戦争をしたいものは誰なのか。これをはっきりしないといけない。今度の戦争法案を推進している政治家は、表に出てきていろいろ言うが、彼らは、背景にいる本当に戦争をおこしたがっている連中の子分みたいなものであると見て間違いないのではと思う。
彼ら自身の面子であるとか、国の政治家意識として、防衛を主張するわけであるが、それも幾ばくかはあるのだろう。だが、もっとも大きいのは、資本であったり、ビジネスであったり、経済だったりする。戦争に持ち込むことに、力関係に優劣があれば、当然のように強者は、自らの主張を強引に押してくる。
戦争へとなだれ込む、そのバランスは、どのように崩れるのか。人類の歴史は、その経緯を充分に知っているのだろうか。膨大な犠牲を払っても、その分析や、戦争回避のための努力はまったく足りない。はたして、真相の深い研究がなされているのだろうか。
教育現場でも、現代史なんて充分には教えられていない。断片的な知識しかないのが実態ではなかろうか。これでは、また戦争を始めても不思議ではない。まず、基本的なことから戦争について研究がされなければならない。遠回りにみえて、これを省略してはならない。