裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

家を建てる

2014年03月31日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

一日がかりで家を建てる。Bird house、家といっても野鳥の家。

何年ぶりだろうか、野鳥の家を作るのは。ワインの空き箱、3箱そのために捨てずいた・・・

木箱に焼印されたお気に入りのワインCHATEAU LANESSAN、その焼印を生かしてバードハウスを作りたかった。

屋外は寒い強い風が吹いている。ワインの空き箱を作業台にして室内で作業開始。

板を割らないように丁寧に釘を抜く。厚さ1㎝の薄板にもかかわらず実に正確な仕事で丈夫に作られているいることに驚く。

簡単な設計図を書き、板を切り始める。座り込み、まるで指物師にでもなったつもりで正確に、丁寧に・・・

板が割れぬようドリルで正確に穴をあけてからビスで止める。重要な入り口の穴は30㎜、買い揃えていたホールソーで丁寧に穿つ。

夕方4時過ぎ、遠いフランスから届いた板を使って一日がかり、不器用な大工が一軒の家をやっと建て終えた。

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今日も那須へ

2014年03月28日 | Geranium(ゲラニウム)

天気がよい。

家にじっとしていられない。朝食もそこそこに家を出る。

向かう先は那須、高速は利用しない。湖南から白河に抜け、那須に向かう最短コース、気持ちよいドライブコースだ。

いつものヒロガーデン、そしてコピスガーデン、お目当てはゲラニウム、花の苗、バラの苗。

新しいゲラ二ウムが入荷している。フランス生まれの新しいゲラニウム、Sandrine(サンドリーヌ、procurrens×psirostemonのハイブリット)、

花はAnn Folkard に似ているがはるかに大きいという。

そしてライラックアイス(Geranium Lilac Ice)、ロザニー(Rozanne)の突然変異種、薄いピンクの魅力的な花色のゲラニウムだ。

最近は日本でも魅力的な新しいゲラニウムがいとも簡単に手に入る環境になった。数年前には考えられないこと、本当に幸せである。

Geranium renardii追加、sanguineum vision light pink、 たくさん芽のついた白い花のピオニー、ダチェスドネムール、ハイブリット・ジキタリス、

エキナセア・シャイアンスピリット、その他多数。

ゆったりいつもの石心の蕎麦を味わい、草花を満載し、春を満喫した喜びとともに、家路につく。

那須は気温18℃、ツバメを見、ウグイスの初音を聞くほど暖かかった。

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どこかで春が

2014年03月27日 | Roses

 雪解け急。

だが裏磐梯の春は、桜の花がほころびるのは一ヶ月以上、まだまだ先。

どこかで春が生まれてる。

どこかで水が流れ出す。

山の3月春風吹いて

どこかで春が生まれてる。

今の裏磐梯はちょうどそんな季節、

春よ来い、早く来い。

待ち遠しい春、雪国に暮らすものにとっての心からの願いだ。


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ミヤマオダマキ

2014年03月23日 | 若き日の思い出

しつこい春の雪が昼過ぎやっと止んだ。

雲間から強い春の日差し、一週間ほど前に福島の園芸店で買った窓辺のミヤマオダマキが花開く。

咲いた花は純白、見つけた瞬間、うれしさのあまりよく見ないで選んでしまった。

すぐに青花を買いに行くことになるだろう。

庭にはいろいろの種類の園芸種のオダマキがある。だがいずれもミヤマオダマキの美しさには遠く及ばない。

この花には強い思い入れがある、忘れがたき遠い日の思い出がある。

私のもっとも愛する山、白馬岳。信州、越中、越後側から、その頂に立った回数は数え切れない。

社会人になってからの休暇は3日、山中2泊がやっと。夏休みは決まって白馬、雪倉、朝日岳のコースを歩いていた。

そんな中のいつの日か、霧の深い日があった。大雪渓を登りきった時、霧に見え隠れする杓子菱目指し、そのまま直登してしまおう、そんな気分になる。

霧の流れる中に展開した天上のお花畑、どこまで続くか、広大、今までに出会ったことのない美しき高嶺の花々、夢心地、まさに天国をさまよい歩いている思い・・・

霧にまぎれて不法に迷い込んだお花畑、とりわけ美しい一叢、それがミヤマオダマキの一叢だった・・・

40年、白馬岳に登っていない、花々咲き乱れる初夏、今年は是非と思う。

白馬岳から旭岳裾野を回り込み、ダイレクトに長池を目指して彷徨う。それは山々に囲まれた信じられないほど見事な秘密の花園を彷徨うということだ、そしてコマクサ咲き乱れる雪倉岳。

夕暮れの朝日岳、日本海に沈む太陽、浮かぶ漁火のきらめき、薄暗いランプの灯火の下、薪ストーブを囲み寡黙にウイスキーを啜る。

そんな世界、今でもあるだろうか・・・

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近づく春の足音

2014年03月18日 | 日常生活

今年の裏磐梯の雪解けは遅れている。まだまだ雪に囲まれた生活は続く。

だが日々確実に近づく春を感じることができる。早い夜明け、強い日差し、小鳥のさえずり、木々をすりぬける風の音に、木々が激しく大地の水分を吸い上げている音が聞こえてきそうな・・・

家にじっとしていることができない。春の中に飛び出したくて昨日は遠出、水戸、偕楽園の観梅。

快晴、暖かい。上着は要らない。

満開の白梅、紅梅、園内は花の香りに満ちていた。

昨日の遠出は成功だった。

そして今日の裏磐梯、今も静かに暖かい春の雨が降り続いている。

残雪をどんどん融かしてほしい。

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寒い日 続く

2014年03月10日 | 庭の野鳥・野生動物・昆虫

雪降り続く。寒い。

春を思わせる暖かい日が数日あったので気が緩み、この冷え込みにいつも以上に厳しい寒さを感じてしまう。

庭にやってくる野鳥たちにとっても同じ、気が緩んだ後の戻りの厳しい寒さ、こんな時期に一番命を落とす危険がある。

窓辺のモーツアルト、コーネリアのたくさんあった赤いローズヒップがいつの間にかすべて食べつくされている。

今日も厳しい風雪、ヒヨドリは必死で束ねられたフランシスEレスターの枝の中から残り少ないローズヒップをついばんでいる。

今年は庭にやってくる小鳥たちのためにワインの空き箱を利用してしばらくやめていたバードハウスを作ってやろうと思う。

すでに入り口の穴を開ける工具も買い揃えてある・・・

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弥生 3月・・・

2014年03月04日 | Gardening

日に日に日暮れが遅くなり、日差しが強くなる、過ぎ行く時、ああ、なんと早いことか、早3月・・・心逸る。

那須、オープンしたばかりの園芸店に行く。

人影まばら、だがたくさん並べられた草花の苗に心弾む。

早速、妻が入荷されたばかりのゲラニウム・レナルディ(renardii)を見つける。

このゲラニウムがとても好きだ。レナルディから生まれたスティファニー、フィリップ・バッペルの美しさに心酔している

サンギニウム・アルバ、そしてビルウォリス、すでに庭にあるものばかりだがもっともっとと思うものばかりだ。

その他たくさんの苗を買い入れ家路につく。湖南の道、夕暮れのきらきらした早春の輝きが猪苗代湖の湖面に揺れる。

これから春の香りに満ちあふれた園芸店通いが増えることになろう。幸せなことだ。

Geranium renardiiGeranium renar

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