デビュー戦

今日は記念すべきデビュー戦。
何のデビューかと言うと、うちの新人戦士が、採用から７ヶ月、
初めて外回りで関係人の方に用地補償の内容について説明することになったのだ。
これまでは、ずっと先輩係員達に付いて回っていたので、
先輩達の仕事ぶりからどれだけのことを学び、身につけ、
それをどう自分の持ち味として発揮してくれるかを楽しみにしていたのだが、
今日の結果は、ちょっと厳しいけど６０点と言ったところだろうか。
初めての出番で気が動転していたのはわかるのだが、
何を端折っても最低限絶対説明しなければならない項目を
危なく説明し忘れそうになったことや、
準備してきた書類に一部不備があったことなどが、
私なりの基準による減点要素。
でも、最後には無事にご契約をいただくことができたので、
これを機に、もっともっと多くのことを身につけて、
更にステップアップしていってくれることを期待している。

とまあ、そんなこんなで新人が着実な歩みを見せている一方で、
今日はベテランの部下の失態にも付き合わされてしまった。
何かと言うと、本来ならとっくに発議していなければならない書類を、
ず～っと長いこと暖め続けていて、その顛末について、
上司から説明を求められる羽目になってしまったのである。
もっとも、これとて彼一人の責任ではなく、上司としての私の管理能力も
問われる問題なのだが、私が心配しているのは、
このことを当の彼がどのように受け止めているのかということ。
きっちり反省し、再発防止に努めてくれるのならよいが、
何事もなかったかのように淡々とされていては、私とて黙ってはいられない話。
（彼はそんな人ではないと信じているが）
何はともあれ、部下の指揮監督と、業務全体の進行管理の難しさを
痛感させられる出来事であった。