「卒業」する年代

ここ最近、男の子を持つお父さんやお母さんと会話をしていて、ビックリさせられることがある。
それは、今の子ども達って、私達の頃よりも、ヒーローものを「卒業」するのが早くなっているということ。
今日もまた、あるお母さんとそんな会話をしたんだけど、小学校低学年ぐらいの子でも、まだ好きだと言うと、学校で馬鹿にされたりするらしい。

私達の頃はどうだったかと言うと、私が特に良く覚えている話としては、まず、小学校４年生の時、冬場に学校のグラウンドに作られた大きな雪山で、当時放送されていた、「宇宙刑事シャリバン」のごっこ遊びに夢中になっていたことがある。
私自身も凄く楽しんでいたけれど、同級生の中には、シャリバンが乗るマシーン、「モトシャリアン」が発進する際に劇中で流れるBGMや、必殺技「シャリバンクラッシュ」が決まる際のBGMを口ずさみながら楽しんでいた奴がいたのも良く覚えている。

もう一つは、小学校６年生の時だった１９８５年。
この年は、つくば万博が開催された年で、イメージキャラクターだった「コスモ星丸」というキャラをご記憶の方も多いと思われるが、この名前が一般公募されるに際し、私の通っていた学校でも、みんなで考えて応募しようということになった。
で、私が何と書いて応募したかは忘れてしまったのだけど、ハッキリ覚えているのが、同級生で、当時放送されていた「電撃戦隊チェンジマン」の「チェンジドラゴン」の変身前の名前である「剣飛竜（つるぎ・ひりゅう）」と、大マジで書いた奴がいたということ。
つまり、こういうエピソードがあるくらい、私達の頃は、小学校高学年になっても、普通に楽しんでいたものだったので、最近の子ども達の話を聞いていると、ちょっと残念に思ってしまったりもするのだが、それもまあ時代の流れってことで仕方がないのかな。

男の子のことばかり書いてきたけれど、女の子はどうなのかなあ？
たまたま私の場合は、同級生の女子とヒーローの会話をしたり、ごっこ遊びで、女子が戦隊のピンクになったりすることもありましたけどね。

懐かしさと納得と驚き

年末恒例の、仮面ライダーの「MOVIE大戦」、「仮面ライダー×仮面ライダー　フォーゼ＆オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」。函館にしては珍しく、公開と同時に上映になったので、早速観に行ってきた。

今回のこの劇場版は、フォーゼとオーズもさることながら、仮面ライダーＷ、それも翔太郎とフィリップまで登場するということで、Ｗファンとしては凄く楽しみだった。
それだけに、戦闘シーンで、主題歌が流れる中で戦うＷの勇姿と、懐かしい「サイクロン！　ジョーカー！」が聞けたのには、ちょっぴりだけどグッと来てしまった。

懐かしいと言えば、オーズの「♪タ・ト・バ タトバタトバ」もそう。
終ってからまだ４ヶ月しか経っていないのに、何だか凄く懐かしく感じ、これまた感慨深くなってしまった。
それだけ、自分にとって印象に残るフレーズだったのだろうと思う。

オーズと言えば、今回一番の注目点だったのが、何故アンクが復活したのかという、その理由。
これについては、少々強引な気がしないでもなかったが、オーズらしいと思える理由で、かつ、物語の展開にも上手に絡めていたと思えたので、少なくとも私にとっては納得がいった。
これからご覧になる皆さんがどうお感じになるかはわからないですけどね。
後、久しぶりに比奈ちゃんの笑顔が観られて、癒されました。（笑）

今まで、戦隊やライダーの映画を数多く観てきたけれど、今回は、いつになく、「大きいお友達」が多かったようにも感じた。
私のような人もさることながら、ひょっとして、仮面ライダーなでしこ＝美咲撫子効果が大きいのかな？
雑誌に掲載されていた情報として、彼女が高い所を好むということがあったのだけど、その理由は、結構笑えるものがあった。
その理由は弦太朗に関係のある（？）ことなんだけど、上手く作ってるなあと改めて感心。
気になる彼女の正体も、「何それ？」ってことではなく、３つのライダーの世界を繋ぐ物語の鍵となることに上手に絡ませていたと言えると思う。

ということで、全体的に楽しめる内容だったので、もう一回観てもいいかなと、今は思っている。
年末年始に帰省した際、札幌の劇場に観に行く可能性が高いかな？

最後に、ビックリしたニュース。
エンドロールの後、予告編ということで、１月公開の「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」が流れて、「おお！」と思ったけど、何と、この他にもう一つ、凄い映画が来年のGWに公開されるらしい。
何かもう、とどまる所を知らないって感じですな。