いずれも、面白い。アメリカ映画のテンポは、日本の映画にはないキレがある。特に女神・・・は、アメリカの政界の実情が垣間見えた感じがある。ドラマ化して、これだけ面白くする能力は大したものである。
日本の良さは、今やどこにあるのか、旧日本軍の復活や、封建社会にあるとは思えないが、さりとて、民主主義についても、本当に根付いているとも言い難い。
いろいろ混ざって、まだ確たるものができていない感がある。むしろ伝統的なものが、外国から「新しいもの」として、評価されつつある面もあって、その良さを確信したい傾向がうまれてきているかもしれない。
観光客が増えて、日本の良さが発見されているようであるが、自覚的なものではないだけに、ガラス細工のような脆さを感じる。理論武装ができていない。自己分析が出来ていないのかもしれない。
科学技術の進歩の成果を、哲学的な分野まで波及させなければならないのではないか。