トランプ大統領と金正恩会談は、思っていたより、いい効果をうみだしそうな雰囲気がある。細かいところまでつめきれなくとも、大筋で、方向性が生まれたということは大きい。
具体化がどれだけ進むかであるが、そもそも、核を持っているものが、自らは捨てようとせず、後から持とうとする国にたいして、一方的にお前は捨てろ、などと主張するところに、無理がある。
自分の捨てるつもりであるから、君も持つなというならわかる。しかも、核を持っていることを背景にしながら、他国へ費用負担を指示したりするなど、完全な属国扱いだが、それも、これも、核をもっているか、いないか、が背景にあるとすれば、人間社会はまだまだだなといわざるを得ない。
論理的には、おかしくとも、現実的には力の強いものが、コントロールして、そのものが、それほど独善的でないならば、よしとしなければならないのかもしれない。
それでも、戦争をするような事態が、突然起こったりしないように、なることはいいことだし、この方向で、世界がいろいろ変化していくことは、望ましい。
ただし、武器の生産をビジネスにしている連中にとっては、好ましい方向ではないことは明らかで、こういう連中の動向には気をつけなければならない。