我が小屋の辺りはそろそろ紅葉が終りかけ、栗や楢の落ち葉がハラハラとものすごい量で落ちてくる。足下は,まるで絨毯のごとく地面が見えないくらい落ち葉が降り積もっている。
周りの林はすっかり明るくなり、残るは落葉松の茶色の葉っぱだけとなってきた。
24節季はいよいよ立冬を迎えた。江戸時代には「こたつ開きの日」があったそうな。旧暦十月の初亥の日と決まっており、それは十月は亥の月で亥は五行では火を司る水の氣とされています。家事の多かった江戸の世ではこの日にこたつ開きをすればその冬は火事にならずに済むという縁起担ぎのような言い習わしがあったとか。
鍋物がおいしくなってきました。11月7日は「いいなべ」=鍋の日だそうです。水炊き、土手鍋、ちゃんこ鍋、湯豆腐、しゃぶしゃぶ、キムチ鍋、この頃はトマト鍋なるものも登場し、寒い日には湯気を立てる鍋を囲むのが一番です。