久しぶりに買ったCourvoisier Napoleon、なんと4,000円もしない。それで買うことができる。
酒を飲み始めた頃、先輩の家で惜しげもなく振舞ってくれたコニャック、それがこのナポレオンだった。クルボアジェのナポレオンだった。
コニャックの代名詞 Napoleon、私の中の高級酒の代名詞がNapoleon・・・だった、このボトルだった。
安酒を飲みあさっていた時代、Napoleonのボトルは応接間のサイドボードの棚に鎮座しているのを、
バーの上の棚に恭しくおかれているのを見上げるのがせいぜいだった。まさに垂涎の的・・・
初めてNapoleonを口にしたときの感激、衝撃、この世にこんなうまい酒があるのだ・・・
日本は本当に豊かになったと思う。いまやXOだのバカラクリスタル入りの10万を超えるコニャックを平気で飲んでいる。
Courvoisier Napoleonを改めてじっくり見る。そしてそのボトルの美しさ、風格に感心する。
ゆっくり封を切り、グラスに注ぎ味わっている。
残念ながら初めて飲んだ遠い日のあの感激はない・・・・・・