努力は必要であるが、それが報われないこともある。それをふまえて、最後は、なるようになると考えるほかない。悩むのもよし、迷うのもよし、だが、最後の最後は、そのようの考えておればいい。
パニックのままで、ものごとに対処しては間違う。それなりの覚悟と決意をもって実行にあたる。日本の場合は、過去の経験があっても、それを充分生かしきっていない憾みがある。
国民が本当に、一人前になっていない感じがある。どこか力の強いところになびき、合理的な考え方を強く押し出したりしない傾向がある。
そのために、自民党の有力な連中の価値観は、国民のホンネからみれば相当な乖離があるにもかかわらず、その実態は、あまり表面化せず、怪しい雰囲気が立ち込めているにもかかわらず、これに対して、反発やら抗議という事態がそれほど起きていない。
この状態は極めて不健全であり、今こそ、将来にむけた展望を明示して、世界存続のための哲学、政治勢力が必要となっている。