勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

Gikoohにとって、大切なGuestを迎えて

2015-06-07 22:13:16 | Weblog
先日お知らせさせて頂いた「わらべ地蔵を被災地へ」の関連記事は、6月6日付の山陽新聞朝刊の全県版に紹介された。有難い。

さて、5日~6日までGikoohにとって大切なGuestをお迎えし、勝福寺に1泊2日滞在して頂くという出来事があった。今回のお客様はGikoohが高野山高校在学時代の恩師ご夫妻で、3度目のご来山となった。勝福寺の直前は、Gikoohの友人宅(第6回寳燈展記事を参照されたい)へ同じく1泊2日で滞在、ご夫妻の旅行として我々教え子宅を訪ねて下さった。

1回目はGikooh、勝福寺第26世として晋山の折、2回目は華燭の式典の折(結婚式)、そして今回は13年ぶりになる。Gikooh自身も、幾度と先生のお宅へお邪魔させて頂いているが、恩師とのお付き合いは高校1年生から数えると、26年来になる。先生からは高遠な学問よりも、むしろ人としての精神面を多く学ばせて頂いた感が強い。

お客様を迎えることは寺でいうお接待でもあるから、Gikoohなりに趣向を凝らして約1週間だが空いた時間を利用して準備に費やした。接待というのは、相手の心にどれだけ楽しんで頂けるかが大事であって、自我は控えねばならないという双方のバランスをとるのが難しいが、千利休のいう「直心の交わり」という考えをGikooh自身なりに解釈してお迎えした。

2日目は、倉敷美観地区を散策後、恩師の恩師が倉敷に在住されているということで、そのご自宅を訪ねることになった。恩師は高校時代に高校球児として甲子園に春・夏連続でレギュラーとして出場された経験を持たれているが、恩師の恩師は倉敷の高校野球の名監督として名実共に有名なお方で、現役を引退された現在は静かに余生を楽しまれている。

Gikoohは名監督とお会いすることは初めてだったが、そのオーラは想像通り尋常ではなく、今なお素晴らしい輝きを放たれていた。その感想は折に触れてこのブログでも登場するかも知れない。

とても有意義なひと時になった。
コメント
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