ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

鮫川焼却炉問題連絡会 より続報 いまだに新聞テレビが伝えないのはなぜなのか?

2013-09-01 | 放射能汚染

 (管理人より)鮫川村焼却施設爆発問題 続報です。鮫川村焼却炉問題連絡会からのML情報を転載します。

緊急時の対応として必要な時には防災無線を使うと書いてあるのに、使ってなかったんですね…驚きました。爆発事故で使わなかったら一体いつ使うんでしょうね。どう考えてもせめて素早く全戸に通じるまで電話連絡すべきです。

9/2(追記) ニュースがありましたのでどうぞ。これだけなのかどうかわかりません。

現地住民の方は公害防止協定書を知っているのでしょうか?

爆発事故があったというのに、公害防止協定書締結なしで再稼働させるなんてありえません!


 

 

◇◆転送・拡散希望◆◇

皆様 お世話になります。

爆発から3日目、事故の詳細は一向に伝えられず、環境省は「焼却灰は飛散していない」としながらその証拠も見せず、事態収拾を図り再稼働を目論んでいると見られます。

①施設は構造上の欠陥があること、

②住民避難対応ができないこと

が露呈し施設再開は無理だということを強く訴えるチラシを作成しました。本日村の新聞に折り込みます。

拡散していただければ幸いです。 

鮫川村焼却炉問題連絡会 

◇◆ここまでです。◆◇

 鮫川焼却炉問題連絡会結成!

*当会は30日村に対し緊急要請を行いました。この模様と事故現場の映像がインターネットで見られます。


村への緊急要請 http://twitcasting.tv/hatakezo/movie/18635537

事故現場 http://twitcasting.tv/hatakezo/movie/18640341

 


8/29福島県鮫川村の放射性廃棄物実験焼却炉が爆発事故!傾斜回転床炉(日立造船)はいきなり破損!

2013-08-31 | 放射能汚染

http://bylines.news.yahoo.co.jp/taketosekiguchi/20130829-00027681/  より画像引用 

福島県の仮設焼却施設で爆発事故、「連絡ない」と住民抗議

http://www.alterna.co.jp/11582  より引用

環境省が除染廃棄物などの焼却、減容化実験を行うため、福島県鮫川村に設置した仮設焼却施設で29日午後2時半ごろ、大きな爆発音とともに装置の一部が破損する事故が発生した。(オルタナ編集委員=関口威人)

同省によると、事故は焼却炉から灰を取り出すためのコンベヤーで起こり、コンベヤーを覆う金属製の囲いが長さ約3メートルに渡って裂けるように破損。けが人はなく、周辺の放射線モニタリングポストの値にも変化はなかった。発生時にはコンベヤー内部に灰がない状態で、外部に灰が飛散した形跡は見られないという。

しかし、鮫川村や隣接する塙町などの住民は「事故の状況についてまったく連絡や説明がなかった。あれだけ安全を強調しておきながら住民の安全確保もままならない事業はただちに中止するべきだ」と30日朝、村を通じて環境省に要請した。

施設は今月19日に本格稼働したばかり。1キロ当たり8000ベクレルを超える放射性物質を含む稲わらや牧草などを平日の午前8時から午後5時まで、傾斜回転床炉という特殊な構造の焼却炉で燃やし、灰をセメント固化して一時保管する事業。爆発は焼却炉本体からセメント固化装置の間で発生、詳しい原因は調査中だという。

村によると、役場への第一報は「焼却炉で爆発があったのではないか」という住民からの問い合わせだった。役場からプラントメーカーである日立造船の担当者の携帯電話につながり、「事故があって対応中」との報告を受け、役場職員2人を現場に派遣。午後4時と6時に放射線量を計測し、変化がないことを確認したという。

一方、環境省は役場の問い合わせに対し直後は「一報が入ったばかり」と答え、午後3時半ごろに「コンベヤー付近で大きな異音がした。原因は究明中」などと説明。同省から地元の消防や周辺市町に連絡したというが、報道発表は午後7時過ぎ。テレビニュースで事故を知った住民がほとんどだったらしい。

同省廃棄物・リサイクル対策部指定廃棄物対策チームは「早急に原因を究明し、まず村や監視委員会に説明したい。再稼働は現時点で未定」としている。

施設は着工後に住民説明会が開かれ、地権者の一部は同意書に判を押したことがないとして環境省などを相手に告訴状を提出するなど、住民の強い不信を招いていた。


 (管理人より) こんな爆発がすぐおこるような実験焼却炉は、今すぐやめてください!命がいくつあっても足りません! 

正直、日本という国は「ちゃんとしてる」フリで仕事をすれば、どんなにインチキな仕事でも給料が出るのだと情けなくなりました。当面はその稼ぎで生きていけるかもしれないけれど、本気で「命と環境を守る」視点で仕事はしていないのですから、日本は滅ぶと私は強く感じました。

【参考】山本節子さんのブログ

鮫川村焼却炉 爆発する! ⇒ http://wonderful-ww.jugem.jp/?day=20130829

鮫川焼却炉爆発、日立造船、消防に通報せず ⇒  http://linkis.com/jugem.jp/tYGz

マスコミがスルーした鮫川村焼却炉の爆発 ⇒ http://linkis.com/jugem.jp/tYGz


福島県鮫川村の放射性廃棄物焼却場事故現場から中継 (ツイキャス)  より画像

 

畠山理仁氏が、鮫川村の高濃度焼却施設内からツイキャス。停止事故の原因や連絡体制について担当者に質問した。

【まとめ】

畠山氏が車を降りる。環境省に案内されて現場まで行く。途中で畠山氏は施設に入るとき施設内事務所でヘルメットと長袖のジャンパーを借りる。

ドラム式の焼却炉の真下。鉄板の厚さは3ミリ~4ミリ。

畠山氏「ブルーシートは何のためか?」

係「破損箇所を補完するといいましょうか・・・」

畠山氏が破損箇所を聞くと 「手前にある上蓋がねじれている」

焼却炉から落ちてくるパイプの真下の側面がボコッと膨らんでいるのはその影響。コンベア自体に損傷はない。焼却炉から下の四角い筒に落ちてコンベアで横に動かして上にあげていく途中のところの溶接部分が3mほどのところに亀裂。⇒画像。

畠山氏「そこからは何も出なかったんですか?」

係「線量の上昇はほとんどなかった。0.07~0.08 μSV/h。 中もそれぐらい。敷地の入り口付近並み」

係「爆発したところは現在調査中です。爆発音は2回あったと聞いています」 

畠山氏「風船の破裂みたいなかたちで亀裂が入って、中に入ってたものが飛び出すということはなかったのですか?」

係「中に入ってたものがそもそもほとんど無い状態。この焼却炉は主灰がほとんど発生しない。この焼却炉は飛灰の発生量が多いという特徴があって、コンベアに流れてくる主灰の発生量が少ない。飛び散る程のものが入ってなかった」

畠山氏「主灰は一時間運転したらどれぐらい出る?」

係「主灰は1時間あたり1kgあるかないか。飛灰はそれの数倍ある」

畠山氏「・・数十倍じゃなくて、数倍?」

係「ちょっと今正確な数字は申し上げられません・・・」

畠山氏「この辺は掃除とかしてないのですか?」

係「特にしてません。・・目で見る感じでもなにか飛び散ったものは認められてない」

畠山氏「爆発音が2回したあと、通報は?」

係「緊急連絡網がございますので、それに従って連絡した」

畠山氏「自治体にですか?お住まいの方にではなく?」

係「直後ではなく、今朝(8/30)、お知らせという形で全戸にビラを配布。村の監視委員会には報告した」

 

畠山氏「第一報は施設ではなく住民からの通報。施設からの通報はどれくらいの時間が経ってからなのか」

係「それほど時差はなかったと思うが、住民の方からの通報の方が早かったとは聞いている。施設から近隣の方には昨日(8/29)夕方ビラを配った。」

係「現在はマニュアルに従って止める作業をした。安善確保しながら順次停止した。完全に停止するまで20~30分」

係「ブルーシートは養生していて、今は見せるために開けている。見終わったらまた養生する」

「原因究明のめどは立たない。それまでは稼動しない」

畠山氏「この状況を住民の方に公開する予定は?」

係「監視委員会には対応します」


 (管理人)このツイキャスの内容を分かる限り検証してみます。

まず、いきなり半袖で施設内に入る畠山氏は、危険なところに取材に行くという認識が薄いのではないかと思った。彼がマスクをしていたかどうかもわからない。環境省職員、係もマスクをしてない人がいた。

施設内事務所脇に全自動洗濯機が2台設置してあった。おそらく作業着などの洗濯用としてあるのだろうが洗濯排水はどうなるのか、排水の中に放射性物質が含まれていれば水源地に入ってしまうのではないか?

故障箇所を案内してもらっているが、その場で線量を測るサーベイメータなどは一切持参していない。もちろん汚染調査のための土壌の採取もしてない。

ダクト亀裂があるところから何も飛散していないという保証はない。目に見えない微粒子が拡散すれば、もう拾い集めることは不可能。当面ブルーシートで養生しているが、ブルーシートの目の粗さから考えると、拡散防止の意味があるとは思えない。

空間線量の数値だけで何も飛散していないという判断はできないのではないか?空間線量に反映しなくても放射性微粒子は浮遊している。

2回の爆発音は焼却施設で働く人は聞いてないのでしょうか?現場の人間はいなかったのでしょうか?

【参考】

焼却施設 爆発事故  より

1.鮫川村役場でのヒアリング(8:30~9:10)

経過

8/29 
PM 2:30 事故発生⇒(1時間かけて順次停止)⇒3:30頃停止。
PM 2:35 個人より通報(500Mくらいの近隣住民)
ドカーンと1回(2回?)、地響きする爆発音。
PM 2:40 役場より環境省に連絡。(環境省は事態把握中)
PM 3:24 環境省より連絡。
(同様のものを環境省が近隣町村に連絡と聞いた)
PM 4:00、6:00 周辺の空間線量、モニタリングポストトの値を確認。(変化なし)
青生野地区住民10人には連絡。村民には通知せず。

状況

焼却炉から灰(高温400℃程度?)を取り出すベルトコンベア途中で爆発。
50cmくらいの丈夫な(ベルトコンベアを覆う)管が3~4M縦に割れ、破裂した。
原因は不明。

 


 

福島県鮫川村における実証事業 http://shiteihaiki.env.go.jp/q5.html  より資料抜粋

環境省の「緊急時対応」の資料に「爆発」「故障」「事故」という文字がそもそもないのがおかしい!原発事故を想定しなかった電力会社と全く同じ姿勢!反省してない証拠。


 

隣接する塙町には連絡網すらなく、事故が起きても知るすべもないということです。


 

データが平均値なので、爆発直後のことはわかりません。


http://blog.goo.ne.jp/no-nuclear/e/87ad845d79e1a1a57982e34d8bfad212  

鮫川村 試験焼却一般公開での質問 2 より  抜粋転載

次は焼却炉。どうでもいいような説明にわずか30分と制限された時間を消費されるのはたまらないので、担当者の説明を遮り「回転床の売りは回転床の傾斜が変わることですよね、傾斜を固定してしまったらクリンカが発生するし、灰だけが落ちるわけがないじゃないですか」と言うと「完全焼却しますので、クリンカは発生しません」すかさず「そんなわけないでしょう」と反論すると環境省職員は何も答えず眼鏡をいじくった。

6畳ほどのプレハブに机、コンピュータに向かう数名の職員。「万一のときの緊急時にどうやって止めるんですか」と参加者からの質問があり「制御室で全部止めます、あ~いや止めることが出来ると思います~」「焼却炉、冷却塔、フィルター、固化装置そうした各工程で止めるようにできないのですか?」「ここで一括して止めると思います」環境省職員がしどろもどろになると、見かねた日立造船の職員から「各工程でそれぞれ止めることが出来ます」の一声。質問者が「それは緊急停止用ですか」「いや通常の運転の中で動かしたり止めたりすることが出来るようになっているということです」

 


鮫川村焼却炉問題連絡会の和田央子さんから 8/30

メンバー、地元の方の情報です。

●村役場近藤地域整備課長

14:30に事故が起きた。地域住民へ知らせる緊急連絡網は全く使わず、消防署にも連絡していない。

村長と焼却炉監視委員長に連絡、委員長より監視委員会へ連絡したのが何と19:30。

委員によると、明日青生野地区だけで説明会を行うとのこと。

 

●環境省廃棄物対策部リサイクル対策課指定廃棄物チーム

セメント固化装置に主灰をコンベアで送る部分の囲い金属(パイプ?)が3メートルにわたって破断。

バグフィルター横での測定は0.12μ?消火活動は確認していない。 

●環境省と村が地権者にお詫びに回った。(地権者のみかどうかは不明) 

●周辺のモニタリングポストが0.11⇒0.25に上昇の目撃情報。 

--------

本稼働してわずか9日目の事故。

試験焼却で問題なしとし、一般公開を行い井上副大臣も視察して「安全性」を強調していたのは何だったのでしょう。

消防署にも連絡せず、地元青生野区民にも伝えず、何のために緊急連絡網を作ったのでしょう。

明日、青生野区民のみ説明会を開催しお茶を濁すなどということは到底容認できません。 

1キロほどに隣接する塙町には連絡網すらなく、事故が起きても知るすべもないのです。

ここにゼロ歳児2人と2歳児2人、若い夫婦らが住んでいます。

塙町には断られましたが連絡網を作るよう再度要求していきます。

 二度と再稼働させないよう、是非、抗議と白紙撤回の声をお送り頂きますようお願いします。

 

環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課指定廃棄物対策チーム

TEL 03-5501-3152 FAX 03-3593-8262

 

鮫川村地域整備課

TEL 0247-49-3116 FAX 0247-49-3363

 

  

 


「・・・原因不明の病気にかかってバタバタ死んでいくものがいるというのに・・」はだしのゲンより

2013-08-30 | 放射能汚染

  

「はだしのゲン」閲覧制限撤回 松江市教委(08/26 16:52)テレ朝news

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000011284.html  より

松江市教育委員会は、「はだしのゲン」の閲覧制限を撤回することを決めました。

 原爆投下を描いた漫画「はだしのゲン」の一部の描写が過激だとして、松江市内のすべての小中学校では去年12月から、生徒の閲覧に教師の許可が必要などとする閲覧制限を設けていました。松江市教育委員会は26日午後の臨時会議で5人の教育委員が協議した結果、閲覧制限の撤回を決めました。先週に開かれた定例会議では、一方的に制限を設けた事務局側に対し、教育委員からの批判が相次いでいました。また、これまで教育委員会には制限に対する批判の意見などが多く寄せられていました。原爆資料館所蔵(C)中沢啓治 


 ゲン閲覧制限撤回:松江市教委「混乱させたことをおわび」http://mainichi.jp/select/news/20130827k0000m040076000c.html  より 

 松江市教育委員会が故中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を全小中学校に要請している問題で、市教育委員5人による臨時会議が26日、松江市役所であった。「市教委事務局が(委員会の審議を経ずに)閲覧制限を求めた手続きに不備がある」との意見で全員が一致し、制限の撤回を決めた。閲覧は今後、各学校の判断に任せられる。委員の一人の清水伸夫教育長(62)は会議後の記者会見で「子供の健やかな成長を願った判断だったが、結果として混乱させたことをおわびする」と陳謝した。 

 会議には委員全員が出席し、論点を整理して意見を交わした。 

 「ゲンの内容」については、残虐、暴力的な場面があるが、平和教育という意味で実績があるという見解で一致した。布野(ふの)由美委員(48)は「平和や命の尊さ、戦争の悲惨さを学ぶ価値がある作品」、内藤富夫委員長(71)も「時代背景もあり、暴力を肯定しているのではない」と語った。一方、清水教育長は「平和教育で実績がある作品だが、(子供の)発達段階で何らかの制限を加えることもあり得る」との意見を述べた。 

 「子供の知る権利」について、桜井照久委員(61)が「知識を自由に得ることをコントロールすることは問題だ」と指摘した。 

 さらに、清水教育長は「学校図書の取り扱いは学校長の所管。要請は軽率だったと言わざるを得ない」と、閲覧制限を求めることを決めた前教育長らの対応を批判した。内藤委員長は「(市教委事務局が独断で決めた)手続きに不備があり、要請前の状態に戻すことが妥当」などの素案を委員に提案し、全会一致で承認された。

 同市では昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として、小中学校の図書室からゲンを撤去するよう求める陳情が市議会に提出されたが、同年12月の本会議で全会一致で不採択となった。しかし、市教委が改めて内容を確認。「(旧日本軍が)首を切ったり、女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、同月と今年1月の校長会でゲンを教師の許可なく閲覧できない閉架とするよう求めた。問題発覚後、市教委が市内の小中学校全49校にアンケートを実施したところ、43校がゲンの漫画を保有。うち42校が閲覧を制限していた。 

 市教委には22日までに2555件の意見が全国から寄せられた。7割が市教委の判断に反対する内容だった。【曽根田和久】 


【東京新聞・夕刊】2013年8月27日

 

 【参考】ブログ

<なぜ?>はだしのゲン「閉架」は一人の高知県民の陳情書から始まった

はだしのゲン-中沢啓治氏 鬼籍に入る 

どれだけの犠牲を払って平和と憲法第九条を手にしたか。絶対変えちゃいけん」はだしのゲン・中沢啓治

はだしのゲンを平和教育プログラムに採用-反対勢力も 


(管理人より) 

「はだしのゲン」が松江市の図書館で閉架された問題は、8/26に撤回されました。英語やロシア語,20カ国語に翻訳されるなど海外でも読者が広がっている「はだしのゲン」に対する松江市の扱いに、驚き、絶望しましたが、市民の声の高まりで、撤回させることができました。

「焚書」の次は戦争です。ファシズムが近づいているのを感じます。中沢啓治さんが勇気と情熱をもってこの作品を書いてくださったことに心から感謝します。読み継いでいかなければいけないと思いました。

中沢啓治さんのことば

「放射能の怖さはわかってるはずなのに、日本人は原爆の教訓を忘れてしまう。原発はなくさんといけん」

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻
中沢啓治
汐文社
はだしのゲン 文庫全7巻 完結セット (中公文庫―コミック版)
中沢啓治
中央公論社

  

 

「はだしのゲン」のこのページはまさに、今の福島やその他の放射能高濃度降下地域に起きていることと重なります。 

原因が医学的・科学的に特定できなくとも、福島原発事故後、日本に現実として起きています。亡くなる人、病気になる人。その現実から目を背けてしまえば、日本はまた同じ道をたどることになります。一人でも多くの命が助かって欲しいと祈ると同時に、何が間違っていたのか、その大本を変えていかなければいけないと思っています。

【参考】「ご免なさい。そうしたら、ここで一族が生きていけなくなる。」原発に近い町、同調行為という名の脅迫。

県民健康管理調査で「異常なし」と言われた34歳男性が、半年後にガン多発⇒多臓器不全で亡くなる福島。

以下は平成25年8月28日(水)福島民友お悔やみ欄。 5段組。 65歳以下→23歳、35歳、41歳、57歳、60歳、62歳、63歳、65歳。

謹んでお悔やみ申し上げます。

 

総務省HPより人口推計(平成23年2011年10月1日現在)結果の要約

http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2011np/#a05k23-b

 人口減少率は福島県が1.93%で過去最高

http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2011np/pdf/gaiyou.pdf#page=7  より


鮫川村焼却炉の排ガス検査、環境省は「セシウムが測定されない」測定方法だけしか認めない!

