ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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2009年の映画 ヌルボのベストテン

2009-12-28 17:29:01 | 韓国映画(&その他の映画)
 26日に見逃していた「沈まぬ太陽」を観て、私ヌルボの今年の映画鑑賞は打ち止め。
 1年間で52本観ました。2007年は60本(うち韓国映画14本)、2008年は50本(韓国映画7本)、今年は52本中韓国映画11本、北朝鮮映画7本(7月シネマ・ジャックで集中的に観た)。

 一応、まったく個人的な今年のベストテンを並べてみました。参考に、昨年と一昨年のリストもあげておきます。
 3年とも、1位は動きませんが、2~5位あたりはビミョー。
 今年は韓国映画が5本もランクイン。しかし、これは他の話題作をあまり観ていないということもあるかも・・・。

※観てない主な映画は次のとおり。「愛のむきだし」「ヴィヨンの妻」「空気人形」「サマーウォーズ」「アニエスの浜辺」「バーダー・マインホフ 理想の果てに」「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」「愛を読むひと」「イングロリアス・バスターズ」等。
 とくに今年は「時間がある時には観たい映画をやっていない」という<マーフィーの法則>を何度も痛感しました。


 韓国映画について。「ディア・ピョンヤン」「妻が結婚した」「木浦は港だ」についてはこのブログでコメントしました。

 ポン・ジュノ監督の話題作「母なる証明」はずっしり重たい映画です。キネマ旬報社が今月22日発行した「オールタイム・ベスト 世界遺産200 外国映画篇」でも、何人かがこの作品を<オールタイム・ベスト>の10本中にあげていました。
 ・・・が、私ヌルボの感想は、「何とも言いがたい」です。サスペンスとして見ると「殺人の追憶」の方が軸が明確だし、娯楽(+α)という観点からはもちろん「グエムル 漢江の怪物」だし、共感性なら「ほえる犬は噛まない」だし・・・、その点この作品の基軸は<母のこわさ>ということなんでしょうが、そのこと自体に個人的についていけなかった、ということかもしれません。
 とはいうものの、ポン・ジュノ監督はクリント・イーストウッド同様<はずれのない監督>という評価は変わりません。
 「妻が結婚した」の方を上にしましたが、これは原作の力が大きく(あ、ソン・イェジンの力も・・・)、映画自体のパワーでいえば「母なる証明」が上でしょう。

赤色は韓国映画または韓国・北朝鮮に関係する映画です。

[2009年]
①グラン・トリノ
ディア・ピョンヤン(日)
妻が結婚した
母なる証明
チェイサー
⑥チェンジリング
⑦劔岳 点の記(日)
⑧チョコレート・ファイター
⑨戦場のワルツ
牛の鈴音
次点:ディア・ドクター(日)、木浦は港だ

[2008年]①ダークナイト②パコと魔法の絵本(日)③ウリハッキョ(日)④休暇(日)⑤シークレット・サンシャイン⑥ラスト・コーション⑦接吻(日)⑧おくりびと(日)⑨闇の子供たち(日)⑩火垂るの墓・実写版(日)

[2007年]①世界最速のインディアン②パンズ・ラビリンス③キサラギ(日)④ドリームガールズ⑤それでも僕はやっていない(日)⑥夕凪の街 桜の国(日)⑦幸福(しあわせ)のスイッチ(日)⑧檸檬の頃(日)⑨幸福(こうふく)の食卓(日)⑩私たちの幸せな時間

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