勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

毎月13日は虚空蔵菩薩のご縁日

2012-12-13 21:41:38 | Weblog
午前中は石塔の開眼供養に出掛けた。早朝は霜が降りて寒かったけれど、風がなく穏やかな快晴となり、有難い環境で拝むことが出来た。

この頃よく話題にする勝福寺の裏山だが、勝福寺の檀家さんは寺山と呼んでいる。今日は寺山の下草刈りをした。おそらく50年ほど前までは赤松が数多く自生し、山の手入れも行き届いていたであろうから美しい景観だったに違いない。ガスや電気や水道が普及してからは家事や風呂の燃料となる薪を取る必要がなくなったので、山は一気に荒れ始めたと聞いたことがある。勝福寺も例外ではない。

Gikoohが勝福寺に入山した頃は、松は殆ど見かけなかったように思う。ところが、今日下草を刈っていると野生の松が何本も生えているのには嬉しくなった。昔あった種が芽吹いたのか、何処からか飛んできたのかは分からないが、自然の再生力に感心させられた。草刈機で割箸ほどの枝を切らないように気を付けながら除草を進めた。松に陽が差し込むようになれな大きくなってくれるので、大切にしたい。
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