野へ山へ

2004年~

たたらの里学習館

2016年09月22日 | 日々








ベニバナボロギク
(今日、唯一見かけた花

☆今日はお昼まで晴れの予報だったので、単独で後山へ向かいました。
ところが千種へ入る辺りから雨が降り出し、すぐ本降りになりました。
河呂・河久保林道は、最近落ちたらしい落石や倒木が多く、ハンドルを取られつつも
何とか登山口へ。
そして雨着を着て不動の滝を渡るうちに土砂降りになり、
急に気持ちが折れました。
軟弱ですが登山は断念。




天児屋(てんごや)たたら公園 たたらの里学習館へ
(12月~3月は休館)



☆今まで登った宍粟の山で見かけた、かんな流しの遺構やカナグソ、
そして山中に多く残っている炭焼き釜の跡、「鉄」の採取について他々・・・
実はよく解っていませんでした。

今日初めて、採取から製鉄までの実に大掛かりな工程が成されていたかを
知ることが出来ました。
炭にする木の伐採、水路や櫓を築く仕事、炉を作る仕事、製鉄作業、
その中にも細分化された役割が幾つもあり、
そして何より驚いたのは、農閑期である冬季、雪深い千種の山中(急斜面)で、
かんな流しの作業が行われていたということでした。
農繁期、農閑期、一年を通して重労働に追われていた人々の日々を蒔絵から
伺い、とても感慨深かったです。
山登りが出来なかったのは残念でしたが、「鉄山」について学べたことは
私にとってとても有意義でした。


帰路、さらに雨は強く、久々に水量の増した揖保川を見ました。

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