勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

勝福寺Liveにお越しになられませんか?

2012-10-18 21:50:54 | Weblog
如常の1日。今日は草取りをしたり、28日に控えている勝福寺Liveの会場設営に着手した。一番大掛かりなグランドPianoは一昨日移動させ、全体の雰囲気は漠然ながら想像出来たので、あとは開催日まで細かな調整をするだけだ。今までに勝福寺Liveをご覧頂いたことのあるお方は、様子がお分かり頂けると思うが、今回は東向きだった舞台を南向きにするなど、新たな展開になっている。

近年は、スマホやPCからでも簡単にお気に入りの音楽をダウンロード出来るようになり、利便性は高い。しかし、音楽が身近になり過ぎて精神は満足する一方で、生の音楽(Live)から少々遠ざかっている人が増加しているような感もする。Gikoohは何でも基本は現場にあると思っており、机上の想像は好まない。机上では空想でも何でも思いのままだが、現場独特の臨場感はない。音楽でもLiveに足を運べば、演奏家と同じ空間に身を置き、技術、息遣い、トークを目の当たりに出来る。特にJazzという音楽は、演奏家の肉体・精神面がすべて音としてダイレクトに表現されるので、視聴者の琴線に触れれば魂を鷲掴みにする深い魅力がある。

人は生きている限り、色々なことを体験する。人生には上り坂、下り坂、そしてまさかという3つの坂がある。同じ環境で同じ生活をするのも良いことだけれど、時には本物の音楽を聴いて心をニュートラルにすることも必要なのではと思う。来週お見えになる中村健吾さん、ステイシー・ディラードさん、海野俊輔さん、菊池太光さんの演奏技術は高く、きっと満足して頂ける一会となると思うので、是非お勧めしたい。

ところで、写真は一昨日頂いた自然の四季花。花材をお持ち頂き、更に活けてまで下さった。有難い。
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