自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

★夜空の部分月食 大晦日の「マツケンサンバⅡ」

2021年11月19日 | ⇒トピック往来

   さきほどまで金沢の夜空に浮かぶ部分月食(ほぼ皆既月食)を眺めていた。写真は午後6時9分ごろに自宅2階から撮影したもの。きょうの月の出は午後4時40分ごろで、日没と同じころだった。空が暗くなるに連れて月の欠け具合も進み、すっかり暗くなった午後6時3分ごろが食の最大となった。その後少しづつ月は元の姿と戻りはじめた。午後7時47分ごろに満月の姿に戻った。立冬が過ぎて夜空を見上げることはほとんどなかったが、きょうは珍しく終日晴天に恵まれ、夜までもった。おかげで天体ショーを観察することができた。

   きょうはもう一つ、夜空を見上げるような気持ちになったことがある。NHKの今年の大晦日の番組「紅白歌合戦」で、あの「暴れん坊将軍」の松平健が歌う「マツケンサンバⅡ」が決まったとテレビのニュース番組で紹介されていた。曲がリリースされたのは2004年だが、聴いたのはことし7月が初めてだった。オリンピック開会式のセレモニー楽曲を担当する作曲家グループの1人だった小山田圭吾氏が過去のいじめ告白問題で7月19日に辞任して大騒ぎになったが、そのとき、ヤフー・コメントなどで「マツケンサンバを開会式で」との書き込みを何度か目にした。検索して、「マツケンサンバⅡ」を動画で見て初めて見た。今回の決定もツイッターなどSNSでの「マツケンサンバ待望論」が巻き起こっていたことが背景にあるようだ。  

   サンバのリズムに乗ってテンポよく歌い踊る松平健の後ろでは、腰元と町人風のダンサーたちが乱舞する。サンバは肌を露わにしたダンサーが踊る姿をイメージするが、赤い衣装を着た腰元ダンサーの方がむしろ艶っぽくなまめかしい。さすがに、オリンピックの開会式では時間もなく無理だろうと思ったが、それ以来、家飲みのときにネットで楽しませてもらっている。

   紅白の特別企画での出演なので、おそらくネット動画以上に派手にステージで演出されるに違いない。新型コロナウイスルの感染拡大や東京オリンピックの開催問題、眞子さんと小室圭氏の結婚に絡む問題などいろいろあった2021年だが、「マツケンサンバⅡ」でパッと締めくくりたい。この曲を採用したNHKの番組プロデュサーの気持ちが読めるようだ。

⇒19日(金)夜・金沢の天気     はれ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆「拉致1号事件」から44年 | トップ | ☆横行するフィッシング詐欺メ... »

コメントを投稿

⇒トピック往来」カテゴリの最新記事