クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-04 No.20-1

2007年04月25日 18時41分54秒 | Weblog
<Piano21>
P 21027-A 2枚組 \2180
ミキス・テオドラキス(1925-):
ピアノと管弦楽のための組曲第1番/ピアノ協奏曲/
児童合唱とピアノ、管弦楽のための交響曲第2番
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、
ミキス・テオドラキス(指揮)、ルクセンブルグRTL交響楽団
存在自体が20世紀ギリシャの歴史とも言える同国を代表する大作曲家ミキス・
テオドラキス。第2次世界大戦時のレジスタンス運動と1967年の軍事クーデタ
ーの際には逮捕を経験し、1970年の釈放後は国会議員と大臣を務めギリシャの
政治に大きな足跡を残すなど、テオドラキスの人生はまさに波乱万丈であり
20世紀ギリシャの歴史なのである。
「交響曲第2番」は世界初録音となるスタジオ録音であり、「組曲」と「ピア
ノ協奏曲」はエヒテルナハ音楽祭とアントワープでのパフォーマンスを収録
したいずれも1982年の貴重な音源。
3曲の録音全てで作曲者であるテオドラキス自身がタクトを執っており、見
事なサポートを得たカツァリスが聴衆の度肝を抜く超絶演奏を繰り広げてい
ることは間違い無い。




<Raumklang edition apollon>
RK ap 10106 \2180
マドリガル集-ヨーロッパ・ルネサンス時代の世俗音楽 ――
T・モーリー:今は花の5月
O・ラッスス:今日はごきげんいかが?、こんにちは私の魂よ
J・ダウランド:おいでさあかわいい人、さあもういちど愛が呼んでいる
L・センフル:Ach Elslein liebes Elselein、Das Glaut zu Speyr
作曲者不詳(スコットランド/16世紀):Remember me my deir
T・ウィールクス:ロビンフッド、太鼓を打ち鳴らせ
A・ヴィラールト:Vecchie letrose
H・イザーク:インスブルックよ、さようなら
T・モーリー:好きだよ ああ 君が好き
P・パスロー:Il est bel et bon
L・ハスラー:Mein gmuth ist mir verwirret
J・ベネット:涙せよ、わがまなこ
ヘンリー8世:仲間との楽しみ
A・バンキエーリ:動物達の対位法
A・スカンデッロ:Ein henlein weis
J・デル・エンシーナ:Cucu Cucu Cucucu、Fatal la parte
ジョスカン・デ・プレ:こおろぎ、千々の悲しみ
作曲者不詳(スペイン/1500年頃):ディンディリン、ディンディリン
J・アルカデルト:真白で優しい白鳥は
G・ガストルディ:麗しの女
N・ゴンベール:Triste depart
T・アルボー:私の美しい人
A・アルバ:トリコテア
J・バスケス:Gentil senora mia
B・ドナト:ガリアルドを習いませんか
作曲者不詳(パリ/1530年頃):Quand je bois du vin clairet/
アンサンブル・アマコード、ミヒャエル・メッツラー(打楽器)
アンサンブル・アマコードは、1992年の秋にライプツィヒ聖トーマス教会少年
合唱団の出身者によって結成され、ドイツを代表する存在にまで成長を遂げた
ア・カペラ・グループ。
2006年からは新たにテノールのマーティン・ラトケがメンバーに加わり6人体
制へとパワーアップ!
ルネサンス時代の一般階級の人々たちによって歌われていた世俗音楽を奏でる
アマコードの歌声は、6つの声が1つに溶け合ったことで出来上がった豊かなハ
ーモニーと絶妙の雰囲気を醸し出している。
感動を誘う素晴らしきハーモニーは、多くの聴き手に感動と新たな発見を届け
てくれることだろう。「ア・カペラ」の世界に訪れた新世紀の到来を確信させ
てくれる名演の登場である!




<Ameson>
ASCP 0710 \2250
J・ブラームス:
ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調Op.2
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
オリヴィエ・ギャルドン(ピアノ)
オリヴィエ・ギャルドンは、7歳のときに名奏者リリー・クラウスからその才
能を認められたニース出身のピアニスト。1973年のロン・ティボー国際コンク
ールで最高位となる2位を獲得。エリザベート国際音楽コンクールでも入賞を
果たすなど抜群のコンクール実績を持つ。
また教育活動にも並々ならぬ情熱を注いでおり、母国フランスだけでなく日
本でも積極的にマスタークラスを開催。2004年のロン・ティボー国際コンク
ール優勝者であるソン・スーハンを育て上げるなど、その指導力の高さは折
り紙つき。透明感のある音色と鮮やかな表現のブラームスは、リリー・クラ
ウスの評価も納得の好演奏である。

ASCP 0609 \2250
千夜一夜
カロル・シマノフスキ(1882-1937):狂えるムエジンの歌Op.42
フランチェスコ・サントリクィド:3つのペルシャの詩
ルイ・オベール(1917):6つのアラブの詩
モーリス・ドラージュ(1879-1961):ヒンドゥーの4つの詩
アメル・ブラヒム=ジェルール(ソプラノ)、
アンヌ・ル・ボツェク(ピアノ)
数多くのタイトル・ロールを歌い、パリのシテ・ド・ラ・ミュジーク、ロン
ドンのバービカン、アムステルダムのコンセルトへボウ、ニューヨークのリ
ンカーン・センターなどの舞台に立つフランスのソプラノ奏者アメル・ブラ
ヒム=ジェルール。
アラビアン・ナイトの千夜一夜物語をテーマとしたユニークなコンセプトで
作られているアルバムには、ムエジン、ペルシャ、アラブ、ヒンドゥーが題
材とされている4作品を収録。ブラヒム=ジェルールの高い歌唱力が、アラ
ブにちなんだ作品を色濃く表現している。

