野へ山へ

2004年~

△宮山(山崎)

2017年12月20日 | 山行記

△宮山(みややま)(宍粟市山崎)に登りました。


野口神社の山門
左右の社に祀られている、左大臣・右大臣は修復の為、春までお留守とのこと。(貼り紙から)


△宮山登山口


野口神社 
お正月のお飾り用の松が準備されていました。


有志の方々が木を架けて作って下さった歩道のお陰で、
滑り落ちることなく歩けました。ありがたいです。


昔は瀬戸内海まで眺望出来た、という409m地点
今は木々が成長して遠望は叶いません・・


右:超急斜面で、左:準急斜面 という感じです。


△宮山(山崎) 646m


△三等三角点
点名:神谷(こうだに)
標高:635.83m


伝説では、岩に馬の蹄(ひずめ)跡が残っているとのこと・・・
これかな?・・これ?と、馬蹄型の凹みを憶測したものの・・確固たるものは判らず。


金剛岩からは、△黒尾山、△行者山、△花咲山、・・アンテナの△暁晴山などが望めました。


金剛岩からさらに少し尾根を進んだ地点からは西方角に、
揖保川の流れと寝釈迦(△鶏籠山・△的場山・△亀山(たつの市))がうっすらと確認出来ました。


よいたい登山口へ向かって下山途中、林業の伐採切り開きがありました。
2年前に来た時、索道を付けて作業を行っていた場所でした。
近年、索道を設けて木を下す方法は珍しいそうです。
重機で作業道を作るやり方が主になってきているものの、ここの斜面はかなり急なので、
おそらく“索道”という手段を取ったのでは・・との推測。


下方は揖保川、遠くに山崎の街


△宮山 よいたい登山口へ無事、下山。


森林組合周辺案内看板より、宮山の説明文

(植物、樹木、他)

ムラサキシメジ?(キノコ図鑑から推測) 
落ち葉の中に生えていた、太い柄のある薄紫色のキノコです。
食・毒・注意 の分け方から言うと、『注意』らしい。
「生で食べると胃腸系の中毒を起こす」と記述あり。


木の下に落ちていた、リスの巣
リスはキツツキの開けた穴を利用して巣を作ったり、この様に、
杉やヒノキの樹皮を細く剥いて巣を形成したりするそうです。
持ってみると、綿毛の様にふわふわでした。
ちなみに今朝、登山口付近でリスを見る機会に恵まれました。


アベマキ(ブナ科)
アベマキの樹皮のコルク層は、1.5cm成長するのに、10年かかるそうです。
(驚き!)


モミ(マツ科)の巨樹に出会う場所が下山途中あります。


フユイチゴ(バラ科)
よいたい登山口から、駐車地へ戻る道すがら、藪の中に赤い実が目立っていました。
食べると、甘酸っぱい味。


ビナンカズラ(美男葛)(マツブサ科)
☆昔、男性の整髪料として油を採った植物、とのことですが・・。


同じく、ビナンカズラ(実)
先ほどのイチゴよりも大ぶりな実の集合球です。


マユミ(ニシキギ科)か?ツルマサキ(ニシキギ科)?の赤い実が目に留まりました。
どちらでしょう・・? (駐車地付近)
→ゴンズイ(ミツバウツギ科)だそうです。


黒豆か?、鹿のフンか?、どちらでしょう・・? (登山道)

2017.12.19(火)
△宮山(宍粟市山崎)
行程:自宅=神戸三田IC=中国自動車道=山崎IC=宍粟市役所P=R29=野口神社手前の駐車地Pー
   △宮山野口神社登山口ー野口神社ー分岐ー分岐ー△宮山ー金剛岩ー宮山東ピークーP459-P297-
   △宮山よいたい登山口ー洞門ー山沿いの小径(R29号に平行)ー駐車地P
   =宍粟市役所P~~=神戸三田IC=自宅
地図:宍粟50名山ルートマップ『41宮山』
1/25000地形図:『山崎』
メンバー:衣笠さん Wさん 私
☆宍粟55名山踏破を目指すW夫人、そして共通の山仲間である衣笠さんにも
参戦いただき、山崎の△宮山へ登りました。
宮山(山崎)の正規ルートは、標高から察する以上に歩き応えのある行程です。
今日は、宮山が50名山の一座に制定されるまでの、登山道開拓やルート策定の
お話を聞かせていただき、感慨深かったです。
宍粟市北部は雪空が覆っていましたが、南部はまずまずの天候。
元気なお二人のお陰で、楽しくも充実の宮山登山でした。

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