北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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30年前に思いを馳せ

2011-12-24 22:22:51 | ロケ地巡り
18日の「冬の遠足」のメインイベントは、東京郊外、東村山市と東大和市に跨る「狭山公園」へ行くことでした。
ここには、三年前にも一度行っているのだけど、その時は改修工事の真っ最中だったため、じっくりと見て歩くことができず、加えて天候も生憎の雨だったので、いずれリベンジしようと思っていた場所でした。








ここも、80年代戦隊シリーズのロケ地としては、定番中の定番なのですが、改修工事でどのように変わったか、それがちょっと心配だ・・・。





入口から整備されている遊歩道。
右側は、志村けんさんでおなじみの「東村山音頭」の歌詞にもある、通称「多摩湖」こと、「村山下貯水池」になっていて、左側は丘陵状になっている。





この遊歩道が使われている場面としては、「電子戦隊デンジマン」第43話「謎なぞ七色レディ」のラストで、デンジレッド=赤城一平が、下の広場で、女性達に空手の稽古をつけているのを、ブルー=青梅大五郎達が見つめるシーンが印象的。





下へ降りてみると、今は立派な通路になっているけれど、かつては一面芝になっていて、「電子戦隊デンジマン」や「太陽戦隊サンバルカン」の戦闘シーンが多く撮影されている。
写真のこの方向では、デンジマン第9話「死を呼ぶ怪奇電話」の戦闘シーンで、ベーダー怪物・デンワラーが、体の一部である大きな受話器を抱えて、デンジマンに向かって突進するシーンが印象的。





逆方向へも一枚。
この方向では、サンバルカン第46話「女隊長のマル秘作戦」(注:実際の表記は、○の中に「秘」の文字が入っている)で、ブラックマグマの女行動隊長・アマゾンキラーが、秘密基地へと潜入すべく、老女に扮装して、戦闘員・マシンマンが化けた暴走族に自分を襲わせるシーンが印象的。





80年代の映像では、このような階段を確認することはできなかった。
映像でこの斜面を見ると、上から中間よりやや下までがコンクリートで、そこから下までが芝になっており、下には緑色のフェンスが設置されているのが確認できるが、デンジマンの名乗りのシーンで、そのコンクリートと芝の中間部分に、デンジマンの五人が立っているのが印象的。





少し離れた場所から一枚。
30年前の景色は、映像で観ただけで実際に見たことは一度もないのに、何だか凄く感慨深く感じられます。








斜面を降りきった場所にある広場。
30年前は、この辺りは樹木が沢山生育していて、そこでもよく戦闘シーンが撮影されていた。
とりわけ印象的なのは、デンジマン最終回「ひびけ希望の鐘よ」の名乗りのシーン(それ以外の回でも使われているが)と、「科学戦隊ダイナマン」のオープニングのダイナブラックのシーン。
もし、ここが当時のままだったら、映像で、ブラックの後ろにある木を特定させたいなあなんてことも思っていたのだけど、残念ながらそれは叶わなかった。





映像とは関係ないけれど、改修工事で樹木が多数伐採されてしまった中、このような立派な木が何本か保存されていたのが凄く印象に残った。
公園のシンボルの一つとして、いつまでも大切にしていってほしいと思う。
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検証は続く

2011-12-24 10:31:37 | ロケ地巡り
志木市へ行ったのは、忘年会翌日の12月18日(日)。
府中市から、友人に車を出していただき、国分寺市で新たに二人と合流し、総勢五名で、「冬の遠足」としゃれこみました。
志木市の前にも一箇所行っているのですが、そこはボリュームが大きいので、別途紹介することとします。





前回の「ぺあも~る」から徒歩圏内にある「志木市民体育館」。
ここも、80年代前半の作品では頻繁に使われた場所らしい。











裏の駐車場に車を置き、まず目に入ったのが、裏手にあるこの階段。
clown様のサイトによると、「太陽戦隊サンバルカン」第44話「大脱走・ヘリ爆破」の
戦闘シーンで使われている場所とのこと。
確かに、階段から飛び降りたり、狭い踊り場をフルに活用して立ち回りを繰り広げたりすれば、凄く迫力あるシーンに仕上がると思う。
最近のシリーズはそういうシーンが少なくなってきているので、少々残念な気もします。





再び遠巻きにして全景。
向かって左側の棟に、次の目的地があった。








奥にある「剣道場」。
「太陽戦隊サンバルカン」のオープニングで、二代目バルイーグル=飛羽高之が打ち込みをし、その後面を取って爽やかな表情を見せる場面で使われている。

チラッと聞いた話として、「科学戦隊ダイナマン」のオープニングで、ダイナレッド=弾北斗が打ち込みをする場面もここではないかというのがあったのだけど、オープニングで使われている場所は、掛け軸の上に日の丸が飾られており、後ろの壁の作りも少々異なるように感じた。
clown様のサイトによると、ここは、サンバルカンが放送された81年当時と全く変わっていないとのことであったので、ここではないのかもしれない。


注:道場の中に扇風機が置かれているのを見て、「おやっ?」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、道場内部のみ、今年の7月に撮影したものです。今回は、施錠されていて中を拝見することはできませんでした。





続いて今度は、三階の観客席へ移動。
そこでは、バスケットボールの試合が開催されていた。








そこで交わされた会話によると、「電子戦隊デンジマン」第43話「謎なぞ七色レディ」で、ベーダー怪物・デスマスクラーと、その手下の刺客たちが、女子剣道チャンピオン・野村五月を拉致しようと現れたシーンで使われているとのことで、写真の黄色い扉・非常口が、デスマスクラー達が中に入ってきたドアではないかとのこと。

また、もう一つの説として、「大戦隊ゴーグルファイブ」のオープニングで、ゴーグルピンク=桃園ミキが、新体操のリボン演技をしている場面もここではないかというのもあるそうだ。
どちらも、今一度じっくりと映像を観て、またの機会にしっかりと確認することとしたい。
ここは東武東上線沿線で、都内からも行き易い場所だし、志木市や、隣の朝霞市には、我々にとって宿題となっている場所も幾つかあるので、これから行く機会はまた作れると思う。
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