goo blog サービス終了のお知らせ 

ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

ハウスメーカーの住宅、太陽光パネル屋根一体型のスマートハウスって本当にスマート?エコ?

2013-12-21 | 太陽光発電は危険

前回の記事では、ハウスメーカー(ダイワハウス、積水ハウス、パナソニック、永大産業)のフローリング材がタスマニアの森を破壊していることを書きましたが、

オブザーバーツリーって何?新築する前に考えて欲しいハウスメーカーの家。フローリング材はタスマニアから

今回はハウスメーカーがいち押しする「スマートハウス」について考えます。「スマートハウス」っていうのはオール電化でソーラーパネルがのったハウスメーカーの住宅のことですが、新聞広告にも紙面半分も使って宣伝されてるようですね。テレビCMも多いです。

HEMS (home energy management system) と呼ばれる家庭のエネルギー管理システムで家電、太陽光発電、蓄電池、電気自動車等を一元的に管理する住宅で、当然スマートメーターもつくわけですが、国が2008年から推進していたのでした。 

屋根瓦みたいな形の太陽光パネルもあります。「スタイリッシュなスマートハウスに住みたいわ!」と主婦に思わせる仕掛け。

http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g80704b06j.pdf 

 

新築の家の7割をパネルの家にしろと!

結果どうなっているか、 http://eetimes.jp/ee/articles/1205/21/news066.html  より

「JPEAによれば、2012年4月末までの国内向け住宅用太陽光発電システムの累計設置件数が1994年4月以来、100万件を超えた」 

 

 
100万件分のソーラーパネルがゴミになることを想像してみてください。
目先の補助金とか、電気代の損得勘定ではなく、本当に環境にいいかどうか検証する必要があると思います。
 
スマートハウスのフローリング材はタスマニアの原生林を破壊し、太陽光パネルに使われるレアアースで環境破壊し、パネルはゴミになったら今度は産廃になり始末に負えない、リサイクルも研究段階。
 
ここでもスマートハウスをいちおしする再生可能エネルギーがいかにおかしいかわかると思います。
 
 
三井物産はオーストラリアでウラン権益を取得してる会社=原発推進派。
タスマニア原生林破壊のタ・アン社とその事業パートナーの三井住商建材⇒ダイワハウス=再エネ推進。
 
原発ムラ=再エネムラは巨大ですね。 出発時点から他国の生き物、環境に犠牲を強いる、スマートハウス。
 
国の命令で税金を使って商品開発⇒CM⇒国民をエコと騙す。
 

 大和ハウスのフリーダイアルに電話して聞いてみました。結局リフォームを担当する関連会社から返答がありました。メーカーは答えませんでした。

Q 設備寿命が来て交換する際はどうなるのか?

A

●太陽光パネルの設備寿命は30年前後。屋根にのせてあるタイプは、下ろして新しいものをのせる。架台がいたんでいれば、それもかえる。一体型の場合は屋根ごと交換する。下地はそのままで、一日で交換する。

●太陽光パネルをやめる場合は通常の屋根にかえる。電力会社との契約の取りやめが必要。

Q はずしたパネルの処分はどうなるか?

A 産廃処分業者に依頼する。料金はパネルの量による。トラック一杯3万円程度。持ち主が払う。産廃は最終処分場、埋め立て処理。撤去費用は工事依頼者が払う。

 


【追記】  使用済み太陽電池の回収・リサイクルサービス 1枚1,200円で1月に開始

http://www.kankyo-business.jp/news/006225.php より

  

一般財団法人太陽光発電システム鑑定協会(東京都千代田区)は、使用済みの太陽光パネルを回収し、再資源化するサービスを開始する。2014年1月末からの開始を目途に体制を整備する。

太陽光パネルの回収価格(税別)は1枚1,200円(指定収集場所への持ち込み、18kg/パネル以下の結晶系太陽光パネルの場合)とする予定。また、パネル枚数の多い発電所の場合は、より低価格での回収が可能となる。

使用済み太陽光パネルの回収・再資源化サービスでは、関連団体・企業と連携し、パネルメーカー、型式を問わず使用済み太陽光パネルを回収し、再資源化まで一貫して受託できる体制を整える。この一貫したサービスは国内初の試みとなる。また、回収した太陽光パネルの内品質が良い場合はリユースし、売上益は顧客に返還するなどのサービスを実現していく。

太陽光発電システムは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を背景に急速に普及が進んでいるが、使用済みの太陽光パネルの廃棄方法は定まっておらず、更には大量廃棄を目前に控えながらも幾つもの課題が解決されていないのが現状となっている。

同協会は、使用済みの太陽光パネルの廃棄については、下記5点の課題と指摘する。

  1. 太陽光パネルは鉛などの有害物質が含まれている場合もあること
  2. 個々の太陽光パネルについて鉛など有害物質の含有情報の一元管理がされていないこと
  3. 全国で統一した廃棄ルールがなく一部地域では一般廃棄物として粉砕・埋立処理されていること
  4. 太陽光パネルからはアルミニウム、ガラスや銀などの有価物の回収が可能であり、埋立処理ではなく再資源化すべきであること
  5. 戸建住宅の再資源化には10万円以上の費用が掛かること

同協会では、これらの課題を解決するため、ガラス再資源化協議会や大手精錬会社と連携し、回収から再資源化までを一貫して受託する「使用済み太陽光パネルの回収・再資源化サービス」を開始する。

太陽光発電システム鑑定協会は、太陽光発電システムの点検・検査などを行う第三者機関として、2012年7月に設立された。


 東日本の住宅の屋根に乗せられて、放射性降下物が降り注いだ放射能汚染太陽光パネルも、リユースやリサイクルで、産廃業者の手に渡れば、いくらマニフェストがあっても、最終的にはどこに行くかわからないと思われます。

放射能汚染太陽光パネルは、これから最もやっかいな産業廃棄物になることは間違いありません。こういった指摘を廃棄物の専門家が一切していないことも私には恐ろしく感じます。みなさんはどう思われますか?


 【追記】  まだ廃棄ルールがない太陽電池、一時保管サービスが開始 2013年7月19日掲載

http://www.kankyo-business.jp/news/005320.php  より

太陽光発電システム鑑定協会は、廃棄する太陽光パネルを一時的に保管するサービスを開始した。

現在、太陽光発電パネルの処理方法については、国によるガイドライン等は定められていない。このため、同協会では「発電量の低下」、「建物の取り壊しによる撤去」、「新商品へのリプレイス」などの理由で撤去される太陽光発電パネルを一時保管するサービスをおこなう。

サービス利用に関しては、電話・メールで撤去する太陽光パネルのメーカー・型式・枚数を伝えると、料金の見積りが提示される。その後、保管に関する契約を締結、初回費用(1年間)振込後に、太陽光パネルを引き取り倉庫にて保管するという流れ。

保管場所は千葉県内を予定しており、初回契約期間の1年間以降は1ヶ月毎の自動更新となる。また、同協会会員(賛助会員、法人正会員、個人正会員、加盟店)であることが契約条件となっている。

同協会は、太陽光発電システムの点検・検査をおこなう第三者機関として作年7月に設立された一般財団法人。

現在、太陽光発電パネルは、有害性が懸念される物質を含有する太陽電池が普及する可能性があり、使用時や廃棄時に人の健康や環境に対する影響を及ぼさないよう、適正な使用・廃棄に向けた検討をする必要があるとされている。また、太陽電池の長寿命(20年~30年とされる)の特性を生かし、リユースやリサイクルが望ましいとされる。

廃棄に関するガイドラインが定まるまで、不要となった太陽光発電パネルの保管場所を提供することは有意義なサービスとなるだろう。


  ↑なんかいいように言ってますが、不要となった太陽光発電パネルの保管場所が必要となるくらい、切羽詰まった問題だということです。

 太陽光発電システム鑑定協会 という財団法人を作っています。図を見てびっくり!紛争が起こることが前提の組織!!

