日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
公園でみる動物達 ; “水鳥” & “亀”
先だって、群馬・高崎の高崎公園に行った時、公園片隅のミニ動物園を覗いてきました
ミニミニ動物園の鳥舎は、3舎あり、“孔雀”舎 (仮称)の隣を覗いたら、“水鳥”と“亀”が同居していました
この取り合わせはよく分かりませんが、水辺という事なのでしょうか!?
鳥舎の中に円形の踊り場が作られ、餌場にもなっています
円形餌場の縁には、“ミシシッピーアカミミカメ” が沢山甲羅干しをしていました
水鳥は、“コハクチョウ”と“アヒル”と“カモ”です “アヒル”はともかく、“コハクチョウ”や “カモ” は渡り鳥です ここにいる水鳥はもう渡る力はないので、ここで老後送りなのかも知れませんね
“アカミミカメ”と一緒にのんびり日向ぼっこの様子ですが、なんか哀れさ・寂しさを感じるのは、(私の)傲慢さでしょうか!?
公園に遊びに来た子供たちが、時折やってきて、金網越しに覗いては、色々話しかけていました
でもどうも人気の話し相手は水鳥達でなく、『亀さん!・亀さん!』の連呼です
それに答えてか、あっちむいたり、こっちむいたり・・・、首を長く伸ばしたり、更にはメイン位置へとポジション変えしたりです
“アカミミカメ”君なかなかのタレントぶりというところです
尚、“アカミミカメ”の平均寿命は25~40年だと云われています
“ミシシッピアカミミガメ”は、日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されているのだそうです 要は増えすぎて、日本在来種が駆逐され困っているのですね 一体これは誰が悪いのでしょう
“ヤマボウシ” & 「蜘蛛」
玄関先に植えてある “ヤマボウシ”の花 は、真っ白に開いた花が茶色ぽく変色し、もう終わりになってきました
“ヤマボウシ(山法師、山帽子 )”は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木で、各地の山野に生えています
樹高は5~10mほどになり、葉は対生し、花は初夏(5月下旬~6月中旬)に咲きます “ヤマボウシ”の花は4枚の白い総ほう片が花弁のように見えますが、実際の花は真ん中のいがぐり頭の様に見える、数十個の小花が集まったものです
毎日早朝ウォーキング をしていますが、朝出るときに“ヤマボウシ”の花をなんとなく見ていました
真っ白い総苞片が、鮮やかと云える程に大きく拡がって、中央の黄色みを帯びた集合花が少し咲き始めたある日、苞片の上に、緑色の「蜘蛛」が一匹留まっていました この日は前夜に雨が降り、苞片は露の球が沢山ついていました
毎朝ウォーキングに行く前、なんとなく“ヤマボウシ”の花を見て出かけました
何故か毎日他の花には移動する事なく同じ花にいます
この「蜘蛛」の名前は分りませんが、姿からは「蝿取り蜘蛛」の仲間ではと思うのですが・・・
それにしてもネバリ強く、獲物を狙っています
下の画像 は、見かけてから四日目の姿です
中央の集合花が大分花が咲き、蜜を吸いに来る虫を待っていると思うのですが、こんなで獲物が取れるのでしょうか??
雨が続いて、つい「蜘蛛」君のことも、“ヤマボウシ”の様子も見ないでいました
気がついたら総苞片は、茶色に変わって、集合花は緑色した集合果になろうとしていました
そして「蜘蛛」君の姿が見えなくなっていました
さすがに、待てども餌がとれなかったのでしょうか!? それともべつな狩場に行ったのかな
“ヤマボウシ”のこの果実 はこれから次第に成熟し、9月頃には真っ赤に熟します
万葉集に、作者不詳ですが、“ヤマボウシ”の果実を詠った歌がありました
「この夕(ゆうべ) 柘(つみ)のさ枝の 流れ来(こ)ば 梁(やな)は打たづて 取らずかもあらむ」
柘(つみ)とは、“ヤマホウシ( 山法師)”の事です
歌の意味;
「この夕べに、仙女が化したという柘(つみ)の枝がもし流れてきたならば、梁(魚を捕る仕掛け)を打つような手荒な捕らえ方をしないで、それを取れないものだろうか」
“ヤマホウシ”は、今日6月15日の誕生花です
そして、花言葉は、「 友情 」 です
“ユウマダラエダシャク”という長い名前の「蛾」を見つけました
早朝ウォーキングをしていると、あまり気づかなかった自然の色んなものが見られます
先日、どこぞのお宅の“マサキ”の木の生垣に、白色地に、灰褐色~褐色の斑紋がある「蛾」が、沢山留まっているのを見つけました
初め見つけたときは、デジカメは持っていなかったので撮ることができずにいたのですが、念のためその翌日同じコースを歩いたら、同じように留まっていました・・・『はい!! ぱちり!!』です
名前を調べた所、“ユウマダラエダシャク”という長い名前の“シャクガ”だと知りました
“シャクガ”というのは、通常“シャクトリムシ”と呼んでいる“イモムシ”の成虫です
“シャクトリムシ”は移動するとき、全身を使って長さを測っているように見えることから付けられた名前で何となくユーモラスな動きです
動かない時は体を空中や枝などの上にまっすぐ伸ばして、枝の一部のように見せかけわかりにくい姿勢をとっています・・・「擬態」というのかな?
