ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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映画「石ころの夢」で韓国語の勉強

2010-06-03 20:27:44 | 韓国語あれこれ
 直前の記事で紹介した日韓合作映画「石ころの夢」を観ていて、韓国語関係で気づいたこと、後で調べたこと等を列挙します。

・サンファンが車中で子どもに問を発します。「人生とは何か?(삶은 뭐냐?)」
 サンファンはゆで玉子を取り出して言います。「삶은 계란」
 「삶은 계란」は、「人生は、玉子」と、「ゆで玉子」をかけています。

・ジェヨン「ラーメン、伸びるよ」「라면 불어요」なんですねー。原型は붇다(ㄷ変)で、「ふやける」の意。

・イ・ハナ「毎日のように・・・」「맨날(メンナル)・・・」と言ってました。辞書には맨날は(俗)とあり、「만날(マンナル)」が本来の言葉のようです。しかし、韓国サイトをいくつか見てみると、만날の方がぎごちない(어색하다)と感じる方がふつうのようです。意味的に「毎(매)」という漢字を想起するから・・・と分析しているサイトや、「만날同様、맨날も間違いではないと認めよ」と主張しているサイトもありました。

・ジェヨンがサンファンに話しかけます。「監督さん!(감독님!)」。
 日本語なら「何だ?」なので「뭐냐?」とでも言いたくなりますが、
 サンファン「왜?」なんですね。 サンファンが「이하나」と呼びかけて、イ・ハナが「왜?」と答える場面もありました。
 「왜」を辞書で引いても「なぜ。何で。どうして」しか載ってないのに・・・。
 私ヌルボ、実はこの答え方をわりと最近教わったのですが、これって中級? それとも初級?
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中園ミホ脚本:チャ・インピョ主演「石ころの夢」はおもしろかった!

2010-06-03 20:13:09 | 韓国映画(&その他の映画)
 シネマコリアのサイトで、先週土曜日から<テレシネマ7>という日韓共同制作の映画7作品が全国のTOHOシネマズ系の映画館で上映されていることを知り、さっそく「石ころの夢」という映画を観てきました。

 <テレシネマ7>は、日本の人気脚本家がオリジナル作品を書き、韓国の人気俳優・監督で、「国境を越えて同じ感動を共有できるような作品を目指し制作」するという趣旨で、韓国では昨年11月に劇場公開。

 そういえば、その頃の韓国での興行成績で北川悦吏子脚本の「天国の郵便配達人」や大石静脚本の「顔と心と恋の関係」(原題は「私の目に豆の殻」)がベストテンに入ってましたね。

 さて、この「石ころの夢(돌멩이의 꿈)」ですが、観に行って正解でした。これはオススメです! さすが中園ミホさん、最後まで引きつける展開で、見応えあり。

 主演はチャ・インピョ。実は昨日「クロッシング」を観た(2回目)ので、2日連続です。これでドラマ「英雄時代」の続きを観なくちゃならないので、どこまでも彼との縁は切れそうもありません。

 ストーリーは<テレシネマ7>のサイトで見てみてください、ということにします。(←手抜きです、はい・・・) 

 チャ・インピョの役どころは三流コメディアンのサンファン。偶然託された小さい子どもジェヨンを、実の母の下にとどけるというロードムービーで、東海(トンヘ)の海岸とか、太白(テビェク)のカジノとか、あ、そこにたどりつく前に、私ヌルボの知らなかった太白風力発電団地なんて所があるんですねー。風車がたくさん並んでるんですよ・・・。
 水原にも行くのですが、水原出身のパク・チソンが2002年ワールドカップでの活躍を称えて名付けられたパク・チソン通りというのがあるんですね。

   
     【太白のカジノの近くにこういう所があるんですね。

 チャ・インピョ氏、熱演してます。「キャット」のメイクでステージに立ったり等々。
 かつて「ミス・サイゴン」の主役だった女優イ・ハナが今は落ちぶれて・・・というヒロイン役はキム・ヒョジン
Innolifeのサイト中の紹介記事に「時には可愛くて、時には女の色気がただよう不思議な雰囲気が感じ取れる」とありましたが、そのとおり。いいフンイキで◎。

 冒頭で、いきなり<チャン・ギハと顔たち>のライブシーンが出てきてびっくり。出番はここだけだったですが・・・。
 ※やってた曲目は「달이차오른다 가자」。(←YouTubeで聴けます。)
 セリフ中ではわざと<チャン・ギハと子どもたち>と間違えてたようです。※<ソテジと子どもたち>と混同。

 ラストはギリギリまでどうなることかと・・・。
 上映期間が短く、それも1日1回だけというのが残念です。

 韓国語関係で気づいた点は別記事にします。
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