 

 


グリーンコープの脱原発政策を調べると、太陽光発電所を作った理由がわかった。パネルは東芝製!

2013-12-16 | 太陽光発電は危険

 

グリーンコープ神在太陽光発電所のパネルのメーカーは東芝!(=原子炉メーカー)

東芝は原子炉メーカーなので福島原発事故後は、脱原発を言うなら本来不買運動しなきゃいけないと思うのですが、東芝のパネルを買って応援?みたいでなんだか納得いかないです。

フェンス越しにデジカメを望遠にしてパネルの裏を激写!↓  

 

 (追記) グリーンコープは東芝製だということを組合員に知らせて反対されても導入してますね。驚きました。これは見逃してたな・・・レアアースで被曝してる人がいると知った上でパネルを導入したんですね・・・・・残念過ぎるよ(ToT)

 

(追記)メーターは三菱製! これも原子炉メーカーです!↓

 

 グリーンコープの神在太陽光発電所。約2万平方メートルの敷地に、太陽光パネル4228枚を設置。

グリーンコープ神在太陽光発電所に行ってみた!鎮守の森にメガソーラー。トトロの森が泣いている・・・  ⇒前回ブログ記事。

神在太陽光発電所 http://www.greencoop.or.jp/energy/index.html

どうして組合員の反対意見を無視したまま強引に作ったのか、グリーンコープの脱原発政策を調べていてわかってきました。

グリーンコープの脱原発政策 1995年 http://www.greencoop.or.jp/genpatsu/img/seisaku.pdf  を読むと

13p ⇒「個人住宅での自然エネルギー利用を進める」(省エネ型住宅や太陽光発電)。設備補助金制度について。

14p⇒原発に偏っている電力政策を自然エネルギー利用の方向に変更させることを政府・電力会社に求める。政府へ自然エネルギー推進(補助金の充実など)政策を求める。

と書いてあります。 

グリーンコープが継続してきた「脱原発運動」の経過 http://bit.ly/18t5Ely

1999年に再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本から講師を招いています。

 「再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本」(REPW)とはなんでしょうか?http://www.repw.net/

1999年6月19日に設立し、任意団体として3年間の活動を経て、2002年9月18日に特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けています。

が、REPWはなんと九電から5億円もの寄付金をもらっています。ベスト電器から1千万。http://www.repw.net/qna/

九電から5億円もらってるNPOの協力団体が、グリーンコープ。

九州電力のHPに「太陽光発電設備設置者への費用助成」

http://www.kyuden.co.jp/environment_booklet_action-report00_07.html 

 

九電の資料を見ると http://bit.ly/18twNVw (九州電力 環境アクションレポート)

P35  再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本(REPW)

1999年6月19日設立。環境・エネルギー問題への関心が高く,太陽光発電の普及促進に取り組んでいる九州内の複数の環境NGOで構成する団体。構成する主なNGOは,西日本リサイクル運動市民の会,グリーンコープふくおか連合など。

と記載があるように、九電は再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本(REPW)の構成NGOはグリーンコープだと言ってるわけです。


それからREPWは地球環境基金助成金 230万円、受け取る予定になっていることが2013年度の収支計画書に出ています。

地球環境基金は、「国の資金を投入し民間の浄財も求めるという制度の性格から、その適正な運用に国が責任を持つことが必要であることに加え、行政を簡素化し、制度を効率的に運用するため、環境保全に関する事業を専門的に行う特殊法人」だそうです。

国からのお金も、環境省から独立行政法人地球環境基金を経由してREPWに入ってるということです。地球環境基金からお金をもらってるところのリストをご覧下さい。再エネ、廃棄物、自然保護などの団体がたくさん群がるように入っています。環境保全、温暖化防止、再エネ推進を掲げて税金を食い物にしている気がします。見てください。

地球環境基金助成金交付団体 http://www.erca.go.jp/jfge/subsidy/organization/report/h25/index.html

国と国民と企業等から141億円もお金を集めて、助成金をNPOなどにばら撒いています。

この助成団体の表の中に 環境エネルギー政策研究所  FoE Japan  もありました。

そんな地球環境基金に寄付をする企業や自治体の中にこんな名前がありました。

http://www.erca.go.jp/jfge/donation/state/list/list_h25_11.html#kigyo

こんなところからお金が回ってきている地球環境基金って、それをもらう環境NPOって、一体なんなの・・・?

九電の助成が始まった1999年にはグリーンコープとREPWの繋がりができていることは年表を見るとわかるのですが、協力団体の意味はわかりません。何を協力しているのでしょうか? 

九電⇒REPW⇒協力団体グリーンコープ?

国⇒ 地球環境基金⇒REPW⇒協力団体グリーンコープ?

政府・企業の助成を受けている団体は、まず、決して政府批判をしません。
国の補助金を元に、企業と一緒になって、国のための事業を行っているに過ぎません。

ましてや電力会社からお金をもらったら、国策の原発に本気で反対できるはずないと私は思います。

神在太陽光発電所建設に投じた費用は約3億4000万円。この他に約2万m2の土地購入費用を支払っています。費用はグリーンコープ連合の連帯保証で銀行の借入金でまかなっているそうですが、細かい内訳はHPを見てもわかりません。不透明なお金の流れ。

http://financegreenwatch.org/jp/?p=36354

グリーンコープの市民発電事業は、「一般社団法人グリーン・市民電力」が担うそうですが

http://www.greencoop.or.jp/genpatsu/img/kj201212-11.pdf

 

神在太陽光発電所だけでなく、ほかにもさらに14箇所も発電所を作ろうと組合員から出資金を集めていますが、

市民が再生可能エネルギーを夢見て、お金を出して市民発電所を作っても、原発をなくすことには繋がらないことを、組合員や職員、理事は知る必要があると私は思います。もっと学習して、調べて検証して欲しい。そんな高額な買い物を強引に進めちゃいけない!

いくら組合員といえど、1万円でも40万円でも、そんな大金を、再エネをよく調べもしないで出資するのはおかしい気がします。

もう、4億円も集まってるなんて!(゜д゜lll)

 https://docs.google.com/file/d/0B4qkyy8YwOsfeGhhWVVsdFA5cm8/edit?pli=1  ⇒あのちゃんの漫画PDF

  

 追記  あのちゃんの漫画の最後の一コマのようにならないために、例を挙げときます。

REPWのサイトから恐ろしいQ&A  http://www.repw.net/qna/ 

 

 ここを読んで欲しい。 【驚愕】30年後、日本はソーラーパネルと巨大風車のゴミ屋敷!再エネ廃棄物問題【設備には寿命

 


 

「魔法の板」なわけないでしょう! 貴重なレアアースを大量に使う工業製品の贅沢な板です。

 


 

落雷の被害が確認されているのはパワーコンディショナーの部分http://www.solar-50.com/faq/thunder.html

売電型太陽光発電に関する雷対策の相談が多すぎる。   より売電型太陽光発電の雷対策について

 内容は

「対策用SPDを取り付けたのに全く効果がなくパワコンがやられる。」

「雷で壊れたから直したのに、また雷で壊れた。」

がほとんど。 

回答

現在の電気理論的には出来ないことはないが、法律的に根本対策ができない。(手を出せない)

電源開放どころかパワコンの前には電気事業法の関係でSPDが入れられない。よって原理的に「気休め」のパネルへの対策しかできません。


 

REPWは「深夜の電気をバッテリーに貯めることは原発推進につながる」という認識があるというNPO法人です。正直に言ってしまってますね。

それならなぜ、国からの補助金がつぎ込まれバッテリーを開発するような再エネを、グリーンコープは推進してるのでしょうか? 