“シャクトリムシ”は葉や花を食害するので、発生した植物は育たなくなる為、幼虫時に捕殺されます
成虫は花の蜜を吸いますが、年3~4回産卵発生するので、害虫駆除の対象になっているようです
“マサキ”の葉で、お休みの“ユウマダラエダシャク”
“ユウマダラエダシャク”はチョウ目シャクガ科の昆虫です 日中は羽根を開いて暗い葉の上で休み、夕方に活動するそうですから、ウォーキング時に見た“ユウマダラエダシャク”は睡眠中だったのですかね
“ユウマダラエダシャク”の活動期は春(5~7月)と秋(9~10月)で、全長(前翅長)20~30mmくらいです 幼虫(“シャクトリムシ”)時の餌は、ニシキギ科の“マサキ”や“コマユミ”、“ツルマユミ”の葉だそうですから見分けやすいですね
葉に食べられた後が残っていますが、ここで育った“ユウマダラエダシャク”なんですかね
「蛾」はなんとなく好きではありませんが、よく見るとなかなか可愛い感じがしました
今年の早春 ・・・雪の多い早春でした
気がつくと、3月も下旬となってもう春だと感じていいはずなのに、まだ梅の花も満開といかず、気温としては3月上旬の感じです そしてまだ山手の方は雪の情報が聞かれ、周囲の山は雪景色です
しかし昨日あたりはようやく風に暖かさが感じられました
今年2月下旬~3月初め全国的に雪が降りました マイ庭もすっかり雪化粧になり、いつも来る鳥たちもなんか呆然の態で庭の木々で雪を眺めていました
庭に置いたアヒルの人形も、すっかり雪を被っています (2月29日・大雪のパチリ!です )
周りの鉢などのガラクタは、雪ですっかり隠れいい感じ・・・
棒状に出ているのはバラの木です
この日は“ムクドリ”が、群れて飛んできました 甘くないオレンジの樹に、羽根を休めて辺りの雪景色を眺めていました ( 下画像 )
雪に隠れたオレンジの実が美味しく見え、食べようとしているのかも・・・・
窓越しに、ムクドリの所作をパチリ!! しました
よく降る雪に、思案投げ首の態!?です
降りしきった雪で、庭の木々はすっかり化粧されました
庭の土に下りたって、いつも餌を拾っているスズメ達も、この日は餌探しも出来ず、枝に止まって下を眺めるばかり・・・
“ 何想う 雪の白さに 佇みて ” ( ダッペ )
“ 糧あるか 雪見下ろして 元気なく ” ( ダッペ )
この雪は、1~2日でほぼ溶けました
雪の上がった数日後・陽射しが春めいた時、買い物先の産直で見つけた水壷で、“メダカ” が泳ぎだしていました
水奥の藻の色が春の色です 何となく温んできているのを感じます やはり春が近づいているのです
“ジョウビタキ”が、庭にやってきました
急速に寒くなってきました
ぶるっとしながら、朝起きて、ようやく朝の陽射しが庭に射してきた時間帯、最近毎日の様にやってくる小鳥がいます
小鳥の名は、“ジョウビタキ”といい、スズメ目・ツグミ科の渡り鳥です
二三年前から、冬になると我がジャングル庭に現れるようになりました
“ジョウビタキ”は、チベットから中国東北部で繁殖し冬になると日本、中国南部に渡ってきます
図鑑で調べてみると、マイ庭にきている“ジョウビタキ”はオス(?)のようで、胸から腹・尾っぽにかけてのオレンジ色と頭の部分の銀灰色のコントラストがきれいです
体長は約15cmくらいで、体重は約15~20gぐらいだそうで、スズメ大です
平地から低山の明るい開けた場所に生息しているようですが、割に人間に対する警戒心はなく近くで見ることが出来るようで、ガラス戸越しに散らかった鉢の辺にやってきたので、パチリしました
顔つきはなかなかきつい顔つきをしています