2013-08-24 | 放射能汚染

(管理人より) 

本日のブログは山本節子さんのブログより全文転載いたします。鮫川村問題を、日本に住む人みんなで共有することが大切だと思います。

排ガス検査のインチキというのは、日本中すべての焼却炉で言えるのではないかと思います。放射性廃棄物を焼くということは、排ガス検査をごまかすしかないんです。目に見えない微粒子が検査して出てないといえば、何もわからない人を騙すことが可能です。インターネットを知らない人が、このインチキを見破れるはずがありません。

鮫川村住民はインターネットを見ていません。私はこの世に神はないと思いました。今また深い絶望に包まれています。


 

環境省の公害犯罪・・・独自測定を拒否する!

http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=871  

 鮫川村の指定廃棄物焼却炉問題の続報です。高濃度の放射線汚染廃棄物を燃やすというのは、もちろん世界初であり、周辺環境や住民へ深刻な影響が心配されます。でも、鮫川村はもとより、隣接するいわき市や北茨城市、塙町の人々は、まだほとんどこの事業のことを知りません。たまたま、北茨城市では、この件に関し市民の求めに応じて「監視委員会」を設けたことを知り、この監視委員会から「排ガスの独自測定」を申し入れてもらいました。

 環境省はそれを了解し、その後、測定日時などについてやりとりが始まりました。ただ、北茨城市を間に立てたために、やたらに時間がかかり、市民側推薦による樗木さんが現地に入ったのは823日です。「独自測定」する以上、その分野の知識と経験をもつ、独立した技術者でなければなりませんが、この樗木さんは、測定器機も自分で作ってしまうほどの実力の持ち主。しかも、環境省の測定法に根本的な疑問を持っているという、日本では二人といない技術者だったのです。

 下はそのAさんがユーチューブにアップした、

「一般廃棄物焼却施設における排ガス中の放射性物質測定方法の問題点および新しい測定方法の提案」です。
http://youtu.be/up-tKf9MlPw

 水槽や線香など、身の回りにあるものを使って、環境省の実験ではセシウムは検出されないことを証明しています。炉内で気化した放射性セシウムは、PM2.5よりはるかに微小な「ナノ微粒子」となるため、バグフィルターでもとらえられず、水にも溶けず、外部に出ているのです。つまり、環境省はセシウムが検出されないような測定法を告示などで指定しているわけ!なんと恥知らずな省庁でしょう。下は環境省の測定方法の説明。

JIS Z 8808:1995 排ガス中のダスト濃度の測定方法

図説 http://www.env.go.jp/jishin/attach/haikihyouka_kentokai/16/mat02_2.pdf

 そこで樗木さんが考案したのは、この環境省測定法ではなく、直接排ガスを吸引して線量(μSv/hの上昇を確認するという、ごくシンプルな方式でした。東電でも同じ方式で測定しています。

福島第-原子力発電所 雑固体廃棄物焼却設備の設置について

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/monitaring_H250318_15.pdf

 ところが!! こちらがすべての手配を終えた前日になって、環境省から一通の「注意」が入りました。「明日の測定は、測定士の資格を持っている人間が行うこと、「告示」に基づいた測定方法で行うこと」を求めています。いまさらキャンセルはできないので、翌日、樗木さんは、予定通り現地に向かったのです。

 ところが・・・そこでおきたのはさすがに想像を絶する事態でした。以下は、そこに立ち会った、北茨木市監視委員のBさんのメールです(一部編集)。

 


 

山本先生

お世話になっております。
本日の、現地調査のご報告をさせていただきます。
結果は、「樗木様の測定方法では、測定させることはできない」でした。
理由は、先日の環境省からの文章の通りです。
特措法に基づいた測定方法でなければダメだと。
私達を目の前にして、挨拶する間もなく、
「文章はご覧になっていますよね。測定方法は書かれているやり方で
なければ受け入れません」と言われました。
「確認運転の時には測定方法まで指定されていない!」
「混乱招くというが、環境省の事業の進め方も十分混乱を招いているではないか!」など、抗議してまいりましたが、「特措法に乗っ取った測定方法でなければ不可」の一点張りでした。
環境省の人間と、日立造船の人間の態度は、非常に傲慢で、私には
 
「お前みたいな者が、こんなところで測定できると思うな!時間を割いてもらえるだけありがたいと思え!」と言っているように感じました。こんな人達と同じ人間でありたくない!!と心から思いました。
こいつらが私達の税金を使って仕事をしているのかと思うと吐き気がしました。法律を武器にしたやくざ環境省。
何も知らないのは幸せな事です。恐ろしい世界を見てきました。
樗木様は、「環境省を前に、ここまで発言できた事だけでも大きいな事だ」とおっしゃっていましたが、がっかりされているようでした。
権威がないと何もできないと。本当に申し訳ありません。
今日は、全身から力が抜けてしまいました。

 


 

 違法事業をやっているくせに、なんという居丈高な態度か。というより、違法性を認識しているからこそ、こちらの要求を頭からつぶしにかかったのでしょう。

つまり、環境省もメーカー(業界)も、ガレキ焼却や、指定廃棄物焼却で大量の放射能ナノPMが出ることなど、百も承知なので、

「セシウムが測定されない」測定方法だけしか認めないのです。これはすさまじい環境犯罪。

今もがれき焼却を続けている東京都や大阪市、富山市、そして東北3県の、普通の、廃棄物焼却炉が意図的な放射能拡散に使われているわけで、ほうっておいていい話ではありません。

 そこでみなさまにお願い。

 安倍やイシハラ環境相に、現在の「測定」が不備であることを伝え、即刻、鮫川の焼却炉を停止するよう、伝えて下さい。
 鮫川村、いわき市、北茨木市、塙町など関係市町村に、鮫川村の焼却炉の危険性を伝え、その停止を環境省に求めるよう  働きかけてください。
 お住まいの自治体(特に東日本)に、環境省の測定法の問題点を伝え、市町村ごとに独自測定するよう求めて下さい。
 知り合いに、排ガス測定などの専門家・技術者がいれば、ぜひこの問題に対し発言するよう、お願いして下さい。
 ★ この情報の拡散をお願いします。この樗木さんは地元のママたちと連携し、勉強会を開きました。

環境「破壊」と業界の暴走を止めて下さい。ほうっておくと、とりかえしがつかなくなるので。     2013.8.24


『チェルノブイリ被害の全貌』図書館蔵書調べ 東北・関東編~汚染状況重点調査地域なのに!? 

2013-08-06 | 放射能汚染

先日、岩波書店から刊行されたヤブロコフ博士の『チェルノブイリ被害の全貌』ですが、日本中でどのくらいの数の図書館に入ったのか、数を調べてみようと思いました。

日本は福島第一原発の事故によりチェルノブイリと同じ、レベル7の放射能汚染国になったわけですから、いま日本に住む人がチェルノブイリのことを知らないで済むはずがありません。

図書館検索サイトのカーリルもありますが、県内横断検索ができませんので県単位で一つ一つ横断検索かけていきました。

まずは、カーリルの地図から、赤枠はネットで調べたところ。8/6現在出てくるもののみ。

 

 ★北海道 http://www2.library.pref.hokkaido.jp/wo/crs/crs

7箇所 北海道立 札幌市中央 江別市情報 石狩市民 室蘭・登別・伊達 函館市中央 帯広市  

★青森県 https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/opac/CrossServlet

1箇所のみ!⇒青森県立

★岩手県 http://www.library.pref.iwate.jp/iliswing/network/page/We_kensaku/oudan_index.html

3箇所 岩手県立図書館  盛岡市立図書館・盛岡市都南図書館・盛岡市渋民図書館 岩手大学

★秋田県 http://mets2.elib.gprime.jp/search_pref_akita/basic_table.php

2箇所のみ!⇒秋田県立  秋田大学附属

★宮城県 http://www.library.pref.miyagi.jp/wo/crs/crs?mode=init&otype=local&dlang=jpn

2箇所のみ!⇒ 宮城県図書館 仙台市図書館

★山形県 http://www.lib.pref.yamagata.jp/crosssearch/index.html

5箇所山形県立図書館 上山市立図書館 鶴岡市立図書館 山形大学 農学部図書館

★福島県 http://www.lib.fukushima-u.ac.jp/hybrid/mutual.html

2箇所のみ!⇒福島市立図書館 郡山市図書館  


福島第一原発事故の際、 東京電力によって大量の放射性降下物が東日本にばら撒かれたことは動かしようのない事実です。『チェルノブイリ被害の全貌』という本が東日本の図書館全てに何冊も置かれてなければならないと私は思います。

環境省が汚染を認めて、汚染所状況重点調査地域というものを指定しています。「汚染状況重点調査地域」とは、放射性物質汚染対処特措法に基づき、1時間当たり0.23マイクロシーベルト以上の地域について重点的に調査測定が必要な地域として指定されている地域です。

100歩譲って、この地域がある都道府県の図書館には、『チェルノブイリ被害の全貌』がなければおかしい。

ただ置くだけでなく、読むことをすすめる常設コーナーが設置されていなければならないはずです。汚染状況重点調査地域の保健センターや、各種学校、保健室、幼稚園にもなければならないはずです。

それなのに図書館には東北全体でたったの15冊!

東北住民に知らせないようにしてるとしか思えない少なさ。住民も事実を知ろうとする人が少ないのかもしれません。これでは日本=レベル7の認識になるはずがありません。無知なままだと仮に体調不良が出ても引っ越そうという発想にならない。結果的に東北地方に閉じ込められてしまうのではないかと私は思いました。

 

 汚染状況重点調査地域には何故か入っていませんが土壌汚染を見るとチェルノブイリに匹敵する関東首都圏の図書館も調べてみます。図書館の数は最も多いです。いわゆるホットスポット地域の図書館にちゃんと置いてあるのでしょうか?


 

★茨城県 http://mets.elib.gprime.jp/libmeta_ibaraki/

9箇所日立市立図書館 東海村立図書館  つくば市立中央 取手市 土浦市 守谷中央 牛久市 龍ケ崎市 ゆうき図書館

★栃木県 http://kensaku.tochilib-unet.ocn.ne.jp/cgi-bin/ilisod/odplus.sh

4箇所栃木県立 日光市 小山市 佐野市

★群馬県 http://www.library.pref.gunma.jp/index.php?page_id=13

2箇所群馬県立  高崎市

★埼玉県 http://cross.lib.pref.saitama.jp/

20箇所埼玉県立  加須市 春日部市 越谷市 宮代町 白岡市  杉戸町  所沢市  入間市  ふじみ野市 鶴ヶ島市  日高市 三芳町 東松山市 嵐山町 さいたま市 草加市 朝霞市 桶川市 北本市

★千葉県 http://mets2.elib.gprime.jp/search_pref_chiba/basic_table.php

13箇所千葉県立  習志野市  八千代市  佐倉市  四街道市  市川市 船橋市 浦安市 松戸市 柏市 流山市  我孫子市民 白井市

★東京都  http://ufinity51.jp.fujitsu.com/cass/usrshe.do?tenantId=metro

37箇所東京都立図書館

足立区 荒川区 江戸川区 大田区  葛飾区(2) 北区 江東区 品川区 渋谷区 杉並区 墨田区 世田谷区 中央区 千代田区 豊島区 中野区 練馬区 文京区 港区 目黒区 青梅市 国立市 国分寺市 小平市 多摩市 調布市 西東京市 八王子市 羽村市 東村山市 東大和市 日野市 府中市 町田市 三鷹市(2) 武蔵村山市

★神奈川県 http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/opac/CrossServlet

12箇所⇒県立 相模原市 大和市  横須賀市 厚木市 大磯町  茅ケ崎 二宮町 平塚市 藤沢市 横浜市 川崎市


 

図書館によっては、ちょうどいま注文中という図書館もあるかもしれませんが、発売されてからかなり経つのにまだ蔵書としておかれていない図書館が多いことに驚くばかり。「読む権利」=知る権利は基本的人権の一つです。図書館は市民サービスとして、リクエストされた本を提供する義務があります。

ブログ読者様、自分が読むために『チェルノブイリ被害の全貌』リクエスト運動、引き続きよろしくお願いいたします。

市立図書館や町立図書館などの小さな図書館で、一度断られても、複数人が一度にリクエストすれば、購入する可能性があるようですので、どうか諦めずに自分が読みたいとリクエストをお願いします。

図書館にあればいつでも借りて読めますし、たまたま検索した人が、『チェルノブイリ被害の全貌』にたどり着くこともあるかもしれません。

5000円以上する本ですから、図書館にあれば、実際に自分が購入する前に、試し読みも可能です。

岩波書店の本は、通常の書店には買取扱いですので、あまり置きたがらないようです。

リクエスト運動にご協力お願いいたします。(出版社や書店の関係者ではありません)

リクエスト運動していただいた方、コメント欄からどの図書館かお知らせいただけたら嬉しいです。

日本中に読みたい人が増え、すべての図書館にこの本がおかれる様になればと思っています。

 

調査報告 チェルノブイリ被害の全貌
ヤブロコフ
岩波書店
 
目次
 
日本語版序:いま本書が邦訳出版されることの意味(崎山比早子) 
 
まえがき/はじめに/序論 チェルノブイリについての厄介な真実
 
第1部 チェルノブイリの汚染――概観
第1章 時間軸と空間軸を通して見たチェルノブイリの汚染
 
第2部 チェルノブイリ大惨事による人びとの健康への影響
第2章 チェルノブイリ事故による住民の健康への影響
第3章 チェルノブイリ大惨事後の総罹病率と認定障害
第4章 チェルノブイリ大惨事の影響で加速する老化
第5章 チェルノブイリ大惨事後に見られたガン以外の各種疾患
第6章 チェルノブイリ大惨事後の腫瘍性疾患
第7章 チェルノブイリ大惨事後の死亡率
第2部結論
 
第3部 チェルノブイリ大惨事が環境に及ぼした影響
第8章 チェルノブイリ事故後の大気,水,土壌の汚染
第9章 チェルノブイリ由来の放射能による植物相への悪影響
第10章 チェルノブイリ由来の放射能による動物相への悪影響
第11章 チェルノブイリ由来の放射能による微生物相への悪影響
第3部結論
 
第4部 チェルノブイリ大惨事後の放射線防護
第12章 チェルノブイリ原発事故による食物と人体の放射能汚染
第13章 チェルノブイリ事故に由来する放射性核種の体外排出
第14章 チェルノブイリの放射能汚染地域で生きるための放射線防護策
第4部結論
第15章 チェルノブイリ大惨事の25 年後における住民の健康と環境への影響
日本語版あとがき チェルノブイリからフクシマへ
主要用語解説/後記・謝辞(星川淳)

用語解説 https://docs.google.com/document/d/1xDRQv10iM84G3n5dkkVVrbHFBcQEQg__EtU_9vYhq_I/edit?pli=1

この用語解説は大変便利です。これを印刷しておけば読み進めていくことがずいぶん楽になると思います。

 

 

 


いわき市からの避難者mikoさんのお話から「私のまわりでこんなに人が死ぬことは、311前はなかった」

2013-07-28 | 放射能汚染

(管理人より)

【報道と事実は違います】 いわき市からの避難者mikoさんのお話 【日本中のお母さんへ】  

でご紹介した、いわき市からの自主避難者mikoさんが、大切な方のことを、勇気を振り絞って書いてくださったことに感謝をいたします。本当にありがとうございます。どうかたくさんの方にシェアお願いします。ツイッター・フェイスブックなどできるだけ多くの方に・・ 日本中の人が知らなければ・・・


 

http://ameblo.jp/kitakyu-mamoru/entry-11581565098.html より転載します。

やっと、書く気になりました。書くのに半年以上かかりました。
この記事を書いて「放射脳」と言われる現実と向き合う勇気をやっと持つことができましたので。
一つの事実として、書いておきます。

去年の年末、いわき市に住む、私の従兄弟(40)が脳梗塞で亡くなりました。

新婚で、もうすぐ自分の子供が生まれる1か月前に死んでしまった。
小さいころ「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と言って纏わり付いていた従兄弟のお葬式には行けなかった。
春休みに写真になった従兄弟にお線香をあげてきた。

