空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

ついに母親が壊れ始めた

2015年08月13日 08時42分13秒 | 思考試行

在宅で2年介護、夫婦二人でやってきたが、この5か月ほどは、ようやく特養のロングに入れて、順調にきたのだったが、本人は、やはり家がいいのだろう、不満の態度を顕にしてきた。

ただ、論旨が通らない話しぶりで、耳が遠いのもあるが、それだけではなく、本来、他者のことを思いやるとか、配慮するとかがなく、利己的傾向が強く、また、一旦思い込んだら、頑固に固執する傾向がいよいよ激しくなってきた。

入所当初2か月ほどは、家から近いこともあって、毎日顔をみせるようにしていたが、本人の態度が、こちらが不快を覚える方向へ変化してきたのもあって、土曜日のみの訪問に変えた。そうはいっても、医者の定期診察、ケアマネの訪問、施設からのクスリのことなどあって、週に2日ぐらいの訪問になっていた。

そのことが、お互い新鮮な感じになり、スムースな関係になってきていたのだったが、昨日の訪問では、様子が変わってきた。

表情が険しくなり、「ひと悶着おこさなアカンということか」「その言い方は、人をバカにしている言い方や」など、不満に思う本音を隠さないようになってきた。はっきりしない声で、ボソボソと言う。これは、入所以来初めてのことである。思ってはいるが、言わないという感じはあったのだが。

弟妹よりも、身近でいたし、世話を直接してきたにもかかわらず、感謝することはなく、むしろ何もしていないかのように他者に、ふるまってきた。自分でなんでもやっている、という言い方で、我々をないがしろにしてきた。介護認定の際に、間違っていたと責任者が謝りにきたほどである。

妻は、もう相当昔の話になるが、不当な扱いのことを何度も小生に訴えていたが、その当時は、理解できかねた。

ところが、小生自身、その不公平な扱いを感じることがあり、伯母や周囲の人々には、我々夫婦が何もしていないかのように吹聴していることが理解できてきた。

そうみると、亡くなった父は、祖母の世話をし、基本的に問題のない人生を送ってきたのだが、父方の叔母などには、父は、同じ扱いを受けており、事実と全く違うように伝わっている。

小生の健康のこともあり、我々自体が高齢になってきており、いつまでも、在宅での介護は困難になってきたことから、施設入所に至ってうまい具合にきたのだったが、まあ、問題は起こるということである。

事態の把握ができているから、こちらのメンタルには影響しないが、それでも当たり前に、お互い意思疎通ができ、感謝しあえるようであればいいのは間違いない。

妻の母親は、小生宅でなくなったのだったが、実に問題なく、こちらもいい経験をさせてもらい、また感謝してもらったし、いい思い出になっている。性格はまことに重要である。