非繁殖期の今頃は単独で行動し縄張りを作っているそうで、異性にも縄張りに来ると攻撃をする位だといいますが、そういえばいつも同じような時間に一羽だけ庭にやってきては去っていきます
小さいながら、餌取りしているとき、ヒヨドリが近づいてもあまり逃げないのもそんな気の強さを持っているからなのでしょうか
春先に渡っていく前、嫁さんでも連れてやってこないかな
“ノコンギク(?)” & “ヨメナ(?)”→ 簡単に、“野菊”にくる虫
“野菊”の咲く時期になりました 秋の野山は、“野菊”が、とっても似合ってます
先月(10月)下旬ですが、群馬・榛名山麓の渋川公園に行った折、松林の根元に “ノコンギク” が群落で咲いているのをみつけました
薄紫色の花がなんとも叙情的です
“ノコンギク”の花は10月~11月・野山に咲きます 種類多い野菊の仲間ですから、特徴づけが難しいのですが、しいていうと葉は互生していて、楕円形・上半部にギザギザがあり、両面に毛があります
“ハナアブ”が花に飛んできて、吸蜜していましたが、秋深まる中、虫たちには最後の晩餐になるのかも
“ノコンギク”の花言葉は、「 指導 」、 「 戦い 」、 「 勇敢 」 です
散策 している松林の奥には、“ヨメナ”の花と思うのですが、緑陰の中で白い花が気品ある様子で咲いていました
実は“ヨメナ”と“ノコンギク”の花形はよく似ており、私のいい加減な知識では見極めできません とにかくよく見ると、花びらの枚数、花色の具合、葉縁のギザギザの出来方等違っており、同じ環境で育っているのに、同じ花ではないなと思い、思い込み一杯で、“ヨメナ”だぁ~と決めちゃいました
忘れてました “ヨメナ”の花は普通は薄紫色が多いようで、画像の白花は“シロヨメナ”だと思っています
“ヨメナ”の花に、“ヒメアカタテハ”が吸蜜にやってきました “ヒメアカタテハ”は成虫で越冬できるらしいのですが、“アカタテハ”が樹液などに集まるのとは違って、花のみに集まるそうです 花の少ない冬を越すのはさぞ大変でしょうね
“ヨメナ”を詠った一首を見つけました
“ 朝冷えて 来ていたるなり 初花の ヨメナのひとつ なつかしく咲く ” ( 鳥海 昭子 )
“ヨメナ”の花言葉は、 「 女性の愛情 」、 「 隠れた美しさ 」 です
“ミドリヒョウモン”が一生懸命飛んでました
昨日はちょっとお出かけしちゃって、お休みしちゃいました 毎朝パソコンに向ってブログ作りをしていると、最近は習慣づいて、たまの「さぼり」がなんか妙な感じで落ち着かない気分になります とは云え帰ってきて、今朝パソコンに向い「さて」と思って打とうとしたのですが、今度はなんか堂々巡りの発想しか出来ず調子が戻りません 歳のせいか集中力が落ちたのかなと思ってしまい、ちょっとショックですが・・・
この所めっきり涼しさを感じる日が続くようになってきました 野山の花数も大分減ってきた時期で、虫達も冬に向ってなんか慌しい動きに見えます
先だって出かけた群馬・赤城自然園で、“ヒョウモンチョウ”の吸蜜姿を見かけました あっちヒラヒラ・こっちヒラヒラでなかなかパチリできず、やっと幾つか撮れたものです
“サラシナショウマ” の花に吸蜜している “ミドリヒョウモン” です
“ミドリヒョウモン”は“ヒョウモンチョウ”類の中では分布が最も広く、深山から都市郊外まで見ることが出来ます 因みにマイ菜園でも飛んでくるのですが、なかなか撮れていませんでした
名前の様に、“ミドリヒョウモン”は後翅の裏ちょっと緑色を帯びるのが特徴になっているのですが、画像ではあまりよく分かりませんでした