生まれた子供が、従兄弟の赤ちゃんの頃にソックリで、生まれるまえに、お父さんがいないんだな~と思い、泣いた。

昨年末、従兄弟が亡くなった知らせを聞いた次の朝、いわきの友人からこんなメールを受け取りました。


@の父…仕事帰り急死しまして…喪中にて年初のご挨拶状控えさせて頂きます。

新たに試練が来たようです生きていく上で乗り越えなければならない事としては11歳に10月になったばかりの子供に余りにもかかりすぎて…

死ぬ3日前にクリスマスの約束していったので子供は私に『約束したし戻ってくるから大丈夫だよ』と言ってたのが最後…

遺体のそばから離れられずずっと触ったまま目を真っ赤にしてただ声も出さず泣くだけ『まだ父ちゃん居るんだから毎日そばにいる』朝から晩までいました…

火葬するまで続き、骨を拾いやっと帰らない事を子供なりに認識したような感じ…今、話さなくなり、食事も激減…学校も行きたくないと隠れます。この先を考えると言葉も出ず涙が勝手に出てとまりません。


ずっと休んでいたので、今日から仕事します。が…これからが問題だね…

職場でくも膜下出血でした。救急車到着時心肺停止だったそうです。

子供はあまり喋りません。ずっと不登校で…校長先生が何度も連絡下さりやっと今週月曜日から私も一緒に。時間をかけ子供なりに受理出来るまで待つ他なく、色んな試練が来て私も救急車乗車何度もした為、余計寂しい思いをさせてしまって…

miko達も充分体調気を付けて下さい。
いつもいわきから元気でいてほしいと願っています。自分を大事にしてくださいね。

約束ですよ。では~また


 

という、メールを受け取りました。

従兄弟と知り合い2日続けて死ぬなんて・・・暫く、何も考えられなくなりました。

普段は忘れている現実。考えないようにしている現実。

自分のこととして重ねて考え、何の涙かわからない涙が止まりませんでした。

いわき市は空間線量が福島県内でも低いほうで、今もたくさんの人達が「がんばっぺ いわき」とがんばって、普通に暮らしています。

他人からみれば、たまたま、2日続けて亡くなった知らせを聞いただけ・・

311後、親戚、知り合いのお葬式が多いです。40代、50代、60代のまだ逝くにははやい方々の死を見てきました。

放射能との関係性はフクイチの吉田所長ですら、認められなかったのですから・・

私たちが認められることはないでしょう。

------------------------------------------------------------------------------------

亡くなった方々の家族は、「決して放射能のせい」と言わないです。
これも、311事故後の現実。
報道とまわりの空気の勝利です。

-------------------------------------------------------------------------------------

それでも、思うんです。

私のまわりでこんなに人が死ぬことは、311前はなかったと。

 

 

 


3号機から蒸気が出てる時に気づいた!スイスの放射能拡散予測日本語版と英語版が違う!

2013-07-25 | 放射能汚染

http://photo.tepco.co.jp/date/2013/201307-j/130718-01j.html

 

福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気らしきものの確認について
・7月18日8:35から8:37の様子(2:00)

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130718_03-j.pdf  より

 


 

投票日の前からおかしかった3号機ですが、気になる「湯気らしきもの」です。私はすぐ「生蒸気」ではないかと思いました。

がれきが散乱するところの隙間から出ています。素人でもその下で何かが起きてると想像できます。 さすがに雨水ってことはないでしょう!!!今まで何回も雨降ってるでしょうに!


 

7/23 http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1229161_5117.html

 最大で 2.1Sv/h。ということは、その場に4時間もいたら、致死レベルです。

 東海村JCO臨界事故の際は、6シーベルト/hの被曝で作業員の方が亡くなっています。とんでもないことが起こっている気がします。


 

7/24 http://www.nishinippon.co.jp/feature/earthquake/article/28600

福島原発、3号機建屋でまた湯気 同じ場所で3度目

西日本新聞 2013年07月24日(最終更新 2013年07月24日 10時32分)

 東京電力は24日、福島第1原発3号機の原子炉建屋5階部分で午前4時15分ごろ、湯気のようなものが再び出ているのを監視カメラで確認したと発表した。5階の中央付近で格納容器のほぼ真上に当たる。18、23両日に湯気が出た場所と同じで3度目。

 東電によると、3号機の原子炉への注水や使用済み核燃料プールの冷却は継続している。周辺のモニタリングポストで計測される放射線量に目立った変化はない。


 7/24 BBC News - New worries for Fukushima workers http://youtu.be/TKJTiuJ7S1o 

 


 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130724_05-j.pdf

 

 

 

 


 シールドプラグという箇所の1m上の場所の線量を計測したのが表。蒸気が出ている②は562mSv/h。

中はどうなってるかはわかりません。誰も近づけないレベル。私は考察できませんので、

こちらを参考に( ^ω^)_凵 どうぞ

プールに気を取られて原子炉を忘れたから、今になって噴き出す蒸気! 

シールドプラグ汚染地図! 

3号機の蒸気と日本海側の空間線量率の上昇 


 念のためスイス放射能拡散予測をみていておかしなことに気づきました。

日本語版と英語版と違います。なぜなのかわかりません。

英語版 http://bit.ly/13cN7ki

日本語版 http://bit.ly/OoOSIF

 

日本語版をお気に入りに入れている人が、日本語版と英語版と違うということを知らずにチェックした場合、大丈夫と勘違いするのではないかと思いました。私は、この件も含めて、自分が入ってるメーリングリストや、ツイッター、ブログでもお知らせしました。

英語版の方は、フクイチからの放射能の流れがの西日本まで覆う勢いです。ネットで情報を取れない人は気づいてもなく、何か起こっても何の防御もできないでしょう。

あとは自己責任でご判断ください。

★山口のフォロワーさん用にモニタリングポスト情報

山口県は全部で6箇所⇒

中国地方一度に⇒

 

 追記 日本語版と英語版の基準日がズレているという指摘がありました。

よくわかりませんが、こんなに違う予想であれば、予防原則として悪い方に考えて行動するしかないのは当然だと思います。

 

追記 

日本語版 本州    http://www.meteocentrale.ch/index.php?id=2379&L=10

日本語版 日本全体   

http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan.html

 

日本語版も2つあって、これらは同じですね。いまは日曜日から始まってます。

紛らわしいので、曜日の横に日付を出して欲しいです。 

英語版は 更新されてません。(゜Д゜) 

つまり、現在 日本語版は更新されて、英語版は更新されていない状況ですね。 

花火で大雨が降った7/27の一番大事な土曜日の夜の拡散予測が、英語版で出てないので

ブログにキャプチャーしようにもできませんでした。 

日本語版だけ先に更新するなんて・・・・ なぜでしょうか?わかりません。

 

 


7/16 元双葉町長・井戸川克隆 さんの訴えより 「日本政府は3/3に地震津波があることを知っていた!?」

2013-07-22 | 放射能汚染

 

福島県双葉町の元町長・井戸川 克隆 さんの街頭演説
日時 : 2013年7月16日(火) 場所 : 新宿駅前(新宿区) 3:40~文字おこし 
 
今日はもう一つ、とんでもないことを喋らせていただきます... 
2011年、津波のあった年の3月3日に、地震・津波のあることを日本政府は知ってました。 
知ってたんですよ。 8日前に。
 
地震・津波の8日前に知ってました。 
しかしそれを止めたのは、政府と東京電力と東北電力と日本原電が発表を止めてしまったのです。 
こんなことって許されますか?みなさん。 
 
国民が知らなければならないのに、この電力会社によって、電力会社の都合によって津波・地震情報が止められたんです。 
恐らく、死ななくてもいい人がいっぱいいたんじゃないでしょうか。 
これは、青森から千葉県まで津波に遭って亡くなられた方のことを思うと、無念で無念でなりません。
 
もちろん、8日もあれば、東京電力は地震・津波への予防対策もできたんじゃないでしょうか。 
それもしないで、津波のせいにして、原発が壊れたのは津波のせいにしてしまったことは許せないんですよ。
  

https://twitter.com/idogawakatsutak/status/356378949032480768

 https://twitter.com/idogawakatsutak/status/356252690956824578

 

https://twitter.com/idogawakatsutak/status/356612239660294144

 

 

http://twitpic.com/d2oucc/full より

井戸川さんご自身も知っていたが言えなかったということです。7/15日南相馬市小池長沼仮設住宅で「震災8日前の3月3日には津波で原発に被害が及ぶことを知っていたが首長の立場で本当の事が言えなかった」と演説されたそうです。

これはあくまでどなたかの伝聞ですが、井戸川さんが首長として知らされていた情報をもっと具体的に知りたいと思います。

「3/11に地震が来ること」を知っていたのか、なぜ首長にだけ知らされていたのか、疑問は残ります。

井戸川さんの苦悩に満ちた表情を見るとき、行政の首長というのは市民が知りえない真実を知っていて、そしてそれを立場上、隠蔽する存在なのだと思わざるを得ません。

選挙は終わりましたが、私は井戸川さんの発信される情報を、国民全員が知る必要があると思います。動画の中に、井戸川さんの演説の横を素通りしていく、東京都民を見ることができます。嘘がはびこった世の中を変えるためにも311の真実が知りたいと思います。

井戸川かつたか公式チャンネル 動画 ⇒  https://www.youtube.com/user/idogawakatsutaka/videos

井戸川かつたか氏略歴
2005年~2013年福島県双葉町長を務める。
双葉地方町村会、双葉地方広域圏組合管理者など歴任
福島原発の重大事故を受け、福島県の首長の中でただ一人町民の県外避難を実現させた。
2012年10月と2013年5月にはジュネーブの国連人権理事会総会に赴き、原発事故後の福島の窮状を訴えた。

井戸川氏公式サイト http://www.idogawa-katsutaka.net/profile.html


 

 http://www.47news.jp/feature/kyodo/news05/2012/02/post-4867.html

 

 

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO41768550U2A520C1EA1000/

2012/5/24 日経社説◆大津波は想定外だったのか 

http://www.idogawa-katsutaka.net/pdf/tokyoshinbun.pdf (12/2/28、東京新聞)

 

井戸川氏公式サイト http://www.idogawa-katsutaka.net/profile.html

 

 


バンダジェフスキー「我が国の子供達がどんどん死んでいるんです!この事実を知らせることが一番大事」

2013-07-09 | 放射能汚染

20:12~ 文字おこし(バンダジェフスキー博士の部分のみ) 

バンダジェフスキー博士:いつ爆発するともしれない爆弾を抱えているようなものだ。全く予測不能な状況で、全く予測不能な時代に。

ナレーター:解剖病理学者のユーリー・バンダジェフスキーは、チェルノブイリの惨事によって汚染された地域で9年間研究を重ね、食べ物を介して体内に定量摂取されたセシウム137が、生命に必要な臓器を徐々に破壊していくことや臓器によって蓄積濃度が変わること、さらに一部の臓器に特に高い汚染が見られることなどを発見した。また、彼は小児科医で心臓専門医のガリーナ夫人とともに、セシウム心筋症という新しい病理の存在を明らかにした。一部の科学者はこの病気にバンダジェフスキーの名が付けられるだろうと考えている。セシウム汚染の量と期間がある限度を超えると、心不全が慢性化し、全快は不可能になる。あらゆる年齢層、子どもにおいても突然死が起こりうる。これらの発見を公表し、政府の不介入を告発した矢先、バンダジェフスキー教授は汚職の疑いで逮捕、拘留され、裁判までの間、自宅謹慎を言い渡された。 

ガリーナ夫人:心臓の状態悪化と放射性セシウム摂取の相関性を発見したときは、ひどい夫婦喧嘩をやってしまったの。私が心臓状態の悪化を認めなかったからだわ。これは発見だったのよ。私たちは以前は未知だった何か新しいものを発見した。ただこの発見を私は恐れていたのね。

取材者:でも科学者にとっては成功じゃないですか。

ガリーナ夫人:そうね、成功ね。でも、放射能の影響の話はこの国では避けるのよ。

バンダジェフスキー:相関関係が認められて初めて科学の話になる。要因がなんであれ論理を追う必要がある。 

取材者:原因の追求ですか? 

バンダジェフスキー博士:原因と結果の繋がり、これが問題なのです。いくつかの要因は既に知られていても、それらの組み合わせや相関関係の立証が必要。それが科学なのです。逮捕の日まで、私はその科学に生きていた。この発見を皆に知ってもらうこと。これは大変重要だった。誰が言ってもいい。バンダジェフスキー、バンダジェフスカヤ、シドロフ、ペトロフ、私たちの子どもが死んでいるんだ!

(中略) 46:18~

ナレーター:バンダジェフスキーは400以上の科学論文と8冊の本を発表し、7つの特許を持つ。5つの国際賞を受賞し、5つのアカデミーの会員でもある。しかし彼は2001年6月18日、ベラルーシ最高裁の軍事法廷で汚職のかどで8年の強制労働を言い渡された。1年間調査した後も、容疑に関する物的証拠は一切出てきてこなかった。 

テレビ報道画面;ヤンケレヴィッチ証人の供述はこうです。「私は研究所に学生2人を裏入学させるためにバンダジェフスキー教授に7000ドルを渡しました。」この供述が証拠でないと? 

ナレーター:法治国家において証明できない断言は誹謗中傷である。アムネスティインターナショナルは、バンダジェフスキーを良心の囚人とみなし、欧州議会は研究を継続できるよう、彼に自由のためのパスポートを発給した。欧州連合はベラルーシ刑法に照らして、この裁判には8つの違反があるとして再審をもとめた。 

テレビ報道画面;

(法廷)あなたは自分の罪を認めますか?

(バンダジェフスキー)いいえ!

(法廷)判決は正しいと思いますか?  

(バンダジェフスキー)いいえ!私は起訴内容を全面的に否定します!

掲載動画の文字おこし(バンダジェフスキー博士の部分)はここまで


 

「セシウムと心臓疾患の相関関係」ユーリー&ガリーナ・バンダジェフスキーへのインタビュー

http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/4c3524e9965d167666882ed2f63ea4a0  より転載させていただきました。

ゴメリ、2000年4月5日 Wladimir Tchertkoff によるインタビュー

インタビュアー: 当時の選択を後悔されていますか? 家族問題を引き起こしたようですが。

ガリーナ: どの問題のことですか? 私たちがここに移住して来た時のこと?

インタビュアー: いいえ、お二人が発見をされて、その発見にブレーキを掛けた時のことです。

ガリーナ: 私はブレーキなど掛けていません。一昼夜夫と話し合いをしてどうするかを決めたのです。長い議論でした。まずは家の中で。それから子供達の邪魔にならないように外に出ました。大声で議論しました。 

インタビュアー: 外で?

ガリーナ: ええ、外のベンチの上で。涙が出るまで。

ユーリー: 普段から私達が科学的な決定をくだすのには激しい議論が伴いました。もしかしたら女性の彼女は家族に面倒が降りかかることになるのを予感していたのかもしれません。

ガリーナ: 夫はテレビ番組に出演する決意をして、私に言ったのです。「どんな風に我々がこうした変容、放射能を原因とする心臓疾患を発見したか、すべてを語るつもりだ。」と。 それを聞いて私は家に入って泣きました。科学評議会に私達が初めてこの研究結果を提示すると、全員が「ユーリー・イワノヴィッチ、大成功だな!」と拍手をしました。なのに私は涙がこみあげてくるのを感じたのです。再び夫と激論しました。「番組放映後にきっとあなたは手錠をかけられるわ!」と私は言いました。「何を言ってるんだ!?」と夫。ちょうどその時に監督(スバと言う名です)から電話があったのです。「おめでとう、ガリーナ・セルゲイエヴナ、番組は大成功でしたよ。ユーリーはすべてをはっきり提示してみせた。この番組は国民からも大きな反応を得ること間違いなしだ!」「でも心配なのは...」と私が言うと「何かご不満でもあるのですか?」と聞くので「ええ、もし夫に手錠が掛けられたらガリーナ・セルゲイエヴナはこの世に独りぼっちになってしまいます」と答えました。すると「何をおっしゃるんです?我々は決してあなた方を見捨てませんよ! 第一そんなことは起こりっこありません。あなたは女性だからあれこれ想像しすぎるんです。」と言う返事でした。「時間が経てばわかるでしょう」と私は答えました。そして本当に恐れたことが真実となり、私は独り取り残されてしまいました。独りきり。私は独りぼっちで空っぽのアパートに帰り、どこから手を付けたらいいのか途方に暮れました。どこに行こう? 誰に会いに行こう? 最初に思いついたのは、何故かわかりませんが、厚生省に行くことでした。私達の大臣に会って、どうしたらいいか、助言をしてもらおうと。厚生省で言われたことは「時期尚早です。いったい何をおっしゃろうと言うのです?」 大臣の控え室で私は言いました「一つだけ言わせてください。バンダジェフスキーは白衣を泥で汚してなどいません。あまり早急に彼を断罪なさらないでください。きっと後悔されることになります。」答えは「そのことについて話すにはまだ早すぎます。あまりに早すぎます。」 その後スバ監督から電話がありました。「話を聞きました。あなたの電話は盗聴されていることがわかっています。私はいかなる方法でもあなたのお役に立つことはできません。」

インタビュアー: それだけ? あらゆるケースに備えて事前にそのように言ったのでしょうね。

ガリーナ: そうです。彼は私達の以前の会話を思い出したのです。それでこう言われました。「あなたの役に立つことはできませんが、よかったらロシアテレビの誰かに電話をすることは出来ます。そしてあなたの電話番号を伝えておきます。後はあなたの思うようになさってください。彼に言うことや、あなたの立場をどう説明するか考えておいてください。泣いて、何かを守ろうとしてもいいでしょう。ただ私はこの問題にはこれ以上関わりたくありません。」

インタビュアー: 空っぽの家に戻ってから、再び旦那様に会えるでまでどれくらいの時間が掛かりましたか?