こういう環境NPOに、普通の真面目な人が騙されて、笛ふきの後をついていってしまうのです。

グリーンコープはこんな環境NPOの協力団体になっているのです。残念なことだと言わざるを得ません。

組合員が、グリーンコープに意見を言いましょう!

さあ、今すぐ!⇒ https://www.greencoop.or.jp/opinion/top_new.html

 


【驚愕】30年後、日本はソーラーパネルと巨大風車のゴミ屋敷!再エネ廃棄物問題【設備には寿命】

2013-12-12 | 太陽光発電は危険

 

 

環境省のHPに平成24年度使用済再生可能エネルギー設備のリユース・リサイクル基礎調査委託業務 報告書 というページがあります。

平成24年度に環境省の委託業務で2013 年3 月25 日に三菱総研 環境エネルギー研究本部が出したものです。PDFで3つにわけて、素っ気無く置いてあるだけです。これを見ると再エネというのはゴミ問題なのだということがよくわかるファイルです。

環境省の認識はこちら。↓ https://www.env.go.jp/recycle/recycling/renewable/  環境省HPより 切り取り赤線を引きました。

 

 つまり、もうすでにゴミが出始めているのに、検討中ということなんですね。現時点で確立されていないんです。ゴミが膨大に増えることもわかっている。しかも、温暖化防止の切り札として大宣伝し、莫大な税金を投入して再エネ推進しておきながら、環境省は設備の製造時とゴミ段階では温室効果ガスを排出するとはっきり認めてます。それもこっそり目立たないように。(CO2に関してはまた改めて記事にしようと思います)

再生可能エネルギーを推進する市民は「二酸化炭素出さない!」と言ってますが、原発と同じでウソですね。事実に基づかない国策の嘘!ということでさらに具体的に暴いていきます。

まず風力発電を見ていきます。NEDOの資料よりhttp://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/state/1-01.html

字がちっちゃくてわかりづらいですが2012年段階で、総設置数としては1916基となっています(赤の折れ線)

日本における風力発電導入量の推移 PDFより

 

すでに2012 年3 月末までに99基の風車が撤去されています。国内には使われなくなったまま放置されている風車も存在します。

寿命20年としてますが、1基に億単位の税金を突っ込んで設置したのに、稼働年と設置年を見てもせいぜい10年しか持ってませんよね。しかも、この表はNEDOのページから忽然と消えています。どの地域のどのメーカーの風車が撤去されたか具体的に分かると、無駄遣いな感じがバレてしまうので、都合が悪いから隠したんでしょうね・・・。いつのまにかグラフにすり替えられてました。

日本における風力発電設備 撤去・休止実績(2012 年3 月末時点)

 

追加(上の表を打ち直しました。)

年度別撤去容量の推移  より

 https://www.env.go.jp/recycle/report/h25-03/01.pdf  より巨大風車のゴミの推計。 2029年には年間70万トン!


次は太陽光発電。毎日のようにテレビ、新聞、ネットでCMが流されました。太陽光発電付加金、再エネ賦課金の二重どりで、全国に補助金がばらまかれました。その結果、個人の家、メガソーラー含めて大量のソーラーパネルがいたるところに設置されています。

一般社団法人 太陽光発電協会の資料より JPEA PV OUTLOOK 2030

 

https://www.env.go.jp/recycle/report/h25-03/01.pdf より

「ゴミの排出見込量は2015 年で約7~9 万t/年、2030 年で約25~70 万t/年と推計される」とあります。パネルは設置場所や天候等で寿命が違ってるので、推計に幅がありますが寿命20年とすると 35万トン/年のゴミ

 

 パワコンなどの周辺設備も工業製品ですから当然寿命があります。それらも寿命が来たら全部ゴミになります。


膨大なソーラーパネルと風車のゴミが出るということが、環境省が調べさせたデータ等でも 明らかになっています。脱原発市民にそのことを指摘すると目の色を変えて「原発よりまし!」と返ってきます。

風車のゴミ

●羽(=ブレード)は1 枚3.5 トンもあるグラスファイバー製強化プラスチック⇒産廃(粉砕⇒埋め立て)処分単価は40 万円/本

プラスチックを粉砕して埋めたら毒が出るんじゃないかと思います。

●風車 1 基当たりに使用される潤滑油は300L程度であり、3 年に1 回程度排出⇒産廃

PCBの廃油の処理にも困っていますが、風車でも油のゴミが出るんですね。そういえばつい最近も千葉の廃油処理工場で爆発事故が起きました。廃油って処理が大変なものですよね。

●現状ほとんどが鉛バッテリーであり、電池メーカーの構築しているリサイクルルート(産業用のバッテリーのリサイクルルート)に引き渡している。

鉛は経障害や脳疾患などを起こす超有名毒物。

 

 


 次はソーラーパネルのリサイクルです。ソーラーパネルのリサイクル施設を秋田県と北九州市につくる計画を立てています。本州の端と端につくるということから考えても、六ケ所村の核処理施設と同じで、中央には置きたくない施設ということかな~と感じます。

http://www.dowa-ecoj.jp/sonomichi/solor_recycle/01.html

秋田県⇒東日本PVリサイクルネットワーク構築事業 より

http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1314337707755/files/img-830112609.pdf

秋田県、(財)秋田県資源技術開発機構、マテリアルリソーシング東北(株)、(株)トワダソーラ、山二建設資材(株) 、三菱マテリアル電子化成(株)、DOWAエコシステム(株)

  

北九州市⇒ (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構「太陽光発電システム次世代高性能技術開発プロジェクト(委託事業)」 予算規模5億円

 http://www.ksrp.or.jp/fais/news/2013/02/07/%E5%8D%B0%E5%88%B7%E7%94%A8%E6%9C%AC%E6%96%87.pdf 

北九州市、北九州市立大学、みずほ情報総研株式会社、公益財団法人北九州産業学術推進機構、昭和シェル石油株式会社、株式会社新菱 

 

http://www.dowa-ecoj.jp/sonomichi/solor_recycle/02.html

 秋田県産業労働部資源エネルギー産業課エコタウン班副主幹の松島桂英氏による太陽光発電リサイクルの問題点を転載します。青文字。

(ここから)

太陽光発電システム、太陽電池とも言われますが、大きく分けて、シリコン系と化合物系に分類されます。このうち、結晶シリコン型のものは、国内市場の8割近くのシェアを占めると言われています。

化合物系は、無機化合物の元素を含んだ名前で呼ばれています。

  • InGaAs太陽電池:インジウム-ガリウム-砒素
  • GaAs系太陽電池:ガリウム-砒素
  • CIS系(カルコパイライト系)太陽電池:銅-インジウム-セレン
  • CdTe系太陽電池:カドミウム-テルル

