<2019.10.05>
台風も過ぎ秋の風物の金木犀が匂い始めました。
早朝の散歩の跡、ラジオ体操をしている公園の片隅に何やら良い匂いが・・・・、その香りから金木犀とすぐわかりました。
秋の花々も色々ありますが、私は何といっても『金木犀』です。
ただ花というよりその匂いに魅力を感じます。
あの何かあまずーっぽい・・・・、私にとってこの匂いは秋を象徴しているわけです。
実はこれには、子供の頃からの想い出があるからです。
秋には割合に早い夕暮れを迎える山あいの田舎で育ったわけですが、学校(多分中学校)から帰り着き「ただいま」と玄関を入る前に、家の庭にあった大きな金木犀の木の匂いが「プーン」と漂ってきていました。
夕暮れ時、そろそろ寒くなってくる季節、何となく『うら寂しい』気持ち、その時の金木犀の匂い、これらが重なって私の子どもの時の秋の想い出として、60数年経った今でも、この木の香りを嗅ぐたびに、当時の風景や様子が想い出として頭の中をよぎっていくわけです。
現在私の家にも、金木犀(植樹後40年位)が1本植えられていますが、残念ながらあまり匂いがしません。
しばらくは、道すがら時々見かける金木犀の黄色い花の香りを愛でながら散歩を楽しみたいと思います。
<公園の金木犀・・・・「ぷーん」と・・・・花も香りも満開>
<早朝・・・・面白い形の雲に出会う>
<蜘蛛・・・・一休みの感じ>