裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

霧の森 バロック音楽 そして・・・

2010年12月14日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

朝から霧が深い。窓の外の景色を眺めていると突然、頭の中に音楽が流れる・・・風景と音楽がつながってしまった。

コルボ、ローザンヌのLP8枚に及ぶ長大なモンテベルディー、倫理的宗教的な森。

薪ストーブの炎を見ながら駆け巡る思いは次から次、このLPを手に入れた頃の事、ライナーノートによれば1969年、その頃は・・・

バロック音楽に夢中だった・・・ヴィヴァルディ、テレマン、コレルリ、クープラン・・・

そしてバロック音楽の夕べ、めちゃめちゃに忙しい、それでも何とか時間をやり繰りし、出向いた銀座山野楽器7階?小ホール、月一度開催のサロンコンサート、小林道夫のチェンバロ演奏の事など・・・

思い出は次から次、時としてモンティベルディーが耳から消えてしまう。

必然的に聴くバロック音楽はバッハへ、そしてシュッツ、ガブリエーリ、モンテベルディー・・・へと

シュッツのマタイ受難曲の衝撃、ガブリエーリのイントナツィオーネのことなど。

モンテベルディー、ガブリエーリ、ヴィヴァルディとなるとヴェネツィア、サン・マルコ大聖堂・・・

サン・マルコ大聖堂に一度では満足できず、再度足を運んだことなど駆け巡る思い出は次から次・・・

窓の外、いつしか霧はすっかりきえてしまった。冬枯れの森が遠くまで見通せる、雲のかかった磐梯山が樹間からうっすら見える。

 

 

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