太陽光発電システムには、も回路として使われていますが、非常に薄く塗布されているため含有量はごく少量です。以前はシリコンが高価でしたので、そのシリコンをリサイクルしようと検討したのですが、シリコンと一口に言っても様々な種類や技術的課題があり、有価でのリサイクルは難しいという結論に達しました。

太陽光発電システムの重量の約8割を占めているのは、ガラスです。今は、ガラスのリサイクルに向けての検討を進めています。ガラスを砂の代替品に使うリサイクルは出来るのですが、カスケードリサイクルですし、できれば、ガラスとしてリサイクルしたいと考えています。

まず、封止材(EVA)の除去方法です。
太陽光発電システムは屋外に設置されますので、風雨にさらされても大丈夫なように、とても丈夫に出来ています。
ただ、解体する際にはこれが大変で、封止材という樹脂を除去するのに苦労しています。
焼けば樹脂は飛ばせますが、ガラスとしてのリサイクルが出来るように、違うやり方がないのかを検討しているところです。

(ここまで)


 ということは、現状、ガラスのリサイクルもまだ出来ていないということです。しかも、毒物や公害原因物質として超有名なヒ素、鉛、カドミウムも含むのがソーラーパネル。日本製にはカドミウムは入ってないと再エネ推進者は言いますが、日本でもカドミウムが入ってる海外のメーカー(ファストソーラー社)のものを設置しているところもあるかもしれません。それらがゴミになってくる可能性もある。パッと見似てますからね。区別がつかない。混ざって処理したらどうなるのでしょうか?

リサイクル率はどのくらいでしょうか?試算は76%。残りは完全にゴミですね。76%は加熱して化石燃料使うんですよね~!上の人の話だと76%もリサイクルできる気がしないんですけど・・・太陽光発電協会は新品が売れたらいいんでしょうけどね。

 

 

かんたんに、家を買うとき「電気代が安くなる」って営業トークに乗っかってパネルのっけてますけど、いいんでしょうか?

豊島のような産廃不法投棄事件が起こり、再エネゴミ列島になるか、リサイクルで燃やしまくって、工場周辺の大気汚染公害⇒晩発性の健康被害が続出するような公害事件になるのではないかと、私は真剣に危惧しています。

原発ムラ、再エネムラと廃棄物ムラが重なっていることがわかります。

ゴミのことを考えず目先の売電の損得勘定だけで、こんな高価な電化製品を買うのはエコロジーでもなくエコノミーでもなくエゴ。

http://www.env.go.jp/recycle/report/h25-03/03.pdf  44p

 

 

 

 

 

 追記!

あのちゃんの漫画になりました!  

この日本の今の仕組みに騙されているお母さんばかりではないということです。

私は子供たちに、日本の資源は「自然」なのだということを知らせ、それを残したいと思っています。

 

 

 


山口県にも風力発電がこんなに!「風車は外部電力で回ってる!」山田征さんのお話会のご案内

2013-11-12 | 太陽光発電は危険

http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/energy/electrical-japan/type/7.html.ja 

日本全国の風力発電所一覧地図 より

 

 10:35~

・・・ゆっくりゆっくりすべての風車が同じ速度で回っているのを見ると思うんですが、それは風で回っているわけではなくて、通電して回っているわけです。これは私は自分の考えで言ってるんではなくて風車を建てた人とか建てた業者とかから聞いている確実な情報です。・・・

止まってるとカッコ悪いから回すんですよ・・・

 

 http://ameblo.jp/hiro2361/entry-11673625675.html より転載

山田征さんのお話会~自然エネルギーについて~


山口では4回目となります。山田征さんをお迎えして自然エネルギーのことを詳しくお話してくださいます。

今、山口でも太陽光パネルがあちこちにつくられ、阿東町のほうでは風力発電、下関の沖では洋上風力が作られようとしています。

これらのことについてほとんどの人がよく知らない状態です。今、とっても聞いていただきたい、そして素晴らしい生き方をされてきた山田征さんのお話をぜひお聞きください。


11月28日木曜日 午後6時~ 下関市長府

下関長府公民館2Fの第2研修室20 下関市長府土居の内町1-6 ℡083-246-3413

問合せ:村川 ℡090-2862-1367 

 

11月29日金曜日 午前10時~ 山口市小郡 

小郡東津の正福寺 山口県山口市小郡東津下 ℡083-972-5495   参加費500円
問合せ:おやコマ実行委員  コミヤ ℡090-4484-6724

 

11月29日金曜日 午後5時~ 防府市

空間茶天 山口県防府市上天神町6-17 ℡0835-22-0073

問合せ:浅田 ℡090-5701-1905 

 

11月30日土曜日 午後1時30分~ 萩市

土原三区公会堂 萩市土原三区(サンライフ横)

問合せ:愛 ℡090-3539-4829

 

12月1日日曜日 午後1時~ 阿東町

旧亀山小学校  山口県山口市阿東徳佐上1133番地1133

問合せ:浅田090-5701-1905

※29日以外のお話会は基本カンパ制で行います。東京から手弁当で来てくださる山田征さんのお話を聞いてみて、それぞれのお気持ちをいただけたらと思います。よろしくおねがいします。


グリーンコープ神在太陽光発電所に行ってみた!鎮守の森にメガソーラー。トトロの森が泣いている・・・

2013-11-03 | 太陽光発電は危険

グリーンコープが福岡県糸島市神在地区に建設をすすめていた市民発電所・第1号「神在太陽光発電所」が、9月1日より売電を開始しました。組合員に配布される「共生の時代」の記事の写真と説明ではよくわからなかったので、実際に現地に行って見てきました。

  現地に到着してまず、約2万平方メートルの敷地の広さ、そこに並べられた4228枚の太陽光パネルの数に驚きました。

パノラマにしてみました↓ 下手でごめんなさい。

この場所は、糸島市にある神在神社のほこらのちょうど真裏にあたります。ここは元愛の家自動車教習所の跡地だったそうで、共生の時代によると15年放置されていたそうです。自動車教習所ですからアスファルトの部分と草の部分があります。

雑木や雑草に覆われていた」と共生の時代(327号4p)にも一文が記載されています。共生の時代にはその様子の写真は掲載されてはいません。

そこで私はグーグルマップで調べました。グーグルマップの航空写真にはその証拠があります。この航空写真がいつのものかわかりませんがおそらく工事に入る前でしょう。↓ http://bit.ly/1bOORGr

グリーンコープ生協くまもとの最新情報・取り組み報告 の中にはグリーンコープのHPよりはやや詳しい説明と画像があります。 

「ここに建設するにあたり、地元説明会を行うなど丁寧な対応を行い、地域の方々の意見や要望にも丁寧に対応してきた。その過程の中で次第に地域の方々との関係も深められた。日照を妨げるような木を切ることへの承諾も得られ、地元の方々の理解、協力のもと建設に至った。また、もともとあった土地の地形をできるだけそのまま活用して、最大限敷き詰められる太陽光パネルを設置した。」

とありますが、本文中の画像に関しては、なぜか伐採した巨木の切り株は小さいサイズの写真で、その他の太陽光発電の施設内の写真は何倍も大きいサイズで扱われていました。これでは、どのくらい大きい木が、何本この太陽光発電所のために切り倒されたのかはっきりとはわかりません。

