勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

鳥骨鶏の話(1)と、よもやま話

2008-11-04 21:37:12 | Weblog
今年6月1日に勝福寺にやってきた鳥骨鶏のメス5羽(雛)、そして盆に仲間入りしたオス1羽、毎日境内を仲良さげに歩いている。その鶏達も半年を経てようやく大人になったのか2~3日前から卵を産むようになった。今日は2個採卵することが出来た。これは飼育している者の醍醐味なのだが、鳥骨鶏の卵は旨い。

今日は午前中に用事で林鶴山さんのお宅へお邪魔した。いつもなら、おおよそ2週間に1回伺うようにしているのだが、用事があるとその間隔が短くなる。Gikoohはここで色々なことを学び、将来それらのことが生かせるようにしたいと思っている。また林さんのところへは、多くの来客がある。今回は金工職人さんが来られており、面白いひと時だった。先日、林さんが倉敷市立美術館へ6点もの作品を寄贈されたことはメディアでも公開されたが、Gikoohは倉敷市長の反応がとても興味深かった。近頃の多くの人は、日本の伝統工芸や文化などへの関心が薄らいでいる理由から需要と供給のバランスが崩れ、良い作品が生まれにくく、大切な文化が失われつつある。和の空間で生活している住職でさえ、和文化に対する教養が乏しくなりつつあるのが現状ではなかろうか。ところが、倉敷市長には人間としての賢さを感じ嬉しくなってしまった。このことは、ここではこの辺で。

その他は、鶏小屋を掃除したり寺務仕事をしたり、如常の1日。明日は鶏の産卵模様を紹介予定。
コメント
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