mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

何様のつもり?

2024-04-04 07:08:06 | 日記
 今日(4/4)の朝日新聞の社説。「裁判官の罷免/制度への国民の責任」を読んで、なんでボールがこっちへ飛んでくるのよと思った。
 そういう弾劾裁判が(2年に渡って)行われているってことも知らなかった。そうだよ、知らないってことが、抑々国民の無責任を示してるんだよと言われるかも知れない。どうしてワタシは知らなかったんだろうと、振り返ってみる。
(1)「弾劾裁判」という制度があることは知っていた。何度かその制度が発動されたことも、気づかなかったわけではないが、たいして関心を持たなかった。
(2)でも、SNSの投稿を巡って騒ぎがあったことをワタシは感知していない。
(3)事の発端も経緯も知らないで、今回の判決が出たことはニュースで知った。ほんのちょっと囓っただけ。それも「判決」の詳細を読んでみようという気にならなかった。
 以上である。
 それでも社説を読んだのは、「国民の責任」と見出しにあったから。えっ? オレにも責任あんの? とチラッと感じたってワケだ。
 まず(1)。どうして「弾劾裁判」に、ワタシはさしたる関心を持っていないのか。率直に言うと、同じ穴の狢が目くそ鼻くそを笑うようなことをやってるわいと、日頃思っているからかな。統治体制だって、三権分立って言うけど、形式だけじゃないか。司法だって実質はすっかり行政にしてやられている。法的には三権にも序列があって立法が最高位に立っていることになっているが、国会が司法なんて意に介していないことは日常茶飯事。その国会の現在の為体をみていたら、彼らが統治してるってことが、抑々お笑い種だ。その立法府の多数党のボスと行政の長が兼ねているにもかかわらず、始末を付けられないドタバタ劇はおおよそ統治ってのが、彼奴らの内輪のモノだということをよっく示している。
 立法府の構成員で司法府を弾劾するって、お前さんたち何様のつもりだ? あん。自分たちのことも始末できないで、じっと(世論てものが)収まるのを何もしないで見ているだけの立法府のお偉いさんたちが、何をエラそうに「弾劾」なんてやるバヤイかよと、市井の庶民は内心を振り返っている。
 SNSだって? 知らねえよって、先ず思うよね。
 おいおい、お前さんのこのブログだってSNSだぜと言われるかも知れない。うんうん、もう20年近く前からの狭いワタシの世間の一つだ。もっと広いSNSがあることは知らないわけじゃないが、それの広まりとか深まりとか世間的な波及度合いなど、八十爺は感知していない。せいぜい毎日百人程度が読んでくれているってことくらいのケチな野郎でござんす、だ。
 新聞やTVなどのマス=メディアが取り上げてやいのやいの言ってくれなきゃあ、気づきもしない。そのメディアも、一つの社内でバラツキがあって、いろんな意見がぶつかり合ってるってのならオモシロいと思うが、統治に関しては出来勝負のように、皆さん御意見が揃っている。ま、政治家のように目くそ鼻くそを笑うとまでは言わないが、市井の庶民をほったらかしておいて、立派な言説の丁々発止をなさっているようにみえる。
 気に入らないのは、ときどき思い出したように「国民の責任」とか「制度の瑕疵」なんてことを口にする。
 この社説は、《国会と司法の関係を見守るのは国民の責任である》と結論的に記しているが、何だか自分でも持て余して、「国民」にケツをもってきたような気配じゃないか。「見守る責任」は「選挙で果たせ」ってことかい?
 そんなことで三権(体制)の現在関係が動くような見通しでももってるのかいって、聞きたいよね。もしそうなら、その次元できちんと言葉にしなよ。メディアが投げ出したいほどのモノなら、「国民の責任」がどうにかできるもんじゃないだろうと、だんだん肚が立ってくる。
 この肚立ちは、市井の八十爺には毛ほどの力も無いから、自分に肚を立てているのかも知れない。立法府の議員さまにこそ、メディアは直に言えばいいものを彼奴らを何様と思ってるんだ。そっちにモンクを言ってやれって思うんだよ。こちとら威張るわけじゃないが、「選挙のときだけの主権者」なんだよ。
 えっ? 選挙のときくらい目を覚まして「主権者」面してみろよってか?
 なるほど、そうならそうと、ハッキリそう言ってもらいたいよね。そうすりゃあ、お前どっち向いてモノ言ってんだよって、こちらもケツを捲ることができるんだけどね。