ガリーナ: 最初に面会を許されたのは... 50日後でした。逮捕から50日後。大変公式なものでした。会った時、夫はすでに入院していました。逮捕から50日後、予審判事が公式に面会を許してくれたのです。

インタビュアー: ずいぶん沢山の門戸を叩かれたことでしょう。

ガリーナ: 数知れない住所を試しました。まず最初に試したのはゴメリのラジオ局です。そこで言われたのは「出来れば我々のところにはいらっしゃらない方が良いです。我々は何も知りたくありませんし、あなたの問題に巻き込まれたくありません。我々は皆仕事が必要ですからね。」次に私は厚生省に行きました。出来る限りの方法を試みました。

ユーリー: 彼女は考え得るすべての場所に行ったんだ。

ガリーナ: だけどどこも門戸を閉ざしたままでした。そして言われる言葉はひとつだけ「時間に任せなさい。」 (ネステレンコ博士を指しながら) この人物に深い感謝の意を表します。彼だけが初めて何者も恐れずに私に手を差し述べてくれたのです。本当は彼ほど私達の状況を恐れなければいけない人間はいないのに。終始私を支えてくれました。助言が必要な時にはミンスクの彼のもとを訪れました。彼は経済的にも助けてくれました。ポケットからお金を出して「どうかこれで何かを買ってください」と言うのでした。一方他の人々と言ったら...。「夫に荷物を送るために支援してもらえますか」なんて物質的な援助は頼む気にもなりませんでした。私が望んでいたのはただ一つ:みんなが夫を信じてくれること。夫が十年間に渡って家族を犠牲にしてまで続けた仕事の助手だった弟子達が彼を信じ続けること。

夫は十年間に渡って朝の七時から真夜中まで、膨大の量の仕事をこなしていました。祝日にも、私は「どこかに行きましょう」なんて提案出来ませんでした。祝日さえ、働き続けたのです。絶えず仕事、仕事、仕事。その仕事が導いた先がこれでした。

私達が、心臓発作と放射性セシウムの体内への蓄積との間に相関関係のあることを発見した時、家族争議になりました。激烈な争議でした。何故なら私はこの相関関係を認めたくなかったからです。これは発見でした。私達は何か新しいこと、今まで知られていなかったことを発見している真っ最中なのでした。そして夫は「これは事実なのだよ」と私に言い、「二人で一緒にこの相関関係について論文を書くのだ」と言うのでした。彼は論文審査官でしたから。

インタビュアー: 何故あなたは相関関係を認めたくなかったのですか?

ガリーナ: 私は違う考えだったのです。怖かったから。この発見が怖かった。

インタビュアー: どうして?

ガリーナ: 第一にたぶん、新しいことだったから。

インタビュアー: しかし科学的成功ではないですか?

ガリーナ: 成功ですけど... 私達の国では放射能についてこれほどの公表の行われたことはないのです。

ユーリー: 放射能について語られることはなかったんだ。

ガリーナ: そうなんです。幼児における放射能の影響について語られることはありませんでした。いろいろな国から委員会や検査官が小児科を訪問しに来て「放射能に由来する疾患は見られますか?」と質問するのですが、答えは決まって皆「甲状腺癌」の一辺倒。

インタビュアー: それだけ?

ガリーナ: それだけです。私はゴメリに来てすぐに子供達、年齢の行った子供達の聴診を行いました。そしてすぐ、子供達の間で不整脈があまりに頻発することに衝撃を受けたのです。薬剤調整を施さなければならない子供もいるくらい強度の不整脈です。不整脈を矯正する治療を受けるためにミンスクまで行かなければならないケースもあります。これはかつては成人だけの問題だったのに、今では子供達がそうした治療を必要としていたのです。グロドノ市にいた頃に子供に不整脈が観察されたら、稀有な現象と捉えられたものでした。稀に見る深刻な事態で、即座に治療が必要とされました。ところがここゴメリでは、この稀に見る深刻な疾患が、どんどん頻発するようになっていたのです。

私はユーリーと仕事から帰って議論したものでした。ユーリーは「健康な子供達を調べてみよう。幼稚園に通っている子供達だ。」と提案しました。そこで私達はゴメリ保育園の乳幼児を診察しはじめ、彼らの心電図を記録しました。さらにはズロビン、スヴェトロゴルスク、そしてヴェトカ市の子供達を調べました。そうやって私達が発見したのは、健康な子供達の60パーセント以上の心電図に変容の見られることでした。 心電図は病理を記録します。

私達はこのデータの隣りに、子供達の器官から測定されたガンマ線の量(これはセシウム137によって放射されるものです)を書き込んで両者を比較してみたところ、明確な一貫性を確認することが出来たのです。不整脈は、セシウムの蓄積が高い子供に現われるのでした。(高いというのは20Bq/kg以上 を考えています。)この不整脈はブロックの形で現われます。ヒス束の右脚ブロックや房室ブロックです。刺激伝道系の障害と心筋の脱分極化障害とが組み合わさっている子供もいました。セシウムの蓄積量が多いほど、心電図に現われる異常は深刻だったり複雑だったりするのでした。

インタビュアー: そして あなたはそうした事実の解明が引き起こす政治的な危険を予測されたわけですね?

ガリーナ: そうなのです。まず私は怖くなりました。そう、家族のことを思って怖かったのです。自分自身の身が怖かったわけではありません。何故なら研究の指導教官は夫だったのですから。私は夫に「ねえ、もしかして急に何かが間違っているとしたら? 私達はどこかでミスをしているのかもしれないわ。世界に向けてこの発見を発表するのに...」 と言いました。彼の答えは「我々がミスをしていることなんて有り得ない。調査のベースになっている心電図の量は膨大だ。」と言うものでした。

ユーリー:  心臓について研究をしているのはガリーナ一人ではなかったことを付け加えておきましょう。私の学部には他の研究者による一連の論文や研究が存在するのでした。私が最新の著書の中で指摘したように病理解剖実験や動物実験も存在します。

インタビュアー:  ではあなたは確信を持ってらしたのですね?

ユーリー:  そうです。こうしたすべての研究に基づいた科学的確信です。しかし放射性セシウムの体内蓄積と心臓疾患の相関関係については、こうした子供達の調査結果をベースに彼女と初めて研究したのでした。例えば心電図の束を取り上げ、その一つ一つに心臓に蓄積した放射性物質の量を記入しました。[心配そうに] 呼び鈴が鳴った...

ガリーナ: 大丈夫、子供達よ。

ユーリー: こんな感じです。20Bq/kg とか 34Bq/kg ... それからパラメーターに即して分類しました。(グラフを見せながら)このような結果になりました。このグラフが現在の結果を表しているのです。これはベラルーシ全国から集めたデータをもとに実現させました。ゴメリやグロドノだけのデータではないのです。ミンスクや数多くの他の場所も含む膨大な量のサンプルです。私達の得た結果によると、キロあたり0~5ベクレル(測定器の誤差も考慮に入れて)前後の被曝量ならば、子供達の80% は心電図にいかなる異常も示しません。セシウムがまったく存在しない場合は、85%の子供達が多かれ少なかれ正常に成長することを保証できます。しかし体内のセシウム量が増加すると、健康な子供の割合は係数に従って減少していくのです。セシウムの量がキロあたり70ベクレルを越えた場合、健常と言える状態の心臓は10%足らずになってしまいます。

インタビュアー:  この相関関係は一貫しているのですか?

ユーリー:  そうです。あらゆるデータに基づいています。それも因果関係以上の、ほとんど科学的法則と呼んで良いくらいものです。因果関係と言うのは多くの傾向が類似する場合を言いいます。分量と変容との間の因果比率です。このことは以前にも示されていました。しかし現在わかったことは、私がいかなるデータを使用しようと、いかなるグループのデータを取り上げようと、この分量と変容との関係が係数に従って動いていることです。この相関関係の一貫性はすでにひとつの「法則」の要素です。さらに付け加えたいのは、心臓だけでなく脳やその他の器官もおいても、新陳代謝のシステムや酵素の活動の調査を行うと、同じ現象が観察されることです。しかし残念ながら、私には... 我々には今のところそれを証明するための資金がありません。

インタビュアー: 他の器官でもですか?

ユーリー: そうなんです! ところが我々に十分な調査用の器具がないのです。これを調べるには膨大な労力が必要です。私達はまだ発見の扉口に立っているのに過ぎない。ここに私の弟子達の調査の成果が山とあるのにも関わらず。これで全部ではないですが、大部分がここに含まれます。心臓についてそしてその他の内臓についてのデータがここにあるのです。

ガリーナ: セシウムとの関係を表すデータです。

ユーリー: この数年間我々が実現し得たことがこれらの論文の中にあります。私にとっては大変な価値です。本以上の価値です。何故なら論文というものはそれぞれきちんと検証された具体的な一次資料に基づいて書かれるものだからです。非常にレベルが高いものです。

インタビュアー: つまり他の器官についても研究することが出来たのですね?

ユーリー: そうなんです!

インタビュアー: 今心臓の話をしていただきました。そして「残念ながら」とおっしゃるのは...?

ユーリー: 我々は研究が続行できないのです。 大変費用の掛かる研究だからです。例えば免疫システムの研究には非常に高価な特殊な器具が必要です。それから酵素の研究、内部分泌システムや肝臓や腎臓の酵素を研究するには生検も必要です。そして何よりも中枢神経。

インタビュアー: そうした研究はすべてやりかけなのですか?

ユーリー: その通り。 どれ一つ取っても世界中に情報を提供できる重大な研究の糸口なのに。科学研究は無限です。我々があらゆることを発見したなどと言うにはまだ程遠い状況なのです。こうした研究は人々に限りない助けをもたらすはずです。心臓に関して言えば、心臓疾患による死亡者は大変多く、実際に起こっていることが我々にもわかっています。

インタビュアー: (ガリーナに)あたなは科学的真実を拒絶しようとしていたことをご自分でわかっていらっしゃいましたか?

ガリーナ: はい。 

インタビュアー: 発見しなかった方が良いと思われたのですか?

ガリーナ: ええ... そうです...

インタビュアー: ある意味でご自分を守るために?

ユーリー: 彼女はそれを感じていたんだ。

インタビュアー: どのうに決着がついたのでしょうか? 

ガリーナ: 私は彼に「このことは全部忘れてしまいましょう」と提案したのです。そしたら彼に「それでは君は医者として失格だね。医者として失格だと自覚できるなら学位証書を返却して、中庭の掃除でもすればいいさ」と言われました。この言葉には大変傷つきました。私は医者になることをずっと夢見てきたのです。医学部に登録できるまで3年も掛かりました。難関でしたから。ですから彼にそう言われて「いけない」と思いました。「それなら何かしなければ」と。そうやって、この研究が私の博士論文になったのです。すると次の問題が発生しました。私は論文をほぼ書き終え、製本をしてベラルーシの科学者達に紹介し始めたのです。グロドノの博士論文審査委員やミンスクにも委員会があります。そこで何と言われたかわかりますか? 「悪くない研究ですね...。しかしタイトルを少し変える必要があるでしょう。”放射性セシウムとの関係”と言う表現はまずい。”放射能汚染地域に生きる児童における心臓血管システムの機能状態”に書き換えなさい。」ですって。

ユーリー: 被曝量も書いてはいけないと言われた。

ガリーナ: そう、被曝量も消しなさいといわれました。ただ子供達に異常が見られるとだけ書くように。現在のままの形ではあなたが論文審査に合格できる保証は出来ませんと。

インタビュアー: 何の説明もないまま? 

ガリーナ: ええ、何の説明もないままです。 

ユーリー: 真実を明かしたくないために我が国ではこう言う行為が起こるのです。近年、医学生物学に関する研究著作は数多く執筆されていますが、まさに今、この問題に関する真実を知られたくないのです。この論文が国の外に出ては困るのです。私は事実を列挙するだけのテクストには反対です。事実を列挙することは科学ではありません。単なるジャーナリストの統計と同じです。科学とは、パラメーターが何であろうと相関関係を証明することです。一貫した論理をたどるものです。

インタビュアー: 原因を解明することですね? 

ユーリー: その通り、原因と結果との間の関係を解明することです。それが発見です。パラメーターを調査することも出来ますが、その組み合わせと相関関係を証明することこそが科学です。そして相関関係が多いだけに科学の価値もいっそう大きいのです。

インタビュアー: 彼らはチェルノブイリを隠蔽したいのですね?

ユーリー: おそらくそうだと思います。 

ガリーナ: 私は自分の国を思って悲しくなりました。この研究を発表した時、日本人が参加する学会で発表を行ったのです。彼らは即座に私の研究に興味を示して、ユーリーに会いに来ました。「5分ほど質問に答えていただけますか? 論文のグラフも見せていただきたいのですが。」と。そしてとても興味深い質問がなされました。「あなた方は心電図に異常が発生し、実験においては心臓細胞が破壊されることも観察されました。さらに先まで研究は進んでいるのですか? 細胞はどのレベルで変容を起こすのでしょうか? ミトコンドリアのレベルですか?」 等々です。恐らく日本人達も研究を進めているところで、仮説を想定していたのだと思います。私達の研究は彼らの仮説を推し進める刺激になったのでしょう。とにかく私達の研究は日本の科学者達の間にとても大きな波紋を投げかけました。

ユーリー: 彼らは録画も行った。

インタビュアー: インタビューと録画を行ったわけですね? 

ユーリーとガリーナ: そうです。

インタビュアー: 資料も見せたのですか? 

ユーリー: 彼らは我々、ガリーナと一緒に大学で二日間仕事を行いました。休みなしにぶっ続けで。

インタビュアー: 正確にはどんな仕事をしたのですか? 

ユーリー: 絶え間なくカメラを回していました。実験の展開とその論理について、くまなく録画していました。当時はもちろん今ほどまだ結果がありませんでした。お陰様でそれ以来研究はさらに進んでいます。しかしこの論理については、彼らはくまなく録画して行きました。日本の主要な科学系テレビ局の一つでした。チェルノブイリについての番組で、ゴールデンアワーに放映が予告されていました。 

インタビュアー: それで放映されたのですか?

ユーリー: 知りません。

インタビュアー: ビデオを送る約束はしてくれましたか?

ユーリー: 誰も何も約束しませんでした。

インタビュアー: 頼まなかったのですか? 

ユーリー: 私はただ「許可はあるのですか?」と彼らに聞いただけです。録画許可は得ているという返事でした。 

インタビュアー: 地方当局による許可ですね。

ユーリー: そう。

インタビュアー: それで、あなた個人は? あなたの発見を彼らに明かしたわけではないですか。 

ユーリー: 頼んだのですが、ダメだという答えでした。 

インタビュアー: 何が?

ユーリー: その場では録画したものを私達に渡すことは出来ないけれど、後で送ると言われたのです。

ガリーナ: まだ編集が出来てないからと... 

インタビュアー: いつのことですか? 

ユーリーとガリーナ: 1996年です。 

ネストレンコ: 編集はまだ続いてるんだ。 

インタビュアー: 四年も前! あなた方は騙されたのではないですか!

ユーリー: わかってください。当時、逮捕されるその日まで、私にとっては人々にこの事実を知らせることが一番大事だったのです。誰がそれを世に出すのかは問題でなかった。バンダジェヴスキーだろうがバンダジェヴスカヤだろうか、シドロフあるいはペトロフだろうが。我が国の子供達がどんどん死んでいるんです!

 統計やデータを収集し、後年その分析をすることだって出来ました。過去のどこかで起こった事に関する研究として。「いつか役に立つだろう」と言うことで。しかし今現在私達が研究を進めることはずっと重要なのです。この研究によって、どうやって今日生き続けたらいいのかが示されるのですから。今日この日から。これは今日、今現在のための研究なのです。そしてもしかしたら明日は、多くの別の国民のための... 私は駆け引きなんてしたくなかった。私は彼らが正直だと信じることにしたのです。どのような形で公表されるかなど、私にはまるで興味はありませんでした。それで朝から晩まで二日間ぶっ続けで彼らと仕事をしたのです。

ガリーナ: 彼らに私達の発見をプレゼントしたようなものです。

ユーリー: 発見だろうとなかろうと関係なかった。

ガリーナ: あなたが日本人に見せたものはまったく新しいことだったわ。

インタビュアー: 筆記資料もすべて渡したのですか?

ガリーナ: いいえ。彼らはユーリーの見せたことをすべて録画していきました。 

インタビュアー: つまり筆記された資料は持っていかなかったのですね? 

ガリーナ: いいえ、写真に撮影して行きました。

ユーリー: 写真も見せました。当時は今のような写真はなかった。この写真は国会のシンポジウムで既に見せましたが、とても興味深いものです。腎臓組織の中の空洞、”解けた氷” だ。[訳注:バンダジェフスキー博士は、腎臓の重要な構成要素であるネフロンがセシウムによって破壊されることを発見し、セシウムの毒性に接したネフロンが氷のように解け、腎臓組織が穴だらけになる様子を”解けた氷”と表現した。ソース] 正常なネフロンの構造がすでに変容しはじめているのがわかる。これはネズミを使って行った実験です。こちらは人間の組織が初期の萎縮を起こしている様子です。これは大きな空洞の出来た子供の心臓です。

ガリーナ: 死んだ子供ね...

ユーリー: そう、死んだ子供の心臓だ。同じような間質液出血が成人の筋肉内空間で見られる。

インタビュアー: この枝のようなものはあってはならないのですね? 

