自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

★ウォームビスと「青いドレス」

2005年11月12日 | ⇒トピック往来

   ウォームビズの実践を始めた。郊外の丘陵にある金沢大学ではこの春、築280年の古民家を再生し、ここで勤務する我々はなるべく省エネや化石燃料を使わない生活様式を工夫している。この夏は扇風機で十分しのぐことができた。土間が天然のクラーラーになった。そして北陸の冬。体感温度は金沢の街より1度か2度低い。そこでセーターや厚手のズボンを早々と着込んだ。しかし、冬本番はこれからである。折に触れて、ウォームビスの実践記はこのコラムで報告したい。

                 ◇

   11月2日付の「ショート・ショートな話」では、第三次小泉改造内閣の認証式で少子化の担当になった猪口邦子氏の「青いドレス」を話題にした。なぜ「青」だったのかという理由が、「小泉内閣メールマガジン」(10日配信)で分かった。以下、本人の弁である。「・・・長い不況のトンネルの先に見える青い空。小泉構造改革とは、苦労の多いプロセスを一歩一歩推し進めながら、経済のグローバル化という世界共通の試練のなかで、日本が再び青空に出会えるようにするためのものと改めて思い、その閣僚チームに入る喜びがこみ上げてきました。改造内閣発足では、新任の閣僚は皇居にて認証式に臨みますが、そのときの直感で、礼服の色は青空の色!と思ったのです。」

   回りくどい言い方ではある。アメリカやヨーロッパでは青色は公式な場では認められた色だ。亡きダイアナ妃は青のドレスが一番似合っていた。国連の軍縮大使などで活躍しレセプションを数多くこなした猪口氏にとっては青の礼服は常識なのである。おそらく青は好きな色でもあるのだろう。だから、「突然の指名」でとっておきの青のドレスをとっさに選んだ。しかし、認証式では周囲に「黒」が多く、ちょっと浮いて見えたというだけの話である。

   ただ、ドレスの広がりがちょっと目立つ仕立てだったので、とくに、こうして並んで立つとステージ上の「オペラ歌手」にも見えたということだ。マスメディアが騒ぐ話ではない。

 ⇒12日(土)朝・金沢の天気   くもり

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