ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

ソーラーにリチウムイオン電池、チャージコントローラーの設定はデフォルトではだめだった (2017/4/8)

2017年04月08日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
☆彡 Midnite Solar社のThe Kid

 150Wのソーラーパネルを3枚直列にして、アメリカのMidnite Solar社のThe Kidという30Aのチャージコントローラーを設置した。このコントローラーはアルミの鋳物?のシャーシで、これはマリンバージョンという白く塗られていてクラシカルな感じが気に入った。そしてコンパクトなのだ。



 当初はディープサイクルバッテリーを充電していたが、リチウムイオン電池を入れたので配線替えを行った。もちろん、チャージコントローラーはFactory Resetで工場出荷状態に初期化してから、改めてバッテリーのタイプをリチウムに設定したのだ。この時の設定諸元は疑うこともなくデフォルトのまま。

☆彡 フロート充電で6Aも充電している

 ところが充電開始後あまり時間が経っていないにもかかわらずいつの間にかFloat充電モードに移行していて、バッテリーの負荷がほとんどない状態でも6A充電していることがあった。(コントローラーの左についているLEDの中ほどのグリーン表示はフルチャージの表示だ)




 変だなとは思いながらも、一旦は充電の最大電圧まで充電してからバッテリーの電圧が下がり、Floatモードのままで充電電流が増えているのかなと思っていた。でもおかしい。
 そんなある日天気がいいのにソーラーが発電していないということがあった。

 これは結局は端子の接触不良だったわけだが、このトラブル修復の過程でFactory Resetをしてもやはり27.2Vで9.8AのFloat充電モードだった。このFactory Resetの時にチャージコントローラーのリチウムイオン電池の充電デフォルト値がアブソーブ28.0V、フロート27.8Vというのが確認できた。
 そしてこれは0.1V単位で変更できるようだ。


☆彡 リチウムイオン電池の充電設定値を適正にする

 充電の為の適正値はメーカー、ベンダーに聞かなければわからない。特にこのバッテリーにはBMS(バッテリー・マネジメント・システム)が入っているので、それに合わせて設定しないと故障する恐れがある。そこで自宅に戻ってきてから販売元の蓄電システムさんに問い合わせた。アブソーブを29.2V、フロートを27.6Vに設定するのが適正だそうだ。
 何だ、今まで満充電になっていると思っていたが、手前の28.0Vで満充電になったことにして、あとは電圧を下げて補充電していたわけだ。ただ、フロート充電モードでも10A近く充電するというのは何だろう?

 まあ、とりあえずは一件落着だ。

 鉛バッテリーの設定はバッテリータイプとして液式、AGM、ゲル式、カルシウムSMFとあって、これらは世間一般の標準的な設定値をデフォルト値にしているのだろうが、リチウムイオン電池の場合はBMSによっていろいろ違いがあるので、最大電圧を安全サイドの低い数値にしているのではないかと思う。マニュアルにも(バッテリータイプに関係なく)バッテリー製造会社に推奨値を聞けと書いてあったが、英語のマニュアルなので設定メニューの遷移図を追いかけただけでセットしていた。



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