ユーリー: もちろん!これは欠陥です。これは出血症の様子です。止血障害です。子供の骨髄内出血、副腎皮質出血です。他の写真も同じようなものです。これもまた”解けた氷”。別のケースです。すべて私達が撮影し、大学で大きな看板に張り出しました。学生達が見て知ることができるように、すべて図画化もされてます。

インタビュアー:  撤去されたのですか? 大学の指導部が変わりましたが。

ユーリー: 指導部は変わりましたがすべて撤去はされていません。すべて壊されたわけではありません。指令は下ったのですが...。

ガリーナ: 指導部と言えば、ユーリーがすでに監獄に入れられた後ですが、ゴメリ大学で大々的な検査が行われました。すべての学部が検査されました。もちろん科学部もです。そして委員によって最初に下された結論は「現在実施されているプログラムは高等教育機関にふさわしいものではない」と言うものでした。そしてプログラムの変更が余儀無くされたのです。

インタビュアー: そのプログラムとは十年間あなた方が行ってきたものではないのですか?

ユーリー: もちろん。

ガリーナ: でも彼らは大学ではまるで科学的な教育が行われてこなかったと結論したのです。
そのことが強調されました。高等教育機関にふさわしい基礎となる方向性のはっきりしたグローバルなテーマが欠けているといわれ、もちろん誰も抵抗はしませんでした。そこで私は立ち上がって同僚達に言い渡しました。「ここに大勢お集まりのみなさん、みなさんは全員この土地にお住まいです。ここに住み、子供を持ち、子供を育てていらっしゃいます。やがて孫も生まれてくるでしょう。大学の私達の研究テーマは現状の中でどのように生き延びていったらいいのかを調べ、示すものだったのに、大学にふさわしいものではなかったと仰るのですか?」彼らは「ガリーナ・エルゲイエヴナ、あなたはたぶん誤解されてるのです。テーマが満足なものでなかったということについて。ただ、新たな学長の意見は、もっと広範で柔軟なアプローチが必要だと言うものです。今までのテーマは幅が狭すぎ、高等教育機関のレベルには達していないと言うことなのです。」と答えたのです。それが彼らの弁明でした。「それと子供や孫達に関するあなたの非難は口外されないことを忠告します」と。

インタビュアー: ”非難”と彼らは受け取ったのですか?

ガリーナ: 私は言いました。「私が子供に目を向けるのは小児科医だからかもしれません。私はまず第一に子供達、子供とこの国の未来に関することを守りたいのです。私達がまず心配しなければならないのは子供達に何を残すかということです。」と。けれども、ここでは別の考え方がなされているのです。一番研究費の潤沢なテーマこそ、私達の研究テーマには資金は提供されていなかったのですが...

インタビュアー: 資金と言えば、どうされていたのですか?

ガリーナ: どうしたと思われますか? 私達は”私腹を肥やしていた”... と警察は信じさせようとしています。

ユーリー: その話はしてはいけない。

ガリーナ: 私の責任にしておいて。私達はゴメリで私腹を肥やしていたことにされているのです。いったいどうやって? 汚染されていない地域からやってきたから? ここに家族を連れてきたから? それとも国家からこのなんとか用を足しているアパートを与えられたから? どこに私達の財産があると言うのでしょう? 私達が慢性の病気に苦しんでいるから? 甲状腺の手術をしました。

インタビュアー: あなた御自身が?

ガリーナ: ええ。それに腫瘍のせいで別の婦人科の手術も受けました。この十年間で私達が蓄えたものなんてそれだけです! 他の人々はこう言っていました。「良い奨学金を手に入れて、意味がなくても自然と資金が集まるようなテーマを選ぼう。たとえひどいテーマでも資金が潤沢に出ればそれを研究しよう。」と。目下、私達の大学が目指しているのはそれです:潤沢な研究費用。新しい学長の悪口を言いたくはありませんし、立派な人なのかもしれませんが、彼が言うのはこんなことです。「私達がこれからなすべきことはサービスバンク、データバンクの作成だ。それをコンピューターに取り込んで、誰かの役に立てるようにするのだ。」私が「どういうことですか?」と聞くと「ガリーナ、子供達のグループを調査してきなさい」と言います。「喜んで。ヴェトカ地方が私達に割り当てられています。そこに行ってきますが、調査のための器具をください。私は器具もコンピューターも持っていません。心電図の用紙さえないんです。」と言うと「それならば出資者を探しなさい。それがダメならば耳だけで調査すればいいのです。子供達を聴診して来なさい。」ここでの研究はまさにそうやって行われるのです。仕事に使えるものと言ったら自分の手と聴診器しかないんです。

ネストレンコ教授と同じ厳重なコントロール下にある地方の調査に私達が赴いた時、打ち合わせをしていたわけではありません。教授はスヴェティロヴィッチ学校にセシウムを計測に、私達は子供達の聴診を行いに来ていました。心電図の用紙が不足していたので、私達は子供達を選別しました。聴診器を当て、心臓が悪い、雑音のある子供をメモしました。まあまあ正常の場合はメモをしませんでした。そうやって出来た書類にネストレンコ教授の放射線量を合わせてみたところ、選抜された子供達は被曝量の非常に高い子達だったことがわかりました。被曝量の低い子達は私達の選択から外れていたのです。そして心電図に高い被曝量が記入されました。30の心電図を記録しました。今はこの子供達を医療検査のために招集しています。心臓疾患は、繰り返しますが、臨床表の過半数を占めています。子供達の心臓は病んでいるのです。鼓動の音がせず、脈がはっきりしません。聞こえるのは雑音です。心臓が変容していくのです。私達に出来ることはなんでしょうか? それを確認し、診断を下すことです。機能的心臓疾患と。私達はこうした変容をまだ機能障害と定義していますが、それが器官の異常に発展しないためにはどうやって子供達を助けたらいいのでしょうか? この問題を気に掛けてくれる人間は誰一人いないのです。


【報道と事実は違います】 いわき市からの避難者mikoさんのお話 【日本中のお母さんへ】

2013-06-26 | 放射能汚染

 

 http://ameblo.jp/kitakyu-mamoru/entry-11559344816.html  より、どうか最後までお読みください。

糸島「ひなん者お話会」から、mikoさんのお話

3.11福島原発事故で、故郷いわき市から、昨年1月に北九州市に自主避難してきました。

今日は、主に北九州市に来るまでの9ヶ月、私が見てきたこと、体験したこと、感じたこと、そして今を話します。 

福島原発から42kmのいわき市に住んでいました。私は、そこで、ピアノ教室の主宰として、夫は市職員、子供2人と生徒たちに囲まれて、毎日、楽しい時間を過ごしていました。

さて、3.11後私たちの生活は一変しました。いわき市の北のほうは、30km圏内だったのに、市長が「風評被害」という言葉をつくり、圏内からはずしました。事故前は1時間あたり、0.05マイクロシーベルトだった放射線量は、23マイクロシーベルト。460倍に。

当時、長崎大学の山下俊一教授が100ミリシーベルトまで安全だと大キャンペーンを、テレビ、新聞、ラジオ、学校、講演会で行き渡ったころには、学校で0.5マイクロシーベルト、通常値の10倍でも、外の活動を安全だとして行いました。

100ミリシーベルトが安全ですので、当然、給食は最初(事故1ヶ月後)地産地消ということになり、私たちは署名活動を根気よく続けて地産池消をすぐにやめさせました。尚、教育委員会が給食を食べない自由を認めたのは、2学期になってからです。

ですから、安全説を信じた人の子供たちは、給食を食べさせていました。先生や学校に言っても無駄でした。

外の放射線量は同じではありません10cm違っても、2.3マイクロ、5マイクロ、普段の46倍、100倍、と様々です。

私が、疑問に思ったのは、市の職員、学校の教員が放射能汚染から子供を守らなかったことです。

さて、原発が爆発したときのことを、話しましょう。

3月11日の大地震での被害は、私の家は殆どありませんでした。ただ、いわき市の水道が20日間とまりました。

水道が止まったので、次の日、給水車に2時間ほど子供と一緒に並びました。

3月12日1回目の爆発がありました。あとで測定データを見ると、23マイクロ普段の460倍でした。

この時、「危ないから屋内退避しなさい」 という広報車もなく、私たちは、爆発したことも知らず、2時間外にいました。

日本は安全といっていましたが、今現在、私達母子3人ともに、甲状腺に異常有りの血液検査の結果と、息子には、5mmののう胞があります。

今、報道をみると、甲状腺がんは生活習慣病になりました。たとえ癌になっても自己管理のせいといわれ、放射能の影響と国はいわないと思います。

私は、子供たちのホールボディカウンターを事故後すぐにうけようとしました。しかし、どこに問い合わせても受けられませんでした。東京まで行って、受けてきた人がいましたが、データーを渡してもらえませんでした。私も、何箇所か電話で確認しましたが、データーを渡してくれるところはありませんでした。

では、甲状腺の血液検査と思い、電話しましたが、いわき市内一斉に甲状腺の検査はしないと、耳を疑う結果になりました。

どこで被曝した証拠を残せるかと福島県に聞きましたが、「ない」と回答されました。


 私の主人は市の職員です。何かあったら、1番に連絡があるはずだと主人は言ってましたが、結果は爆発も知らされず、母子ともに外で被曝しました。

また、私の主人(市職員)は放射能の知識はゼロですが、国から与えられた文書を丸暗記するほど、電話対応に追われていました。

事故から5か月後、いわき市発表の放射線量は0.12μsv/hでした。私が市役所からガイガーカウンターを借りて測ると、0.24~ 22.14μsv/h。

また、有志で土壌検査や剪定した木の測定をすると、20000bq/kgありました。

「行政は私たちを守らない」と、主人と放射能の測定結果を見てそう感じました。

例えば、水道水NDといわき市のホームページで発表されています。

それで、ストロンチウムやプルトニウムなどの核種の測定値を見たいというと、「市民が混乱する」という理由で詳細なデーターを出さず、ヨードとセシウムNDの文書を出されました。

私たちの無知に付け込んで、本当に腹が立ちます。


私の避難の選択は、放射能を怖がるというよりは、行政、学校、の対応と自分たちの目でみた測定値と家族におこった体の異変で判断しました。

毎日続く下痢、鼻血、口内炎、鼻の中のできもの。これらは、原発事故後に家族、友人に、実際おきた体の変化です。

放射能の影響は癌だけではないと知ったのも後になってです。

国の発表と事実はちがう。

国は明らかに法律違反を市民に強要しているのに、職員は国の言いなりにしか動きません。

文書公開制度すら、嘘にならない嘘で市民を騙し、出させない、書かせない、時間をかせぎます。

学校は生徒、児童を守らない。放射能に気をつける父兄を許さない。

放射能をなるべくさけようと、お弁当にすると、他のクラスメートからいじめられ、暴力をうけても、いじめた児童父兄を指導せず、放射能を怖がらないように私が指導をうけました。

私が、避難を決意したのは、娘の登校拒否でした。放射能を防御することを周りの空気が許しませんでした。

私は、それでも、いわき市で暮らせる方法をたくさん探し、行政に文書で色々請求しましたが、のらりくらりとかわされました。


年老いた両親と共に避難を説得しましたが、今更ふるさとから離れたくない。と言われ、夫は安全論。夫の母には、「立場をわきまえなさい」と避難することを許してもらえませんでした。

結局、行政と格闘しながら、悩み、私の両親から子供を1番に考えなさいと言われ、夫を捨て、年老いた両親を福島に残し、北九州に避難しました。


 今、話したように、報道と事実は違います。

先日、産廃の中間報告書を文書公開したら、福岡県のある企業では、福島、茨城、山形、神奈川からも汚泥、ばいじんを受け入れ、北九州市瓦礫受け入れ以前から今も処理しています。

瓦礫受け入れ騒動のかげで、粛々と放射性物質の焼却をバグフィルターのない状態で処分しています。

今報道では、PM2.5は中国からやってくると、大キャンペーン中ですが、本当にこのPMは中国産でしょうか?

九州の産廃、セメント工場では、福島の石炭の焼却灰を受け入れ、リサイクルしています。

北九州の公文書を見ると、PM2.5が昨年4月に230超え、他の月でも100超えがよくありました。国産、九州産PM2.5で間違いありません。

これからは、福島県民におきたことが、日本国民におこるでしょう。

それは、呼吸と食品からになると思います。先日も、北九州の「ドンナマンマ」という情報誌で、大学の教授や講師、行政職員が、放射能安全と言ってました。放射能安全説が完全に全国に行き渡ってしまいました。

「放射能が薄めて安全」という一方で、実際に福島では人が死んでいます。

私の従兄弟が亡くなった次の日に、友人の夫が死にました。

私はなんでもかんでも放射能のせいとは言いません。

チェルノブイリの教訓があるだけです。

国は、認めません。 でも、私たちは安全論、危険論、両方聞き、見たこと、聞いたことで 「選ぶ権利」 があります。


私が、今このような状況にあるのは、原発の危険性を知らなかったからです。

放射能が消えないということを知らないで、家の前をひとりで除染し、放射能を吸い込みました。

今、福島には人が住んでいます。

みんな、

「どうせ、わたしら、モルモットだし、補償がないから逃げても貧乏、生活できない」 「今の生活レベルを落としたくない」 「国が安全といってるから安全だっぺよ」 「死ぬ人多いねー」 「でも、何もできない、変わらない、やっても無駄」 「楽しいことだけ考える」 

と言いながら、

除染し、生活排水は、汚泥、焼却灰となって、高濃度の放射性廃棄物を毎日排出しています。

それが自分に帰ってくる事実と向き合うことはありません。

除染は無駄です。自分でやったので知っています。

0.5が0.2にさがり、2週間後には、0.5に戻ります。ということです。

大量の除染後の汚染土壌はどこへいくのでしょうか?

国が責任をもって処理するとは、産廃に出すということだと思うのですが.....

産廃に出したものは、セメントや鍋、腐葉土になって、全部自分に帰ってきます。

保養を否定はしませんが、根本的な救いにはなりません。

私は、測定、事実の公表、十分な補償を約束して、福島県民に選んでもらうことが唯一の復興だと思っています。

放射能は拡散させず、福島に閉じ込める。

私の先祖の墓は福島原発から2kmです。放射性廃棄物を置いてください。

お墓どころか、家、広大な土地の所有者であっても、そう思っている福島県民は沢山いますが、その声は消されています。

実は、今年の3月、福島県の鮫川村で8000bqの稲わら焼却の実験炉の建設を止めに行きました。

あと一歩、書類の提出と記者会見を予定していましたが、なんと、反対していた本人に邪魔され止められませんでした。

反対派が賛成派である事実。わたしは体験しました。

 

北九州の瓦礫反対運動の中でも、「瓦礫反対」の署名はOKで、「公害防止協定の締結を求める署名」はNG。

北九州で「漁協の反対が最後の砦」という話を聞きましたが、実際に公文書請求したら、漁協からの「反対声明文」の提出はありませんでした。

明確に「反対」とかいてないのです。

瓦礫焼却されてからも、反対派がテント村に集まっている頃、私は「反対声明文」を出してくれるよう漁協にお願いして回りましたが、会って下さったのは2箇所で、どちらも反対声明を出してくださいませんでした。

あの時、どこか1つの漁協で反対声明文、焼却炉周辺住民2人以上の「公害防止協定書の締結を求める声明文」を出せれば....それらをさせないため、数々の妨害を受け、フクシマからの避難者である私だけが陥れられました。 

反対運動の実態を見て、「フクシマが救われることは無理」と絶望しました。 

さて、これから、バグフィルターをほぼ100%セシウムを取るという嘘を通したように、まず、福島ではヘパフィルターを付け安全といって、全国に8000bqの焼却炉建設、また、福島の森林を使ったバイオマス発電所が全国に建つのではないでしょうか。

国はお金持ちなので、テレビで考えることを止めさせ、殆ど嘘の報道で国民に一定の空気を作り、そこから漏れた人たちを、様々な運動で取り込み、

「私たちは、またも、うっかり、同じ方向を向くようにされています。」

私の考える本当の繋がりは、トップの言うことに従うのではなく、わからないことを教え合い、

一人一人の知識レベルをあげて、事実の共有をして、それを、身近なところへ伝える。

もう少し勇気があれば、企業、行政が1番に抱き込む漁協、清掃工場や産廃、セメント工場の周辺住民へ事実を伝える。

北九州市が瓦礫受け入れの時に、清掃工場周辺自治会長へ、「お一人様説明会」をしたように、

私たちも、周辺住民に、「お一人様勉強会」をしていくことが、子供たちを守っていくことに繋がると思います。

 

私は報道に騙され、子供たちを被曝させてしまいました。

無知でうわべだけしか知らなかったので、避難しても、子供たちを守ることができませんでした。

私にできることは、経験した事実を話すことだけです。知って選んでください。できれば、知って伝えてください。

事実を見誤ってはいけません。 「勇気」を持って「自分で考えて行動」すれば、事実が見えるはずです。

私達の最後の盾は地方自治体です。

地道に「住民教育」からはじまり、知識を持った住民が教師、職員を教育していくしかありません。

やっぱり、面倒でも自分が動かないと自分の子供を守ることはできないことがわかりました。

忙しくても、おいしいごはんを作りながら、出来ることをできる範囲で続けていきます。

【追記】

 

 

 

【追記  英訳】

“Miko”, evacuee from Iwaki City, Fukushima:
I evacuated voluntarily from my hometown Iwaki City to Kitakyushu City last January because of the Fukushima Nuclear Power Plant disaster on March 11.

Today I’d like to talk about what I saw, experienced and felt during the 9 months up to my move to Kitakyushu, as well as my current situation. 


I lived in Iwaki City, 42 kilometers from Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant.

I taught piano lessons and my husband worked as a municipal employee. With our 2 children and my students, we were living happily.

After 3/11 our life changed completely.

The northern part of Iwaki City was within the 30 kilometer radius, but the mayor created the term “harmful rumor”and the radiation exclusion zone was extended to our area.

The radiation level, which was at 0.05 microsieverts per hourbefore the accident, rose to 23 microsieverts. That’s 460 times [the normal level].

Professor Shunichi Yamashita of Nagasaki University launched a mass campaign stating that it was safe up to 100 millisieverts, and this was accepted widely by the television, newspaper, radio, schools and in lectures. At the time, schools considered it safe to engage in outdoor activities even though the radioation level was at 0.5 microsieverts, 10 times that of the normal value.