“ミドリヒョウモン”の飛ぶ時期は、5~6月、9~10月の二季節で、雑木林の中や周辺を活発に飛び回りいろいろの花で吸蜜します 活動の盛んな時は、雨上がりなどでは地上で吸水しているのも見られます
“アザミ” の花でも、夢中で吸蜜していました
“ミドリヒョウモン”は、卵、又は若齢幼虫で冬を越し、春先芽を出した“スミレ”類を食べて大きくなるのだそうです “スミレ”のみを食虫する“ミドリヒョウモン”とはどんな風にして他の植物を食べ分けているのでしょう なんでもないことの中にも、不思議な生命活動があるものですね
尚、成虫の二季性は、春生まれたものは夏は休眠して、秋口からまた飛び回るようです 虫の休眠行動も??です・・・夏バテ防止対策なのかな
時折、翅の破れたチョウが飛んでいるのを見かけますが、生きることの難しさ、大変さが偲ばれ考えさせられます・・・姿・形はともかく一生懸命が大事ですね
“ニラ”の花に集まった虫たち
雑草園になっているマイ菜園の中で、草に負けずに、“ニラ”の花 が沢山咲きました 今の時期は草を懸命に引き抜いて、大根を蒔こうと作業中です 草取りに疲れた時、“ニラ”の真っ白く咲いた花を見ると、ホッとした気分になります
“ニラ”の開花時期は、 8/20頃~10/25頃です “ニラ”の花には、とにかく入れ替わり立ち代り、色んな虫が吸蜜にやってきます 今の時期・目立って咲いている花はあまり周りにないせいなのでしょうか!?
あまり嗅いだことなかったけど、“ニラ”の花って、虫の好きな香りがあるのでしょうか!?
まるで色々な虫たちのディナー場の様相で、差し詰め、マイ菜園は虫のレストランかな
上の画像で、思い思いに吸蜜している虫たちを見てください・・・画像が小さいので分かりにくいけど、8匹ほど映っているのが分るでしょうか!?
万葉集で詠われた東雑歌です
「 きはつくの 岡のくくみら 我摘(つ)めど 籠(こ)にも満たなふ 背なと摘まさね 」
* 注 ; (くくみら=韮)
この意味は 「 きはつくの 岡の‘くくみち’を私一人が、摘んでても カゴ一杯になりません 」 「 それならば、ご主人(?)と一緒に摘んだらどうですか 」・・・恋人と一緒には無理かな
“蓮”の秋の佇まい・・・“赤とんぼ”も飛び始めて
先月初め、群馬・榛名山麓にある「渋川運動公園」の蓮池 で、沢山の“蓮”の花を見ましたが、その後の“蓮”はどうなったか見に行ってきました・・・じつは一週間前の様子です
ノロノロ台風の過ぎ去った影響だと思うのですが、葉が打ち叩かれ敗れたり、折れ曲ったりの状態です これって自然に花が終わると、葉も枯れはじめ、冬に向って秋の装いになってきたのでしょうか!? 花咲いていた時と比べると、ちょっと無惨な姿に思えます
池の中の花が咲いていた跡をさがすと、華麗に咲いていた蓮花は“蓮”の実となって、子孫を残そうとしていました
この“蓮”の実は生食できるのだそうですが、もちろん塩ゆで・炒め物・煮物など色々に利用できるそうです 滋養強壮、疲労回復、精神安定、健胃、下痢止めや、血圧や血中脂肪を下げる健康効果があるといわれ、古代中国では皇帝の貢物になったそうです
赤とんぼが水の上を飛び回っています 蓮の葉の枯れ跡(?)にも赤とんぼが羽根を 赤く染まった蓮の実の上に止まりました 休めていました
この赤とんぼは、“ミヤマアカネ”かなと思うのですが・・・ “ミヤマアカネ”は、7月上旬頃から羽化して、11月頃まで見られるトンボです 秋になったのですね~
“蜘蛛(クモ)”の巣 → 正確には “蜘蛛”の網
雨上がりのある日“蜘蛛(クモ)”が、生垣に巣を張っていました
いつも何気なく見ている“蜘蛛”の巣ですが、よく見るとなかなかきれいだし、ちょっと幻想的な世界を醸しています
