遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

地球の裏側探訪記(13) フィッツロイ・トレッキング

2017-02-22 15:02:15 | 行ってきました


南米10日目はフィッツロイのトレッキング。この旅の目的の一つでもあった。am8:00ホテル発。パイネでもできればトレッキングをしたいと思っていたのだが、W字コースでもかなりな負荷なので、山麓トレッキングは断念した。幸い今日は風は強いが天候には恵まれそうである。

河を遡り国立公園のゲートをくぐって小さなホテル横からスタート。ここはわずかに公園からは外れているらしい。ガイドはベティさん。山女らしく引き締まった身体のスリムな方。あとで聞けば本業は国語の教師。ロッククライミングもこなし、植物学、地質学、キャンピング、クライミングなどに長けたスーパーウーマン。私達がカローラクラスのハイカーだとすれば、まさにランボルギーニクラスの人だ。スルーガイドの遼馬君も「参加者のペースに合わせられるガイドだ」と太鼓判を押してくれる。

歩きはじめは本当にゆったりと歩を進め、我々の足取りを確かめる。温泉山岳会の我らの寺田リーダーのようなしっかりと確実な足取りだ。林の中を歩いてまずは、「南極ブナ」の説明に始まり、倒木や草花の説明を始める。緩やかな林の中のコースを、我々の中では一番足の弱い義妹に合わせてくれる。倒木をくぐり、河原の横を通り国立公園のゲートを過ぎて歩を進める。

           
河原の向こうにフィッツロイ
           
 倒木をくぐって歩く
          
 簡単なゲート

河原の横を歩く

倒木も多い

フィッツロイの天を突き刺すような岩峰が時々樹間から見える。前面には氷河。氷河湖も見える。独特の風景だ。何か所かの展望台を通り、次第に全貌が見えてくる。キャンプ場に入ると半分ほど来たことになる。見通しの良い空き地でベティさんが眼前のコース説明。「あの峠迄往復5時間程度、皆さんの足なら行けます、そこからチャルテン迄5時間です」残念ながら一行の脚力を勘案し断念。林の中に入りランチとする。ベティさんは持参の食料を我々にも少し分けてくれる。


キャンプ場はすぐそこだ

ここからはほぼ平坦ないし下り加減の道を約4km、進むのだが、この道が終始フィッツロイの岩峰を仰ぎ見ながら進む夢のような道だ。絵葉書の中の主人公の気分である。休日とあって、沢山の人とすれ違う。大きな荷物のバックパッカーもいれば。軽装のハイカーも居る。お陰で天候もよく陽光さんさんの中足取りも軽く下った。途中パイネでお世話になった、現地ガイド・カルロス一家に出会った。陽気なのは相変わらずだ。

左手が開け、朝車で遡った谷が開けてくる。遠く遡ってゆくと雪を被った山々が見える。強い風の中を快調に下るが、義妹はベテイさんと遼馬君にサポートされて慎重だ。二人のおかげで無事登山口へ帰還。そこからホテルまでの30分が長かった。

   
フィッツロイの氷河と岩峰

ベティさんと遼馬君

雲湧くフィッツロイ

キャンプ場到着

ベティさんと記念撮影

この景色ともお別れだ

途中の湖

キツツキの仲間と遭遇

朝遡った谷

快調に下る

登山口に帰還した



夕食はホテルすぐ裏のレストランで宴会。皆元気を取り戻し、楽しい宴であった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