【追記】 今、巨木の切り株の写真を見ると削除されたのか何かわかりませんが出てきませんのでキャプチャーしといた同じものをこちらに貼っておきます。

実際に切り株を見ると直径が80センチもあるような大きな木(おそらくクスノキ)でした。

少なくとも、この敷地が自動車学校だった時には、敷地周囲にあったこの大木は存在しており、この発電所のために今回新たに切り倒されたことは間違いないわけです。

フェンス横の直径80cm以上ある大きな古い切り株。こんな巨木になるのに何年かかったのでしょうか?↑

切り口が新しい切り株が敷地の周囲にいくつもいくつも道に沿って並んでいました。当然ですが売電するための電柱も建てられています。太陽が当たらなくなると困るので敷地の周囲の木が、日当たりをよくするため何本も切られています。

広報いとしま86号に工事関係車両が写っています。http://www.shigetomi.co.jp/ebook/koho130801/index.html#page=3

仮設とは言え、建設用重機、トラックなどの工事関係車両が通る道路も造成されています。

 

 

 

神社地の裏手には、竹林とコナラ、クヌギ、シバグリなどの広葉樹も見られました。ちょうど境目のところに何種類かのどんぐりがたくさん落ちていました。腐葉土をかきちらして造成した形跡。一部赤土も流れ出ていました。どんぐりの木も竹林の竹も境目のところは一部切られていました。

私は神社地の周りの森は、トトロの森のように鎮守の森であり、守るべきものだと考えているので、このような状態を見るとなんとなくやりきれない思いになりました。神在神社の裏はどんぐりが何種類も落ちている本当にトトロの森でした。

15年前にすでに自動車学校が作られていたため敷地内にはアスファルトが敷かれていたとは言え、今回はその周りまでさらに造成した様子。地元の方々に理解してもらったということですすめて完成させていますが、私が現地の周囲を見て歩いて見た限りは、傷跡は痛々しかったです。その自然の痛々しい様子の写真はHPには一切載せず、工事中の遠景写真、竣工セレモニーの華々しい様子と、輝く太陽光パネルの写真。ここにも、「見て見ぬふり」=意図的な無視というものを感じずにはいられませんでした。

せっかく、15年かけてアスファルト以外の場所は森に戻ろうとしていたのに、また傷を広げたようにも思えます。少なくとも航空写真を見る限りにおいては、発電所ができる前の方が木や竹林はもっと残っていました。

グーグルマップで神在神社を検索すると神社境内から写した写真も出てきます。この写真もいつアップロードされたかはわかりませんが、お社の裏手はその段階でもかなり後ろがスカスカした感じです。http://bit.ly/1h93tHE

私が撮った写真↓

 

「鎮守の森のトトロ」 2:35~  「・・・神社っていうのは、社よりもこの森が重要なんですね・・・・・」寺田喜朗先生 

「トトロっていうのは神社のシンボルで表されていて村の鎮守の神様だというふうに見える」と寺田さんは言われています。私もそんな気がします。

本当のエコを目指すなら、生態系を守るために、太陽光パネルを置くのではなく、自動車学校の跡地のアスファルトを剥がしてまずは地面に戻してどんぐりを植えるべきではなかったのかと思いました。こんなふうに早く大きくなるといいけど↓

せっかく自動車教習所がなくなったのなら鎮守の森に戻せばいいのにと思いました。いかにも「もう切り拓いてるんだから有効利用」「ちょうどいい」みたいな論調がおかしいです。共生の時代とかHPなど、どこにも発電所が「大昔からの神社のすぐ裏」ということが書いてないです。これも関係者の見て見ぬふりではないかと思います。 「神在」という地名を無視してる感じもします。 

糸島は玄海原発から約30kmの地点。玄海原発が事故を起こせば、今の福島県の双葉町や大熊町のようになるような場所です。

共生の時代327号にも掲載され、グリーンコープは飯田哲也氏といっしょになって自然エネルギーを推し進めるようにしていますが、組合員の総意ではありません。脱原発と自然エネルギーをセットにするのはおかしいという組合員の意見がどこにも反映されていません。

グリーンコープの職員方の中にも反対意見もあります。https://twitter.com/deathcabfortenG/status/396912480116428800

 

私はもう10年以上組合員を続けています。原発はもちろん反対ですが、太陽光発電にも賛成はしていません。人間の手に余る技術である原子力をやめるためにという方便で、新しく大量生産された発電用装置の工業製品にたよるのは間違いだと私は思います。太陽の光は確かに自然の恵みで「ただ」だけど、発電装置は「ただ」ではないし、化石燃料を大量に使って作るものです。しかも寿命もあります(約20年)。

自然エネルギーは、電気にした段階でもう「自然」ではないのです。だから自然エネルギーも結局は、自然を壊すのです。

この敷地内にも、入口付近に更に研修施設を建設する計画だそうです。(10月スタート3月完成)

太陽光パネルが「原発よりまし」かどうかは、もっとしっかり検討されなければならないのに、あっという間にこんなに巨大な発電所が作られてしまいました。 共生の時代には、組合員のQ&Aがありましたが、回答にはソースが何もなく納得がいく内容ではありませんでした。これについてはまた記事にしていきたいと思います。 

共生の時代には、まったく グリーンコープに都合がいいことしか書いてないなあと正直思いました。http://www.greencoop.or.jp/kyousei/ 


金属スクラップ火災を考える(2)太陽光パネルリサイクル「研究」施設が北九州に!ゴミが全国から大集合!

2013-09-27 | 太陽光発電は危険

http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2302/2302_28.pdf  消防研究センターより画像↑

昨日、金属スクラップ火災の原因の一つとみられるリチウム電池が危ないという記事を書きました。

NHKの番組では昨年、分かっている範囲で全国で20件の金属スクラップ火災が起きてると伝えています。昨年北九州市では8件。福岡市内で2件。博多と北九州で全国の半分の金属スクラップ火災が起きています。それだけ福岡に全国の大半の金属がれきが集まってくるということです。http://scraptimes.net/quotient.html  スクラップ指数(この値が高いと、その地域はスクラップ活動が盛んな傾向にある)

 

右の写真は、若松区南二島  スクラップを運び込む産廃トラックの列 Σ(゜д゜lll)

もう、家電などで電池を大量に使うことを市民が諦めるべきと思います。子供のおもちゃにも電池を入れるタイプが多すぎ。最近、私はガイガーカウンターにすら入れたくない気がしています。IHなんちゃらみたいな家電にもリチウム電池は入ってるだろうし、電池自体が危ない。

太陽光パネルだって太陽「電池」です。そしてオール電化の暮らしを進めるために「スマートハウス」など、ハウスメーカーから売り出されて、いかにも未来のクリーンな住宅みたいな宣伝がされていますが、果たしてそうでしょうか?今後かならず、蓄電池(バッテリー)がついてきます。屋根にも太陽電池、電気をためとく電池、電池、電池・・・もうやばいです。どんだけ危険な電池のゴミが出るんでしょうか?