ASCP 0607 \2250
C・ドビュッシー:
ピアノのために、ベルガマスク組曲、アラベスク第1番ホ長調
P・デュカス:ピアノ・ソナタ変ホ短調
ダヴィッド・ビスマス(ピアノ)
ダヴィッド・ビスマスは14歳で名門パリ国立高等音楽院に入学するなど、幼
少の頃よりその才能が嘱望され現在注目を浴びているフランスのピアニスト。
2004年に収録されたドビュッシーとデュカスは、非常に丁寧ながらも主張が
見えてくる印象的な演奏。フランス・ピアノ界の新世代を牽引する存在とし
て更なる飛躍が期待されている。




<Linn>
CKD 287(SACD-Hybrid) \2580
W・A・モーツァルト:
行進曲ニ長調K.189/セレナード第3番ニ長調K.185/ロンド ハ長調K.373/
アダージョ ホ長調K.261/ロンド変ロ長調K.269
ディヴェルティメント第1番変ホ長調K.113
アレクサンドル・ヤニチェク(ディレクター&ヴァイオリン)、
スコットランド室内管弦楽団
前作の協奏曲集(CKD 273)に続く今回のモーツァルトでも、マッケラスやス
ヴェンセンに鍛えられた小編成オーケストラならではの繊細で透明感に満ち
た響きと音色は健在!

CKD 288(SACD-Hybrid) \2580
スペインのギター
サンティアゴ・デ・ムルシア(1685-1732):
スペインのフォリア/前奏曲/パッサカリア ホ長調/組曲/
Zarembeques, o Muecas/カナリオス/ パッサカリア ロ長調/クンベエス
/パッサカリア ニ長調/マリオナス ロ長調/Preludio Grabe de Coreli
/Giga de Coreli/ガイタス
ウィリアム・カーター(バロック・ギター)
パラディアン・アンサンブルの創設メンバーであり、エンシェント室内管弦楽
団やイングリッシュ・コンソート、パラディアン・トリオのメンバーとしても
活躍するウィリアム・カーター久々の最新作。イギリス屈指のバロック・ギタ
ー奏者によるスパニッシュ・アルバムは要チェックの1枚!




<PentaTone>
PTC 5186 154(SACD-Hybrid) \2850
A・ヴィヴァルディ:
ファゴット協奏曲ホ短調RV.484、同イ短調RV.498、同ヘ長調RV.489、
同変ロ長調《ジョゼッピーナのために》RV.502
G・タルティーニ:フルート協奏曲
クラウス・トゥーネマン(ファゴット)、
セヴェリノ・ガッツェローニ(フルート)、イ・ムジチ合奏団
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新
盤。ファゴット界の大御所トゥーネマンとイタリアの天才奏者ガッツェロー
ニがイ・ムジチをバックとして演奏するヴィヴァルディは名演中の名演とし
て親しまれてきた音源である。





<Musiques En Wallonie>
MEW 0637 \2180
フェリクス・ゴドフロア(1818-1897):
セレナード/二重奏曲/妖精の踊り/告別/ニオベ/2つのモザイク/
魔術師の歌/Le reveil des fees/ボヘミア風シャンソン/願い/
風のハープ/演奏会用練習曲/トリステッツァ/カンティレーナ/悲愴/
寂しい森の中で/Le rouet de Marguerite/Les voix de la nuit
シルヴィア・ベルニエ(ピアノ)、
ソフィー・アリンク(ハープ)
ベルギーの音楽家ゴドフロアは1832年からはパリ音楽院でハープを学び優秀
な成績を収め、1839からのドイツ演奏旅行でハープの名手としての名声を確
立したことが知られている。ゴドフロアの作品の中でも特にハープのために
作曲された数々の独奏曲や教則本は、現在も演奏家にとって重要な位置を占
めている。揃ってエラールの楽器を使用するベルギーの女流奏者コンビが奏
でるゴドフロアでは、ベルギー・ロマン派音楽の美しい演奏を堪能できる。

MEW 0634 \2180
C・フランク:歌曲集 ――
ばらの結婚/ばらと蝶々/ニノン/夜想曲/歌/愛する/ロビン・グレイ/
夕べの鐘/空気の精/日ごとに過ぎてゆき/こわされた花瓶/聖なる行列/
バンガドールの酋長/S'il est un charmant gazon/回想/天使と子供
アン・デ・レネ(ソプラノ)、グイ・ペンソン(ピアノ)
19世紀のベルギーが生んだ大作曲家フランクの歌曲を歌うのは、スウィング
ル・シンガーズの第1ソプラノ奏者として国際的なキャリアをスタートさせた
アン・デ・レネ。ヨーロッパを中心に世界各地の歌劇場やコンサートでベル
ギーのトップ・アーティストとして活躍するアン・デ・レネが歌うフランク
は聴き応え十分!

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