勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

盛器

2011-03-09 21:59:54 | Weblog
6日ぶりの日替わりになった。3日以降、連日の檀務と来客続きに並行して寳燈展のチラシ制作に励んでいたが、今日ようやくひと段落した。あとは内容を見直して印刷するのみとなった。

今春4月23日(土)に第2回勝福寺寳燈展「林鶴山さん~木工芸の美」を行う。昨年の寳燈展は予想を大きく上回る盛況となり、今一度、林鶴山さんの作品展をというお声を多数頂戴したことから、第1回目に続きこの度も昨年同様の内容となった。昨年とは飾り方の雰囲気を少し変えようと思っているが、作品を少し減らしてすっきりさせたい。

伝統文化の多くが時代の変遷期に迷い、伝承者の人口も減少傾向にある。

伝統を重んじた本物の道具、茶葉を厳選した抹茶、その場の雰囲気を壊さぬ気品のある和菓子、自然が創りだす時花、言葉で表現出来ない心の安らぎを誘う御香など、日常なかなか味わえぬ空間を寳燈展では提供したいと思っている。チラシが出来たら、勝福寺WEBでupしたい。

写真はチラシの表紙に掲載する「欅拭漆 盛器」というお道具だ。日本伝統工芸展の木竹工部門を見ても似たような作品はなく、林さんの群を抜いた技術が感じ取れる逸品に仕上がっている。
コメント
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