ランチもホクホクの男爵から始まる。
近江牛ビーフカレーライス これがお目当て。
よくある申し訳程度に上にのるビーフカレーに非ず。
ブイヨンにも近江牛、つまり但馬を素牛とする黒毛和種のスネ4本が
使われる。
昔ながらの作り方のルーをブイヨンで伸ばし、さらに屑肉(と称するがステーキの断ち落しやすじなど)とミルポワなどを足し、カレーソースを煮込む。そこへ食べるための肉を入れて取り出したり、徹底的に油を除去したりと通算3日以上、とにかく材料と手間暇がかかっている。
玉ねぎも入っているが、見えるのは牛肉のみ。
だしをしっかり取っている、その旨さたるや・・・。
これをペロペロッと目にもとまらぬ速さで食べてしまうのだ。
なんと、贅沢な・・・。
ご飯とめちゃくちゃ合う。たまらん旨さ。
しかし、やがて終りは来る。皿のソースを指ですくって舐めた。
烏骨鶏のプリン チョコレートケーキ
デザートも山中さん自身のお手製。
きよみオレンジのソルベを少し、サービスしていただいた。
美味いのなんの。
珈琲をいただいて、ひと心地ついたが、いやはやすごい。
このカレー、おそらく我が人生におけるベスト2に入る。
甘王のタルトを作りながら。
宣伝などしてもらったら困る、牛肉が足らんのやからと言われたが、
書いてしまいました。カレーは限定10食。本当にお値打ちです。
くいしんぼー山中 西京区御陵溝浦町 桂から徒歩10分
まだ完成していない、サグラダファミリアの完成目前を見てるような。
食べたい、しかし、食べることが怖い。他の物が食べれなくなる。