国際問題や、政治的課題など、自民党一強支配の中で、野党の意見が無視されるような扱いとなっている。政権与党内の論議も伝わってこない。
こんななかでは、安倍氏周辺の思惑が絶大な力を持ち、一人歩きを始めている。官僚の人事権を奪い取り、日本国の進路は、かれらの意向通りに進んでいく。
かれらの基本的姿勢は、どこにあるかが問題である。明確に、日本国を支配する資本、実力者周辺の意向に沿った政策であることは明らかだ。
弱者をこれだけ作りだし、弱者の生活を根底から奪うような動きを放置し、しかも助長してきた。
とんでもない不公平が蔓延し、格差を拡大し、日本の戦後社会を破壊し、日本社会を一部の独占資本家や支配層に奉仕する姿勢を隠さない。
この状況をかえるには、底辺の国民の意見、意向が反映される政治状況をつくることになる。ではどうするのか。
それは、各分野の専門家の意見、ビジョンがもっと語られなければならない。マスコミは、自身の保身に汲々として、国民のことなど眼中にない。
これら専門家の意見など、真に国民のための方策を、もっと流していくべきである。そのことが、マスコミの生きる道でもある。