バイトでとんかつ屋の下働きをしていたこともあるが、ほんの短い間、明大前で洋食屋の小僧をしていたこともある。あまりに汚ねぇメニューだったので、書き換えてあげた。 無愛想で仏頂面の主人だったが、今ならもうちょい学ぶべきこともあったろうに。ラジオがジョンレノンの死を報じていた。
洋食いいねッ! 日本流の洋食。メシに合うヤツ。ソースじゃぶじゃぶかけても怒られへんやつ。渋谷の富ヶ谷に「とき」っていう洋食屋があって、劇団時代にゃそこのカキフライ食いたさに全速力で走っていったもんだ。ありゃあ貧乏な身にゃ美味かったなぁ~。そんな店ももうない。
さて、大阪ミナミ千日前の「しき波」。Aランチ¥1100、ちょっとごっつぉ。近所のうどん屋にふられたので、家具屋街のここまで来てもた。海老フライは大きく見せるため(でしょ)開いて揚げてある。結構な自家製タルタルソース。サクッとした白身フライ、歯など不要なハンバーグ。ポテトサラダもついている。ここはちょいとメシが柔らかめな気がするが、年配客も多いので、問題ナス。
店員が職人の顔してるのがいいのだ。間違ってもシェフなんかぢゃない。忙しい昼どきは越えていたので、小瓶ビールも頼んでしまった。
おかずが美味いのは言わずもがなだが、メシとの進行状況のバランスが難しいね。福神漬などついてる場合、最後のメシ一口はそれで行きたいわけでしょう。とっととメシがなくなったりするわけで、まだまだ修行が足りないのである。
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