ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

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【いつのまにか!】山口県上関町八島に伊方原発事故対策用のモニタリングポスト設置 5/13よりデータ開示

2013-05-14 | モニタリングポスト

http://ma-04x.net/all.html  

山口県内モニタリングポスト 5箇所が6箇所にいつのまにかなってる!

3.11以降、山口県はモニタリングポストを5つに増設しました。

しかし、昨日5/13より、上関町八島に空間放射線量のデータが反映されているのを見て、なぜモニタリングポストが増えたのか、山口県環境政策課、徳重氏に電話で質問しました。以下、徳重氏の回答の要点をまとめました。

 

●MPが5つあったのは水準調査用。今回増えたのは別目的、伊方原発30km以内の防災用。

●八島MPは、4/1から動いている。

●八島MPのデータは環境防災Nネット(原子力規制委員会)の方に上がっている。

●文科省の全国の放射線量の方に八島のデータがあげられるということは、山口県庁あてに先週メールが届いて知った。国のデータの繋ぎ込みが5/13だったということ。

http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/area.html

 

 

●八島MPは、県内のMPと違う。八島MPは原発事故対策用、防災用なので、気象計、高線量計、低線量計、自家発電装置などがついている。

八島MPは、山口県が2012年2月に放射線監視等交付金を申請し、放射線監視等交付事業として設置を行った。

放射線監視等交付金交付規則 (文科省)

平成24年度 放射線監視等交付金事業レビューシート(環境省) PDF

http://www.env.go.jp/guide/budget/spv_eff/review_h24/sheets_h23f/sheets/394.pdf より

八島MPの予算は約2億円。実際は入札なので少し下がった。

●国の指示で山口県が作業した。 山口県だけではない


 

管理人より

周防大島MP(農林総合技術センター柑きつ振興センター)と八島MP、祝島の位置関係がわかります。それぞれ20kmぐらい離れています。

私が2012年9月に、北九州市震災がれきの焼却が始まる前に、山口県庁に申し入れを行った時にモニタリングポストを増設して欲しいと要望しました。

ネットで集めた500人以上の署名を持って、申し入れをした9月13日には、徳重氏は「モニタリングポストを増設しない」と返答していた裏で、八島のモニタリングポスト設置に関しては放射線監視等交付金の申請を行っていたことがわかりました。

そのことは申し入れの際、一切、語られていません。

しかも、その1年後、いつの間にか、八島MP数値がデータに反映されるという状況です。

私は電話で、「山口県内にMPが増えたことは大切な情報なので環境政策課の更新情報に掲載すべきことがらである」と指摘し、電話を切りました。

「防災の方になるかもしれないが環境政策課でもHP掲載するかどうか検討する」とのことでした。

2億円もかけた原発事故に関連する防災関連の事業が、山口県民に周知されていないことを、山口県の皆さんはどうお考えでしょうか?

私は驚きました。

単純にMPが増えたことは防災に役立つとは思いますが、上関原発問題で宙ぶらりんになっている山口県にこのタイミングでMPを上関に設置したこと。しかも、告知もなく増設されたこと。

いずれにしても県民に周知する義務があると思います。  

山口県環境政策課に電話して要望しましょう。 083-933-3034

ネット環境にない人には絶対知りようのない事柄です。

 

 



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