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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

憲法改悪をどう思うか

2018年09月21日 11時35分55秒 | 思考試行

自衛隊が、どんな風に登場してきたかといえば、最初は軍隊でない、と言っていたのが、小泉首相が、自衛隊を見てくださいよ、これは軍隊ではないですか、憲法がおかしいと言い出した。

品の悪いことである。そもそも戦争に負けて、二度と戦争なんてするもんかという意思が現行憲法にはある。絶対に、国家に戦争させないとした憲法である。これを押し付けられたという。だが、手続きとしては、日本国として、手順を追って、成立したものである。平和を求めていたのである。

そして、その理想は、全人類の模範たるべき内容である。戦争をしないと宣言し、戦力をもたないとし、武力を使わないという憲法は、どこへ出しても恥ずかしくないものである。

韓国や、中国、ロシアがこれを侮り、それぞれ、背景には、日本は全然怖くないと本音のところで思っていたとしても、それが悔しいのか。たしかに悔しい。舐めきったような、その態度こそ、戦争の要因になるべきいやしき品性と言わなくてはならない。

だが、時すぎて、日本国は本音を隠さず、軍備を言い訳からはじめ、憲法を無視して軍隊を持った。そして、表だっては、もはや、そのことを問題にしない風になった。外国の侮りや、現実的な不安が、論理をこえたともいえる。

安倍首相が三選されて、かれはどうしても自衛隊を合憲化したい意欲をはっきりと示し始めた。これは、単に軍隊自衛隊を合憲化するだけではなく、一人前の国家として、場合によっては、武力を使うという意思表示でもある。

規則があるから、できなかったのが、実績を積み上げて、規則があわなくなったから規則を変えようという話である。

これで、今度は戦争放棄とか、戦力をもたないだとか、憲法の根幹をひっくり返して一人前の国家になろうというつもりだろう。そして、若者が行先なく兵隊となって、殺されるわけだ。