 太陽光パネル、大量廃棄に備え 環境省が指針作り 2013/7/31

発電した電気を一定の価格で買い取る制度を追い風に普及が進む太陽光発電で、耐用年数を過ぎたパネルが新たな環境汚染を引き起こす恐れが出てきた。パネルには鉛などの有害物質も含まれているが、廃棄方法に関するルールはないためだ。環境省は今後予想される大量処分に備えて、撤去や廃棄の方法を定めたガイドライン(指針)作りに乗り出す。

 処理方法や再資源化への問題点などを議論する検討会を8月2日に設置する。環境省のほか経済産業省、大学教授らで構成し、下部組織となるワーキンググループにはパネルメーカーや施工業者も参加する。今年度内をめどに指針をまとめる。

 2012年7月に始まった固定価格買い取り制度を受けて、各地でメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設が進んでいる。屋根に取り付けて自宅の電力を賄い、余った電力を売る家庭も増えており、資源エネルギー庁によると既に100万世帯を超えている。

 太陽光発電パネルの耐用年数は一般に20~25年程度とされる。日本では1990年代から普及が進み、15年ごろからは加速度的に廃棄が進む。環境省の推計によると、30年には年間で35万トン程度の発電設備が「ごみ」となる見込み。

(中略)

消費者は購入時点では処理費用まで見込んでいない」(廃棄物・リサイクル対策部)ということもあり、処理費用の負担方法についても研究していく方針。回収、処理をメーカーに求めている欧州での例などを参考にしながら、将来的には適切な処理を推進するための法制度化も視野にいれる。(1)メーカーが販売価格に上乗せ(2)消費者が前払いで負担――などの方法を検討していく。

買った方は、ゴミのことを考えていたのでしょうか?簡単に業者に出せば良いと思っているのでしょうか?

太陽光パネルはゴミになったら処理費用は利用者負担の可能性。


 北九州市に、太陽光パネルのリサイクル研究施設が作られます。つまり、北九州(若松地域)というのは

金属スクラップ火災が何度も起こる場所⇒電池など危険な金属ゴミが集まっている⇒太陽光パネルのリサイクル施設を作られる場所

ということです。しかもまだ研究段階。確立してない。あ~こわ。朝日新聞2013年3月4日掲載

以下 、それを請け負う「新菱」という会社のHPより。 http://www.shinryo-gr.com/20130222.html/

菱が付いてるので「三菱」ですね。三菱ケミカルホールディングスグループ。また原発メーカーが 再エネのリサイクルでも儲ける構図。

太陽光パネルリサイクル実験設備がマスコミ公開されました。 http://www.shinryo-gr.com/20130222.html/  より転載

 ←がれきだけでなく、太陽光パネルも燃やす気マンマンの北橋市長(BY管理人)

(ここから)

2月20日(水)、二島地区(北九州市若松区)に設置されている太陽光パネルリサイクル実験設備がマスコミ公開され、北九州市の北橋市長もご視察なさいました。本設備は、北九州市の外郭団体である公益財団法人北九州産業学術推進機構(略称:FAIS)が、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO)の委託を受け設置したもので、当社は機器設計や設備立上げに携わり、今後も設備運転、技術課題・事業化検証、データ収集を担当して参ります。
現在、太陽光発電システムは急速な普及が進んでいますが、耐用年数は約20年で、将来、大量の廃棄物となることが予想されています。
今後の太陽光パネルリサイクルの需要が拡大する場合に備え、リサイクル処理技術の研究・開発を行うため、平成22年から本事業がスタートし、今回公開の運びとなりました。
この設備では、太陽光パネルを加熱処理してガラスや微量の銀等を取り出し、部品の95%の再利用を可能にするもので、4年後の実用化を目指しております。
太陽光パネルリサイクルの本格的な研究設備は国内で初めてということで、多くの報道陣が集まり、関心の高さがうかがえました。

(ここまで) 


 太陽光発電システムのリサイクル研究開発施設の北九州市の報道発表資料
 http://www.ksrp.or.jp/fais/news/2013/02/07/%E5%8D%B0%E5%88%B7%E7%94%A8%E6%9C%AC%E6%96%87.pdf  より 

 

リサイクル装置は、500度の高温で燃やして、ガラスと電極類に分類 」とあります。

燃やす ⇒ 排ガス ⇒ 作業者の曝露+有毒PMが環境へ+リサイクルできないゴミもある

ではないかと思います。

金属スクラップ火災は起きる。太陽光パネルのリサイクル施設はつくられる。今後ますます北九州周辺部の空気は汚れていくでしょう。残念でなりません。 「うすめて吸わせる」国策です。

空気を汚す ⇒ ばいじん ⇒ 肺に取り込む ⇒ 全身に回る ⇒ 健康影響(弱いところに出る) ⇒ 病人発生 ⇒ 公害

リサイクル施設周辺住民の吸う空気を汚して、どこがエコかと思います。2030年に500万枚の太陽光パネルのゴミが出ることを無視して

「脱原発=再生可能エネルギー」と叫ぶ脱原発市民に矛盾しか感じません。「原発よりまし」じゃないです。

追記

そんな北九州市の若松に、メガソーラーが!!( ゜д゜ ) 

 

 

 

 


太陽光パネルは安全だと思ってる方へ見て欲しい情報(2)台風・竜巻でパネルはぶっ飛んでいます!

2013-09-20 | 太陽光発電は危険

http://www.japanupdate.com/2012/10/seasons-strongest-typhoon-bashes-okinawa/

Strong winds ripped solar panel from an apartment building rooftop and threw it on residents’ parked cars in Okinawa City.

 常滑市議会議員 伊藤たつや氏の報告 「台風の影響でメガソーラーのパネルが何枚も飛んでいる。 」

 https://twitter.com/tatsuya115/status/379426436483805185

 日本列島は台風の通り道であることは常識です。なのに、個人住宅の屋根にも企業の敷地にも メガソーラー。ひどい時は山の木を切り倒し山を切り開いて、パネルが置いてあるのを目撃しました。

最近も関東で竜巻が起きました。産経ニュースより

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130903/dst13090314190010-n2.htm

越谷市南荻島地区の浅子富子さん(74)は、屋根の太陽光パネルが壊れ寝室が水浸しに。月明かりを頼りに隣室の居間で一夜を過ごしたが、なかなか眠れなかったという。

 

 

※漫画で分かりやすいよ⇒あのちゃん ディストピアなう    

   太陽光発電の嘘 その1 太陽光発電は災害に強い?  から転載させていただきました。ありがとうございますm(_ _)m

 

上の画像に、パネルかも?と思われるところに赤い印をつけてます。見た感じです。

ふき飛んだ太陽光パネルのガラスはどうなったのか?中身はどうなったのか? まったく報道がありません。売れなくなったら困るので圧力をかけているとしか思えません。災害で壊れたパネルは、産業廃棄物です。東北大震災でも、パネルのゴミがたくさん出たに違いないのですが、報道はありません。怪しい (=_=)

(追記)2015/6/17

日本列島は台風の通り道。自然災害は想定しなければならない国なのに、国中にメガソーラーがある異常事態。

台風の前に周辺のソーラーをチェック!あのちゃんの漫画チラシ ソーラー編 太陽光発電のヒミツ

自然災害で太陽光パネルはあっという間にゴミになる。それなのに何故「災害時のため」のメガソーラー?

群馬で突風。一瞬にしてソーラー発電設備倒壊。太陽光パネル約2000枚がはがれてぐちゃぐちゃ、骨組み散乱。

 

太陽光発電協会はこう言っています。http://www.jpea.gr.jp/pdf/t110318.pdf

 

 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/ 気象庁 竜巻等の突風データベース

 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/stats/bunpu/bunpuzu.html  より 

 

 ああ、日本中、竜巻が起こらないところ、台風が来ないところはありませんよ!それなのに、こんな住宅密集地にソーラーパネルばかりの家で、大丈夫ですか???いいのでしょうか??