Since 100 millisieverts was regarded as ‘safe,’ school lunches were initially prepared from local produce(1 month after the accident). We worked hard to collect signatures to cancel the ‘local production for local consumption’ rule immediately. It wasn’t until the second academic term, though, that the board of education recognized the freedom to refuse school lunches. In other words, those who trusted the ‘safety principle’ continued to let their children eat school lunches. It was useless trying to reason with the school or teachers.

The outdoor radiation level isn’t consistent. Ten centimeters apart, and itcan vary by 2~3 microsieverts or 5 microsieverts, which are 46 times and 100 times that of the everyday level.

What I couldn’t understand was the fact that the municipal employees and school teachers did nothing to protect the children from radiation exposure.


Now, let me talk about the time when the nuclear power plant exploded.

Our home suffered minimal damage from the 3/11 earthquake itself. But we had no running water in Iwaki City for 20 days. My children and I lined up for two hours the following day to get our supply from the water distribution truck.

The first explosion happened on March 12. The data we saw later measured 23 microsieverts, 460 times that of the normal level.

There were no local public announcements warning us to stay indoors, and we remained outside for 2 whole hours,unaware of the explosion.

We were told that Japan was safe, but blood tests have shown that my two children and I have thyroid problems, and my son has a 5-millimeter pustule.

News reports now say that thyroid cancer is a lifestyle-related disease. If we develop cancer, I suspect we’ll be told that it’s a result of negligence and the government will not admit that it has anything to do with radiation exposure.

I wanted my children to get a whole-body counting immediately after the explosion. But I couldn’t find a single facility that would admit us. Some people went as far as Tokyo to get themselves examined, but couldn’t get their own data. I called several places to confirm myself, but none of them would provide the data.

So I made an inquiry about blood tests to check the thyroid condition, and was shocked to be told that there would be no mass thyroid examinations in Iwaki City.

I asked Fukushima Prefecture how I could obtain evidence about the location of our radiation exposure, and was told that “there was no way.”


My husband is a municipal employee. He said that if there was anything to know, he would have immediate access to such information. But no one informed us about the explosion and both my children and I were exposed to radiation while we were outside.

My husband handled a flood of telephone calls even though he has zero knowledge of radiation, and he practically memorized the content of documents distributed by the government.


Five months after the accident, the radiation level announced by Iwaki City was 0.12Sv per hour. But when I borrowed a Geiger counter from the city hall, I found that it was actually between0.24 and 22.14 Sv per hour. Volunteers inspected trimmed trees and the soil, and the radiation level was at 20,000 bq/kg.

After seeing these radiation figures, my husband and I both agreed that the government was not going to protect us.

For example, tap water is “ND [not dangerous]” according to the official Iwaki City website.

So I asked for data on radionuclides such as strontium and plutonium, but was denied access to any detailed information on the grounds that it would “confuse the residents.” Instead, they gave us a document explaining that iodine and cesium were “not dangerous.” It made me furious because they were taking advantage of our lack of knowledge.
 
My decision to evacuate had less to do with the fear of radiation than it had to do with the attitudes of the government and the schools, the radiation measurements that we saw with our own eyes, and the health problems my family began to suffer.

Diarrhea every day, nose-bleeding, canker sores, abnormal growths inside the nose. These are all symptoms that my family and friends began experiencing after the nuclear power plant explosion. I realized much later that there are health issues besides cancer that can be caused by radiation. 
 

What the state announces is different from the reality. The state obviouslyexpects people to accept any violation of the law, while public employees merely follow orders from above. The public disclosure system works to deceiveuswithdistorted information – nothing is disclosed and nothing is put in written form, all in the attempt to buy time.

The schools won’t protect their students, our children. They are unforgiving towards parents and guardians who express concern about radiation. If I make a lunchbox for my children to avoid radiation exposure, they are bullied by other classmates. Even when physical violence was involved, the school did nothing to reprimand the bullies and their parents but instead called me in to ‘instruct’ me not to overreactto radiation. 


I decided to evacuate when my daughter developed school phobia. I tried looking for ways to continue living in Iwaki and sent many letters of request to the government, only to get evasive responses.

I tried to reason with my elderly parents about evacuating, but they didn’t want to leave their hometown. My husband felt it was safe enough. My mother-in-law wouldn’t allow the evacuation and said that I was “out of line.”

I fought against the government, I was distressed, and when my own parents told me to consider the children’s wellbeing first, I chose to evacuate to Kitakyushu, leaving my husband and elderly parents behind in Fukushima.


As I just told you, what the media says and the facts are entirely different.

The other day, an interim report on industrial waste disposal was made public. It stated that one company in Fukushima was acceptingcontaminated sludge and dust from Fukushima, Ibaraki, Yamagata and even Kanagawa. This company began operating beforeKitakyushu agreed to accept the debris, and continues to do so now. There is uproar regarding the acceptance of debris, yet all the while radioactive materials are being incinerated without a fuss, even though there is no bug filter installed.

The media is preoccupied with PM2.5 air pollutants coming from China, but is this really true? 
 

Kitakyushu’s industrial waste disposal factories and cement factories are taking in Fukushima’s coal ash for recycling.

According to Kitakyushu’s official document, the pollutant PM2.5 rose over 230 in April last year, and the level often exceeded 100 during other months. There’s no doubt that the pollution originates in Kyushu, in other words, it’s‘domestic.’

What happened to Fukushima residents will soon affect all Japanese people.

I think it will start from the air we breathe and the food we eat. The other day, there was an article in a local information magazine “Donna Mamma” with statements made by university professors and lecturers as well as administrative officers who said that the radiation level was not a threat. The claim that radiation is safe has completely spread throughout Japan.
 

While some say that the radiation has dispersed and we are now safe, people are in fact dying in Fukushima. The day after my cousin died, my friend’s husband passed away. I am not saying that everything is caused by radiation.


But there is the Chernobyl example.

The state won’t admit it. But we do have the “right to choose”– based on what we hear and see, and by examining both arguments thatradiation is harmful or safe.

I was unaware of the dangers of nuclear power plants, and that’s the reason why I find myself in the current situation. I was ignorant of the fact that radiation doesn’tsimply disappear and was trying to decontaminate the front of my home – all the while inhaling contaminated air. 

There are people living in Fukushima, now. They all say:
“We’re guinea pigs after all, and if we try to evacuate we won’t be able to make a living since there is no government compensation”
“I don’t want to let go of my lifestyle”
“If the state says it’s safe, then it’s safe”
“Many people are dying, huh?”
“There’s nothing we can do, it’s useless, so why bother?”
“I’d rather focus on happy things”
and continue with their decontamination, but the polluted sewage turns into sludge and incinerated ash, which in turn produce highly radioactive waste. People refuse to face the fact that these will eventually come back to haunt them.


Decontamination is useless. I tried it myself and I know. The level decreases from 0.5 to 0.2, then returns to 0.5 two weeks later. That’s the reality. Where does that massive amount of polluted soil go after decontamination?

If the state were to manage the waste materials responsibly, they would have them handled by industrial waste disposal companies… but then again, they will be recycled as cement and pots and muck, and eventually come back to us. 


It’s important for us to rest and recuperate, but it won’t help anyone at the fundamental level.

I believe the only way to recover is by measuring radiation levels, disclosing the facts, guaranteeing sufficient compensation, and then allowing the residents of Fukushima to make their own decisions.

Don’t disperse the radiation, but contain it inside Fukushima. My ancestral grave is 2 kilometers away from Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant. Please leave the radioactive wastes there.

There are many Fukushima residents who feel this way, whether they have ancestral graves, homes or are large landowners. But they’re ignored.


In March this year, I went to Samekawa Village in Fukushima to stop the construction of an experimental facility that would incinerate rice straws, which measured a radiation level of 8,000 bq.A press conference was scheduled and all we had to do was to submit some paperwork, but at the last moment, an individual who was ostensibly against the construction interfered and prevented us from proceeding. An opponentturned out to be a supporter. That’s the reality I experienced.

Even during the campaign against Kitakyushu’s acceptance of contaminated debris, it was considered “OK” to sign up for the protest, but not to support the conclusion of the agreement on pollution prevention.


I had heard that the last hope would be a statement of protest by Kitakyushu’s fisheries cooperative association, but when a request was made for the official document, I found out that the association had not submitted a statement of protest. Or rather, the “protest’”was not stated in clear terms.

Protestors used to gather at the tent village after the incineration of contaminated debris started, and during that time I visited a number of fisheries associations to ask them to submit a “protest statement,” but only 2 agreed to see me, and neither of them issued a statement. 

If even one association had presented a protest document, or a demand for the conclusion of the agreement on pollution prevention had been made by even 2 residents living in the vicinity of the incinerator… There was so much resistance to prevent people from taking such action, and I, an evacuee from Fukushima, felt like I had been set up to fail.

Seeing the reality of the so-called protest campaign, I lost all hope that Fukushima would ever be ‘saved.’


Just like the blatant lie that a bug filter can remove practically 100% of cesium, I suspect that [the government] will install a hepa-filter and declare that Fukushima is safe, then construct 8,000 bq incinerating facilities across Japan as well as biomass power stations that useFukushima timber.

The state has plenty of money to stop people from asking questions by manipulating the media, create a certain ‘mood’in the countryby releasing false information, and endorse campaigns to win over those people who disagree, and

“Yet again, we unknowingly end up being a part of the herd.”

What I believe to be a genuine connection can’t be madeby blindly following the words of those ‘at the top.’ Rather, it’s about teaching each other what we don’t know, sharing information and learning more, then passing on that information to those around us. If we have more courage, we can disclose the facts to fisheries associations and people residing near garbage disposal facilities, industrial waste incinerators and cement factories– facilities that the state will try to influence and control.

In the same wayKitakyushu held ‘one-person explanatory meetings’for the leader of the residents’ association when the city agreed to accept the debris, we need to have ‘one-person study sessions’ for local residents because it’s the only way to protect our children.


I was deceived by media reports and allowed my children to be exposed to radiation. Because I was ignorant and knew only superficial information, I couldn’t protect my children even though we evacuated. The only thing I can do is to tell others what I experienced. I hope you learn something to make the right choice. If at all possible, learn and share with others.

Don’t misread the facts. The facts will become evident if you have the courage and take the initiative to think and act for yourself.

Our very last hope is found in the local municipality. We must begin with “resident education,” then the education of teachers and municipal employees by knowledgeable residents. It’s the only choice we have. I learned first hand that there is no way to protect my children unless I take action, regardless of how tiresome it may seem.

No matter how busy I am taking care of my children, I hope to continue doing what I can within my limits. 


管理人より 

たくさんの方にアクセスいただきありがとうございます。コメント欄から反映しろと脅迫が来ています。ですが、このブログは私が管理人の私のブログですので承認するかどうかは私の自由です。通りすがりや、ハンドルネームなしの人、内容が中傷、常軌を逸したもの、不当なものなどは反映しません。当たり前です。 

(追記) 

これはMIKOさんの手記です。内容に関して質問をいただいてもブログ管理人に答えることはできません。ご了承ください。ご本人に質問したい場合は、こちらのコメント欄へ 。http://ameblo.jp/kitakyu-mamoru/entry-11559344816.html


【恐怖】「環境法改正案」が衆議院を通過。放射能による大気汚染の監視が自治体から環境省の権限に!

2013-06-25 | 放射能汚染

ほとんどまともに報道されていませんが、環境省が、放射性物質の管理・規制する権限を自治体から環境省に一本化する
「環境法改正案」が衆議院を通過しました。

これまでの法体系では、放射性物質+その汚染物質は、

1)原子力発電所
2)医療機関
3)原子力研究機関内で


取り扱われるはずのものでしたが、福島第一原発事故によってこれらの前提が吹っ飛んだため、
一般環境中に放出中の放射性物質が、2次汚染をもたらさないように監視・監督・規制しなければならなくなり、その法体系整備が急がれていました。

これが成立すると、今まで自治体レベルで放射性物質を規制したり管理したりしていたのが、全て環境省の権限になるため、できなくなります。

例えば震災瓦礫の受け入れについて、それぞれの自治体は自分で判断し、受け入れたところも受け入れない判断をしたところもありました。


(例えば:徳島県などは、焼却に伴い発生する有害物質の安全性に懸念があるとして瓦礫は受け入れませんでした。奈良県では住民が自治体事務所に抗議の電話を沢山した結果、瓦礫受け入れを断念しました。

このように、都道府県に権限があれば住民の声はまだ届くチャンネルがあります。

環境省に国民が声をいくら届けても現実的に変えさせるのは難しい、でも放射性物質についてはまだ地域主権が残っているのです)

、、、がっ!!!!

今回環境省は、何故か


「放射性物質についてのみ」自治体ではなく環境省に権限を移す!と言う法改正。

1)現行の大気汚染防止法

第4章22条: 
*都道府県知事は、大気の汚染状況を常時監視しなければならない。
*都道府県知事は、前項の常時監視の結果を環境大臣に報告しなければならない。

第24条  都道府県知事は、自分の区域の大気の汚染状況を公表しなければならない。

2)今回「改正」される個所

*第22条第1項中の「大気の汚染」→「放射性物質によるものを除く」
*「都道府県知事は」→「環境省令で定めるところにより」を追加
* 環境大臣は、環境省令で定めるところにより、

放射性物質(環境省令で定めるもののみ)による大気の汚染状況を常時監視しなければならない。
*「都道府県知事は」→「 環境大臣は」、
 環境省令で定める放射性物質による大気の汚染状況を公表しなければならない。

☆放射性物質の規制、管理、監視する権限を
 地域主権から 「広域瓦礫処理」を推進する環境省に 任せる事について。
☆都道府県に放射性物質管理や規制の権限がなくなったら?
☆何故こんなに重要な法改正が国民に知らされないのか?

* アメリカでもそうでしたが、 国民の知らない間にしれっと通過する法案は要注意です!

*日米を取材していてつくづく実感する事、それは、本当に怖いのは、政治家や官僚の暴言、ではなく

 「法改正」!!!

(秋に提出されるあの法案もしかり、、)

国民には知る権利があります。「権力の監視役」が機能していないなら、こうやってネットや口コミで広げるしかありません。
(でも結構EUやアメリカを見てるとこのやり方もあなどれませんよ! )

共感する方は、拡散をお願いします。

(この問題はゴミ問題を考える第一人者である環境ジャーナリストの青木泰氏、池田こみちさんが詳しいです。この法律の詳細について、市民を集めて説明会などもされています。私も以前何度かインタビューさせて頂いています


 (管理人)放射能大気汚染によって、二次被曝させられるシステムがどんどん作られていきます。しかもメディアが取り上げないのでネットで日々情報を追いかける脱原発市民しか情報共有できないっていうのも歯がゆいです。どんなに原発反対しても、ネット環境になければ知りようがない。おそろしいことです。 市民運動しても市民の声がますます届きにくくされていきます。

環境ジャーナリスト青木泰さんからのメールを転載します。これは6/11分です。


 皆様へ 拡散お願いします。

環境省が、放射性物質の管理・規制を環境省に集約し、放射能汚染規制を実質放棄する画策を行おうとしています。

心当たりの参議院議員にお伝えください。すでに衆議院では法案が通りました。参議院で改訂法案をストップしましょう!

