損得なしに、人のためになることをする人は、これは問題なく良い人だ。なにかの見返りをもとめて、するならば、悪いことか、といえば、そうは言えない。
だが、人が悲しんだり、傷ついたり、することをやり、自らの儲けをはかるならば、それははっきりと悪いだろう。
企業が儲からなければ、働く人も良くならないという考え方は、正しそうだが、これは大間違い。働く人のことを念頭に置いて、経営する人と、そうでない人とは雲泥の差がある。
ところが、それが見えない。弱者が声をあげ、暮らしをよくすること、平和を守れと声を上げ、政治について批判されると、はっきり線引きをして、敵対する。反省するということがない。価値観の大元について、話させるならば、そのとんでもないギャップに驚くのではないだろうか。
国家が大事だとか、天皇中心の日本の伝統とか、一人ひとりの幸福を本当には考えていない本音が出てくるのではないだろうか。
自民党の党是が憲法改悪であることを、明確にし始めた。議席をインチキ選挙制度で掠め取って、すき放題にしてきた。いよいよ最後の総仕上げをしようとしている。
どんな国にするつもりか。人びとをどうするつもりか。こんな連中をいつまでものさばらせておいてはいけない。