保証があるなしではないのです。だって、パネルをのせていて火災や天災被害にあったら、保証してもらったところで、またパネルをのせようなんて普通思いませんよね。

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/8533083/Solar-panels-to-be-fitted-in-all-Japans-new-homes-and-buildings-by-2030.html


太陽光パネルは安全だと思ってる方へ見て欲しい情報(1)太陽光パネルの火事・火災について 

2013-09-19 | 太陽光発電は危険

  

太陽光パネルは、脱原発のための未来のエネルギーだと信じておられる方がほとんどだと思います。

現在日本では、太陽光パネルを普及するために「太陽光発電付加金」が私たちの電気代に上乗せされ、パネルをのせていない人まで強制的に徴収されています。こんな不公平な付加金はまず納得いきません。(※太陽光発電付加金は2014年9月まで。再エネ賦課金に移行)なので太陽光パネルについていろいろ検証してみたいと思います。

まず、パネルで火災は起きてないのかを調べたいと思い、英語と日本語でネット検索してみました。すると大変興味深い結果が出ました。

まず英語で「Solar Panels and Fire」で画像検索すると ⇒   画像が山のように出てきます。

     「Solar Panels and Fire」で動画検索すると⇒ http://bit.ly/1btaFe8  (ドイツとアメリカのニュースを上に紹介)

つまり、太陽光パネルを先に普及させたヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどでは、すでに火災事故がかなり起きているのです。 

 

 そのうちの2011年のオーストラリアの報道を読んでみました。(翻訳は管理人)☟ 

Botched solar panels 'a fire risk'  

しくじったソーラーパネル '火災のリスク' (ダニエル・マーサー 西オーストラリア、金曜日 2011 年 12 月 23 日)

国の電気安全監視の報告によると、西オーストラリアにある数千の屋上太陽光パネルは、潜在的な火災のリスクがあることがわかった。国は設備上の広範囲にわたる欠陥を強調している。

EnergySaftyは本日、260台の家庭用太陽光パネルの検査結果を発表する。これらのパネルは、短期的にも長期的にも安全性に多くのリスクがある不良品の驚異的な割合を示している。太陽電池パネルの12%が誤って配線されており「潜在的に火災の危険性」があることが、6月、西オーストラリアで太陽光パネルの迅速な調査を依頼された報告により明らかになった。

そして設備の11%が、配線の保護が適切にされておらず、最終的に安全上のリスクになる可能性があることがわかった。さらに27%は表示を見落とすといったような小さい瑕疵があった。全体で、検査された太陽電池パネルの半分が何らかの欠陥があった。

EnergySaftyは、この調査結果を受け入れがたい重大な懸念と評し、システムの安全性が不明な場合、太陽電池パネルの所有者に、設置業者または回線ネットワーク運営者に連絡するよう説明した。

監視役理事のドン・サンダース氏は、州と連邦政府の膨大な補助金が、太陽光パネルの需要の増加をあおり、間接的に問題が起きることにつながったと語った。

しかし、大部分は太陽光発電企業と設置者の責任であるとサンダース氏は言った。その企業は、時にいい加減であり、急成長している需要を利用するため手を抜いたのだと。

「システムの販売業者は誰であっても全責任を負っています。」とサンダース氏は言った。「彼らは、あらゆる点で正しい設置工事を提供することになっている。」「業界は圧力をかけられており、もちろん設置工事率が大変高かったとき、手を抜きたいという誘惑がある。」

サンダース氏は、EnergySafety、Western Power、Horizon Powerが悪質な設備に対する警戒感を高め、危険な管理者を取り締まるよう、業界に通知した。

彼はまた、太陽光パネルを購入した家庭と企業に、システムの品質を明記した電気安全証明書を要求するよう主張した。

国立電気通信協会(NECA)の西オーストラリア支部は、この調査結果が太陽光発電設備の設置業者を定めている法律の精査に非常に関係しており、求められていると言った。

カイル・クタシ氏(WA連合総責任者)は、現在の規制が臨時であったか、欠落していると述べた。同氏は、規制当局間のギャップと太陽電池パネルに対する大量の需要が、資格を持たない経験の浅い事業者を市場に誘致していると述べた。

「公認の電気工事請負業者によって行われていない仕事が多くあります」と、クタシ氏は言った。

「我々は、それらの人々が電気契約サービスを宣伝しており、彼らが不法に契約しているのだと言ってきました」「しかし、我々はそれが国家弁護士によって持たれている見解ではないことを伝え続けている。」 

元記事☟

DANIEL MERCER, The West Australian Updated December 23, 2011, 2:50 am

Thousands of rooftop solar panels in WA pose a potential fire risk, according to a report by the State's electricity safety watchdog that highlights widespread defects in the quality of installations.

EnergySafety will release the result today of an audit of 260 household solar panels which reveals a staggering rate of botched jobs, many of which are either an immediate or long-term safety risk.

The report, which was commissioned in June amid the rapid take-up of solar panels in WA, found 12 per cent of solar panels were incorrectly wired and posed "a potential fire hazard".

It also found that 11 per cent of installations had wires which were not properly protected and could eventually become a safety risk.

A further 27 per cent had minor defects such as missing labels.In total, half the solar panels inspected had some form of defect.

Describing the findings as unacceptable and a serious concern, EnergySafety advised anyone with solar panels to contact their installer or network operator if they were unsure about their system's safety.

Don Saunders, the watchdog's acting director, said generous State and Federal government incentives had fuelled the explosion in demand for solar panels and indirectly led to some of the problems.

But Mr Saunders said the lion's share of the blame lay with the solar companies and installers, who were sometimes being lax or cutting corners to capitalise on the booming demand.

"Whoever the seller of the system is has the overarching responsibility," Mr Saunders said.

"They are supposed to deliver an installation that is correct in all respects.

"The industry has been under pressure and, of course, there is this temptation to cut corners when the rate of installation has just been so high."

Mr Saunders put the industry on notice, saying EnergySafety, Western Power and Horizon Power would be increasing their vigilance against dodgy installations and cracking down on rogue operators.

He also urged households and businesses which bought solar panels to demand electricity safety certificates that stipulated their system's quality.

The WA branch of the National Electricity and Communications Association said the findings were hugely concerning and called for an overhaul of the laws governing solar installers.

Kyle Kutasi, the association's WA general manager, said current regulations were ad hoc or missing entirely.

He said regulatory gaps and massive demand for solar panels were enticing unqualified and inexperienced operators into the market.

"There's a large portion of the work that's not being done by licensed electrical contractors," Mr Kutasi said.

"We have been saying for while that those guys are advertising electrical contracting services and therefore they're contracting illegally.

"But we keep being told that that's not the view being held by the State Solicitor."

 

いま日本でも、固定買取制度が行われているので関連業者が爆発的に増え、売電業務を事業に追加する企業もあります。太陽光パネルをのせる住宅や企業が目に見えて増えてきているように思います。ハウスメーカーの家が多い新しい住宅地は、大概、太陽光パネルがあります。

しかし、こういったことが海外で指摘されていることを設置者は知っているのでしょうか?業者のいいなりに投資目的で、補助金を貰い、ホイホイパネルをのっけていいのでしょうか?