これまでの法体系では、放射性物質、及びその汚染物質は、大きくは3つの施設(原子力発電所、医療機関、原子力研究機関)内で取り扱われるとし、一般環境中では、取り扱われることがないという建前の下に、環境基本法をはじめ、環境6法では、放射性物質及び、その汚染物質は、適用除外してきました。そうした中で、福一の事故が起き一般環境中に放射性物質は、放出され汚染をもたらしました。

これまでの法体系が破綻した点について、国の責任、事故責任者への処罰、そして法令上の穴について、どのように対処するかが、大きな課題ですが、その一方で一般環境中に放出された放射性物質が、取り扱いによっては、2次汚染をもたらさないように監視・監督・規制する必要があり、そのような法体系の整備が急がれていました。

ところが、今回入手した情報では、環境省は、従来有害物の監視・規制について都道府県知事に権限があったものを、放射性物質については環境省にあると言う法改正を行おうとしています。 

以下入手した情報を整理しました。いま全体像については、326事務局で整理しています。又メディアへの対応、国会議員の質問など準備中です。ご注目ください。又ストップするための独自の取り組みのぜひお願いします。 

(今日は、流用化問題で、会計検査院に行き、2時半から衆議院会館で記者会見です。)

環境法 法改正の裏面 青木メモ  

1)現行法ー大気汚染防止法の内容 

 第四章 大気の汚染の状況の監視等

(常時監視)

第二十二条  都道府県知事は、大気の汚染の状況を常時監視しなければならない。

 都道府県知事は、前項の常時監視の結果を環境大臣に報告しなければならない。

(緊急時の措置)

(公表)

第二十四条  都道府県知事は、当該都道府県の区域に係る大気の汚染の状況を公表しなければならない。

 

2)今回の「改訂」=改悪

第二十二条第一項中「大気の汚染」を「環境省令で定めるところにより、大気の汚染(放射性物質によるものを除く。第二十四条第一項において同じ。)」に改め、同条第二項中「都道府県知事は」の下に「、環境省令で定めるところにより」を加え、同条に次の一項を加える。

環境大臣は、環境省令で定めるところにより、放射性物質(環境省令で定めるものに限る。第二十四条第二項において同じ。)による大気の汚染の状況を常時監視しなければならない。

第二十四条中「都道府県知事は」の下に「、環境省令で定めるところにより」を加え、同条に次の一項を加える。

環境大臣は、環境省令で定めるところにより、放射性物質による大気の汚染の状況を公表しなければならない。


3)解説

常時監視とその結果の公表の役割は、これまでの法令では、都道府県知事となっていたのを、都道府県知事が監視し、公表する「大気汚染」については、大気の汚染(放射性物質によるものを除く。第二十四条第一項において同じ。)」とし、放射性物質を除外する改訂法令にしています。

その上で、監視の役割を環境省が取り上げています。

つまり、大気汚染の監視は、これまで都道府県知事の任務であったものを、環境省が取り上げる改訂が、今回の狙いといえます。

 大気汚染にしろ水質汚濁の防止にせよ、日本の環境行政が少なくとも、今日の環境規制を実現できたのは、都道府県が環境規制の権限を持ってきたからであり、これをがれき処理や除染の大規模事業を進める環境省が、権限を持つことは放射性物質と、放射能汚染物質については何もしないを宣言したことになります。

 これは地方分権の流れにも反し、今後環境省令で定められる放射性物質の規制内容と合わせて考えても、大問題です。

 


 326政府交渉ネット http://gareki326.jimdo.com/  より

「放射性物質による環境の汚染の防止に関する環境法令」の 改悪に反対する決議への賛同(個人・団体・グループ)の呼び掛け

 

~「第183回国会閉会日に当たっての宣言」~ 

「放射性物質による環境の汚染の防止のための関係法律の整備に関する法律案」(閣法第62号)が、第183回国会本会議で可決成立しました。

この法案は、1970年のいわゆる「公害国会」で成立した環境法令の制定の歴史や、今回の改正の契機となった福島第一原発事故による放射性物質の放出によってもたらされた極めて深刻な環境の汚染と将来に続く人類への健康への影響の大きさを考えると、決して看過することのできない問題点を有した法改正であると言わざるをえません。

まず第一に、これまで放射性物質を扱ってきた原子力発電所をはじめ核燃料再処理設備等の各種原子力関連施設は、環境中に放射性物質が放出されて環境の汚染をもたらすことは起こり得ないとの前提理由から、環境基本法をはじめ、水質汚濁防止法や大気汚染防止法など12の環境関連法では、「放射性物質及びその汚染物」は適用除外扱いとされてきました。これらの原子力関連施設における放射性物質の取り扱いについては、原子力基本法をはじめ、原子炉等規制法及び放射線障害防止法等の原子力関連法令に委ねられてきました。

ところが、2011311日の東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故によって、放射性物質及びその汚染物は一般環境中に大放出され、大気や水質、土壌、森林、農地など国土を形成するあらゆる環境の汚染をもたらしました。この時点で、すべての関連する環境法令の改正を行って、「放射性物質及びその汚染物」に対する環境規制措置を講じる必要があったにもかかわらず、政府は20118月末に議員立法によって「放射性物質汚染対処特別措置法」が制定されたことを受けて、今後環境法体系の下で、放射性物質による環境の汚染の防止のための措置を行うことができるようにするため、昨年の第180回国会において成立した「原子力規制委員会設置法」の附則により、環境基本法第13条の適用除外規定を削除しました。

しかし、環境関連法の憲法ともいうべき「環境基本法」の重要条項を改正するに際して、政府は本来であれば、中央環境審議会に諮問を行い、その答申を受けた後に、地方自治体をはじめ国民へのパブリックコメント等の手続を経たうえで改正すべきところを、その手続きをいっさい行うことなく、しかも「原子力規制委員会設置法」の附則により改正を行うに至ったことは、これまでの環境立法上から鑑みても、許容されることではありません。


さらに、環境基本法の改正を踏まえて、政府は直ちに個別環境関連法令の整備に着手すべきところをその手続を怠り、個別環境関連法の改正手続が行われたのは、この419日、閣議において「放射性物質による環境の汚染の防止のための関係法律の整備に関する法律案」が安倍内閣により閣議決定され、地方自治体への事前説明や国民に対するパブリックコメント等の機会もなく、閣議決定当日に国会に上程されました。

環境委員会には平成25521日 第11号(全2件) 「大気汚染防止法の一部を改正する法律案(内閣提出第四一号) 」と「放射性物質による環境の汚染の防止のための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出第六二号) 」として、抱き合わせで提出されたところが、ひとつのポイントです。

528日衆議院本会議では、ほとんど質疑されることなく全会一致で可決されました。613日参議院環境委員会では、今回の法改正の問題点を質問する議員に石原環境大臣は真正面から答弁することなく、すべて官僚に答えさせると言う場面が続きました。結果ひとりの議員を除き賛成多数で可決されてしまっています。617日 に可決成立しました。

しかし、今回の国会で提案された改正法律案は、環境関連12法のうちの大気汚染防止法、水質汚濁防止法、環境影響評価法及び南極地域の環境の保護に関する法律の4つの法律案のみです。

政府は大震災発生の一昨年3月11日以来、放射性物質汚染対処特別措置法及び災害廃棄物処理特別措置法に基づいて、災害廃棄物の広域処理事業や8000ベクレル/kgを超える指定廃棄物や除染土の処理処分事業について、多額の経費を投じて行ってきています。しかし、環境法令の一つでもある廃棄物処理法に関して、放射線特措法では、廃棄物の定義において、「放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。」との適用除外規定を削除しましたが、廃棄物処理法自体は、この適用除外規定が今も設けられたままになっています。そのため、廃棄物処理法のなかでの放射性部室の指定やそれに対する汚染対処策等の規定がなく、放置されています。そしてこの間、廃棄物処理法や大気汚染防止法及び水質汚濁防止法に定めのないまま、放射性物質を含んだ災害廃棄物や汚染された稲わら、下水汚泥などが焼却処理されたり、埋立処分等がされることによって、汚染の広域拡散、環境汚染の拡大をもたらしてきました。いかに水面下で違法な処理が行われてきているかは、除染事業等に従事している労働者が、除染した樹木等を通常の市町村の一般廃棄物を焼却している清掃工場等に持ち込んで焼却処理が行われていることを内部告発で訴えていることからも明らかであり、しかも、これは氷山の一角ではないかと思われます。

政府は、今国会での提案趣旨に関する説明の中で、今回の4つの法律以外の個別環境法の改正については、現行の放射性物質汚染対処特別措置法の附則に、施行3年後の施行状況についての検討や関係法律の見直しを含めた規定が盛り込まれていることを理由に、廃棄物処理法や土壌汚染対策法などの改正を先送りとしています。

また、今回の大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の改正についても、放射性物質を取り扱うすべての施設や事業に対する全面的な法規制措置の適用並びに地方自治体の権限の強化等についてはまったく改正の対象外としており、今回の改正で盛り込まれる新たな規定は、大気及び水質の常時監視とその公表を環境大臣の専管事項として定め、これまで汚染物質に対する規制や監視等の一切の権限を有してきた都道府県及び政令市等の権限を、放射性物質に関しては環境大臣の権限に集中する結果にしていることは、極めて由々しきことと言わざるを得ません。

しかも、常時監視の対象としている放射性物質の種類は、セシウム134、セシウム137及びストロンチウム90の3種類のみに限定していることは、到底容認できることではありません。

このような法改「悪」ともいうべき法改正案が、衆参両議院を通じてほぼ全会一致で通過させてしまったことを、運動を進める上で大きな反省点と捉えています。

私たちは、今回の原発事故による放射性物質の放出による環境汚染の事態の進行を深く憂慮し、今回の法案が多くの国民が議論する反省材料として、従前から取り組んできたダイオキシン類や水銀などの環境汚染物質に加えて、これまで環境法の対象外とされてきた放射性物質もあらたに規制対象物質に加えたうえで、今まで以上に放射性物質を含むすべての有害化学物質の予防原則の徹底と、「汚染なき社会」の形成に向けて、全力で取り組んでいくことをここに宣言したいと思います。

2013年6月26日 

(参考資料ソース)

 

 


【バイオマス産業都市!】放射性降下物が大量にあった地域でのバイオマス燃料・肥料について考える

2013-06-25 | 放射能汚染

  

 http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/bioi/130612_1.html  より

まず、この農林水産省の発表に目を疑いました。

「平成25年6月11日(火曜日)に開催されたバイオマス活用推進会議において、8地域をバイオマス産業都市の第一次選定地域として決定しました。」

バイオマス産業というのは、原発事故で高濃度に放射能汚染されたところでやってはいけないと思います。地元の木や植物などを加工して、燃やすわけですから、含まれる放射性物質はまた環境中に再拡散するということは素人でもわかります。 放射性物質が降っていなければ可能なことかもしれませんが、実際は降下しています。 今回の8地域の中で汚染度が高い3地域をみていきます。

宮城県東松島市http://www.s.affrc.go.jp/docs/map/pdf/04_02data_miyagi.pdf 農地汚染土壌

    東松島市(2011. 12. 6) 水田 セシウム134が51  セシウム137が77  セシウム合算 130ベクレル/kg

    このレベルに汚染された稲わらを利用するわけです。堆肥にするということは西日本にも流通する可能性。

    隣接自治体の山の木を使うと考えると宮城県内の高濃度汚染地域の木が運ばれる懸念がある。

 

一般社団法人東松島みらいとし機構 http://hm-hope.org/activity


 

・茨城県牛久市http://www.s.affrc.go.jp/docs/map/pdf/04_05data_ibaraki.pdf    農地汚染土壌

    牛久市(2011. 11. 18) 普通畑  セシウム134が90  セシウム137が140  セシウム合算 230ベクレル/kg

    牛久市(2011. 11. 18)  水田   セシウム134が300  セシウム137が410  セシウム合算  710ベクレル/kg

   牛久市は汚染状況重点調査区域 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16808

   このレベルに汚染された土壌で育った稲わらを炭にし、果樹の剪定枝などを木質バイオマスで燃やすというのは納得がいきません。果たして焼却灰や、排ガスのことを考えているのでしょうか?

   牛久市と同じ、汚染状況重点調査区域である柏市のごみ焼却場で、剪定枝などを一般ゴミと一緒に燃やしたため70000ベクレル/kgを超える焼却灰が出てしまい、ドラム缶保管していましたが、数が多すぎて保管しきれない状況に陥っています。原因は放射性物質を多く含むと思われる落ち葉や草木。結局、市は一般のゴミと草木を分けて回収し、当面の対応としています。

【70800ベクレル/kgの灰】フクイチから200km地点のホットスポット柏市の一般ゴミの処理が不能に?!


 新潟県新潟市http://www.s.affrc.go.jp/docs/map/pdf/04_12data_niigata.pdf  農地汚染土壌

新潟市は福島に近い山の方の地域には比較的降下物があります。どの地域の木かで焼却灰の汚染度も違ってくるでしょう。ペレット拡大って!?

米どころで田んぼに再拡散する意味がわかりません。燃やせば微粒子が煙に乗って漂い、田んぼに落ちるのに。

 新潟市バイオマス利活用推進協議会

http://www.city.niigata.lg.jp/shisei/gyoseiunei/fuzokukikan/sonota/norinsuisan/nogyoseisaku/baiomasu/index.html


東日本農地土壌汚染地図セシウム県別

より、福島第一原発の事故で、東日本にどれだけ放射性降下物があったのかもう一度確認しておきます。

http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1813.html

 

追記 こちらは科学雑誌のネイチャーの「Scientific Reports」に掲載された、滋賀大学のリスク研究センター水野敏明氏らのレポートに付随している地図です。2011年のアユのセシウム汚染に基づいて、地図を作られています。地図は、そこからの引用です。

上記の3地域はすべてこの中に入っています。色がつけられた地域でのバイオマスは考え直すべきだと思います。

 


 

 


 

 


各自治体の資料を見ていて、どれにもすべて放射性物質が混ざってるものを、どんどん燃やして、肥料にするんだなとわかります。

稲わら、剪定木、間伐材、下水焼却汚泥、生ゴミなど、焼けば放射能が濃縮して、焼却灰が大変なことになると、この資料を作った自治体の役人は思いつかないのでしょうか?ひょっとすると計測すらしないのかもしれません。

循環型社会形成とか「地球温暖化防止」とか「防災」とか言えば、なんでも通ると思ってるんでしょうか?

放射能を再拡散して、周囲に二次被爆をさせ続ければ、人々はDNAを壊され病気になり、子孫も絶えるので、 「持続可能」な社会にはなりません!

交付金や、補助金を引っ張るための詭弁のような気がします。

 


 

追記

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130624-00000015-khks-l04  

 

どうやら、木質バイオマス発電を、「体験型」観光に使うと書いてあるので、子どもたちが、社会見学などで連れて行かれそうです。

一般ごみ焼却工場も、微粒子が漂うところなので、311以降は特に子供は行ってはいけない場所となったにもかかわらず、その真逆の方向です。

間伐材のベクレル検査については、一行も書いてありません。宮城県の行政では放射性物質が大量に降下したことになっていないのだと感じます。

東松島みらいとし機構って、何でしょうか? 産官学民って・・・? うまいことはぐらかされている。 「癒着」ってことを隠したいだけじゃないのかと思います。

菅直人 が相談役なんですね~


九州・山口の皆さん、判断材料として、まずバンダジェフスキー博士の講演を。鉛・セシウム健康被害について

2013-06-24 | 放射能汚染

日本近海の有害重金属分布

  http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/ocean/zenkoku/seajapanPb.htm

 

ブログ読者の方は、ご存知と思いますが、

現在、福岡県苅田町三菱マテリアルにおいて、香川県豊島から鉛やヒ素を含む汚染土壌が三菱マテリアルに運び込まれ、福島県勿来火力発電所からの石炭灰などといっしょにセメント焼成されています。

【参考】

【がれきの次は】香川の産廃汚染土が苅田三菱マテリアルで焼却されてしまいます【宇部の対岸】

【不安】苅田三菱マテリアル汚染土受け入れ問題~毒物もうすめて焼いて飛ばして?セメントに【ヒ素・鉛】

苅田三菱マテリアルの測定検査を請け負う会社は九州テクノリサーチ(新日本製鐵の100%子会社)

香川汚染土受入れ問題~地元説明会はなんと1回だけ(人口36,084人中40人・区長役員のみ)

福島県いわき市勿来火力発電所の石炭灰は、苅田町の三菱マテリアルにも来ていた!電凸

【証拠有り】宇部市対岸の苅田三菱マテリアルで東北の火力発電所からの石炭灰が燃やされています。

 

高温焼成は焼却と同じ化学変化で、元素がなくなるわけではありません。電気集塵機のみの集じん装置で日々、環境中に重金属や放射性物質を含む可能性のある煙を垂れ流しているといった状況です。海沿いに立つ工場の煙突から出る煙はなんの障害物もなく、偏西風で越境し、風下の山口県へ。 環境中に漏れ出た目に見えない金属微粒子は「塵も積もれば山」となり、公害が発生するのではないでしょうか?検査データも一般公開iされていません。

環境中の鉛による健康影響について (内山 巌雄、東 賢一)

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM0904_01.pdf  より

一般に、鉛による臨床症状は、70μg/dL の血中鉛濃度で発現するようになる。しかし、重要な障害の多くは、さらに低濃度で起こる。例えば、聴覚に対する刺激で誘発された脳電位の電気生理学的異常、末梢神経の伝導速度の低下がある。小児を対象とした疫学研究において、認識力、注意力、言語機能の障害が、以前は無害と考えられていた鉛の濃度で確認されている。

信頼性の高い実験および解析方法を用いた大規模な研究では、これらの影響は、10μg/dL 未満の血中鉛濃度で見いだされている。相対的な影響は、さらに低濃度にある。近年、認識力に関する影響よりも、行動に関する影響が注視されている。鉛への曝露が、注意力に関する機能障害、攻撃性、非行に関連していることが確認されてきている。鉛への曝露は、心血管への影響、内分泌や免疫機能の変化に関与している。

 

「鉛」と「セシウム」の複合汚染の影響について、バンダジェフスキー博士の著述の中に

以下のような部分があります。 

引用ここから

  チェルノブイリ原発の原子炉火災の消火の際に、ヘリコプターから大量の鉛が原子炉に投下され(2400〜6720トン)、その結果生物圏が著しく鉛に汚染されたことは知られている通りである。その後の年月ゴメリ州では穀物および飼料植物中の鉛の含有量が衛生基準の1.5〜3.2倍となった。家畜の飼料中の鉛の含有量の増大は、家畜の乳、筋肉組織、肝臓および腎臓中の鉛含有量の増加につながった。 これらの地域に住む子どもの血液中の鉛が増えたことも明らかになった。

  第1群は、ベラルーシの工業の中心であるゴメリ市に定住し、鉛を含むガソリンの排気多数の工場から出る廃棄物の影響を受けた子どもで構成されることを指摘したい。体内に入った鉛は重大な代謝障害をもたらす。鉛の毒性作用は、Ca2+イオンが関与する多くの化学反応、フリーラジカルの発生、多くの酵素の活性の阻害に関係する。鉛は、赤血球内の嫌気性エネルギー回路を損傷、赤血球溶解をもたらすとともに、ステロイドホルモン、特に副腎皮質ホルモンの一つであるコルチゾールの合成に関わる酵素複合体チトクローム450の成分であるポルフィリンの合成を阻害することが分かっている。このように、鉛はセシウム137と共にエネルギー供給を阻害し生命維持のために重要な臓器の細胞の壊死を促進する。 

中略・・・・・・放射性セシウムと追加的な外的要因(おそらく鉛)の作用が組み合わさり、甲状腺ホルモンの代謝への影響も通じて心臓の細胞へのエネルギー供給が妨げられる。 

中略・・・・・・放射性セシウムと鉛化合物の影響下では十分な量のエネルギーが産生されない。心筋細胞のカルシウム過負荷は、筋原線維の過収縮という条件下で心停止の原因となりうる我々はこの状態を急死した複数のゴメリ州住人で観察した。

 引用ここまで

 今後の日本の子供たちへの健康影響を考えると、現在行われている放射性廃棄物の拡散政策は完全に誤りであると言わざるを得ません。九州・山口にはセメント工場が多く立地しています。