生垣の樹の葉に巧みに糸を絡ませ、まるで定置網の様に獲物がくるのを待っているのですが、生憎の雨で網に水滴が付き、まるで水玉の袋です
それにしても“蜘蛛”の糸は、科学的見地からみるとなんかもの凄い秘密がありそうです
“蜘蛛(クモ)”は、通常「虫」と呼ばれる生物種ですが、一般昆虫とは脚の数が8本、頭部と胸部の境界が明確でない事、触覚がない事などから区別されています・・・一般昆虫とは脚の数は6本です それになんと言っても、“蜘蛛”の特徴は糸を出す動物だという事です でも“蜘蛛”のほかにも、カイコや毛虫などの仲間で糸を出す動物・昆虫はいますが…
この糸は「たんぱく質」で出来ており、哺乳動物の体毛とどうやら同じ成分で、「動物性繊維」といえそうです 「動物性繊維」は棉や麻などのセルロース中心の固い「植物性繊維」と比べて、しなやかで丈夫であるという特徴を持っています
「アミノ酸」から「たんぱく質」は作られます 即ち食べ物からアミノ酸はたんぱく質を消化・吸収してできるので、アミノ酸の違いでたんぱく質の性質が変わってきます
緑陰の笹の陰で、幾つ物の“蜘蛛”が「巣」、いや「網」を掛けていました
“蜘蛛”の種類によって、実に多様に網の形や構造が違っています
一般的に“蜘蛛”の網として見られるのは、中央から放射状に引かれた糸(=縦糸という)に、同心円状に細かく糸(=横糸)が張られた構造で、この網形を『円網(えんもう)』と呼ばれています 尚『円網』の外側に縦糸を張る枠に当る糸は、「枠糸(わくい)」というそうです
「網」の中で粘り気があるのは「横糸」で、横糸をよ~く見ると、数珠のように粘球が並んでいるのがわかります “蜘蛛”はこの「横糸」の張り方に工夫をこらしており、螺旋状に張っているのですが、普通「網」の下側の方に粘球数を多くするため、一部を螺旋ではなく、往復した張り方をしているそうです
“蜘蛛”の張る「網」の形には、『円網』以外にさまざまな形がある冒頭の画像は『皿網』と呼ばれる網のようです
『皿網』は、糸を縦横に重ねた薄い膜状の網と、それを支える上下に張られた糸からつくられているそうです さらにこれも幾つか種類があり、膜状部が皿を伏せたような伏せ皿型のもの、下向きにくぼんだ受け皿型のもの、ほぼ水平に広がるシート状のものなどがあり、大抵、施工主の“蜘蛛”は膜状部の中央で、下側にぶら下がっているらしのですが、雨が降るとどこかで雨宿りしているようで、画像では見れませんでした
“蜘蛛”の糸の強度はどのくらいあるのか調べてみたら・・・
引っ張り強度はナイロンよりやや劣りますが、弾性力は約二倍・数字であらわすと、蜘蛛の糸31%に対してナイロン16%だそうです 太さを同じにしての引っ張り強度を他の物質と比べますと、骨や腱、ゴム、植物繊維よりも強く、鋼鉄の半分にも達するそうです・・・でも鋼鉄との比較は技術者の眼からはちょっと??の点がありますが、まぁ~いいか~
それにしても、“蜘蛛”のお腹の中で、こんな凄いものを作る製糸工場があるなんて、信じがたいですね
“鯉” ≠ “野鯉”
最近身近ではあるけど、あっちこっちの河や沼で、“鯉”が泳いでいるのをよく見かけます
マイ菜園のそばに流れる河で泳ぐ “鯉”たち をチョクチョクみてはいるのですが、この河は結構巾広く、それに先だってのノロノロ雨台風の影響で、水嵩が上がり遠くから泳ぐ姿しか見れません
先日群馬・「県立群馬の森公園」の側の河で、悠悠と泳ぎ群れている“鯉”たちを見掛け、パチリ しちゃいました
今は産卵時期ではありませんので、ここでも水量増加で河の中央は流れが速くなっており、淀みで餌取りなのでしょうか!?
