学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学の中間領域を研究。

0152 鎌倉遺文研究会第264回例会参加の記、付 第96回例会の思い出

2024-08-31 | 鈴木小太郎チャンネル「学問空間」
第152回配信です。


一、鎌倉遺文研究会

https://assoc-kamakura.w.waseda.jp/

第96回 2003年11月29日 鈴木小太郎 「『増鏡』の作者と成立年代について」
https://assoc-kamakura.w.waseda.jp/%e4%be%8b%e4%bc%9a%e8%a8%98%e9%8c%b2/


二、第264回例会

日時:2024年8月24日(土)16:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第7会議室
報告者:亀田俊和氏
題目:「『太平記』史観の総合的研究ー歴史学と文学の融合を目指してー」

https://x.com/chikunda1882/status/1826922187221323784

目的:「歴史学と文学の融合を目指し、その一手段として『太平記』史観の問題を検討する」

『太平記』史観とは?
「『太平記』が紡ぎ出す物語・視座(物の見方・『太平記』的な見方」(谷口2020)

日文研シンポジウム「投企する太平記―歴史・物語・思想」〔2020-11-14〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/da9d7cd6c627aa7d42306b2c13c72d96

亀田氏の研究手法
1 『太平記』全話を網羅的に検討し、『太平記』史観とされてきたものを検出する。
2 それらの『太平記』史観を以下のように分類
 ①他の史料等により、再検討を要する史観
 ②誤りや誇張はあっても概ね史実と認められ、ほぼ妥当と認定できる史観
 ③史料的制約などの理由により真偽不明の史実に基づく史観
3 個別の史観をいくつか取り上げ、文学など他分野の研究も援用し、多面的に考察
4 『太平記』史観の法則や傾向などをある程度出したい


三、個人的に特に関心を持った点

・作者論と「『太平記』史観」の関係
・今川了俊『難太平記』が示唆する幕府介入の実態
・延暦寺無用論(巻十八の十三「比叡山開闢の事」

『古典の未来学』を読んでみた。(その1)~(その6)〔2020-12-17〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/384b125bc3a1a4f2d42f4d21b9b6385d
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/76d31174f58bfb3065b1071440cafd73
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/c8057e72256cb89a1fd65390eb8e20d6
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/447d127d0730cf882b249833b4dc329e
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/969a55492ae6704d9c2a1b07dc5989a7
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/3fafc43a5b77355ee906434193e6fb35

0083 「太平記史観」について(その1)〔2024-05-07〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/accb1e5fd424050340428d18ce4ae12f
0084 「太平記史観」について(その2)〔2024-05-08〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/862767e9de4731e704f12d62c2176317
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