政府の廃棄物政策の言い分を丸呑みするのではなく、まずは、周辺住民の多くの方が、バンダジェフスキー博士の貴重な研究成果を知ることで、公害を防止し、未来の子供の命を救うことができるのではないかと思います。

運営上の困難さもあり、バンダジェフスキー博士は今回の来日で最後になってしまう可能性もあるそうです。

ぜひ、九州山口の方に、現在の日本の置かれている深刻な状況を判断する材料にしていただくために、福岡講演にご来場いただきたいと心から思います。

 

バンダジェフスキー博士 2013年 日本講演 公式HP

【7/12(金)バンダジェフスキー博士福岡講演 with木下黄太】

こくちーず事前予約=前売り扱いを始めました。

場所:福岡市立早良市民センター 大ホール 福岡市早良区百道2丁目2番1号 

http://www.shimin-s.com/SWCC_Access.html 

地下鉄藤崎駅前至近

時間:開場18時  開演19時 21時15分終了予定

前売:1200円 当日:1500円

※前売が事前に完売した場合、当日の販売は行いませんのでご了承ください

こくちーず経由の申込みも、前売り料金扱いで会場対応致します。

必ず確認メールの画面をプリントアウトか携帯画面でお示し下さい。人数限定の対応です。お急ぎください。

こくちーず申込http://kokucheese.com/event/index/98019/

お申込⇒PC用購入ページリンクURL

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002102855P0050001P006001P0030001

(イープラス画面操作などの問合せ番号0570-06-9911)
携帯用購入リンクURL

http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002102855P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

問合せ先 infohukuoka@gmail.com

 

 

 


レベル7の原発過酷事故が起こった国では人々はどうなるのか、グラフを見て覚悟する。

2013-06-24 | 放射能汚染

 

 日本とロシアは原発過酷事故=シビアアクシデントが起こった国です。国際原子力事象評価尺度レベル7

原子力事故の中でも最も深刻な事故と位置づけられています。 世界から、大惨事=カタストロフィーと呼ばれています。大量の核分裂生成物が環境中に放出され、いたるところに無管理のまま漂っています。そして、日本は未だに収束していません。

 

1986年にチェルノブイリ原発事故が起こった旧ソ連では、平均寿命が8年間下がり続けました。
ロシアも日本も大惨事が起きた国。日本もこれから同じ道をたどるのです。たとえ信じたくなくても。

総務省統計局人口推計 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/201306.pdf より

 

人々の健康はどうなっていったのでしょうか?被曝の影響は甲状腺がんや白血病だけではありません。

 


 昨日今日、健康に変化がなくても、毎日、放射性微粒子を吸い込み、「食べて応援」と言って基準値以下の汚染食品を毎日食べていると内部被曝は進みます。排出も追いつきません。塵も積もれば山となるのです。 ポジティブ思考だけで、あるいは気合だけで乗り越えられる危険ではありません。私は日本に住むすべてのお母さんはこの事実を直視して欲しいと思います。 事態が悪くなればいいと願って言っているのでもなければ、恐ろしがらせたくて言っているわけでもありません。

バンダジェフスキー博士インタビュー記事 より

低線量の被曝は問題なのでしょうか?

私達の研究では、低線量の放射能、非常に低線量の放射能でさえが、人体組織に取り込まれると、健康にとって大変大きなリスクを持つ要素であることを確認しています。それに対してウクライナ、ロシア、そしてベラルーシ政府は、閾値(しきいち)があると主張し、閾値以下ではまったく危険がないとしています。私達の研究はそれとは逆の結果を示しています。特に深刻なのはセシウム137です。脳も含めたすべての組織に侵入するからです。放射性セシウムは細胞エネルギーのバランスをかく乱します。そして人体組織のバランスが崩れるのです。

つまり汚染地域に住む人々の健康は脅かされていると言うことですね?

残念ながらそう言うことです。子供達は心臓や血管の問題を起こしています。汚染地域に住む人々が放射性物質に汚染された食品を消費しているのならば(それは毎日起こっていることですが)、特に子供たちは絶対に医療検診を受け続けなければなりません。これは医者達にはよく知られている基本の病理プロセスです。このグラフを見れば何故子供たちが病気なのかわかるでしょう。

 


ゴメリ地方の解剖(1997-1998)を元にした人体組織へのセシウム137蓄積量
緑=成人 赤=子供
1.心筋 2.脳 3.肝臓 4.甲状腺 5.腎臓 6.脾臓 7.骨格筋 8.小腸


 

10ベクレル/kgの食事でも痛み ⇒http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2512.html

 

 

レベル6のウラル核惨事 ではどうなったのか動画をご覧下さい。

 

ムスリュモボ村の教師 ホメジアロフさん

「マヤークの影響を受けた第2、第3世代のいる家では、必ず誰かが死んでいる。みんな身内をなくしてる。これは異常なことです。年金をもらうまで生きて、老衰で死ぬ人なんて、ここには殆どいません。これは川のせいです。皆、白血病や癌で死ぬ、皆殺される。」

 

 

【ジュネーブ】国連人権理事会 サイドイベントの合間にて井戸川克隆氏(福島県双葉町 前町長)の話書き起こし。

恐ろしいのは、福島県の事で恐ろしいのは、いわゆるエートス運動とか、いろんなのがはびこっちゃって
『放射能の話は、もうやめよう』とか、『ひどいことの話は、やめよう』とか、『頑張ろう』とかっていうムードを作られちゃたんですね。

それに誰がそういうことをしたかっていう事を、県民の皆様、もう一度考え直して頂かないと......­。

ちゃんと原因者がいるはずですから。誰かが、先導している者がいるはずですから。
それが、あえて『もうその話は、やめましょうよ。』とか、『それをすると駄目なんだよ。』と言うのが犯人ですから。

県内のみなさんが放射能の中で暮らし続けさせるための、犯人達ですから。だからそういう事を言う人間は、警戒して付き合ったほうがいいと思います。逆です。

本当のことを言う人は、少ないかもしれません。度胸がなくて......『福島に住むな。』と言う人は少数かもしれませんけど、
それは50年100年のサイトから言ったらば、絶対正しい事ですから。

ちょっと話変わりますけども、バルト三国訪れました。
そのひとつの国の、チェルノブイリの収束作業にかり出された人達の団体の会長さんと、­お会いしました。
向こうから会いに来てくれてね。で、あの方が言うには、

5000人出て行って、1000人がもう死んでいるそうです。
あとの残りの方は何らかの補償を貰っているそうですけど。
27年前ですね、1000人亡くなって、残りの方は、いろんな制度、補償の中で暮らしているそうです。
だから、
ほとんど病気だそうです。病気をしているそうです。

だから、いま恐ろしいのは、福島県内の除染......無防備ですからね。
全く放射能の事を知らない素人の方に、やらせてますけど、あの方たちの健康っていうか、人生をね、どういう風になっていくのか......非常に心配ですね。やるんであれば完璧なことをやって欲しい。完全な防護の中でやってくれればいいですけど、ひどい状況ですよね。

もうひとつは、

子どもたちがマスクもしない、外部被曝も内部被曝も......

~マスクしている方が白い目で見られるっていう~

それが、エートス運動なんですよ。

いわゆる原子力ムラの、税金と権力といろんな力を使った宣伝に晒されてるんですよ。


 


竹野内真理さんへのIAEAからの返事 【ああ、世の中のすべてのお母さんが立ち上がれば】

2013-06-19 | 放射能汚染

(管理人より) 竹野内真理さんへのIAEAからの返事を掲載します。ちょっとその前にIAEAについて書いておきます。

日本では外務省 核軍縮のところにIAEAに関することが掲載されています。http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/atom/iaea/iaea_g.html 

IAEA東京地域事務所 http://www.unic.or.jp/un_agency/iaea/iaea_j.html

 

  原子力の平和利用を推進しつつ、軍事目的に転用されることを防止するため、1957年に発足された。

2007年9月現在、加盟国は144か国。本部はオーストリアのウィーン。

 

 

 

 

 

世界の原発 を見ると自国で原発つくりまくってるところが指定理事国なんだなとわかります。オーストラリアはウラン産出国。

 

 

IAEA  http://www.iaea.org/

 International Atomic Energy Agency. 原子力の平和利用に関する国際協力を推進することを目的に設立された国際機関。国連での審議を経て1956年にIAEA憲章が採択され、1957年に発足した。2012年時点で154ヶ国が加盟している。IAEAは原子力平和利用の推進とともに、軍事利用(核兵器の拡散)の防止を目的としており、この目的の達成に向けて、原子力の研究・開発及び実用化に係る協力と情報交換、開発途上国に対する支援、保障措置の設定・実施等を行っている。こうした活動を行うため、ウィーンに本部を置き、ニューヨークとジュネーブに駐在員事務所、さらに東京とトロントに保障措置事務所を置いている。

 

 


 http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/06/iaeareply-from-iaea.html  より

IAEAからのお返事 Reply from IAEA  6月 18, 2013 

なぜか、私のPCが攻撃にあい、今までのブログhttp://savekidsjapan.blogspot.jpが更新できなくなりました。 

皆様、6月初頭、ウィーンのIAEA本部に行ってまいりました。

下記にもあります、IAEA事務局長への公開質問状もメールで送り、面会をお願いした際のお返事が以下です。

広報部長Gas氏によるお返事です。少なくとも、Gas氏のお返事は丁寧な言葉遣いで、きちんとこちらの言いたいことを読んで下さっています。

また、Gas氏がUNSCEARのお知らせを教えてくれたおかげで、私はその後、UNSCEARの方にアポイントを取り、直接、日本における窮状、特にすでに現れている健康被害について訴えることができました。(Gasさん、ありがとう。)

同時期に行われていた国連人権理事会のグローバーさんの報告にばかり注目が行き、今後の政策により大きな影響を与えるUNSCEARについては、働きかけている人が皆無なようです。

放射線による健康被害はたいしたことがないという前報告を出しているUNSCEARにどうぞ皆さんからも訴えてください。

(本報告は9月に出ます)

日本の人がやらねば、誰もやってくれません。今年に入って米国と欧州を訪問してきて、痛烈にそれを感じています。

健康被害については、甲状腺がんの増加も含め、グローバー報告にも入っていません。

以下がUNSCEARへの連絡先です。3人の方がいらっしゃり、私がお会いしたのは、インド人女性のMohanさん。

私が子供を抱えて、書類をばらばらと落としてしまったのを静かに拾ってくださり、私の話をじっと聞いてくださった素敵な女性。ご自身も小さい子がいるのでよくわかる、よくぞ来て報告してくれたとおっしゃってくれました。

(ああ、世の中のすべてのお母さんが立ち上がれば、原発などなくなってよいはずなのです!) 

UNSCEARへのメールはこちら (英文でお願いします)

Ms. Jaya Mohan jaya.mohan@unscear.org 

Ms. Anne Thomas anne.thomas@unvienna.org 

Ms. Regina Rohrbach  regina.rohrbach@univienna.org


以下がIAEAからのメール

竹野内様

お手紙をありがとうございました。背景にまつわる自己紹介と貴方のコメントと質問事項は、注意深く読ませて頂きました。貴方と息子さんが体調不良であることに心を痛めています。 

貴方の提起している問題は、実際複雑なもので、質問の多くは国内問題に相当します。IAEAは、国際機関であり、これらの問題に対処するには、当事国の決定に対する権限を持たないということも時折あるため、対処するのにふさわしい機関ではありません。 

それでもIAEAは、福島第一の原子力事故からの教訓を、原子力を人類ができる限り安全にするのに生かすため、広範な事業を行っていることをお知らせさせていただきます。

私どものウェブサイトでは、事故に関する広範な事実と最新のIAEAの原子力の安全性のためのアクションプランの詳細が記されています。これは2011年9月に加盟国により満場一致で支持されたものであり、IAEAと加盟国が追随していくロードマップとなっております。また、我々はIAEAの加盟国と、事故の包括的な報告書を作成するため引き続き作業を行う予定です。この報告書は、2014年末までに発行される予定です。
また、放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が事務局のあるウィーンで第60回目の会合を開いており、6月31日に二つの報告書をリリースします。ひとつは子供に対する放射線の影響であり、もうひとつは日本における人間と環境に対する放射線の影響についてです。この情報は、あなたの懸念事項に特に関連しているように思われます。これらの報告書は、国連総会に、今年度中に提出されます。(訳者注:その後UNSCEARの人に直接聞いた話だと9月だそうです)

あなたのリクエストされている面会についてですが、他にも緊急事項があり、またIAEAが貴方の質問の多くにお答えする能力における制限もあり、天野事務局長および副事務局長のFlory氏は、残念ながら貴方のインタビューリクエストにお答えすることはできません。 

それでも私がここでご提供した情報が役に立つこと、貴方のされていることがよい方向に行くことをお祈りしております。 

Below is the mail from IAEA

Dear Ms.Takenouchi,

Thank you very much for your correspondence, the background introduction and your comments and questions that I have carefully read. I am sorry to hear that you and your son have been unwell.

This are indeed very complex issues that you raise and many of the questions that you pose are of a domestic nature. The Agency, as an intergovernmental organisation would not be appropriate to address them, sometimes simply because they are not in its mandate, which derives from its Member States decisions.

I want nevertheless to inform you that the IAEA is engaged in a broad undertaking to help ensure that the world learns from the nuclear accident at Fukushima Daiichi to so that we can make nuclear energy as safe as humanly possible. We are also giving priority to supporting Japan’s efforts to recover from it.

On our website you will find extensive factual information about the accident and up to date details about the extensive IAEA Action Plan for Nuclear Safety, which was unanimously endorsed by our Member States in September 2011 and has since provided a road map for the IAEA and its Member States to follow. We also continue to work with Member States of the IAEA in preparing a comprehensive report of the accident. This report is planned to be released by the end of 2014.

I would also like to mention that the United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (UNSCEAR) is currently holding its 60th annual meeting in Vienna, where its secretariat is based, and on 31 June will release to the public two reports: the effects of radiation exposure on children, and the radiological impact of events at the Fukushima-Daiichi nuclear power plant in Japan on humans and the environment. It seems to me that this information will be particularly pertinent to your concerns. These reports will be presented to the United Nations General Assembly later in the year, see their press release: http://www.unis.unvienna.org/unis/en/pressrels/2013/unisinf475.html

As for your request of meetings, with other pressing commitments, and the limitation of the Agency’s capacity to answer most of your questions, Director General Amano and Deputy Director General Flory will unfortunately not be in the position to offer you an interview.

I still hope that you will find the information I have provided useful and I wish you good luck in your undertakings.

Best regards,
Mr Serge GAS | Director |Division of Public Information | Department of Management | Vienna International Centre, PO Box 100, 1400 Vienna, Austria |Follow us on http://www.iaea.org


 http://takenouchimari.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html  竹野内真理ファイルより抜粋転載

 IAEAの人には、メールのやり取りの後、結局、面会は拒絶されました。

しかしながら、UNSCEARの人には会うことができました。(以下をご覧ください)IAEAと同じ場所。ウィーンのUN Cityです。

ちなみに、警備員は、私のことを知っていました。なんとアポをとる前から。Save Kids Japanのブログhttp://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/05/open-questions-to-iaea-director-general.htmlを読んでいたのでしょう。

「あなた、真理でしょ?前にもここに来たことのある。日本のジャーナリストの。。。」 「ええ!私ブラックリストに入っているの?」「そんなわけないさ!入っていたら、この建物自体に入れないよ。」と笑ってくれた警備員。まじめに、「世界の原子力村相手に、万が一、息子になにか危害が及んだらどうしよう」と一睡もできなかった夜もあった私はほっとしました。といってもいろいろ起こるのでまだまだ油断禁物。(皆様、いつも言っているけど、私に何かあったら、エートスともんじゅ西村事件を世界に広げて!)

ところで、皆さん、UNSCEARに訴えるのは大事ですよなんといってもここからの報告に基づき、ICRP報告が生まれ、また各国の政策が左右されるのです。仲間内(怪しい人もいるかもしれませんよ!)で情報を回すより、ここに直接訴えるのは非常に大事だと思います。

毎年、海外旅行に何百万も行く日本人。円安になっているといってもベラルーシと違い、日本は海外旅行にいける人が大勢いる。たまにこういうところに、旅行がてら訴えに行く人があってもいいのにと私は思う。私だって、IAEAからの手紙の返事を待つ間、ちゃあんと、観光バスに乗って市内観光したり、ハプスブルグ家の王宮見物をしましたよ。息子も大喜び。いつもちっちゃいアパートに住んでいるから、「豪華なおうちでしょ~」と。それにうちの子は今年に入って2度海外に行っているので、外国人をひとつも怖がらず、進んであいさつしたり、外国人にちょっかいを出したりしています。


 はっきり言います。日本人は、もっとすでに起こっている健康被害を対外的に発信しないと、手遅れになります。(すでに手遅れだが、さらに手遅れになり、子供たちの寿命がさらに縮んでしまう)

国連人権理事会のグローバー報告はすばらしいですが、もっとも大事な健康被害については、甲状腺増加についてさえも触れていません。日本人がやるしかありません。

後述しますが、日本ですでに起きている健康被害について、健康被害はないことにしている、「放射線影響に関する国連科学委員会UNSCEAR」にメールを送りましょう!

以下、5月31日に出されたUNSCEARのプレスリリース仮訳
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/3288.html

6月末に、福島後の子供の放射線影響、人間と環境への放射線影響の報告書を出し、9月に本報告を出す予定だそうです。

この報告が今後の政策を左右するはずです(ただし英文で。簡単なものでもいいのです!長いものは私が送りました)


UNSCEARへのメールはこちら (英文でお願いします)
Ms. Jaya Mohan jaya.mohan@unscear.org 
Ms. Anne Thomas anne.thomas@unvienna.org 
Ms. Regina Rohrbach  regina.rohrbach@univienna.org