ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

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常総市若宮戸のソーラー業者「削った山に対して自然堤防だという認識がなかった」

2015-09-14 | 常総市ソーラー問題

(管理人より)モーニングバードという朝の情報番組で、常総市若宮戸地区のメガソーラー業者(大型の方)のインタビューを流していました。番組内ではB社として社名は伏せられています。

土嚢を積んだ現場の写真もTBSのニュース動画よりも、はっきり写っています。地元住民の意見も入っている動画です。

 

住民の声

「ここは若宮戸山といって大きい砂山だったんです。そもそも堤防がないんで自然堤防だったんですよね。この地区はね。その自然堤防を大切に先祖代々ずっと守り続けていたんです。ところがソーラーパネルの業者さんがソーラーパネルを設置するにあたって自然堤防を崩し始めたんで・・・

 

自然堤防を壊しちゃうと堤防がなくなりますから、こういう結果になるのは誰でも想像つきますよね。 これは2つの会社になってるんだよね。(A社は)堤防の向こう側で、最初からその辺は水が来るよって言っても、”いや来ない、大丈夫だ”ってやってた人だから何も口出さなかった。自然堤防の向こう側だったんです。」(小林康裕さん)

「太陽光パネルの設置で、あそこ削っちゃったせいだってみんな言ってますね」地元男性

「やっぱり、(自然堤防を)取って危ないなってみんな言ってますよ。取った時点でみんな言ってますから」(小林喜美男さん)

「あれよあれよという間に、あっちの奥までソーラーできちゃったんですよね。何人かで集まって見てソーラーいっぱいたってきたねって。これ以上は洪水が来たらやられるぞって心配してたんだから・・まあしゃあない・・」(門井一夫さん)



 

 

 

(管理人より) 

A社はソーラーフロンティア社製のパネルだと思われます。CIS太陽電池といって主成分に銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)を用いたパネル。インジウムセレンは毒性物質です。

パネルが水没崩壊して、周囲に散乱していますが、当該事業者は早く撤去すべきだと思います。

B社は社名が出ていないので、どのメーカーのどういうパネルかわかりません。せめて化合物系でありませんように・・・・

 

 

 

B社の言い分

「切り開いたっていうか、うちの購入した山には、山はあったんですけど、それって堤防ってことじゃないんですよ。我々の土地、購入したところに関してはそれを自然堤防っていう私たちにはその認識がなくて」

「高い山じゃなかった、砂山だったんですよ。たまたまそこにあるなんの変哲もない山だと思った」

「河川事務所に聞いたところ、ここまで水が来たことはないから何も心配ないって話だったんですよ。ここまで水が来たことはないと断言していましたので・・・」 その後土地を購入。

「山を崩していたら常総市役所の職員が来まして、近隣の人が心配していると、2mの土嚢を積ませてくれないかってことだったんですよ。国土交通省河川事務所です。それで心配が止まるならば、いくらでもよくやってくれってことを提案して、土地を貸したのですけれども・・・国土交通省、河川事務所が提案した」

「我々も国を信じていた」 「例えばここで堤防の増設とかあるんであれば協力したいと思っています」

 

 

 

記者「切り崩したであろう痕跡のある山の斜面がありまして、その高さと土嚢が積まれている2段重ねになっている高さに開きがある。」

 

 

画像で見てもグチャグチャになってるので、一体どの程度高さに違いがあったのかもわかりません。この報告もこの土嚢のあたりがぼかされています。

上空から見て凸の形に土嚢を積んでいたと思われますが、実際フレコンバッグで何個だったか、何段、何列積んだかなど、土嚢の設置状況は河川事務所に取材すればわかるかもしれないのに・・・

事業者は完成時に写真を撮っているはずなので、それを見ればわかると思うのですが・・・出さないでしょうね。

結局土嚢は国交省の指示で2mしか積んでなかったということでしょうか。

山を掘削して切り出した土の量よりも、少ない量を土嚢にして、積んだところで、強度的には掘削する以前の自然堤防と同レベルだとは到底言えないと思います。

山に根をはっていた木なども伐採しているわけですから、そこは弱くなって当然です。

心配する住民の手前、土嚢を置かせてほしいと事業者に言ったのではないかと思われても仕方がありません。やっつけで2mほど土嚢を積んで、住民をとりあえず黙らせる。

それにしてもまあ、河川周辺住民の命を預かる河川事務所の危険に対する認識が、この程度だということに驚かされます。

応急処置として土嚢を積んだのでしょうが、その間に豪雨被害があるかもしれないという考えは浮かばなかったのでしょうか?

国交省河川事務所の対応のまずさは誰の目にも明らかではないでしょうか。 

地元の人が「大切に守り続けてきた山」=自然堤防を、ソーラー業者が「なんの変哲もない砂山」と認識し、国交省がOKを出して業者が掘削し取り払ってしまうというこの異常事態。

再エネの金に目がくらむとこんなことが起こるというわかりやすい例です。

 

とうとう関係者の責任のなすり合いになっています。 言い訳の数々。今回の水害で人が亡くなっていることを考えると、きちんと行政対応の不備を認めて欲しいと思います。

そして、このような再生可能エネルギーを優遇するような法律を作って国策化した人たちに責任を取って欲しいと心から思います。

「法的には問題ない」「ソーラー自体は問題ない」という言い逃れはもうたくさんです。

 

 

この画像を見るとA社も十分削っているように思います。木を伐採して整地してるわけですから。↓

 

 


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