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雲ひとつない空をバックに阿弥陀岳
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奥穂高岳(左)と北アルプス大キレットと槍ヶ岳(右)
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阿弥陀岳(左)から権現岳への稜線
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権現岳
今朝は啄木鳥に起こされた。トントントンとリズミカルな打撃音がするなあ、と頭の奥の方で音が響いて徐々にはっきり聞こえてきた。夢の中ではないと認識して耳を澄ますと、どうやら近くの林の中に音源があるらしい。近くの落葉松の大木の上の方で、コンコンと音がする。この鳥はかなり勤勉である。
移動性高気圧が本州を覆っているせいか、気持ちのいい快晴の日が続く。所用で外へ出る時があり、真っ青な空に聳える八ヶ岳連峰を眺める機会があった。雲ひとつない空に聳える八ヶ岳のはるか左霧ヶ峰の向こうに北アルプス、さらにその左に乗鞍、中央アルプスなどが雪を頂いているのがくっきりと見える。
落葉松林はすっかり黄金色に染まり徐々に葉を落としつつある。栗の葉はもうすでに大方茶色に変わっている。冬支度万全といったところか。ここらあたりの紅葉の季節が終りを迎え、落ち葉がハラハラと落ちてモノ寂しさが募ってくる。
空気が澄んでいるのが良く分かり、車山のレーダーの丸いドームもはっきりと見える。こんな日に山歩きをしたらどんなに気持ちがいいだろうと思う半面、それだけの体力が備わっているだろうかと不安になるのが寂しい。
「下山の哲学」ではこのあたりをどう考えるのだろうか。
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チェルトの森入り口の落葉松林
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阿弥陀岳(右)から横岳の稜線