アメリカの太陽光パネルの火災の動画を見ると、ものすごく真っ黒な煙が出ています。重金属を含むPM(微粒子)の煙が周辺に漂い、雨が降れば土に落ち、水源地を汚すことは予想できます。化学物質はどうなるのでしょうか?周辺に住む人の健康への影響は?

ファストソーラー製のパネルにはカドミウムが含まれているそうです。しかし、パッと見にはどこのメーカーのものかなんてわかりません。工業製品というのは、燃えたり、廃棄物処理の際に二次災害になるのが恐ろしいところです。

 

北九州市内の公立小学校にも太陽光パネルがあることに驚きました。火災の危険性もありますが、ばいじんが降る街にガラスのパネル?それもどうかと思います。

さて、日本語で「太陽光パネル 火事」で 検索するとどうでしょうか?   http://bit.ly/1btbmEq 

火災の画像はほとんどありません。売る側の営業用の保証の話しか出てこないです。太陽光パネル10年保証って意味ありますか?耐用年数パネル17年。インバーター10年。火事が起こるかもしれないものを新築の家の屋根に置くというメンタリティって・・・・?

火事の画像だと思って開くと、「中国製は品質が悪いので・・・」といったような、おかしな説明がついている記事もありました。

「日本製工業製品は大丈夫だ」というこの楽観視は、原発推進の際にもなされていたことです。科学技術を盲信した傲慢な態度に呆れます。「日本の原発は安全安心、チェルノブイリとは違う」。同じようなことを太陽光パネルでもまだ懲りずに言うんですね~ ( ゜д゜ ) 

日本でも2011年に、6年使用した太陽光パネルで火事になっています。消火活動で消防士が感電する事態。 

いま、固定買取制度に浮かれ、売電の損得計算ばかりして、こういった事故を想定しないことは、大きな問題だと私は思います。この記事の最後に引用しているのでスクロールしてぜひお読みください。


消防庁の認識↓

http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2503/pdf/250326_jimurenraku.pdf

 

アメリカの方が詳しい☟

Fire Operations for Photovoltaic Emergencies

http://osfm.fire.ca.gov/training/pdf/Photovoltaics/Fire%20Ops%20PV%20lo%20resl.pdf#search=%27photovoltaiv%20fire%27

 

【参考】自宅の屋根がソーラーパネルで火事になってしまった人の体験をお読みください(太字強調は管理人)

家が火事に…(前)  より

 (中略)

切り妻の屋根の天辺と外壁の間から、白い煙がもやもやと出ているではありませんか!!!私の頭の中で、匂いと音と煙が一気に結びつきました。どうしたらいいの!?我が家の屋根には、瓦一体型のソーラーパネルが乗っています。

ソーラーシステムの故障が疑われました。ソーラーのメーカーに電話する?いや、取り付けたハウスメーカーに問い合わせるか?先ずは夫に…?受話器を取ると、迷わず、生まれて初めて「119」を押しました。

「火事かどうかわからないんですけど、ベランダに出ると焦げくさくて、パチパチ音がして、屋根のところから白い煙が出ているんです。」と言うようなことを喋ったと思います。

名前や住所など聞かれ、怪我をしているか、火は見えるか、そして火事と言う事でいいですかと聞かれました。 家の中に火の気配は全くなく、匂いもせず、ベランダに出ても、火そのものを確認した訳ではありませんでしたので、火事と言えるのか断定できず、

「火事かどうかわからないです、どうしたらよいかわからないんです」と半泣きで答えました。電話の向こうで、「奥さん、それは火事ですから、すぐに家から避難してください。

隣近所にも火事だと言う事を知らせて回ってください。」と言うのを聞くと私はすぐに、猫部屋の窓を開け、犬を連れて外へ飛び出しました。 

すぐに南側の並びのお宅に知らせ、東側の並びのお宅に走り、チャイムを鳴らしているうちに、うちの屋根から出ていた白い煙が大量の黒い煙に変わり、ものすごい勢いで降りてきて、私は煙に巻かれて目も開けられないほどになりました。

慌てて犬を連れて風上へ逃げ、我が家を見上げると、まだ消防車も到着しないうちに、瓦の間からメラメラと炎が上がり始めたのです。 

家が火事に…(後)  より

消防のサイレンが近くまで来ると、近所の方達が駆けつけてきました。風下のお宅は、離れていても焦げ臭い匂いが風に乗って、いち早く気付いてやってきました。「あんた、どうしちゃったのよ!?」「わかりません、突然屋根から煙が出始めて」

私は、泣きじゃくりながら答えました。瓦の間から炎が出ているのを、どうすることもできず泣きながら見上げ、もうおしまいだと思わずにはいられませんでした。

肩をギュッと抱いてくれる人、一緒に涙ぐんでくれる人、泣いても仕方ないのだから泣くな!と叱る人、みな、近所の方々がそれぞれに私を励まし、慰めてくれました。

消防車や救急車パトカーが続々と到着し、それと同時に、近所で見かけない人たちも集まってきました。最初に到着した消防団のおじさんが、泣きじゃくる私を抱えて、「大丈夫ですよ、ちゃんと消してあげるからね」とおっしゃり、私はただ、「お願いします、お願いします」と泣きました。動揺が激しいという事で、私は救急車に入れられてしまいましたので、

その後の消火の様子は実際に見ていません。犬はお隣の方が看てくれて、猫は自力で脱出したと聞きました。救急車の中で、事情聴取がありました。消防の方、救急の方、警察の方、それぞれに名前、住所、家族構成、火事と気付いた時のことを何回も聞かれました。

特に、警察の方からは、朝起きてから時系列で事細かに行動を尋ねられ、その際に火元となるようなものを使用したかどうかを確認されました。 

そのうちに、消防の方が、ソーラーの電源はどこにあるかと尋ねました。私は、入居してから6年間、ソーラーの電源を触ったことも無く、何となくそれらしきものはあるけれど、それが電源なのかどうかさえ良く分からなかったのです。

なんでも、消防士の方々が、消火活動中に感電していると言われ、驚きました。

ハウスメーカーの人達が呼ばれ、電源は落とされましたが、ソーラーは日が出ている限りは電気を作り続けるようになっているらしく、結局、日が暮れるまで、感電状態は続いたようです。 

消防の方々の、危険と背中合わせの中での活躍のおかげで、ご近所に火が移ると言う事はなく、怪我人も出さずに鎮火することが出来ました。仕事とは言え、大変危険な活動です。本当に、消防の方々に感謝してもしきれません。

ハウスメーカーの方はすぐに、当日の宿泊先を手配してくれました。鎮火後、消防の方ととりあえずの身の回り品を取りに家に入りました。

燃えたのは屋根裏から上だけだったのですが、家の中は散々で、どこもかしこも水浸し、これが我が家かと目を覆いたくなるほどの惨状でした。クローゼットは扉が閉まっていたにもかかわらず、中の衣類は全てびしょぬれ、使えるものは何一つありませんでした。

体の力が抜けて、一瞬、生きる気力を失いました。家族みんな、焦げ臭い匂いをさせて、手配してもらったホテルへ車で向かい、翌日着るものも無かったので、閉まる寸前のヨーカドーで下着やとりあえずの衣類を買い、泣きながら床につきました。

他人の匂いたっぷりのホテルの部屋で、家を失った惨めさを嫌と言うほど実感させられました。その夜はほとんど眠ることができませんでした。