見下ろして撮った画像ですので、不鮮明な“鯉”たちの姿ですが、強い流れを避け沢山集まってちょっと一服の感じです
“鯉”はもともと中央アジアが原産とされています その食性は、水草から昆虫、小魚など口に入るものは大抵たべてしまう悪食性の上、環境適応力が高い魚です “鯉”には胃がないそうで、そんなに悪食でよくあんなに大きくなれるし、長寿を保てるとは驚きです
日本いる“鯉”は、どうも二種類いるようだといわれています 養殖され、放流もよく行われている体高の高い“鯉”と、琵琶湖や四万十川のような大きな河に見られる体高の低い“鯉”なのですが、琵琶湖付近の第三紀の地層から化石が発見されている事から、後者の“鯉”は日本古来から自然分布していたと考えられているようです
養殖や放流によって野生繁殖した“鯉”は、正確には“野鯉”と呼ばず、日本古来からいたと思える“鯉”が、本来の“野鯉”だというのだと知りましたが・・・ふぅ~んですね
尚マイ菜園横の河の“鯉”は“鯉”であって、“野鯉”ではないのかも・・・ そして画像の群馬の森の“鯉”も、“野鯉”ではなさそうです
ところで“鯉”は、清流ではすめないそうです・・・この事は、ちょっと面白く感じています
“女郎花(オミナエシ)”に集まった虫たち (^^♪
近所の公園の花壇で、“女郎花(オミナエシ)”が、今盛りです
“オミナエシ”は草丈60cm~1mほどで、とても姿勢がよく、草地に生えているその花姿はとても目立ちます “オミナエシ”の花 は、“粟花(あわばな)”とか“思い草”の別呼び名がある様に、とても優しさを醸してくれる花です
秋の七草・“オミナエシ”の開花は、7月初めから10月初旬まで・・・ 日当たりのいい山野で、黄色い5弁の小花をびっしり咲かせます
いろいろの虫たちが集まって、 一面の黄色い小花の間を思い思いに密漁りしている様子をみると、虫の世界でも“オミナエシ”は人気のようです
“オミナエシ”の花の蜜を求めてやってくる虫たち・いそがしく花の周りをあっちに行ったり、こっちに来たり・・・ 秋風が吹き始め、まだまだ冬への足取りは先とはいえ、寸暇を惜しむように蜜を漁っています
「てんとう虫」が懸命に蜜を吸っていました 「オオチャバネセセリ(?)」が、満足げです
「ハムシ」の仲間だと思うけど??? 「ハナグモ」??の仲間です
余談です
“オミナエシ”は古来から沢山の歌が詠まれています “オミナエシ”の「をみな」は女性一般を意味して、もともとは美女・佳人を言ったそうです
万葉集には14首の歌が詠まれており、秋のきれいな花として詠んでいる歌と、女性を表現している歌とがありますが、どちらも想いが込められ名歌が多いと思います
こんないい歌を、見つけました
『 ひぐらしの 鳴きぬる時は をみなへし 咲きたる野辺(のへ)を 行きつつ見べし 』
意味 : 「 ひぐらしが鳴く時には、女郎花が咲いている野をめぐって眺めるのがいいですよ 」
古今集の名高い遍昭作「名にめでて折れるばかりぞ女郎花われおちにきと人にかたるな」
“蝉”の声が胸に響きます
夏もいよいよ押し迫ってきた感じです・・・と言うか、超ノロノロ台風の影響かあの猛暑を感じなくなってきました 秋に入り始めたのでしょうか!?
庭で毎日鳴いていた蝉が、昨日からぴたりと鳴かなくなり、物悲しさを感じます
この夏自然公園や出先の野山で、いろんな蝉の声を聞きました 鳴き声の先で、どこにいるのか探したのですが、保護色でなかなか見つけることが出来ません
『 みぃん~みんみん…、みぃん~みんみん… ♪ 』
松の樹で鳴く “ミンミン蝉” です
『 お~しぃつくつく、お~しぃ
つくつく…つくつく… ♪ 』
この声は“つくつく法師”ですが、何処にいるか分りますか
いやぁ~実によく隠れています・・・しかも少しづつ幹を廻るように動いています 眼を凝らしてやっと一枚撮れました
『 にぃ~にぃ~にぃ…、にぃ~にぃ~・・・にぃ~・・・♪ 』
“にぃにぃ蝉”の物まねですが、ちょっと言葉の表現が難しいですね
まるで忍者です !! どこにいるか鳴かなかったら、分らないくらいです
この樹は“サクラ”なんですが、“蝉”自身も、自分が同化できる樹を選んでいるのでしょうか!?
