空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

世界は変わるか変わらないか

2015年08月10日 19時14分34秒 | 思考試行

「日本のいつばん長い日」を見てきた。終戦の最終段階の政府の動向、軍部の動き、本当の史実はどうだったのだろうか。緊迫した事実があったのである。

あのまま、戦争を継続していれば、明らかに、被害はもっと増え、それこそ、日本民族は根絶やしになっていたのかもしれない。

鈴木首相が二度にわたって、「ご聖断」を求めて、終戦へと導いていく。当然すぎることが、なかなかそう簡単にはいかない。

よくぞ終戦にこぎつけたものである。今の日本の状況をみるとき、ここまでよく復興してきたものである。だが、いまなお、世界中で武力抗争は行われており、人類は殺し殺される仕儀を続けている。

これは、いつまで続くのだろうか。人間であるかぎり、このような紛争が終わる時はないのだろうか。あれほどの被害を受けた日本においてさえ、憲法を変えて、戦争のできる国になりたい勢力が、なんと議会で多数を占めている。

戦争なんてしてはいけない。この8月、原爆投下があり、敗戦記念日があり、戦争の危険性に国民の自主的な行動が始まっている。内閣支持率の急落が言われている。マスコミも戦争反対の意見をいい出している。

国民の動きをみて、動かざるを得なくなったのかもしれない。しかし、中国の動きや、何か事が起これば、どっと、状況が変化するかもしれない。一人ひとりが、認識を深め、簡単なアジテーションにのらず賢く行動するとき、世界は、簡単に変わるかもしれない。理不尽な政治が、世論によって、たちいかなくなれば、世の中は変わらざるをえないのである。