空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

何が生きがいとなりうるか

2018年06月29日 17時24分53秒 | 思考試行

結局のところ、自らの名誉、財産、権力となるというのでは、本当の生きがいにはなりえない、というか、こういう人ばかりであると、あまり魅力的な社会とは言えないだろう。

だからといって、こういう自らの欲望にギラギラしている人がまったくいないようでは社会が活性化しないことが予測される。 

健康な競争心は、お互いの努力を高め合うし、結果として、科学技術の進歩や、社会にいい影響をもたらす。競争する気は、さらさらなく、仕方なく生きている人もいるだろう。競争には、他者のこともあり、自己の目標だったり、考え方の標準であるかもしれない。結果、強者と弱者が発生する。

うまく言えば、構成のバランスが大事ということになる。どちらか一色の構成では、うまくいくはずもない。だからといって、強い者が勝ちつづけ、弱者は切り捨てられるままではよくないのも明らかである。

社会全体として、この辺のバランスをとり、弱者を含めて人間社会が、より良くなるように努力しなければならない。

そのなかで、個人の生きがいはどう考えればよいのだろうか。たんに強者の立場にたって、その上で、弱者を救いたいと思うのか、それとも、強者の立場に立つことのみを生きがいとするのか、さもなくば、強者をめざすことなく、弱者のなかで、弱者として、弱者のために生きていくのか。

なにも考えずに、弱者となったら、なったで、弱者としてただ単に、生き抜くと考えるか。なされるまま、生きるのみと考えて、考えることをやめて、その日その日を、なんとなく生きていくか。

どのように生きてもよし、死ぬことをみずから選ぶことだけはやめる、という心構えでいくか、生きてるなかで、ささやかな楽しみを見つけて、それを生きがいとするかなど、選択肢はさまざまにある。

いろいろ考えているうちに、老境を迎え、ただただ息をしているだけとなるのは必至であり、その前に、何らかの、やりたいことをやれたら、それを幸せというのかもしれない。