“蝉”は昆虫の仲間では結構長寿の虫なのですが、成虫としての生きている期間が1~2週間位しかない為、短い一生と思われがちです
これは幼虫期間(=種類によるが7~10年)は地下で育ち、一生が終わる間際、天敵の多い地上に出て必死に子孫を残こそうとしているのです
天敵とは“クモ“、“カマキリ”、“鳥”と多様で、“蝉”の武器は何もありませんから、唯一体を隠す術が子孫を残す技なんですね
雄蝉が力一杯雌を呼ぶ為、鳴きながらすこしづつ幹を移動し、更に何かを察知すると、すぐ飛び立つ様子は滑稽にもみえますが、生命の必死さが分るにつれ鳴き声が胸に響きます
“シジミチョウ”と“ハギ(萩)”
ノロノロ台風のせいではないでしょうけど、秋めいた感じがしています
秋はなんといっても “萩”の花 がとっても似合っています
先日近くの公園に出かけたら、“萩”の花が咲き出し、「蝶」が幾匹か舞っていました
“萩”の葉に “シジミチョウ” が羽根を休めています
初秋の風を感じながら、駄句一句です
“ シジミチョウの ねぐらになりし 萩の花 ” ( ダッペ )
“ 萩の風 ひらひら下り立つ 蝶が舞う ” ( ダッペ )
“萩”の 花言葉は、 「 想い 」、 「 思案 」、 「 柔軟な精神 」 ・・・です
秋といえば、古くから“萩”の花が親しまれ、「万葉集」では141首もの歌が詠われているそうです
面白いものを見つけました “萩”に留まった“シジミチョウ”の 虫言葉は、「 初めの一歩 」 というのだそうです
「虫言葉」なるものがあったらいいなと思ってましたが、当てはまった虫と言葉はどういう結びつきなのでしょう ・・・こだわる事ではないですね
林縁の「カタツムリ」・・・最近よく見かけます
今年は天候が急変しやすく不安定な日が続くような気がします 気圧の張り出しがかわりやすいのは気流の流れが速いのでしょうか
天候変化とは関係無いと思いますが、最近あまり見る事が少なかった「カタツムリ」をよく見かけます 「カタツムリ」の繁殖と天候は関係あるのでしょうか!?
先日雨上がりの郊外を散策した折、道路横で何匹もの 「カタツムリ」 がゆっくり歩いて(?)いるのを見つけました 「カタツムリ」は国内だけでも数百に及ぶ種類がいるのだそうですが、一束一からげでしか私には見分けがつきません
コンクリートの上を下にたまった落ち葉めがけて、ゆっくり歩いています・・・カタツムリの歩行は歩くでいいのかな 今日の食事はどうやらクヌギの落ち葉みたいです
どんな顔して歩いているのかと近づいてアップしたら、私を察知して、ちょっと目玉(?)を引っ込めちゃいました・・・脅かしてごめん!!
先日、カタツムリは雌雄同体であるので、子孫を残すのにはどうするのかと思い調べてみました
雌雄同体という事は一つの体の中で、精子を作りだす器官と受精する器官があるのですが、交尾した両方が互いに精子をやりとりし、両方が産卵するのだそうです
こうした生殖行為は、移動範囲が狭く互いに出会いの機会が少ないだろうと思える「カタツムリ」ですから、より多くの子孫を残す戦略なのでしょうね!! 尚観察報告によると交尾には2~3時間ぐらいかかり、3~4週間たつと産卵が始まるといいます 鳥類と違って、なんか悠久な感じがとても好もしく感じます
道横の草叢で、大きな「カタツムリ」が“カラスウリ”のつるを伝っていました 目一杯体をのばしゆっくりゆっくり、とてもゆっくり進んでいました・・・目一杯伸びた体は10cmくらいありそうな大きさでした
そうそう・・・別な「カタツムリ」同士がであったとき、交尾はしないのだそうですが、種の保存とはシビアーですね
「カタツムリ」の背負ってるからは殻はなんとも不思議な物体です
貝の仲間ですから、殻の中に閉じこもる事によって身を守る目的ですが、海と違って固く重い殻は活動の妨げになる為、構造が変わってきているようです 殻の表面は石灰質の殻皮で覆われ、これはゴミや汚れを洗いやすくしています また殻皮は彩色され、これが保護色の役目も合わせ持っています
「カタツムリ」の殻をヒントに、防汚効果のある建物の外壁などが開発されているそうですが、それを知ってとても面白く感じてます
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