントが織り成す響きもどこまでも深く滋味に富んだものとなって
います。
ペルトの伝記作家でよき理解者でもあるヒリヤーによるペルトの宗教音楽の録音
は、ハルモニア・ムンディレーベルではこれで3タイトル目となります。ますま
す深まるその芸術に目が離せません。

HMU 907400 \2250
HMU 807400(SACD-Hybrid) \2300
「グローリーランド」
アメリカ発祥のフォークソング、スピリチュアル音楽、ゴスペル集
アノニマス4
ダロル・アンガー(ヴァイオリン、マンドリン)
マイク・マーシャル(マンドリン、ギター、マンドチェロ)
ディスクをかけた途端、アメリカの広大な大地に果てしなく続くとうもろこし
畑が目の前に広がるかのようです。とても陽気な気分の声とマンドリンなどの
アンサンブルに心も思わず弾みます。アノニマス4は、「クールな芸術性とあた
たかみのある人間性の理想的な融合」とタイムズ紙でも激賞されている、4人
女性による声楽アンサンブルです。一時活動を休止していましたが、ファンの
熱い要望もあり、このたび活動を再開しました。再開第1弾は、アノニマス4が
重きをおいているアメリカ発祥の音楽の発掘的試みのアルバムです。マンドリ
ンの名手2人をゲストに迎えて満を持しての演奏に、身も心も弾む、陽気でたの
しい一枚です。

HMU 907421 \2250
アグリコラ:シャンソン&ヴィオール音楽集
アグリコラ:
落胆した女のようにI(4声), II(3声), III(2声)、
あらゆるよいものに満ちV, III, II, I(3声)他
ファブリス・フィッチ/アグリコラI:女のように(2声、4声)
ピエール・ド・ラ=リュー:もし眠っているのなら
他、<全22曲>
フレットワーク
マイケル・チャンス(C-T)
麗しき音色の弦楽器奏者集団、フレットワークの新譜は、ネーデルラント楽派
の重要な作曲家、アグリコラです。アグリコラは1446年頃に生まれ、1506年に
亡くなりました。イタリアやフランスの王室礼拝堂、宮廷などに仕え、モテッ
トなどの声楽作品で知られています。(バッハと同時代に生きた人物にヨハン
・フリードリヒ・アグリーコラがいますが、特に関わりはないようです。)他
にもフィッチやラ=リューなど、アグリコラの同時代に生きた作曲家達の作品
が収められているのもうれしいところです。マリナーのメサイアやガーディナ
ーのモンテヴェルディ、バッハの録音などで幅広くファンをもつマイケル・
チャンスとの共演とは、なんとも豪華。フレットワークの面々による深く沁み
こむような音色による遠き15世紀の宮廷に鳴り響いた音楽に、心洗われる想い
です。

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